魔入りました!入間くん296話ネタバレ感想!狼から蛇が庇う話

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そしてハイランク悪魔たちが密かに進めていた「魔界の新時代」の準備がいよいよ始まる・・・!
何と!アニメイトカフェにて「入間くん」×「魔主役」のコラボカフェが実現!!4/26から池袋3号店と名古屋2号店にてスタートします!!ここでしか手に入らないブロマイドなどもあるのでぜひどちらの魔界ファンも足を運んでみてはいかがでしょうか!?✨

入間がナルニア?に匂いを嗅ぎつけられていた頃、新13冠候補のバチコは誰もしゃべらない空気にいたたまれなくなっていた💦そこへバールが現れ、自身が「13冠だから」かつての魔王デルキラが愛した川を埋め巨大な城を建てるというワガママが通った話をした。そう、自分が13冠になったら「どんな魔界にしてやろうか」だけ考えていればいい。アホ弟子がアホ笑顔で喜べるような場所にすることだけを・・・

そんな「魔入りました!入間くん」296話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

入間がフェンリルもといナルニアに嗅ぎつけられていた頃、新13冠候補で入間の師匠・バチコは誰も何もしゃべらない空間にいたたまれなくなっていた💦

挨拶するか威嚇するか、アッチはどうしたら・・・と思っていると、突然バールがやってきて席にどかっと座り「13冠は正直面倒くさい。自分の行動の責任は重いし仕事は100倍になるし注目も浴びる分反感も買う。それでも席が空いたとなれば多くの悪魔が我先にと手を伸ばす。その魅力とは何か?」と切り出し、現13冠である自身の話を始めた。

南方の眠りの平野という場所に、「龍欠伸」という紫色に輝き甘い香りを放つ川がある。かつての魔王デルキラが一目で気に入り魔界塔へ持ち帰ろうとした美しき遺産。その川の上流に巨大な城を建てたバール。ほとんどの悪魔が「デルキラが愛した川を埋めていいのか」と思ったが、バールは自信を持って「いい」と言い放った。

だって俺は「13冠」だから。
自分が支配する範囲内なら、したことへの責任はあれどすることへの制限はない。つまるところ、13冠の魅力というのはあらゆる欲が実現してしまう圧倒的な権力なのだ。残されたその席は2つ・・・

そう言い残されてバチコは「とんでもねぇ空気にしてくれやがって」と思った。しかし、おかげで目が覚めた。「アッチが13冠になったらどんな魔界にしてやろうか」それだけ考えればいいのだ。バチコの望む魔界には、「アホ弟子」入間がアホ面で心から笑える場所を作ろうと意気込むのでした。

そんな入間は「狼犬」ナルニアに感づかれてしまったかもしれないが・・・バチコは入間を守るため、13冠になれるのでしょうか・・・。

魔入りました!入間くん296話ネタバレ

入間が望む魔界

バチコがバールに焚きつけられていた頃、妙に入間を嗅ぎつけてくるフェンリルは入間と「仲を深めるため」話をしようと言ってきた。フェンリルではなくナルニアな気がするけど・・・💦

「キミの話を聞きたい」と近づいてくるフェンリルにちょっとだけ不信感?を覚えたのか「魔関署のヒトと話していいのかな?でもアメリさんの護衛だし・・・」と考え込む入間。と、「あーそんな難しく考えなくっていいですよ、キミやキミの周りの話をしてくれればいいんで」とフェンリル。周りの話、と言われ突然パッと顔を輝かせた入間。

「まずですね!僕には12人のクラスメイトがいてみんな優しくてとってもすごいんです本当に!!✨」キラキラした顔でさっきまでのへっぴり腰が嘘のように話し始めた入間!「アズ・・・炎の悪魔は強くてかっこよくておもちゃの悪魔は楽しくて面白くて!獅子の悪魔は身体も夢も大きくてゲームの悪魔は元気で頼りになる弟で、蛇の悪魔は技がすごく洗練されてて・・・」「氷の悪魔は自分に誇りを持っててあと風の悪魔といつも寝てる悪魔と音楽家の・・・」もうクラスメイトの話が止まらない止まらない😅入間くんみんなのことが大好きなんだね・・・w

「ちょっと待って、キミの話を聞きたいって言ったんスけど」フェンリルに止められるも「僕の周りの話です!」と入間は主張するように続ける。「悪魔学校ですごい悪魔たちと出会って一緒に思いがけないような出来事も乗り越えて、たくさんのことを教えて貰って僕は今ここに立っています僕がここに居られるのはみんなのおかげ・・・そう堂々と話す入間にフェンリルは「では、そんな今のキミが考える未来の魔界とはどんなモノですか?」と尋ねた。

ちょっと壮大なワードが出てきて驚く入間に魔ニフェストっすよ。次期魔王のつもりで!どんな魔界にしたいかアピールを!」とフェンリル。そう、入間は若く学生の立場だけど、未来を考える重要な1人。入間にだってどんな魔界を望むか聞くのは至極真っ当です。入間は少し俯いて考える。前にサーティーンディナーで尋ねられた時はうまく話せなかったけど・・・僕が望む魔界は「バビルスみたいな魔界」?・・・いや。

「僕は、悪魔たちがお互いを尊重して協力し合って高め合える、そんな・・・」
「そんな『優しい魔界』がいいと思います!!」

思い切って言った入間にちょっとポカンとするフェンリル。彼の思惑は・・・?

牙を剥いた狼犬

入間の望む未来は「優しい魔界」。脳裏には大好きな悪魔学校の仲間たちを浮かべてフェンリルに言い切った!

