SANDA4話ネタバレ感想!墓穴?大人が見せた「学園の闇」

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2021年7月34号から連載が始まった、板垣巴留先生の新作「SANDA」。

時は2080年。15歳未満の子供が人口の0.1%しかいない超少子化。子供が宝のように扱われ、大人が子供に敬語を使う世界である日、小野という女子が行方不明に。しかし半年見つからず死亡扱いになっていることに納得が行かない小野の親友・冬村四織が突然クラスメイトの三田一重に包丁を向ける。実は三田は大昔の文化「サンタクロース」の末裔で、赤い服を着ると大柄のおじさんになるのだ!他にもグミを食べると元に戻ったり炎に強かったり様々な特異能力を持っている三田の力を頼って、冬村は小野捜索の協力を三田に頼みます。

手塚賞、マンガ大賞を獲った超大作の前作「BEASTARS」とはまた違った世界、他者との関係をリアルに描く作品。大人と子供、それぞれの目線から見た長所・短所を生々しく描きながら、三田と冬村は無事小野を探すことができるのでしょうか・・・!?

そんな「SANDA」4話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

2080年、15歳未満の子供は人口の0.1%。国の宝として全寮制の大きな学校で勉強だけでなく衣食住も管理している。その中に14歳の中学生として三田は1部屋5人の男子部屋にいる。そこへ薄着の冬村が「ぷちっこグミ」を箱で差し入れに来た。

男子部屋に女子が来る、しかも三田が冬村を連れ込んだ!?同室の茂木、甘矢、堂園、歌川は三田をもてはやし三田もそれに乗るよくある男子中学生の絡み。それでもサンタクロースのおじさんになる三田は彼らを親心のような目で見ている。だから冬村に対しても女子としてはもう見なくなったし男子たちのノリも流すようになってしまった。もしかして、中身もおじさん化してきてる!?💦

落ち込んで寮に戻った三田に「急に仲間が大人びたら自分も大人にならなきゃって焦っただけ」と宥めてきたのは甘矢。みんなも甘矢みたいな理解があればな、とボヤいた三田に甘矢は「だって俺三田の正体知ってるから」

そう言って急にスタンガンを三田に当てた甘矢!気絶した三田を理科室へ運び、三田が気づくとサンタの姿になって拘束されていた。そこには冬村の姿もあった。
理科室で三田が冬村を人質に取った時、みんなは逃げたが甘矢は全部見ていたのだとか。この状況で甘矢の目的は・・・と思いを巡らせる三田だが、甘矢の目的は「特にない」という。

超少子化社会の未来、子供が宝とされ大人にタメ口を使うのが当たり前の世界。それは闇の部分にも言えることで、15歳未満の子供が成人を例え殺めてしまったとしても無罪になる時代なのだ。甘矢は完全なる愉快犯なわけです。三田は冷静に冬村だけでも解放しろ、冬村は約束を果たす前に三田が捕まったり傷つくなんていけないと甘矢へ要求した。

2人の信頼関係を利用し、甘矢は「2人で深いキスができたら解放する」と言って来た。そんなことならさっさと済ませようと冬村は言うが、三田は大人なので子供に手出しはしないと主張。その状況を高笑いしながら楽しむ甘矢。前言撤回、子供なんて生意気でワガママでちっとも可愛くない!なら俺も理想のサンタになんかならないぞ!!

ドカン!!と身をよじり縄を切った三田の足からスキー板のようなものが生えていた。「お仕置きの時間だクソガキ💢」
この期に及んでまだ笑っている甘矢に三田が下すお仕置きとは・・・!?

SANDA4話ネタバレ

突然現れた暗雲

面白半分で正体を知っている甘矢に捕まってしまった三田と冬村。お仕置きの時間だ、と言った三田の足からスキー板のようなものが生えていた。自分でも自覚していない「武器」を手に入れてしまったと三田は動揺する。何しろひとたび地面を蹴れば簡単にヒビが入ってしまう凶器だった。

ソリが生えた足でお仕置きなんて穏やかじゃないね、サンタは子供に手出ししないんじゃないの?と勝ち誇ったように言う甘矢。しかしこればっかりは甘矢の言う通りだった。子供に手出ししないのであればなぜこんな凶器が出現した?刺し傷くらいならすぐ治る強靭な肉体、炎をものともせず、今度は刃物のようなソリが生えた?

