魔入りました!入間くん298話ネタバレ感想!宿敵な大先輩の助言!

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そしてハイランク悪魔たちが密かに進めていた「魔界の新時代」の準備がいよいよ始まる・・・!
アニメイトカフェにて「入間くん」×「魔主役」のコラボカフェが4/26から池袋3号店と名古屋2号店にてスタート!!さらに!4/27からはマリオンクレープにてサンリオキャラクター×「入間くん」のコラボ商品も登場!!

フェンリルもといナルニアを、ほとんどの交渉が魔術で行われる夜会であえてビンタという物理で沈めたアムリリス。「候補でしかない貴方が現13冠の獲物に手を出すとは無粋」そう言われその場は謝罪したナルニアだが、本心はやはり「13冠になって人間を排除する」ことに燃えていて・・・!?💦

そんな「魔入りました!入間くん」298話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

入間を恐怖に陥れたナルニアをビンタしたアムリリス!秘密の夜会ではほとんどの交渉が魔術で行われる中、シンプルな物理攻撃を現13冠色頭がしたとなり会場は大いに沸いた👏

そんな中、アムリリスは顔を押さえうずくまるナルニアに近づき「盗聴防止」を使って物申す。「魔関署の番犬さん、貴方の仕事ぶりや13冠候補に選ばれた実力も聞いてる。けど、貴方はまだ13冠じゃない。候補でしかない貴方が現13冠色頭のお気に入りに手を出して許されるとでも?アムリリスは大きな蛇のオーラで入間を護り、ナルニアを見下ろし威嚇。

と、ナルニアからも大きなケルベロスのオーラが現れ蛇に唸り声を上げる。その中で一瞬現れたのは、カルエゴ先生に似た、しかしさらに厳しい目をした一人の男性・・・入間が「えっ」と思った瞬間、ケルベロスは消え彼はまた「フェンリル」の姿になって立ち上がった。

「申し訳ありませんでした。レディへの不敬行為、ここに深く謝罪します」
「ジェントルも。気になることは厳密に話し合いたいタチでして、怖がらせてしまってすいません」

フェンリルはそう言って一時お手洗いへ。胸を張るアムリリスにアスモデウスとアメリ会長が駆け寄るも「叩きたかったから叩いた、それだけ。どんな我儘も許されるのが13冠の特権だもの♡」入間には何も言わせなかったアムリリス。もしかして彼女もまた入間の正体には気付いているのか・・・?

その頃ナルニアは1人「さすがは色頭、勝手にケルベロスが威嚇に出て来るとは」と呟いていた。そして「今はまだ13冠じゃないが、どんな我儘も許される13冠になったその時は・・・この時を待ちわびていた!」ナルニアは「悪魔しかいらない魔界」「人間は消す」野望を叶えるため不敵に笑う・・・

次はいよいよ新13冠発表!一体誰が選ばれるのか・・・

魔入りました!入間くん298話ネタバレ

意外な救世主?

フェンリルと名乗った男が実は魔関署特別警備長ナルニアで、人間を毛嫌いしていることを本人である入間にぶつけた。寸での所でアムリリスに庇って貰えたが、やはり入間も堪えたようで。

「イルマ(ジェントル)水だぞ!」「ケーキもあります、御気分悪くないですか!?」アメリ会長とアスモデウスがものすごく気遣いしてくれてる😅アムリリスは三傑と話をしに行ったらしく、事情は分からないけど何かあったらしい入間に2人で気を揉んでいるみたい。しかし入間は「僕のことは気にしないでお話してきて!ちょっと休めば大丈夫だから!」と2人を引き離そうとする。

しかし、と言うアスモデウスに「貴重な交流の場だし、僕はちょっと・・・考えたいことがあるから・・・」俯きながらそう漏らした入間に2人が何かできることはなさそうだった。そんな自分たちがもどかしいとは思いつつ、2人は「近くにいる、すぐ戻るから」と言って有力悪魔たちへの交流へ向かってしまった。

