2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。
クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そして激動の秘密の夜会「デビキュラム」も終わり、「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている･･･。「人間」の入間はそれでも魔界で生きるため悪魔と交流をしています。
ビーム先輩の「ガルナ」は傑作すぎて先生の許可が下りなかった。その現実をまず団長である入間が受け入れ、最善の案を出すと約束。その後、本人以上に落ち込んだシルビアをビーム先輩自身が「満足してる」と言って説得しに行ったのだが、シルビアはその言葉に強く反論。誰よりもクリエイターの気持ちを汲む彼女が出した決断とは･･･
そんな「魔入りました！入間くん」340話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
「ガルナ」完成前、みんなで「暗転作戦」で展示すれば見る時間も少ないしきっとイケるし怖くて面白い！と入間たちは思っていたし、シルビアとビーム先輩も絵がたくさんの客に見て貰えると思っていたのに･･･
現実を受け入れるビーム先輩に入間はまだ時間はあると取り繕うが、「君は団長として冷静に判断すべきだ」と言う。不安そうな他のメンバーを見て入間も「団長として最善の案を出す」と約束したが･･･。
先生の判断がショックでどこかへ行ってしまったシルビアは、ビーム先輩が「ガルナ」を描いていたテントにうずくまっていた。そんなシルビアの背中にビーム先輩は「満足してる」と言った。最初の自分はきっと意地でも展示しろとごねてたけど、魔具研のみんなと話し合いながらガルナを見つけて描いている時間はとても楽しかった、あんなにワクワクしたのは爺やと描いていた時以来だと。
だからガルナのせいでみんなに迷惑がかかるなら燃やす、と言いかけたビーム先輩に、突然シルビアは「嘘つき！！！」とビーム先輩を押し倒した💦「みんなに見て貰えるって聞いた時笑ってた、自分の絵と名前を刻みつけたいと思わない創作者なんていない」「誰かに見てもらわなきゃ作品は完成しない」と吠えるように訴えるシルビア。
それは自分が未完成の絵を涙ながらに燃やしていた時に一番よくわかっていたはずだったのに。その未完成の絵から「諦めるな」と飛び出してきたようなシルビア･･･そんな熱情を持つシルビアが提示した案とは･･･！？
魔入りました！入間くん340話ネタバレ
幕開けの前に
師団披露まで残り9日。いろいろ問題が発生している中、職員室では賑やかな「あの行事」が。今年はシーダも仲間入りです。
「今年はどこが優勝するのかな～？」カンペを見ながらドッキドキのシーダを挟んで「うちが！」「いやうちが！」とロビン先生とオリアス先生が叫ぶ。そして「どっちがすごいか、決めるのはキミだ！最強師団決定戦、レッツパーティー！！✨」決め台詞がキマった所でメガホンを叩いてカットを出すのは今年もダリ先生。「師団披露ムービー」の撮影をどう？と聞いてもカルエゴ先生は「喧しい」としか言いません😅
よそでやれ、と言うカルエゴ先生を見て「去年と比べてカルエゴ先生のやれやれ感が少ない」「もっとユーモアを増やして馬鹿らしくして呆れ顔を出さないと」とダリ先生とスージー先生は交渉。2人としてはカルエゴ先生の「呆れ顔」が出るのがイイ動画の基準らしい😅「いい加減にしないと粛清しますよ」なんて先輩にも容赦ないカルエゴ先生に、「あれが始まるといよいよって感じしますね」とムルムル先生が話しかける。
「今年は無事に済むといいですね、各師団調査も順調だし、問題と言えば魔具研ですかね」
ムルムル先生の言葉にピクッとなるカルエゴ先生。去年はキリヲのテロ事件、今年はビーム先輩の危険な絵で何かと引っかかっている魔具研。カルエゴ先生も問題児クラス筆頭の入間の師団とあって気にはしているみたいだけど、そういう素振りは見せず･･･
「あの絵は危険すぎて使えませんよね、結局どうするんでしょう」「当然です。ビームの絵を使用するつもりなら魔具研の披露は中止です」「でもまぁ･･･彼らなりに考えた他の方法があるなら別ですが」やはりカルエゴ先生は厳しくも優しいようです😌
その頃、その魔具研では。シルビアは前回、ビーム先輩が「ガルナ」を諦めようとしていたことに激昂し「私がガルナを描く」つまり模写する、と吠えたのです。どうしてもやりたいと、とビーム先輩も入間たち魔具研のメンバー全員に説明。シルビアは泣き顔と恥ずかしさで顔を真っ赤にしながらも「ガルナをみんなに届けるにはそれしかない」と説得。
「私が模写すればお客への影響は抑えられるし、ビーム先輩の名前も残せる」と必死でメンバーに訴える。が、模写をするということは、「シルビア自身が先生でも立てなくなるほど危険な絵を長時間見る」ということ。本当にそんなことシルビアにできるの･･･？💦
あなたと僕の欲は