これじゃまるで殺人兵器じゃないか。サンタの能力ってこんな狂暴なのか?葛藤する三田を心配そうに見る冬村。すると何かに気付いた冬村。

見ると、理科室のドアに手をかける手が。大きく骨ばった手はシミだらけ。3人が目をやると「おやおや」と声が聞こえて来た。
「ダメですよ!生徒がこんな所をウロついては」そこにいたのはダブルのスーツにジャケットを羽織った大柄の男だった。シミだらけの手に似合わず顔は陶器のようにすべすべで若く見えますが、手にはバールのような形状の杖をついています。

「学園長・・・!」甘矢が叫んだ。この不自然な佇まい、不自然なタイミングで現れたのは学園長だった!
立ち入り禁止の理科室で1人で何をしていたのですか?と尋ねる学園長。気が付くと三田と冬村の姿がない。キョロキョロしつつ僕1人ではなかったんですけど、と甘矢が答えると「けど?」と詰め寄る学園長。何でもありません、と答えた甘矢の後ろに偶然倒れていた机に三田は冬村を庇って咄嗟に隠れたのだ。息をひそめる三田と冬村はじっと2人の様子を耳で探る。

俯く甘矢の顔を突然なでる学園長。「まるで剥き立ての茹で卵のような肌ですね。やはり若さはこの世の何よりも尊い」そう言って自身の話をし始めた学園長。自身の実年齢が生徒間で噂になっていること、実年齢は92歳であること、今の日本における若さの価値を身を持って証明するため顔に致死量のコラーゲンやヒアルロン酸を注入していること・・・だから本物の10代という貴重な「若い時間」をこんな所で無駄にしている甘矢は罪深いのだと言う学園長。

その発言に顔を歪ませる三田。顔を作り物にしてまで「若さ」に固執する学園長が曰く付きでないわけはなく・・・

浮き彫りになった「噂」

大人の姿の三田を学園長に見られたら、と考えると思わず冷や汗が流れる三田。というのも、学園長の「極端な大人嫌い」「子供への執着」は学内でも有名なんだとか。

学園長の名は「大渋一二三(おおしぶひふみ)」。顔は整形を繰り返しているが手は92歳のまま。三田たちが通う大黒愛護学園の学園長でこの学園の生徒が将来日本を再建すると信じてやまない絶対的権力者。人生におけるトラウマは子供の人格を崩壊させるとして「トラウマゼロ教育」を校訓にして生徒たちを保護し常に監視している、いわゆる「独裁者」なようです。

学園長は甘矢に詰め寄り「何かトラウマを抱えているのですか?」と尋ねた。1人でこんな所にいる、他の生徒と足並み揃えられないということはトラウマがあるに違いないと言うのだ。慌ててそんなことない、僕のトラウマはゼロです!と甘矢は反論するもその顔は何かを抱えていると引き下がらない学園長。抱えていません毎日楽しいです、だったらなぜ追い詰められた顔をしている?追い詰められてなんか、僕は真実を、と水掛け論が繰り広げられる。何ともバツの悪そうな三田と冬村。

すると突然、自身の顔に杖をあてがい、額にV字を作った学園長。整形のしすぎで表情筋が壊死しているから杖で「怒り」を表現しているようです。え?甘矢は何か学園長を怒らせたか・・・?
しかし学園長は「矯正」するべく「地下」へ連れて行くと甘矢に宣告。一気に青ざめる甘矢。嘘つきの子供はトラウマを抱えた子供同様忌まわしいから矯正する。それが学園長の「管理」なのです😱

