魔界の主役は我々だ!94話ネタバレ感想!君の「底」を見せてみろ

wj‗nirakana 週刊少年チャンピオン

2020年1月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔界の主役は我々だ!」。

活動歴も長く人気もある動画投稿チーム「○○の主役は我々だ!」のメンバーをキャラクター化し、「魔入りました!入間くん」の魔界に飛び込ませたスピンオフ作品!動画投稿者とのコラボ企画も多く、入間くんがアニメ化した際に動画に入間くん役の村瀬歩さんがボイス参戦したことで「魔入りました!入間くん」という作品を知ったというファンも多いそうですw

入間くんと同じくして悪魔学校に入学した1年生悪魔・シャオロン。
幼馴染のインキュバス・ウツや個性的な同級生のトントン、ゾムらと共に魔界でビッグな存在になるため頑張るもどこか空振り気味😅そんな時、ルーキーハントに来た「我々師団」の当時の団長・グルッペンに頭を掴まれ、無理矢理団員になってしまった4人。だけど我々メンバーとして日々を過ごすうちに4人と先輩2人にとってかけがえのない場所になっていた・・・時にグルッペンは離反、シャオロンたちに「新と旧、公認されなかった方は自然消滅」という戦争を申し込んで来たのだった!!💦

「我々師団にこだわる割に叶えたい野望なんてないんだろ?」チャバンちゃんにズバッと言われてしまったチーノ。詐欺師チーノが不器用に処世術を駆使して日々歯ぎしりしながら生活していた時にぶつかったのがグルッペンで・・・?

そんな「魔界の主役は我々だ!」94話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

魔ーメン食べに行こうとウツを誘うチーノ。だがウツはデートがあると断り、ショッピを誘うと「腹の具合悪そうなウツがやらかすかもだから追跡しよう」と逆に提案。いや食欲失せるわ・・・💧

他のメンバーを見てもロボロは筋トレ、シャオロンはサインの練習、ゾムはゲーム、トントンだけ魔ーメン店巡りに乗り気だけど、みんな何だか自分のやりたいことに忠実でキラキラしている雰囲気に耐えられずチーノは帰ることに。そこへまた「辛気臭い顔してるね!」と新師団の使節悪魔・チャバンちゃんが登場。

みんな明確な目標を持っているのに1人取り残されたのがそんなに悲しい?「我々師団を大きくして」っていうのは建前で本当は叶えたい野望なんてないんだろう?君は何で我々師団に入ったの?ズバズバ言われて固まってしまったチーノ。1年生の時の苦い記憶が蘇る・・・

チーノの家系「ガオナァ家」は詐欺師の家系。それゆえに悪魔が近寄らず、チーノ自身も能力があるわけではなく不器用なので飛行レースや処刑玉砲でもヘマをしてしまい笑われる始末。そこで結果を出した悪魔にこびへつらう「八方美人スタイル」を処世術としようと思ったが、その時出会ったショッピにもバカにされ、挙句「ドジ踏むのも策の内ですよねw」とか言われ、上手くは行っていない様子💦

「詐欺師なら上級生からカツアゲするのも造作ないですよねぇ?」そう言われショッピに無理やり2年生塔に連れてこられたチーノ。ショッピは隠れてビデオを回し、それを見て「失敗するのわかってて俺のこと嗤いたいだけやん💢」と思うが実力のないチーノは反論できず。だったらここで本当にカツアゲ成功させて「詐欺師は恐ろしい」ってわからせてやればいい。

そう意気込んでいた時、チーノにぶつかってきた上級生が。ちょうどいいカモが来たと下手に出てみると・・・
それがグルッペンだったのだ。デカイしオーラがすごい・・・ギャーーーー無理~~~~~!!!😭💦