2人が置いていってくれた水のコップだけを頼りに、多くの悪魔が交渉する中1人テーブルについて考え込む入間。魔界に来て1年ちょっと、それなりに魔界のことはわかってきたつもりだったけど、いろいろびっくりしたなと思う。オペラさんにメールしようかな、でも何て?と思いながら、「反吐が出るほど不愉快です」とナルニアに凄まれた光景を思い出しまたビクッとしてしまう。正体を現さずにあの迫力と嫌悪感だったからもちろん怖かったし、何よりもハッキリ言葉にされると・・・頭ではわかってたつもりだけど、こんなにも悲しいなんて。

そう思っていると突然「お゛ぅ、飲むが?」と背後、というか頭上から声が。
驚き入間が振り仰ぐと、頭にヴェールを被せた小柄な女性悪魔が紅茶のカップを入間に差し出していた。入間が驚いたまま固まっていると、彼女は「疲れには紅茶が一番だべや」と紅茶を勧めてくる。とりあえずありがとうございますと言って受け取るも、なぜ突然机の上に腰掛けているのか、そして誰なのかがわからず入間は困惑するばかり。

そう、このずーずー弁は、13冠の1人・妖精王パイモン。入間も一度会っているはずですが、正体を隠しての夜会なので入間は気づいていない様子。戸惑う入間にパイモンは「メソメソしで、誰かにイジメられただか?」と入間の顔をじーっと見つめた。その圧力にいや、と一度は否定したものの、どうしてもナルニアに凄まれたあの光景が浮かんでしまう。本当に怖くてショックだったんだな・・・💦

「き、嫌いと言われてしまって💦」入間は思い切ってパイモンに甘えることにした。ほぉ、と返事を返したパイモンに続けて「僕なんて言ったらいいかわかんなくて、何だか自分を否定された気になって、それで・・・僕自身も自分がこの場所にふさわしくないのかもってつい、自信がなくなってきて・・・」と一気に弱音を吐き出した。その間もずっと泣きそうな顔をしていた入間。

「ほぉ~ん」そこまで聞いてパイモンの返答は・・・

大先輩の助言

ナルニアのあの光景がこびりついて離れない入間。そこに突然現れた13冠・パイモンに思い切って弱音を吐き出してみた。すると・・・

「バッカでねぇのお前」
大きな声でそう罵倒?したパイモン。ぽかんとする入間。机に座るパイモンと固まる入間の間に止まった時間が流れる。「・・・え゛!?💦」パイモンの喋り方が移ったのか、入間の叫び声も何か濁ってます😅しかしパイモンは涼しい顔で紅茶をすすりながら「だってそうだべ」と言って会場を指さした。

「お前はここにいる悪魔たちが全員お互いを好きだと思ってるのか?」
そう言われ入間は少しハッとした。魔界は競争社会、他を蹴落として欺いて生き残ってきた歴史がある。今この場でも目に見えない沢山の策略や密談が交わされてるんだ。仲良しこよしだなんて無理に決まってる」

確かに、パイモンがそう言っている間にもたくさんの大人悪魔たちが話をしている。見た目は煌びやかで談笑しているように見えても、想像もつかない恐ろしい計画を考えているかもしれなかった。現に他13冠も談笑する悪魔たちを厳しい目で監視していたり、あの男は裏で誰かと電話で連絡を取っていたり・・・入間が願う「優しい魔界」なんて無理なのかな、また自信がなくなってきたのだが。

「そんな闘争心こそ、悪魔の魅力だべ」
パイモンのその言葉に入間はまたハッとした。「魅力・・・」思わず口に出すと、「実際わたすにも!そりゃもうでぇっ嫌いなヤツがいでな!!品はねぇし服の趣味も最悪だし味覚もぶっ壊れてるしよぉ!生意気で性格も悪ぐでもうムカつくのなんのって!!」と突然まくし立てたパイモン。入間はびっくりしてるけど、そこまで吐き出してからパイモンは「んだどもだからこそ本気で張り合えんだ」と本音も吐き出した。

