魔入りました!入間くん312話ネタバレ感想!君がいて私は大躍進!

週刊少年ジャンプ

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そして激動の秘密の夜会「デビキュラム」も終わり、「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている中、若く「人間」の入間は怖い思いもたくさんして・・・。

ロビン先生にちょっと強引に連れられてバルバトス本家に乗り込んだ入間。落ち込んでるバチコ師匠を軽率に励ましに行こうとした、それが黄金の椅子をエサにバチコを振り回した13冠のことで怒っている大統領の琴線に触れたようだった。が、入間は「同じく怒っている」と宣言。バチコをこれからも師匠として支持し尊敬し愛しついて行くと・・・その思いをバチコは密かに聞いており胸を熱くするのでした。バチコは出て来るのか・・・?

そんな「魔入りました!入間くん」312話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

ロビン先生にちょっと強引に連れられた入間。バルバトス家御用達っぽい怪鳥に乗り、険しい絶岸壁を越えた広大な森の中にバルバトス本領地はあった。

来訪目的は「落ち込んで閉じこもっているバチコを励ますため」、そのためなら大頭領も歓迎してくれると軽く向かったのだが・・・大頭領は件の13冠の立ち振る舞いに腹を立てており歓迎どころではなかった💦「バチコは誰とも会わない、これは本人の意志だ」とキッパリ言うので思わず入間が聞き返すと・・・

13冠は黄金の椅子をエサにバチコを期待させておいて実力・実績不足だと断り、かと思えば空いたから座れと言い、しかもその椅子はいつの間にか危険なものになっていた。こんなフザけた話があるか。さらに座るべきか断るべきかと外野の話のタネになるような好奇の的になっている。そんなバチコに励ましなんか一番の毒。何人たりともバチコには会わせない、これ以上彼女を傷つける奴がいるなら、親戚でも弟子でも13冠でも魔王でも脳天ブチ抜いてやる。

大頭領の怒りは相当なものだった。そうとは知らなかったロビン先生は入間を庇い帰ろうと促すが、「そのお怒りよくわかります。しかし帰るわけにはいきません」と入間。

「だって僕も同じくらい13冠に怒っているから」

これにはロビン先生も大頭領も目を見張った。入間はデビキュラムで感じた違和感と共にバチコへの思いを吐き出した。
師匠はずっと戸惑っていた。師匠はワガママで気分屋でとても厳しいけど、絶対ついてきた相手を見放したりしない。師匠の技術の美しさや弓矢にかける情熱は素晴らしいし、負けず嫌いで努力家で自信家で優しい、そんな師匠が13冠に選ばれなかったこと、認められなかったことが納得いかないし悔しい。

だからこれからも師匠についていくし、師匠を悪く言う相手には立ち向かう。師匠に実績が足りないと言うなら僕が実績になるって決めた。それが大好きで尊敬する師匠への最大の恩返しだと思うから。僕は絶対全力で師匠を支持する、だから僕も一緒に怒らせて下さい!

この入間の本音の叫びを・・・襖一枚隔てて聞いてしまったバチコ。まったくお前は、本当にバカな弟子だよ。胸が熱くなったバチコは目を腕で覆うのでした・・・😭✨

魔入りました!入間くん312話ネタバレ

元気出てきた?

13冠の席を巡った騒動でバチコを振り回したことに怒っているバルバトス家大頭領。実際のバチコもデビキュラムという秘密の夜会に参加した時に感じたことを思い返した。

「13冠の席」というのは、いろいろ言われてはいるもののやはり悪魔にとって魅力的な席。バチコもその輝く席に座りたいと思った。だけど、いざ自分が手を伸ばそうとした所で聞こえてきたのは「魔王の席を廃してまで新しく入るのがあの悪魔(むすめ)か」という蔑みのような落胆したような声だった。

