2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。
突如クズ両親に悪魔・サリバンの元へ売り飛ばされたお人好しな人間の少年・鈴木入間。サリバンは付き人・オペラと共に入間を孫として熱烈歓迎、自らが理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通わせてから早2年。入間はアスモデウスとクララという親友や問題児クラスの級友らと共に様々な経験をし乗り越えてきたことで「魔界で自分らしく生きる」ことも考え始めています。
そんな入間も成長と共に外部の大人の悪魔と接触する機会も増えてきた。が、その分怖い思いもたくさんした前巻。大人の世界で子供の入間ができることは少ない、まして異世界から来た「人間」という特異な存在だとしても･･･現実を師匠・バチコと共に噛みしめた入間だったけど、また新たな再スタートを切ったのでした。最新刊36巻は、最近頑張っている問題児たちにあのヒトから「ご褒美」が･･･！？
そんな「魔入りました！入間くん」最新刊36巻ネタバレを紹介します。
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魔入りました！入間くん36巻ネタバレ
313話･･･覚悟という心構え
入間がバルバトス家大頭領と話をしていた頃、魔界塔ではサリバンたち13冠がその大頭領への謝罪方法について頭を悩ませていた。変に接触して気が触れたら戦になりかねない･･･バルバトス家と関係のありそうなパイモンが交渉役に名乗りを上げていると、その時。
「こんにちは、バルバトス家でーす！！」
魔界塔の窓を叩くロビン先生！その後ろにはその大頭領が！！💦13冠は青ざめていたが、心が決まっている大頭領はしれっと魔界塔に入ってきて「届けもんだ」と入間を差し出した。そして「入間のおかげで」「大頭領を降りバチコを頭領にする」「バチコは13冠の任を受ける」旨を宣言！！バチコと2人で決めたことだから二言はないと。
その光景を見てアンリは「戦争の火種をこの入間が消したというのか」と信じられないという表情。そして大統領はサリバンを指さし「ワッチらは腹を決めた、今度はそっちの番だ」と言った。目の覚めるような思いをしたサリバンに、他の三傑は「入間を見送りしてこい」と促した。
せっかく2人きりになったのに何だか素っ気ないサリバン。そんな「おじいちゃん」が気がかりで、入間が孫らしく言ったセリフとは･･･？
314話･･･貴方と話せる幸せに
13冠による「着席の儀」。これで正式に新13冠が決定となる。
三傑のサリバン、レディ・レヴィ、ベリアールに続き「英雄次席」はベルゼビュートとバールになってしまった。真実はまだ明かされていない様子･･･そして謀反を起こしたベヘモルトとずっと空席だったグラシアを除席したアスタロウ、パイモン、アマイモン、アムリリス、アンリが続投。そして「魔王の席を除席」し、新13冠は3名入ることに。
狗帝ナルニア、盤外王メフィスト、そして「頂弓」バチコ。
バチコは「魔谷大戦三英雄」の血を引く者として、今まで強大な力の衝突を避けるため関係を断っていた13冠と三英雄の「架け橋」として重要な存在、だから貴殿の着任を心から感謝するとサリバンは伝えた。バチコもその心意気を受け取り力強く返事をした。
そして13名が着席した所で写真撮影をし儀式は終了。次なる「13冠の集い」の予定は･･･「ピクニック」とサリバン。･･･は？え？💦全員が混乱する中サリバンだけが軽快に廊下へ出ていく。
ベリアールとレディ・レヴィが追いかけ問い詰めるも、「デルキラ様ならきっとこう言うかなって」サリバンは遠い目をしながら語り始めた。
サリバンが思う13冠の在り方、デルキラの思い。サリバンは寂しい思いを押し殺すかのように、未来を絶対明るく楽しくしようという決意を吐き出すのでした。
315話･･･僕たち僕同盟！！
巨大なゲームセンターにやってきた入間、リード、プルソン。表向きは「師団披露のトレンドチェック」だけど、本来は入間の慰労会と一人称が「僕」の「僕同盟」でどうやらリードが遊びたかったみたい。
入間はゲームセンター初めてだし、プルソンも「誰かと一緒」は初めて。今日は気にせず遊びまくろう！定番のゲームをあらかた遊んで一緒にアイスを食べたりしながらみんなの意外な特技なんかを見たりして和やかに過ぎていく。と、「超！！デンジャラスゾーン」という「遊ぶと仲が悪くなる」ゲームが勢ぞろいのコーナーに。入間とプルソンはちょっと引いてるけど、リードが伝説の神クソゲー「血みどろ！魔界狂騒01」を見つけてしまったので遊ぶことに。きっと僕同盟の絆があれば大丈夫･･･！
いわゆる「人生ゲーム」のようなシンプルなすごろくゲームなのだが、足の引っ張り合いをして勝利をもぎとれというコンセプト。とりあえず遊んでみる･･･