「こいつにだけは負けたくねぇって、こいつをどうやって踏み台にしてやろうかって必死こいて、お互いに利用して殴り合って上に登るんだ」
「『嫌い』を憎みすぎちゃいけねぇ。そいつは大事な成長の種だべ」

パイモンの宿敵、それは奇しくも今話している入間の師匠・バチコである。13冠になる前からお互いをライバルと決め必死に泥にまみれながらのし上がってきた経験があるからこそ、この「大先輩」の言葉には重みがあったし今の入間にじっくり染み渡ったようです😌

豪勢なネタばらし

「嫌いを憎みすぎるな、それも成長の種」パイモンは入間の師匠バチコとお互いを蹴落とし合ってのし上がった経験があるからこそ深みのあるアドバイスをしてくれた。

闘争心が悪魔の魅力、その言葉を噛みしめ入間にも力が湧いてきた。アスモデウスやアメリ会長のような「大好きな悪魔」も、ナルニアのような「大嫌いな悪魔」もいていい。どっちも必要なんだ。
そう思ってから入間は不思議な気持ちを感じていた。知らないヒトだけど、何だかバチコ師匠に励まされたみたいだ。

その入間の「野生の勘」のような感覚は間違いではなかったわけで。ありがとうございますと言う入間にパイモンはそっぽを向きながら「ただの世間話だべや」そう言いつつ小声で「まぁ、弟子がしょんぼりしててあのアリンコまで元気がなくなったら張り合い無ぇからな」と呟いた。そういうことなのです🤭

と、ここで大きな鈴の音が鳴らされた。入間が振り向くと「お、時間か」とパイモンは机から降りた。入間に背を向けながら「いいか『若芽(ジェントル)』、嫌いな奴と争うのは面白ぇが、うんと気張ばらにゃなんね。その点わだすは大先輩だかんな」そう言ってパイモンはヴェールを外した。

「気が向いたらまた助言してやんよ😈」

入間に流し目を送ってから、鈴の音に合わせてパイモンは列に入った。そこにはアムリリスもおり、他13冠のベルゼビュート、アスタロウ、アマイモン、そしてバールも整列していた。その光景を見て入間は先程まで話していた相手が現13冠の1人だったことにようやく気付いたようです💦

13冠だ!ということは、と会場も湧き立つ。
「大変長らくお待たせいたしました!これより『新13冠の発表』を行います!!」

いよいよ新13冠2人が発表される!!一体誰で、どんな魔界になっていくのか!?

魔入りました!入間くん298話感想・まとめ

今回13冠の発表じゃないのか!😅と思ったけど、確かに入間くんがモヤモヤしたままだとスッキリしないかも?そこでまさかのパイモンが助言者になるのは予想外だけど熱い展開でしたね!最後の小声にも見えたように、入間が犬猿の仲であるバチコの「弟子」であることをパイモンは知ってて、弟子が落ち込んでるのをきっとバチコも気にしている、というのを感じ取っていたからではないでしょうか?いつものケンカぶりからは見当もつかない熱い友情があるんですね・・・!🔥

入間のことを好きな悪魔はたくさんいても、いざ大声で大嫌いと言う相手が1人現れただけでずっと引きずってしまう、人間の悪いクセがリアルに上手く表現されていたと思いました。特に日本人は大勢に賞賛されるよりたった1人のアンチにずっと気を病みがちですよね😅それを変えていくには今回の入間のようにいい出会いをたくさんして「嫌いな相手がいるのが当たり前、それも大事な糧」だと思うのが大事なんでしょうね。それにはたくさんの経験と時間が必要でしょうけど、意識があるだけでだいぶ違うと思いますよね。

この間にもバールが誰かと電話してたりめっちゃ不穏だし、もしかすると新13冠は本当にナルニアとバチコという、いろんな方面でバチバチな関係になりそう!?💦
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の298話ネタバレを紹介しました!

が…

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