「一度は実力不足で選考を落ちたのに」「デルキラ様の席がなくなったらサリバン様は悲しむだろうな」周りの言葉も事実ではあった。それは一番バチコがわかっていた。バチコの実力は並みの悪魔に比べれば高いかもしれないが、やはり大頭領・頭領に比べると及ばず本家では3番目だった。「実力不足」その言葉がずっとバチコに呪縛のように纏わりついていた。バチコは・・・憧れの席に伸ばした手を引っ込めてしまった。やっぱり、アッチには・・・

その時聞こえてきたのが「実績がないと言うのなら僕が師匠の実績になります!それが師匠への一番の恩返しだと思うから」という気の抜けたようなアホ弟子・入間のバカでかい声だった。だけど、無意識に自分自身も縛ってしまっていたバチコに一番効いた言葉と声だった。「僕も一緒に怒らせて下さい!」そう叫んだ弟子の声を聞いて「何だよそりゃ、ムチャクチャ言ってるなぁバカ弟子」とバカだとは思うバチコ。でも、思い返すと入間の「バカ」に救われてきたのも事実だった。

名家の出身であるバチコに師事したいと言ってきた悪魔は多かったけど、飽きっぽく集中が苦手な悪魔には厳しく長続きせず逃げ出す者ばかりだった。けど、入間だけはずっとついてきた。下手でも荒削りでも途中で逃げ出さなかった。教えたことを形にして結果として残してきた。そして何より、バチコと共に喜怒哀楽を分かち合ってきた。

アッチのやってきたことは、こいつを弟子にしたことは、絶対に無駄じゃなかった・・・!

入間のバカだけど真剣な言葉に心の底から喜ぶバチコ。だけど、大頭領は・・・!?💦

鍵は「アクドル」?

入間のバカだけど真っ直ぐな言葉に胸打たれるバチコ。入間を弟子にしたこと、共に過ごしてきたことは絶対無駄じゃなかったとバチコは心の底から思うのだが・・・

「一緒に怒りてぇだぁ?オイこの野郎・・・」大頭領はまだドスの効いた声で凄んでいる!?心配になってバチコは思わず姿を隠したまま振り返ると・・・

「よくわかってんじゃねーか!!w」・・・えっ!!?💦
「そーなんだよ!まずはきっちりバッチリ怒ってやんねーとな!!オメェバチコ好きか?」入間がハイ!と返事をすると「よーしよしよし!!w」と入間の肩をバンバン叩き始めた大頭領!急に機嫌よくなったね大頭領・・・😅

「バチコは強ぇしカワイイよなぁ!」「はい!」「可愛い!!」さっきまで黙っていたロビン先生も乗ってきて、襖の後ろのバチコは急に冷や汗が止まらなくなった💦そして大頭領が「しかし怒ってんのは分かったがよぉ、結局オメェさんはバチコに会ってどうしようってんだい?」と入間に尋ねると「いろいろ考えたんですが・・・まずは『褒め円陣(ミサ)』かなって・・・」!!??💦

久しぶりに出て来た『褒めミサ』!アクドル式応援方法で中央に応援したい人を置いて周りを取り囲んでいい所を叫び合うという、褒められる側はもちろん、褒める側も気持ちいいという文化・・・地味に大頭領がアクドルに興味があったからか身を乗り出して褒めミサの説明を聞き、「では僕が北を担当します」「ワッチ東南」「僕西南!」と3人だけで盛り上がり始めたので、いたたまれなくなったバチコは堪らず飛び出した💦「やめろやめろ恥ずかしい!!💦」「師匠!✨」「主役だ!」「囲め囲め!」「やめて下さい大頭領!💦」賑やかになってきたね・・・w

ちょっと慌ただしかったけど、この大騒ぎでだいぶ調子を取り戻したバチコはいつものツインテールと可愛いドレスのような服に着替えて大頭領の前に出てきた。「改めまして此度の件について、バルバトス家にはご迷惑とご心労をおかけしました」すると「心は決まったのだな?」と大頭領。ハッ、と返事をし、バチコは少し入間の方を見やってから大頭領の方へ向き直った。そして少し笑みを見せて・・・

「13冠に選ばれたならこのバルバトス・バチコ、謹んでその任をお受け致します!!」

おぉ、バチコは13冠を選んだんですね!👏バチコの英断に喜びと希望を感じた入間とロビン先生は勇ましい顔で笑った。そして大頭領は「今や13冠に就く重責や苦労、風当たりの強さも理解しているな?潰れぬ覚悟はあるか?」とバチコに問うた。「はっ」力強く返事をしたバチコに大頭領は「そうか」と言った。そして・・・

「ではワッチも覚悟を決めよう」そう言って大頭領は顔を隠していたベールに手をかけた・・・

Wの大躍進!

