魔入りました!入間くん33巻ネタバレ感想!大人の階段を上手く昇れ

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親に突然悪魔・サリバンの元へ売り飛ばされた人間の少年・鈴木入間。サリバンは入間を孫として熱烈に迎え入れ、自身が理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」に入間を悪魔の生徒として通わせます。「人間とバレてはいけない」と最初は目立たないことだけに集中していた入間だが、アスモデウスとクララという悪魔の親友ができ、問題児クラスの級友や先生、学校外の大人悪魔たちと交流するうちに「魔界で生きる」ことを真剣に考えるようになった入間。2年生に進級し、後輩もできて賑やかになってきた時、同じく魔界の闇」も入間たちに迫ってきているようで・・・💦

「心臓破り」で起きた「アトリ襲撃事件」を教訓に今後に備え、サリバンSDのオペラが問題児クラスの教師になった前巻。厳しくもうまく飴と鞭を使い分ける敏腕ぶりでした✨1年生争奪戦で久しぶりにシネル先輩も登場、いろいろあったけど1年生が3人も入って魔具研究師団も賑やかになりましたwそして「デビキュラム」に向けてアメリ会長からエスコートをお願いされてドキドキ・・・33巻はその「デビキュラム」に入間が踏み込みます!!

そんな「魔入りました!入間くん」最新刊33巻ネタバレを紹介します。

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魔入りました!入間くん33巻ネタバレ

286話・・・スイーツな談義

スイーツ専門店で「心臓破り」の慰労会をする入間と師匠バチコ。すべてのスイーツを堪能しながら改めて「お疲れ様バカ弟子!」と労うのでした😊

バチコの分家、ロビン先生が「狙撃手が狙撃されるなんて不名誉」と悔しがっていた反面「入間の構えがバチコにそっくりだった」と褒められて嬉しかった話をすると、何だかお互い照れ臭くなる💦ので、「直感に頼りすぎず目を使え」「足はもっとこう」などとアドバイスをして盛り上がる。

すると、こんな時間を過ごすこともしばらくはできない、と遠い目をするバチコ。ここでバチコは初めて「新13冠候補として魔界塔に行き三傑の面談を受ける」話を入間にした。寂しがるかと思いきや、入間は目を輝かせて大感動「前に師匠が言ってくれたのと同じで、師匠の活躍を喜ばない弟子はいません!✨」「フハハ、だったらしっかり期待に応えないとな!」とても良好な師弟関係ができているみたいですね😊

その新13冠発表は近々開催される「デビキュラム」で発表される、今回は魔界の歴史が大きく動く混沌の仮装パーティー「悪魔たちの仮面舞踏会」だとバチコは教え、もし正式に招待されたら入間は参加したいか?と聞くと、入間はぜひ!と返答。入間の確かな意思を感じたバチコは「アッチが面倒見てやる」と言って「アレ」を差し出した。

アレってアレだよね?・・・入間くんはモテるなぁ(笑)

287話・・・期待と不安

バチコとたらふくスイーツを食べて来たにも関わらず、オペラの夕食もペロリと平らげた入間😅今日はデザートはなしで、と言われた所で入間も話したいことがあると応接間でオペラと向き合った。

「デビキュラムに参加したい、魔界の歴史が変わる瞬間をこの目で見たい」
そう真っ直ぐな瞳で訴えた入間にオペラも正式に入間宛てのデビキュラム招待状を見せる。しかし、「危険だから反対です」とまさかの返答!💦

心臓破りでの襲撃と入間の誘拐未遂、ハイランク悪魔しか来ない中入間にもしものことがあったら守り切れないとのこと。というのも、サリバンが不在のため悪魔学校の監督はオペラの仕事、さらにバラム先生もやることがあるので護衛にはできないという事情が。「それでも期待するって、僕を信じて助けるって言ってくれましたよね」入間が必死で縋るも、「入間の身の安全が保障されない限り許可できない」とオペラは退室してしまった・・・

オペラの言ってることはわかるし従うのが安全だとは思うけど、こんなに冷たく突き放されたのは初めてでちょっと悲しい入間。と、過去にオペラが言っていた「期待以上に応えて下さると信じるのがSDの本質」だとオペラが言っていたのを思い出した。ならば、と思って入間は次の日アスモデウスを家に招いた。当然「若すぎるし未熟」という理由で断るオペラ。

「あ~ら、若すぎるなんて嬉しいわん♡」この声は・・・!?