リードがいきなりお金を失い、プルソンと入間は上々。その後リードが早速プルソンに邪魔を仕掛け、プルソンも借金地獄のお返し。2人がいがみ合っている横で入間だけラッキーイベントが立て続けに･･･
3人の勝負の行方は！？たまには学生らしい遊びの回もないとね☆
316話･･･はじめまして
優雅に1人でお茶を飲みながら「新13冠にバチコ就任」の記事を読むアメリ会長。バールのこと、父アンリがナルニアに変装していたことを思い返し、同時に入間のことも思ってしまう。
話したい、でも誘うのは、お茶会なら、と1人悶々としている所へ「お茶会するよー！！」とクララが突然騒々しく尋ねてきた。そのまま場所を変えちょっと特別な女子会がスタート。クララ、エリザベッタ、ケロリ、アメリ、ナフラに加え今回は新メンバーが来るというクララ。
そのメンバーとはモモノキ先生だった！！先生は「放課後師団室に来て欲しい」とだけ言われていたのでてっきり質問かと、と戸惑っていると「質問と言えば！モモノキ先生ってカルエゴ先生のことお好きなのかしら！？」とエリザベッタ。思わず机に突っ伏したモモノキ先生だが、周知の事実ですよ😁
大人の恋バナ聞きたい！！と食いつく女子たちに堪らず逃げ出すモモノキ先生だが、そこに立ちはだかったのはまさかのアメリ会長。もちろんアメリ会長も入間に恋してるから、恋の先輩として「非常に興味があります、ぜひ詳しく教えて頂きたい！！」と圧力バンバン。結局モモノキ先生は折れて女子会に参加することに･･･w
そして女子たちに「大人の恋バナが聞きたい♡」とせっつかれ、モモノキ先生が就任したての頃の話がスタート･･･☆
317話･･･新人教師モモノキ前編
教師の雑務のほとんどを「やり直し」と言い渡されてしまった新人モモノキ先生。カルエゴ先生は新人にも容赦なかった💦
課題未提出が多いのにそのまま提出したモモノキ先生に「全部回収するよう厳しく『指導』してください、任せる誰かはいない」と厳しく言い渡す。ドキドキしながら柄の悪い生徒に提出を促すと、「あとで持って行くのでちょっと待って」と意外にも素直な反応。あっという間に全部回収しカルエゴ先生の所へ持っていったのだが･･･
「これで全部ですか？」意味がわからずはい、と返事をすると少し黙った後「わかりました」と背を向けたカルエゴ先生。「ノルマをこなすだけが教師の仕事じゃない」労いの言葉もなくそう言い放ったカルエゴ先生にいよいよ腹も立ってきたモモノキ先生。
しかし･･･課題未提出だったあの生徒たちが「モモちゃん先生は丸写しでもOKだから楽だよね」と話しているのを聞いてしまった。きっとあの子たち以外にもズルしてる子はいる、私は仕事の中身まで確認してなかったせいで生徒にナメられていたのだ。その時初めてカルエゴ先生の言葉の意味がわかり、たまらなく悔しく情けなくなってきた。
泣きそうになって俯くモモノキ先生の背後から、「大丈夫ですか？」と重々しい声が。一体誰･･･？
318話･･･新人教師モモノキ後編
いろんな先生たちからアドバイスを貰って、今一度気合いを入れ直したモモノキ先生。今のトレードマーク「オールバック」に髪型を整え、「実戦形式で授業する」と生徒たちを外へ連れ出した。
そしていきなり「風刃(シェイバー)」を発動！！他の生徒は「保護(グラン)」の魔術を発動して防いだが、以前課題をサボった3人は咄嗟に反応できなかった。いきなり危険だ、と抗議されたが「そんなことはない。これは課題の延長、授業でも重要性と発動のコツについて教えたし知識があれば使える」と毅然と言うモモノキ先生。
「そもそもなぜこの魔術を教えたか？それは突然出くわす危険から身を守るため。私は悪魔学校の教師として生徒たちの成長に全力を尽くす責務があるの」
そう言って続けざまに他の攻撃をどんどん仕掛ける！様々な攻撃から身を守る「保護」魔術を体で覚えましょう！モモノキ先生は厳しく『指導』を行った･･･
課題を出すと「お疲れ様」とカルエゴ先生に言われ、廊下で1人ガッツポーズ☆のモモノキ先生。挽回できたのは他の先生のおかげ･･･だけでなく、カルエゴ先生の「愛」もあった！？モモノキ先生が恋する理由もわかる、そんなお話･･･♡
319話･･･言葉にしないで
悪魔学校近郊の北東に位置するカルエゴ邸。そこにバラム先生が尋ねて来ると･･･
いつも以上に無愛想で機嫌の悪そうなカルエゴ先生が登場。部屋中ケルベロスの爪痕がつけられかなり悪周期の影響が出ている様子。それでも冷静に薬を作って飲ませつつ、オペラにメールの返信してないことや問題児クラスの生徒からのお見舞いメールを鬱陶しがっていることを指摘するバラム先生。少し落ち着いた所で2人は机を挟んで向かい合う。