入間の言葉に自信を取り戻し、「褒め円陣」のこっぱずかしさに悶絶しながらも← 元気を出したバチコは改めて13冠の責務に就くと大頭領に宣言した。すると大頭領も「覚悟を決めよう」と言って頭のベールに手をかけた。

「ワッチは大頭領を降りる」
大頭領の素顔が露わになると同時にものすごい宣言をした大頭領!!💦見た目は強そうで美形のおじいちゃんだけど・・・大胆すぎる大頭領の決断にバチコもロビン先生も入間も目を見張る。な、何を・・・とバルバトス血縁者のバチコとロビン先生が驚くのをよそに大統領は続けた。

「そして現頭領を大頭領とし、バチコ、お前をバルバトス家頭領とする

えっ!!!バチコが頭領!!??ロビン先生と入間もびっくり!!💦
「そう、このワッチが席をどいて、代わりにオメェが席に座るのさ」そう言ってバチコの前に進み出てくる大頭領。ものすごい重圧がバチコの全身を駆け巡る。「どうだい?この程度の重圧に負けてちゃ13冠の席を担うなど片腹痛いぞ?バチコ」バチコの決断は・・・

ニッと笑ってから「ありがたく、受け継がせていただきます!!!」

「・・・いい心構えだ」大頭領はバチコを見て穏やかな目線を投げた。
バチコは・・・13冠になり、さらにバルバトス家の頭領に正式になりました!!!✨これには入間は大興奮の大喜び!!✨ロビン先生も姉弟子の晴れ姿に感動している様子!✨

「師匠!!おめでとうございます!!!✨」

バルバトス・バチコ、頭領就任!!
こんな時こそ「褒め円陣」!!囲むか!やめろ!!💦そんな風に盛り上がるバルバトス家と入間でした。またひとつ、魔界の歴史が動きました・・・!w

魔入りました!入間くん312話感想・まとめ

バチコが13冠&バルバトス家頭領になっちゃいましたね!💦もう少し意地悪な展開を期待していた身としてはこんなキレイな展開でいいのやら・・・と思ってしまいました😅が、混沌が迫る今の魔界であえて大きな肩書を2つも背負うバチコの行く末はものすごく混迷を極めそう・・・その辺りの展開や弟子・入間の苦悩も作者・西修先生は上手く描くのだろうな。入間の活躍より苦悩を期待してしまう所はやはり意地悪でしょうか!?←

大頭領の顔が初めて露わになりましたね。怒ってる間は一人称が「俺」だったけど機嫌が直ってきてからは「ワッチ」になってるんですよね。この言い方からしてバチコの「アッチ」は大頭領譲り、つまり大頭領とバチコは祖父と孫の関係なのでは?と思いました。頭領がバチコの親なのかはわかりませんが、何だかんだバルバトス家は「家族の繋がり」が強いのかなと思いました。あと大頭領ってバチコを「可愛い」って言ってるしアクドルも興味あるし、「可愛い女の子好き」・・・!?ひょっとしたらカムイみたいにちょっとエッチな面もあったりするの!?←

一気に重すぎる責務を2つも担ってしまうことになったバチコ。弟子入間と共に前途多難な気がするけど、どう乗り越えていくのでしょうか?バチコを囲んで「褒め円陣」は見せてくれないの・・・?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の312話ネタバレを紹介しました!

が…

やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!

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あんなに怖かった大頭領も割と普通!?シリアスとコミカルの描き分けがすごい所もぜひ読んで感じて下さい!

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