288話・・・一線を越えて

入間からの改めて電話したいというメールにドキドキのアスモデウス。お互い何だか緊張してやり取りをした後、アスモデウスはSDダヴィデに「母上と話をする」と伝えた。

そして現13冠・アムリリスの部屋に赴き、入間が頼んだ「デビキュラムの護衛」の話を持ち出す。現13冠を動かす事の重大さは重々承知、だけど「自分だけで考えても解決策が出なかったけど、アズくんなら力になってくれると思ったから一緒に考えてほしい」と、自分をわざわざ頼ってくれたその気持ちに報いたいだって彼はいずれ魔王になる方だから、と甘んじて母に伝えた。

「こんなに真剣に息子にお願いされたのはいつぶりかしら。いいわ、引き受ける。その代わり、私のコーディネートでしっかりエスコートしてね♡そう言ってアムリリスは息子の頭にハンカチを。さすがは色頭・・・💦

とアムリリス本人からの了承を得た所で改めてオペラに交渉するも、「主賓である13冠が付きっ切りとは行かないのでは?」と難色を示す。むしろ入間がアムリリスの護衛になればと言うもまだしかめっ面のオペラに、アムリリスは「絨毯の線を一歩進んで越えられれば入間を返す」と交渉を持ち掛けた。

そこでオペラが見た光景とは・・・?💦
入間は「護衛」「デビキュラム参加の権利」をゲットできるでしょうか!?

289話・・・別れの2週間

「デビキュラムの準備のため2週間ほどクララとは遊べない」と話した入間とアスモデウス。ガーン!あんなことやこんなことでガヤガヤ遊びたかったのに、なクララ💦

入間もアスモデウスもやっとのことで参加を許された格式高い会なのでクララがおいそれと行けるものでもない。そのために入間も勉強や特訓をしており、三傑であるおじいちゃんの孫として恥ずかしくない姿で参加したいと話した。それを聞いて「そっか」と、クララは2人の膝の上に寝転んだ。

「私も我慢する。楽しいも我慢も分けっこするのが私たちだもんね」

そう聞いて安心した入間は、クララに「魔具研見守り隊長」に任命すると腕章を渡した。以前ほとんど見ず知らずの1年生たちとすぐ馴染んでいたのを見てすごい、これがクララの魅力なんだと思ったから、僕らがいない間の魔具研の先輩として後輩たちを導いてほしいと。初めて「隊長」と肩書を貰って嬉しいクララは自信満々に腕章を受け取ったのでした😊

その頃、三傑と13冠たちも来たるデビキュラム当日、6/13に向けて協議を進めていた。新13冠の発表もされ、魔界を牛耳る13人の席が思った以上に動いたと13冠の1人でアメリ会長の父・アンリは喉を鳴らす。後に「裏切りの13日」と呼ばれる、悪魔たちの狂宴がいよいよ始まります・・・!

290話・・・レディース&ジェントルメン

「知らない悪魔についていかない、ご飯につられない、アズくんたちと離れない、何かあったら即離脱してオペラに電話」注意事項を今一度確認した所で改めて入間は仮面を受け取り、受付悪魔に招待状を渡す。

まだ心配そうだけど、オペラは腹を括って「お気をつけて」と入間を見送った。入間は門番悪魔に吸い込まれ、どこかに落ちたと思ったら・・・目の前には広々とした綺麗な「ロストラウンジ」に着いていた。アムリリスに促され入口に向かう途中、参加者がたくさんいると思った入間。しかしほとんどが賑やかしとダミーの役割を果たす「人形」だと言う。魔具研究師団員としてちょっと興味深い・・・

と思っていると、入間たちと同じように仮面をつけマントを羽織ったアメリ会長がやって来た。男性を「貴方(ジェントル)」、女性を「貴女(レディ)」と呼ぶ作法を教わってからいよいよ入間とアメリ会長は「エスコート」へ。ハンカチを2人で持って・・・豪華絢爛な会場に一歩踏み入れた!✨思わずすごいすごい!と興奮してしまう若い2人ですw