いきなりボスとエンカウントしてしまったチーノ。ここからどう今に繋がるのか・・・

魔界の主役は我々だ!94話ネタバレ

八方美人vs大物

我々師団にいながらにして野望が明確にないことを暴露されてしまったチーノ。そんなチーノが「出会った」頃のお話。

詐欺師の家系ということで誰からも信用されず、腕力や魔力も乏しい不器用なチーノは周りにこびへつらうことで精神をすり減らしながら学園生活を送っていた。ある日、同級生のショッピに「詐欺師なら上級生からカツアゲもお手の物でしょ?」と言われ無理矢理2年生塔に連行された。その時ぶつかったのがグルッペンだったのです。

いきなりあんな大物、面白くなってきたわwと影からニヤニヤ笑うショッピ。一方圧倒的存在感のグルッペンにビビり散らすチーノは・・・

「申し訳ございませんお先輩様!!このガオナァ・チーノ生涯をかけて貴方様に償いをさせて頂く所存でございますぅ!!!💦」
超高速120度お辞儀からのケガの手当て、お詫びの食べ物、救急魔を手配・・・と頼まれてもいないのにあくせく動くチーノにグルッペンは「キミは1年生か」と尋ねた。ビビリながらも卑小な1年坊主でございます!💦と答えると「成程ちょうどいい」とグルッペン。

「ルーキーハントにはまだ早いがそろそろ新たな人員が欲しいと思ってた所だ」
「立ち話も何だ、少し話をしようじゃないかついてきたまえ・・・😈」

チーノの肩を掴んで強引に中庭へ・・・メキメキ言ってたけどチーノの肩大丈夫か・・・💦
そして中庭へ。しれっとショッピもついて来てます← どうやら本当にグルッペンが立ち上げたばかりの「我々師団」についての説明をしただけのようですが、チーノは恐怖のあまり話が入って来ず「カルト集団?魔ルチ商法?早く逃げなきゃ💦」とばかり思っている様子💦

それでも長年「これしかない」と続けて来たゴマすり処世術のクセは抜けず、話もろくに理解してないのに「実に素晴らしい師団だと思います!ルーキーハントの際は見学させていただければ💦」ととにかく太鼓持ち。それはありがたい、とグルッペンも言うのだが、次に出て来た言葉は「本音は?」だった。

疑っているわけじゃないが君自身の「欲」が見えてこないとグルッペン。グルッペンが欲しがっているのは「革命の動力源と成り得る欲深い悪魔」、だからこそチーノの明確な「欲」を聞きたかったようです。

「君がこの魔界で成し遂げたい野望は何だね?」
またも核心を突く質問をされてしまったチーノ。一体何と答えるのか・・・

見えた「片鱗」

グルッペンという巨漢にマジに師団のプレゼンをされたのに恐怖故に表面上取り繕うだけのチーノ。そんなチーノにまた「野望は何だ」という一番逃げたい質問が飛んできた。

チーノは少し俯いてから「そりゃもちろん、貴方のような優れた悪魔になることですよ!強くなるコツとかあればぜひ伺いたい!」とまた上っ面だけで笑ってみせた。それをわからないグルッペンではない、少し黙ってから立ち上がり「わかった、この話はなかったことにしよう」とチーノの肩に手を置いて立ち去った。その時何かをやったようだけど・・・遠くから見ていたショッピには「もう終わり?何も起こってへんやんおもんな」と捨て台詞を吐かれていた。

取り残されたチーノは唇を噛みしめてこの世界の理不尽さに震えていた。
何やのみんなして野望野望って・・・この弱肉強食の魔界じゃ力も魔力も弱い俺みたいなやつは生きてくだけで精一杯なんや。輝かしい未来の展望を持つ余裕なんか・・・そんなことを思っていると「ヘイそこの1年く~ん?俺らちょっとお金に困っててさ~3000ビルでいいから貸してくんね?w」とガラの悪い2年生が絡んできた。

ホラまたいつものパターンや。どうせ慣れとるしいつも通り愛想よく・・・
と思った瞬間、チーノはリーダーらしき不良の腹にパンチを入れていた。そのまま崩れ落ちる不良。・・・え!?チーノの心情と行動がちぐはぐ・・・!?💦取り巻きの不良も予想外のチーノの行動にタジタジ💦

