SANDA17話ネタバレ感想!「子供のため」を思う光と闇

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2021年7月34号から始まった、「BEASTARS」板垣巴留先生の新作「SANDA」。

2080年、少し未来の日本では15歳未満が人口の0.1%しかいない超少子化社会。その数少ない子供を学校が一斉管理するという殺伐とした社会の中である日、14歳の三田一重「サンタクロースの末裔」で全知全能の大柄なおじさんになる能力を同級生の冬村四織に強引に解放される。それは行方不明になり死亡扱いされている冬村の親友・小野一会を捜すため。サンタに復活してもらい実家のケーキ屋の経営を立て直したい同じく甘矢一詩も加わり、サンタの能力や学校の秘密を探りながら日々を過ごしていく。

一度現れまた姿をくらませた小野が再び冬村の前に現れた。「大人に成長してはいけないので眠ってはいけない」とされる世の中で毎晩安眠する冬村を強く思う余り、小野は冬村と睦み合う夢を見てしまい、体が第二次性徴を迎えて大人の体つきになってしまった。恐怖で逃げ出してしまった小野に「私たちは大人になっていいんだよ」と訴えた冬村の後ろに、学園長が立っていた・・・!💦

そんな「SANDA」17話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

またも突然現れた小野一会。洗濯場で冬村と再会を果たしたが小野の様子がおかしい。「この国で大人になるくらいならここで時を止めちゃおうよ」と包丁を取り出す小野。そんな小野に冬村は「落ち着いて」と言った。

そんな冬村に「大人ぶらないで、まるで怖いものが何もないみたいに毎晩安眠するあなたが好きだったのにと叫んだ小野。この時代では「睡眠」は心身共に大人への成長を早める忌まわしいもので子供が睡眠を取ってはいけない、という考え方。発達した予防接種や食事で睡眠を取らなくてもよくて体を横たえて休むだけという中、堂々と眠る冬村を小野はいつもヒヤヒヤしながら見ていた。

そんな小野に私は元々でかいから第二次性徴は来ないと診断されてる、でかいとこうして小野を撫でられるし得ばかりだよ、と笑う冬村に小野は「夜独りぼっちになって寂しいから寝ないで」と言えないでいた。婚約者以外に変な気を起こさないようにと男女共に制服はスラックスだが、小野は唯一無二の「冬村」という性別に夢中だったのだ。

この日も早々と寝てしまった冬村に小野は「眠るってどんな気持ち?」「好きだよ」と言ってみた。すると冬村は急に目を開け小野に口づけ押し倒し「私も好きだよ」と言った。そして熱烈なキスをし、小野の体に触れてきた。その冬村の言動が嬉しくて「私たち永遠だよ、ずっと一緒だよ離れないでね!?」と縋るように叫んだ。

夢を見た。その相手はまだ隣で眠っていた。目覚めた小野の体は第二次性徴を終え、胸が膨らみ丸みを帯びた体になっていた。
卒業前に第二次性徴を迎えるなんて言語道断、迎えた場合取り調べを受けてもらうので生徒諸君はくれぐれも眠らないように、という学園長の言葉が響いた。逃げなきゃ。そう言って小野は行方をくらませたのでした。

名残惜しくて何度も学校に戻って来たけど見つかっちゃったし、大人がこんなにも情けないって思わなかったと言う小野はとても綺麗だった。老いるって衰えるばかりじゃないぜ、というサンタクロースの教えを今言わなきゃ。そう思った冬村は小野の肩を掴んで「私たちは大人になっていいんだよ」と叫んだ。

その後ろに立っていた学園長。冬村と小野、ピンチ!!💦

SANDA17話ネタバレ

「狂人」の思考回路

「私たちは大人になっていい」大人の姿を手に入れてしまい自ら行方をくらませた小野を庇って叫んだ冬村。その後ろに学園長が立っていた!

「大人の侵入者発見。私が直々に処罰しよう」
そう凄んで2人を見下ろす学園長。しかし冬村が毅然と立ち上がり「小野に手出しはさせませんよ学園長」と睨み返す。そもそも小野は身体が大人に成長しただけで侵入者ではなく生徒。そこまで生徒の成長を忌み嫌う理由があるんですか?キッパリと真っ向から言い放った冬村の姿に思わず涙を流す小野。

すると「あ、ホラそれですよ」学園長が杖で小野の顔を指す。「あらゆる排泄物の中で最も汚いソレ、涙ですよ」
大人になるとなぜ涙もろくなるのだと思いますか?と突然2人に質問を投げかけた学園長。しかし答えを待つこともなく、「苦しみや悲しみなど様々な経験を積んで共感力が増すからです。つまり何かしらのトラウマを抱えているということと自論をつらつらと並べた学園長。

「トラウマゼロ教育」を掲げる学園長にとって、トラウマを抱えた大人は足がすくんで前に進めなくなる存在でそんなものは学園にいらないという考え方なのです。要するに、負の感情を抱いた時点で学園長の理想像ではなくなり汚らわしいものになってしまうようです💦

話が聞こえていたが小野一会はたった一晩でおぞましいトラウマを抱えてしまったからそんな姿に成り果てたのだ、若さをドブに捨てたな。そんなおぞましいセリフを平気で多感な女子生徒に言い放った学園長の話を、三田と甘矢も息をひそめて聞いていたのだ。きっとルームメイトが冬村が戻って来ないと言っていたのを心配して探しに来てくれたんでしょう。

まずいことになってる、助けなきゃと身を乗り出そうとする三田を「サンタになれないお前がどう助けるんだ!?」と制止。その言葉に思わず向き直る三田。そうなのだ、今三田はサンタじゃない。図体も考え方もデカイ大人ではないのだ。そうなれなくなってしまったのだ。「私やっぱりこの姿の三田が好き」とサンタの姿に抱きついた冬村の言葉が頭に響く。

「そもそもあの姿の俺は頼れる大人じゃなかった」三田の思いとは・・・?