アスモデウス親子が賞賛を浴びていて「地位ある大人の余裕」を感じたりしながら、今回の主賓である「新13冠候補」の4人の中に師匠バチコを見つけ大喜びの入間w他は「盤外のメフィスト」「二半王ゼブブラ」そして・・・カルエゴ先生の兄・ナルニア。遅れてやってきたナルニアのエスコートには「バール」が付いていた!!💦

ナルニアを見て「ゾクッ」とする入間。この組み合わせが意味するものとは!?💦

291話・・・揃いの面々

デビキュラム開催直前、最後の新13冠候補のナベリウス・ナルニアがバールをエスコートにやってきた。そして到着するやいなや、入間を調べ上げるかのように睨みつけた。

ナベリウス家は番犬一族。長兄は魔関署に、それ以外の兄弟は悪魔学校に勤めるのが義務とされている家系。特にナルニアは歴代の中でも特に「厳密」と言われ、どんな犯罪魔も骨の髄まで調べ上げ死ぬまで調教する「魔界の番犬」だと言う。魔界に仇為す存在を許さない番犬、だから僕の正体を見破ろうと・・・!?💦

すると、アスモデウスとアメリ会長、そしてアムリリスが入間を庇うようにナルニアに鋭い目線を向けた。「任せなさい、男性からの熱い視線は大好物なの♡」さすがは護衛・・・✨
と、「近づかないのが一番、気合い入れて行きましょう」と声が。誰!?💦と思ったら、魔関署局次長でアメリ会長の1日SD「フェンリル」という悪魔だった。アンリ、ナルニアに次いで3番目に腕の立つ悪魔で、SDもアンリが推薦したという。

そんなフェンリルに「今回参加している若い人は三傑の孫とキミらの5人」と聞いた。レイヂとラズベリィに再会できる!と嬉しい反面、彼らは三傑と「家族」として参加している。僕は違うしオペラさんにも反対された。僕は本当にここにいていいのだろうか。

そんな不安が入間によぎった時、照明が落ちていよいよ会が始まるようだった。その時、「背筋伸ばして」と声が・・・!

292話・・・ダンスダンスダンス

若い悪魔をハイランク悪魔が育成して魔王候補として育てる「TS計画」の発足を、デビキュラム開催と同時に宣言された。

「今の魔界は美しいが、そのままでは面白くない。力も知識も捻じ伏せる発想力で変化を恐れるな、新しさこそが魔界を創るのだ」かつての魔王・デルキラの考えに沿って計画されたTS計画は、未来へ向けた可能性と希望を示す試み。その革新的な計画の1人に入間がいたことをサリバンも喜んでいるし、入間も改めて「ここに来られてよかった」と思うのでした。

宣言が終わり、サリバンが指を鳴らすと、何とピアノ奏者としてカルエゴ先生が現れた!カルエゴ先生は兄・ナルニアに一瞥を投げかけてから、気持ちをぶつけるように鍵盤を叩いた。それを皮切りに悪魔たちは銘々踊りを始めた。「今の魔界を存分に体感できる時間だ、レディも待ってるし僕も見てるから行っておいで」そうサリバンに背中を押され、入間はアメリ会長と共にしばし手を取り合って楽しくステップを踏み始めた♪

しばらくすると、突然入間とアメリを引きはがす手が。お互い真逆を向かされ、アメリ会長はレイヂと入間はラズベリィと向かい合った。アメリ会長は思いっきり不服そうだけど・・・😅
そしてラズベリィにあっという間に飲み込まれた入間は突然「秘密の話」を持ち掛けられて・・・?

293話・・・品定め

ラズベリィが持ち掛けた「秘密の話」、それは「自分たちにとって有力なハイランク悪魔に目を付けてもらえるチャンス」ということだった。

言い換えれば三傑の孫とアスモデウス、アメリ会長「魔王に一番近い若魔」、5人にとってここにいる全員が「魔王の部下候補」ということになる。根っからの勝負師の家系のラズベリィにとってはまたとないチャンスでさっきから興奮が止まらないようです。

同じ話を同じく強引に交代されたアメリ会長もレイヂからされていた。アピールを上手くすれば品定めする側もされる側も「早い者勝ち」というわけ、もうその攻防は始まっているということ。さらに「私に近づいたのは父アンリとパイプを繋げようとしている作戦」だとアメリ会長はカマをかけてレイヂを挑発したのだが・・・レイヂはただ単に「同じランク6だから激励&宣戦布告に来た」と宣言😅せっかく牽制したのにちょっと赤っ恥・・・💦