「こっちがヘコヘコしてりゃつけ上がりよって・・・えぇ加減にせぇよ調子乗ってんじゃねぇよボケが!!💢」
今まで見せたことのないキレっぷりのチーノに遠くからビデオを回していたショッピもびっくり💦撮れ高ヤバ!とか言ってるけど本当に今までないような、でもチーノの「心の底」をさらけ出しているような行動でした。

不良をボコボコにしながらチーノは泣きながら叫ぶ。
「低ランクで何が悪い!野望持てへんで何が悪い!そんなことより教えてくれよ、俺みたいな弱い悪魔は・・・」

「この魔界でどう生きてったらええねん!!(泣)」

初めて出したチーノの「本音」。そこに聞こえてきたのは・・・

畏怖と高揚、その次は

不良に絡まれたことで急に本音を吐き出したチーノ。弱い悪魔は魔界でどう生きていけばいいのか?その言葉に「革命だよ」と返答が返って来た。

気が付くと、チーノが振り上げた拳をグルッペンが掴んでいた。正気に戻ったチーノは自分がやっつけた不良が呻く現場を見て自分で恐怖する💦実はコレ、グルッペンの家系能力「疑心暗鬼」でチーノの闘争本能を少し解放された影響。さっき「この話はなかったことに」と肩に手を置かれた時にこの能力を仕込まれていたのでした。

でもこれでようやくチーノの本音がわかり、チーノの「野望の片鱗」を垣間見ることができたとグルッペンは笑う。そして再びチーノの肩を掴み恐ろしい笑顔でチーノを見下ろしながら「私の下へ来たまえ!君の抑圧された感情は我が革命の起爆剤となるだろう!!」と吠えた。その時、チーノの体を駆け巡ったのは「恐ろしい存在に目を付けられてしまった」という畏怖の念、そして・・・

確かな高揚感だった。チーノの特徴的なメガネにグルッペンの顔が確かに映っていた・・・。

こうして1年生のチーノは我々師団への入団を決意したのでした。そして今、チャバンちゃんに煽られながらも改めて自身の野望を反芻した。
「グルッペン団長に仕えて」彼の掲げる革命の行く末を見届ける。それがチーノにようやく芽生えた野望。違うかい?

きっとそれは本音。でも、ここからチーノはどう動くべきか。
チーノが本当に求めていることって何だろう・・・?

魔界の主役は我々だ!94話感想・まとめ

ずっとはぐらかされてきた「チーノの野望」、明かされたというほど明確にはなってない気がする、まさに「片鱗」だけだけど吐き出せてよかったとは思いますw

本音はやはり「弱くて力がない者はどう生きていくのか」を明確にしたいということでしたね。これは人間界でも問題ですし、正直な所私もそう思う所があります。周りを見るとみんな辛くても我慢して生きてたり、何か秀でた技術を持ってたくさんの仲間を作って楽しく生きてたり、自分の保身のためだけに生きてるような奴に比べるとみんなキラキラしてて命燃やしてる感じあって劣等感感じたりするんですよ💦多様性とか言ってもまだ差別や偏見って根強いし、ただ「誰かの言うことを聞く」だけの人生だと自分で考えて行動することが普通の人より遥かに高いハードルだったりする。

それでもチーノは若いうちにグルッペンに出会えてシャオロンたちとも出会えて、そこでまた迷ったとしても迷って悩んでぶつかって、でも仲間がいてだいぶ恵まれてると思うんですよ💦人間界では高いハードルな上にそれを乗り越える術を知らない、教えてくれる人や虎の巻がない、その探し方がわからないまま人生を終える人もいるから・・・まだチーノはいくらでもやり直しができるんですよね。

だから頑張ってほしい。今野望を見つめ直してここからどう動けばいいかわからないんだろうけど、自分で頑張って、周りの助言も聞きながら切り開いてほしい。生きづらい人生を生きている読者の希望、まさに「起爆剤」になってほしいと切に願います💦

チーノの本音は「グルッペンに仕えたい」ということは、チーノも離反・・・!?あり得なくはない💦
次回も楽しみです!

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今回は、「魔界の主役は我々だ!」の94話ネタバレを紹介しました!

が…

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