離して下さい僕は何もしてない!暴れないで下さい私はこう見えて92歳の老人ですよ、というやり取りを机の後ろで聞きながら「地下」について考える冬村。まことしやかに囁かれていた「地下」が校舎にある、この噂マジなのか!?と思って振り返ると、三田がいない。

三田はソリで理科室の壁を破壊し、廊下へ連れ出した学園長の前に飛び出していた!!!
鋭いソリに映る不自然な学園長の整った顔。表情筋が壊死しているとはいえ、驚きの表情は隠せないようです。そのまま三田はソリの先で学園長の顔を引っぱたき「その子を離せ」と立ちはだかった。

サンタが何でもありな能力者である理由。それは組織の「核」にあったようです・・・

明白だった「気付き」

サンタの能力に目覚めた三田。ひょんなことから「学園の異常さ」に気付いてしまった。サンタに目覚め「大人」の目を持たなければ気付かなかった事実。しかしこれは「よかったこと」だと思う三田。

突然顔を鋭利なソリで引っぱたかれた学園長はうずくまりながら「あー何ですか何事ですか」むくりと起き上がり「痛い・・・たぶん」と顔を手で覆う。目の下から線を引いたように三田がつけた傷がくっきりとできているが、リメイクを重ねた顔だから出血はしないのだとか。それよりも学内にあなたを発見したことの方が重大だとポケベルのようなもので応援を呼ぼうとする学園長。

しかしそのポケベルも蹴っ飛ばして階下に落とした三田。それを見て「まさか本当に現れると思いませんでしたがちっとも怖くありません。私の務めは子供を守ること」と凄む学園長。「まさか本当に現れると」という言葉が引っ掛かりますが、その挑発を受け三田は「奇遇だな、俺もだ」と応戦。そして片足を前に出し臨戦態勢を取る三田。

その瞬間、学園長の後ろからS字をソリで描いた三田。目にも止まらぬ速さで動いた割に何も起こらない。イニシャルでも彫ったんですか?と高笑いを学園長がした瞬間、S字に床が抜け落ちる学園長!!三田はソリで床を削っていたのだ!!

「サンタの体がなぜこんなに狂暴なのか。あんたみたいな大人からクソガキを守るためだよ」

答えは明白だったと吐く三田。冬村も、自分たちに恐怖を与えようとした甘矢も庇う三田。作り物の理想学園を管理する作り物の学園長から、クソガキたちを守れるか・・・!?

SANDA4話感想・まとめ

今作も少しずつ曰く付きのキャラクターが登場して新たな展開を生み出していきますね!そしてそれは毎度予想外で、眉をひそめるような展開ばかり。まさか「学園長」が出て来るとは思いませんでした💦しかも整形しまくりの92歳って💦

学園長みたいな固定観念で押し固められた目が笑ってない大人のキャラクターって怖いですよね💦しかし現実問題、そういう人が結構な地位を確立していて不満があっても言えない、言おうものなら粛清されてしまう世の中は今にも言えることですよね。こういう怖いキャラクターを出してインパクトの強い設定にすることで読者に印象づけて問題提起しているのかもしれないですよね。アレのことを言っているのかなと思い当たる所はあってもまぁ言えませんけどね・・・💦

三田と冬村の前では支配者ぶって高笑いしていた甘矢が学園長を前に一気に立場が逆転するのが何ともリアルでしたよね💦子供は大人に何をしてもいい世の中なのに学園長が「老人」を振りかざしているということは老人はまた違った扱いなのでしょうか?
そして「まさか本当に現れると」という言葉。学園長も三田の何かを知っている?さらに生徒を矯正する「地下」が存在することが判明した所で、もしかすると小野も地下に幽閉されているのか・・・?と勘ぐってしまいますがどうなのでしょう💦

1話に「社会の縮図」が描かれる深い展開。現実にも影響してくれるといいのですが・・・
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の4話ネタバレを紹介しました!

が…

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不穏過ぎる学園長の整いすぎた顔に、学園の異常さが見て取れると思います💦三田のソリ捌きの美しさにもご注目!

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