その時アスモデウスが入間とラズベリィを引き剥がしにきた。するとラズベリィは「3人で壁壊しに行こう」と持ち掛けた。実は悪魔族よりもはるか昔から魔界に君臨し魔界を統べる上位種族「魔神族」の姫が来ており、彼女に見入られれば一気に魔王の座が近づくという。

今宵は言うなれば若者にとっての「よりよいスポンサーを手に入れるための戦場」。入間の運命は?そしてナルニアとついに対峙したカルエゴ先生は・・・💦

294話・・・見つけた

デビキュラムは若魔にとって有力悪魔へ売り込むチャンス。早速アメリ会長とレイヂが現13冠アマイモンに売り込みを始め、ラズベリィはシュラ姫の所に行けない間にアムリリスに話しかけ、そんなみんなを見て入間もうずうず。しかし「アスモデウスたちのそばを離れない約束がある」のと「人間とバレるかもしれないため」動き回れない。

と、アメリ会長の1日SD・フェンリル「俺とお話どうっすか?」と声をかけた。「鋼鉄にして厳密、簡単には明かさない悪魔が恐れる悪魔」「味方にすれば最高の牙、敵に回すと最悪の死神。そんな魔関署の悪魔興味ないっすか?」

その頃、カルエゴ先生はナルニアと対峙。「私がここに来た理由も知っているはず、説明を受ける権利がある」そう言うとナルニアは最高位の隠匿魔術を使い、その中で交渉を始めた。実は・・・ナルニアだと思っていた人は魔関署警備局長のアンリだったのだ!!アンリは新13冠候補の秘密裡の護衛で三傑と13冠にも許可を得ているのだとか。

ハイランク悪魔が次々失踪している事件を鑑み、あまりナルニアという「裏で自由に動いて悪事の抑止力となる」悪魔を表に出したくないのが魔関署としての考えらしい。「ということは、兄は会場に来ていないと?」カルエゴ先生が聞くと「いや、彼は孤軍の狼として会場入りしているとのこと!

「彼はとても鼻が利く」とアンリ。その頃「スンッ」と匂いを嗅いでいる者が。
「今何か?」「いえ、何でも😈」え・・・えっ!?💦

魔入りました!入間くん33巻感想・まとめ

いよいよ始まった大貴族会編!最初こそ不安もあれど期待や楽しもうという気概がみんなに見えたけど、最後のあまりに不穏な大人の対話と「見つけた」というタイトル、それが「スンッ」で表現されているのが本当に恐ろしく、「大人の悪魔の世界怖い!💦」という印象を受けた人も多いんじゃないでしょうか。

行きたい気持ちはあってもいろんな事情を考えると二の足を踏む、というのは人間界でも、人間の大人でも悩みの1つでもあるけど、特に学生で未成年の入間が大人ばかりの会合に足を踏み入れるというのは、大人の目線からすると難しいんだろうな、というのがオペラを見ているとよくわかりました。血縁はなくともオペラは入間の「家族」「保護者」「簡単に許可できない」という気持ちは何かわかるなぁ・・・人によってはアスモデウス親子が護衛で来ても許さないという人もいるかもですよね。

魔界の偉い人の中に「バール」という悪魔がいて、そのバールを護衛につけて「ナルニア」という有力悪魔がついていて、さらに正体を隠すためアンリが変装ナルニアは「フェンリル」と名乗るという・・・何重にも保険をかけて秘密が漏れないようにしている大人たちの世界に入間は踏み込んだわけです。そりゃ一筋縄では行かないでしょう。作者・西修先生も巻末で「入間たちが大人にどこまで食らいつけるか。頑張れ若人たち」と言っているので、先生も入間たちの実力を楽しみながら描いているんだろうなと思うわけです。

巻末のおまけ漫画では、アンリが変装するのにあの「ライム先生」が関わっているという衝撃のストーリーが!!さらに「ほんとそういうとこよ昔から」というセリフがあり、ライム先生とアンリは同級生ライム先生が密かにアンリに思いを寄せている・・・?という妄想を掻き立てられるような描写が♡こういう所もこの作品の魅力ですよね💕

大貴族会は狂騒の夜会。入間たちはどこまで食らいつけるのか、見物ですね!
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の33巻ネタバレを紹介しました!

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