今回のカルエゴ先生の悪周期の原因は、先日のデビキュラムでの兄とのやり取りにあった様子。兄ナルニアが明確に悪意を持って悪魔学校にアトリを送り込んだことが判明し、悪魔学校に仇為す敵と見なすことを決めたとバラム先生に伝えた。そしてもう1つ、その兄が言ったことを噛み締めながらカルエゴ先生は「シチロウ、今からする質問に何も答えないでくれ」と言ってから尋ねた。
「イルマは人間か？」
この質問にバラム先生は「言われた通り」何も言わなかった。これが意味することとは･･･？
そして2人の先輩・オペラから来たメールにあった、意外すぎるメッセージとは？
320話･･･だーーー！！
魔界の南方に位置する「セイレン島」は、常に快晴の常夏の島。つまり海のリゾート地なのだ✨そんな場所に「課外授業」という名目でオペラは補佐のシーダと悪周期明けのカルエゴ先生同伴で問題児クラスを連れて来た。
種族によっての装いや泳ぎ方の違い、海にしか生息しない生き物や植物、危険生物にも注意して勉強しようと言いつつ、オペラのことだから厳しい特訓(ムチ)かもしれない･･･入間たちがドキドキしていると、「昼食の準備の間しっかり遊んでおなかを空かせてきてください」今回はご褒美(アメ)だーーー！！✨生徒たちの監視をシーダに任せオペラとカルエゴ先生は調理へ。絶対何か裏があるとカルエゴ先生は疑っているが、オペラの思惑は果たして･･･？💦
魔界の海が初めての入間は水にも強い香水で人間バレ対策もバッチリ、と一応考えておく。その後クララとエリザベッタの水着姿に盛り上がったり、「プロのアクドル」ケロリは水着にならずみんなに日焼け止めを勧め、その後は学生らしく海遊び･･･超楽しい！✨けど、やはり一部の男子は「海でナンパ」が気になるようで。
そこへ、リードがずっと気にしていたグラマー美女が近寄って来た･･･！？けどやっぱりお決まりの展開が！？どうなる臨海学校！？
321話･･･あなたでしたか
グラマー美女に声をかけられた入間。困惑する入間にクララが抱きつき、アスモデウスも庇うと「キミたち2人見覚えあるんだけど」と美女。離れた場所でリードたちはジェラシーメラメラ🔥
するとその美女に「ナンパ？」と声をかけてきた全身黒ずくめの男。彼氏かと思われたが、その男は入間とアスモデウスを認識しており遊びに誘って来た。そこへ「うちの生徒が何か？」とシーダが先生として入間たちを庇う。すると「あ～あの時は仮面してたしわかんないか！ごめんね」と男がフードを外した。
何と男は新13冠のメフィスト、美女は元13冠候補ゼブブラだった！！だから入間とアスモデウスに見覚えがあったのです。にしてもゼブブラはもはや変身レベルで見た目が変わってる💦けど、「周りに自慢したのに自分以外13冠になったのが悔しいからメフィストに傷心旅行代払わせて来た」という喋り方を聞くとわかりやすい😅
にしても入間は毎回いろんな所でハーレム状態になるのが釈然としないリードたち。ちょっとイタズラしてやろうと僻む彼らに忍び寄る影･･･
新13冠・メフィストは「仕事」で来ているはずだけど･･･一体何が！？💦
魔入りました！入間くん36巻感想・まとめ
36巻はハッピーな巻になる！と前巻のあとがきで書いていた西修先生ですが、割と考えさせられる話も多かった印象に思います。大頭領の話とか14冠じゃダメなのかの話とか、カルエゴ先生の悪周期の話とか。大人が作っていく世の中の話とか、大人独自の世界での話とか、子供だけの時代に比べて遥かに複雑で難しいことばかりだと思うけど、そんな中で子供と触れ合いながらそれでもいい世の中、環境にしていきたい気持ちが伝わりますよね。
巻末のあとがきでも今回はカルエゴ先生の悪周期について書いています。今回のカルエゴ先生の判断は「今まで見てきた入間を信じる」という結論なのだそうです。人間だから、悪魔だからではなく「入間」を信じると。･･･先生だけでなく、人間界も性別や肩書ではなく「その人個人」を見るべきですよね。カルエゴ先生の悪周期はそういう本質を突く話だったかもしれません。ちなみに、カバー下の表紙にもカルエゴ先生の悪周期対策について書いています。いろんな秘密が書いてあるのでぜひ読んでね･･･w
さらにオマケページには「魔界の水着」の話、「頭領→大頭領になったバルバトス家」の話も載っていて楽しいですよwやはり頭領がバチコの父だそうで、大頭領が祖父なのではと思われます。水着は羽対策が施されたデザインが多く、ビキニは上級者向けだとか。海水は苦手だけど海入りたい悪魔は宇宙服みたいな水着もあるとか！？ぜひ隅々まで楽しんでくださいね☆
次巻も楽しみです！
「魔入りました！入間くん」を無料で読む方法！
今回は、「魔入りました！入間くん」の36巻ネタバレを紹介しました！
が…
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中表紙や巻末のオマケ、作者の言葉は単行本じゃないと読めない！内容で見どころを判断できるかも？
ぜひお手に取ってご覧ください！