ビーム先輩の「ガルナ」を諦めないために模写するとシルビアの提案。しかしそうなるとあの教師陣ですら少し見ただけで憔悴するような危険な絵をシルビアが長時間眺めるということになる💦
「危険なことは百も承知ッス！それでもガルナが描けるなら私はどんなことも耐えうる覚悟ッス！💦」シルビアの熱意はわかるけど、それをビーム先輩は押さえて言うのだった。
「お化け屋敷はキミたち魔具研の大事な企画だ。理想論だけに流されず冷静な判断をしてほしい」
それを聞いてメンバーの見解。アスモデウスは「危険すぎる上に成功する保証もない」と反対、クララは「ビァーちゃんがやりたいなら応援する！」と賛成、ヤバシくんは「ひとまずやってみて危険なら途中でやめればいいと思う」と中立、チマちゃんは「完全に安全だと言えないならやめるべき」と反対、マーニーは「危ないからやめた方がいい」と反対、シネル先輩は「挑戦する美学！熱い展開を推したい」と賛成。やや反対派が多いけど･･･団長の入間はずっと考えていた。
そこでビーム先輩にも意見を請うと、「私が横についてサポートすれば不可能ではないと思う。けど、それでもうまくいく保証はない。シルビィにかかる精神と身体の負担を考えるとやめた方がいいと思う」と後ろ向き。しかし入間は「それから？」と続けた。
突拍子もない言葉に思わず仰け反るビーム先輩。しかし入間は真っ直ぐな目で尋ねる。
「シルビアちゃんに描いてほしいのかほしくないのか、ビーム先輩の欲はどちらですか？」
悪魔の本質は「欲」。それを身をもって知っているからこそ、そしてビーム先輩がずっと欲に蓋をしているのを感じての言葉だった。ビーム先輩の脳裏によぎる、シルビアの真剣な、自分の作品を一番に最前線で愛してくれている熱情･･･
「あぁ･･･酷い話だが、危険だとわかっていても、シルビィに描いてほしい･･･ッ」
静かだけど、あまりにも強く正直な「欲」だった。
もっと大事なこと
「ガルナ」の模写はやめた方がいい、と反対意見が多い中、ビーム先輩が「危険だとわかってても描いてほしい」という本心を吐き出したことでみんなハッとする。それを聞いて「僕も」と入間も言った。
団長として、みんなとガルナについて話し合って一生懸命精魂込めてガルナを描くビーム先輩とシルビアの姿を見ていたから、「ビーム先輩のガルナを残したいし、シルビアちゃんを応援したい」と言った。それじゃあ許可するの･･･？と思われたが、ここで入間の「冷静な判断」が出た。
「でもこの案を採用するかどうかは、僕らだけじゃ決められない！」
え･･･？最終的な決定は学校側にある、ということは正式に先生たちに許可を取るってこと？とみんなは思ったが「それも大事だけど、もっと大事なヒトがいる」と入間。
「危険なことに挑む時に、自分の気持ちだけじゃ前には進めない。シルビアちゃんの今後に関わることだしとても危険だからこそ、どうするか決める前にシルビアちゃんを一番心配するヒトたちに相談するべきだと思う」
至極真っ当な意見だった。これは入間が以前「デビキュラム」に参加しようとしたが、オペラに「家族として」止められた時の経験が活きたもの。実際入間は危険な目に遭いそうだったし、シルビアが同じようになってはいけないという「団長として」の判断だった。ということは･･･！？
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魔入りました！入間くん340話感想・まとめ
「模写」という、割とグレーな苦肉の策を提案してどうなるかと思ったら･･･ビーム先輩受け入れちゃうんだな😅これ人間界だったら賛否分かれる気がするな～。もちろん「代筆」みたいな感じでまかり通る方法なのかもしれないけど･･･それくらいビーム先輩の絵の力がすごいのと、シルビアの熱情がすごかったのが垣間見えます💦頑なに「人間」入間が見ないのは「最初に見るのはシルビア」というのを守っているからかな･･･？
久しぶりに魔具研メンバー全員出て来たのよかったですねw「1人で決められない、みんなの出し物」だからみんなに意見聞いて、意外とみんなちゃんと考えての意見だったのがよかったですね。賛成にも反対にも中立にもちゃんと理由と思いがある。そして入間の最終的な判断も･･･ビーム先輩の思いを汲みつつ、自分の経験からの意見も出して、それが「団長」である判断だとわかる。成長したなぁ入間くん･･･デビキュラムもオペラに「家族として」反対されたけど、熱意を表すためにアスモデウス親子使っただけあるわ💦
その経験を活かして辿り着いた「大事なヒト」は、もちろん･･･？
次回も楽しみです！
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今回は、「魔入りました！入間くん」の340話ネタバレを紹介しました！
が…
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先生たちのお戯れも可愛いのでぜひ本編を！そして最後の彼は先生より何かすごいオーラだぞ･･･w
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