「変でしょうか?💦」そう尋ねると「いいえ」とフェンリル。「悪魔同士が結託し協力し合う。なるほど・・・とても、とても良いと思います」優しい返事が返ってきて入間も安心した・・・のも束の間。

「つまり、悪魔しか要らない魔界、ってことッスね!w」
・・・え?💦あまりにも曲解な返事が返ってきて面食らう入間。フェンリルもなぜかさっきより入間を「見下ろす」感じが強いような・・・💦

「悪魔同士の協力、これをして他の種族を淘汰する!」そういうわけじゃ、と入間が訂正しようとするも「わかります~美しい魔界には邪魔者が多すぎますよね、魔神や魔獣・・・」と今度はフェンリルが止まらない。そしてとうとう・・・

「何と言っても『人間』のような不純物と禁忌のワードを出してしまった・・・やはり「フェンリル」ではなく「ナルニア」なんだ・・・!💦
あまりにも心無い「不純物」という言葉を思わず自分でも口に出してしまった入間。それを拾って「はい、特に人間なんて魔界にはいてはならないものッス」と淡々と言うフェンリルの言葉にビクッとしてしまう入間・・・

「アンリ局長は超優秀ッスけどどうしても俺と合わない所がある。あのヒトは人間を見つけても元の場所に帰そうとするんスよ。でも俺はね、人間なんて見つけた瞬間消せばいいと思う。魔界は高潔な悪魔族の世界ッスから」

魔関署の偉いヒトだと思っていた悪魔がどんどん恐ろしく見える。せっかく「ここに来れてよかった」と思っていたのにたった1人の悪魔の言葉でその自信も失われていく。入間は人間だとバレたかもしれないことよりも彼の言葉が怖くてただ青ざめるしかない💦それでもフェンリルは冷たい言葉を発し続ける・・・

高潔な悪魔族の世界に勝手に割り込んで均衡を崩し混乱を招く異物。何て迷惑な身の程知らずでしょう?もしまかり間違って人間なんかが権力を持ってしまって、例えばこの夜会に悪魔のフリして入り込んでいたら・・・」

「俺は反吐が出るほど不愉快です」
「ねぇ、キミは人間についてどう思います?」

以前にも何度か感じた「悪魔」という種族の恐ろしさ。蛇に睨まれた蛙ならぬ、狼に睨まれた獲物・・・食われるな入間!!💦

護衛の13冠!

やはりフェンリルはナルニアだった💦入間を人間と確信し、人間に対して「不純物、異物」などとあからさまな嫌悪感を示し迫ってくる!💦と・・・

入間の背後に巨大な蛇の顔が。これは・・・!
フェンリルが見上げた瞬間、蛇は大口を開けてこちらに食らいつかんと近づいてきた・・・

「パックン♡後ろの小悪魔だ~れだ?♡」
そう、あの巨大な蛇は現13冠色頭・アムリリスだった!ピンチの入間の後ろからそっと目隠しをしてそのまま力強く抱きしめた💦「んもうっジェントルったら~私の騎士なのに!勝手に離れちゃダメじゃな~い♡」いつもの調子で入間にスキンシップをしながらアムリリスは気付いた。

「はい、ごめんなさい・・・」そう胸の中で呟いた入間の声も体も震えている。無意識にアムリリスに縋るようにぎゅっとアムリリスの服を掴んでいる。きっと何かあった、それがわからないアムリリスではない。入間を一瞥してから改めてフェンリルに目線をやった。

「お相手してくれてありがと♡」そう言って片手をひらひら振る素振りをしたアムリリス。「いえ、他愛もない話を・・・」フェンリルがそう言いかけたその時。

バチィンッ!!!!!💥
広い会場中に響き渡るほどの大きな音。これには息子アスモデウスも、三傑の孫もアメリ会長も、話をしていた13冠アマイモンも、そして入間も全員驚いて振り返った。何とアムリリス、フェンリルを吹っ飛ばすほどのビンタを思いっきり食らわせたのだ!!!💦大の男のフェンリルがドシャッと地面に叩きつけられる。

「立ちなさいな、おバカな子犬(ワン)ちゃん」

所作や表情の美しさに表れる激しい怒り。アムリリスは入間の護衛として盾になってくれたのだ・・・!💦

魔入りました!入間くん296話感想・まとめ

とうとう牙を剥いてきたフェンリルもといナルニア!まさか「人間は不純物、魔界には不要だから消す」と極端な考え方を持っているとは思わなかった💦恐ろしいのが「アンリも同調している所がある」ということですよね・・・なのにアメリ会長は最初から入間を人間と疑っていたのにアンリの影響はそこまで受けてないんですよね。その辺もちょっとすれ違いがあるんですね・・・

入間くんがアズくんクララだけじゃなく、ちゃんと問題児クラスのみんなをよく見てて大好きなのがわかったのはよかったですねw順番にサブノック、リード、ジャズ、ケロリ、ゴエモン、アガレス、プルソンのことを言っているのも伝わります。入間にとって「サリバン&オペラの隣」は「帰る場所」で、「問題児クラス」は「頼りになる場所」なんでしょうね。それを「人間だから」という理由だけでなくされちゃ敵わないよなぁ・・・入間のためにもバチコに13冠になってもらいたいものです💦

そしてアムリリスママのポテンシャルどうなってんだ・・・確かに欲を主軸に立っているような悪魔にとって異性の色香というのは強いのかもしれないけど、にしても狼が蛇に飲み込まれるって相当だと思う💦でもきっとアムリリスの中で入間とは「助け助けられる関係」を大事にしたいと思ってるんじゃないかな。入間のおかげで息子アスモデウスも明るくなったし感謝してるんだと思います。だからこそ、真実はどうあれ「人間」「不純物」と愚弄したナルニアが許せなかったんでしょうね。

狼犬をも沈める蟒蛇アムリリス、ナルニアと一触即発か!?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の296話ネタバレを紹介しました!

が…

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