秘密vs秘密!?

「サンタクロースの姿の俺は頼れる大人じゃなかった。見た目がいくら老いてもちゃんとした大人になるってすごく大変だってわかった」

そう、大人というのはゆっくり時間をかけてなるもの。子供がいくら頑張って頭をフル回転させた所で「大人ぶる」ことしかできないわけで、大人になるにはやはり大人と交流したりいろんな経験をして考えたり感じたりしなくてはいけない。つまり「成長」しないといけないのです。今洗濯場では学園長が小野を庇う冬村もろとも杖を振り下ろそうとしている!

「だから今は俺自身が助ける!!」
大渋!!!と14歳の三田が飛び出し叫んだ!驚き手を止める学園長。急な三田の登場に冬村と小野も驚き、甘矢も大胆な行動に驚いている。しかし三田は止まらなかった。

「不法侵入者が許せないならまず俺を処罰しろ」
「サンタクロースは俺だ!!!」

は!?と言った表情になる学園長。今まで頑張って秘密にしてきた冬村も思わず口をあんぐり。甘矢は「言っちゃった・・・💦」といった感じで顔を覆う💦しかし三田は洗濯場の入口に立ちはだかって自分の正体についてすべて告白した。

第二次性徴どころかまるっきり白髪の老人が俺だ、14歳は仮の姿だ。ずっと探してたんだろ?今は身体を使いこなせていなくて見せられないが、証人はたくさんいる。俺さえ拘束していればサンタクロースはもう現れない!小野よりまず俺だろ、大渋。

その瞬間何かがカツーンと音を立てて落ちた。って、目玉!?💦
そこにいた3人がぎょっとしていると、「待ちたまえサンタクロース!?あ~何てことだ、振り向いた拍子に人工眼球が飛び出した・・・全身整形も楽じゃない・・・何と学園長、目も人工物だったのだ!顔に2つの窪みが浮かんでいる。視覚がないと気づいたのか、冬村は小野を抱きかかえ後ずさりする。

が、杖が容赦なく冬村の足を払った。見えなくても長年磨いた反射神経で感覚は掴めるようです💦怖い・・・💦
次逃げようとしたら杖で一突きだ、と脅しながら「全く片方1億もする代物がなぜ容易く外れるのか」とブツブツ文句を言いながらおずおずと人工の目を拾い始めた。その隙に甘矢が動いた・・・

心を強く持てサンタよ

三田の決死の告白も学園長はにわかに信じがたいといった様子。それを感じ取った甘矢は三田を隠そうと、洗濯機の横に積まれたバスケ部と陸上部の生徒の山積みの赤ジャージの山を崩した!

赤ジャージに埋もれ、大きなケースが小柄な三田をさらに隠した。何をする甘矢、俺は学園長と真っ向勝負するんだ!と中でもがく三田の耳に「装着は完了だ」と学園長がにじり寄る。すまなかったなサンタクロースを名乗る者、その姿を見せろ。洗濯物に隠れるとは今になって怖気づいたか?と挑発的な声が聞こえる。

赤ジャージの中でふと三田の耳に「サンタと言っても心と体は思春期だからな」という柳生田の声が響いた。
そうだ、俺は子供だ。こんな風に周りから心配されるような心も体も弱いクソガキだ。だけど、このままなんて俺は嫌だ、成長したいんだ!

子供のままなんて嫌だ、俺は大人になりたい。

その瞬間、ボッ!!!という爆音が響いた。赤ジャージの山が吹っ飛び、中からあのサンタクロースの姿が現れた。赤ジャージを2枚重ねしフードを被り、それをベルトで留めている姿はまさに「クリスマスの象徴」サンタクロースそのものだった。

「要は心の持ちようだ」柳生田の言葉を逆手に取った三田の強い気持ちでした。
「とうとう現れたな、本気のサンタクロースが」尚も挑発する学園長に打つ手はあるのか!?

SANDA17話感想・まとめ

成長した体の小野が学園長に見つかってどうなる!?と思ったらやはり三田たちは来てくれましたね。対処法が予想外でしたが💦

学園長の描く「理想」が追い求めすぎてエグいことになってますね💦全身整形というのもいつまでも若さを保ちたいという理想からなっているし、それに赤の他人、誰かの「宝」を巻き込んでいいものか?と思いますよね💦独裁者か何か知らないけど、子供の成長を「おぞましい」とか言う前にアンタ自身がおぞましいよ!と思いました💦心臓だけじゃなく目も人工ってことは、他の臓器や脳も人工かもしれないし、自身の身がもう肌くらいしかないのか?サイボーグじゃん・・・だから生身の人間とは分かり合えないのか?💦

そして奇しくも三田に銃弾をブチ込んだ柳生田が、スパイとして学園に侵入した柳生田が「先生」として三田を助けた形になってましたね。確かに「心の持ちよう」というのは強いもので、こうありたいと強く願ったものは現実になりやすいというのはあります。曲がりなりにも柳生田と「男の友情」みたいなのが芽生えている?三田も改めて「大人になりたい」と思えてよかったですw本気のサンタクロースになったことで小野だけでなく柳生田も助けることができ・・・るかな?

「子供は理想の姿でいなきゃ無価値」学園長「成長は自然で必然」の権化・サンタクロース。勝負の行方は・・・!?
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の17話ネタバレを紹介しました!

が…

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大人になったことに悩む女子・小野と、大人になるということに悩む男子・三田の比較的描き分けがリアルすぎて素晴らしい!←

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