SANDA14話ネタバレ感想!進むか戻るか、地団駄踏むか

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2021年7月34号から連載が始まった、板垣巴留先生の新作「SANDA」。

超話題作となった前作「BEASTARS」とはまた違った、ちょっと未来の人間のお話。サンタクロースを交えて大人と子供、大人になることや子供を理解することに苦しみながらも生きていく様をリアルに描きます。

2080年の日本は貧困化に伴い超少子化が進み14歳以下の子供が人口の0.1%。2050年から「結婚の義務化」も進められる中、行方不明になった小野一会を捜して欲しいと冬村四織三田一重「サンタクロースの能力」を強引に解放。実家のケーキ屋をクリスマス文化を復活させて盛り返したいという同級生の甘矢一詩も加わり、サンタクロースの能力や学校の秘密を探りながら生存確認だけはした小野の行方を追う。

しかし三田は「サンタ」であること、大人として子供を守りたいというプレッシャーが正直苦しかった。そこへ現れた三田の婚約者・風尾二胡の登場で三田は「サンタ」であることを諦めてもいいのか・・・とふと思ってしまう・・・

そんな「SANDA」14話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

「サンタは子供に恋をすると心肺停止する?」

そんな眉唾物の噂話をしているのは「赤衣の特捜隊」柳生田と同僚たち。一応れっきとした仕事らしいのに国の貧困化に伴ってか、アジト的な場所は高架下のような場所で酒場も「カップ麺酒場」、壁には「欲しがりません死ぬまでは」という殺伐とした場所でカップ麺をすすりながら話している。恋って気持ちだけなのか行為までなのかはわからないけど、現時点でサンタの正体を知っているのは柳生田だけ。再就職もほぼ不可能なこの時代に柳生田は重大事項を漏らすわけにはいかないとサンタ捕獲に改めて闘志を燃やす🔥

その頃その正体である三田は、同室のぽっちゃり男子・堂園の上裸を見て「興奮しない!」と大喜びというおかしなことになっているので甘矢が慌てて廊下へ連れ出す。話を聞いてみると、冬村に対して恋のような感情を覚えてしまっているがサンタに性欲はご法度、冬村にも失礼だし自己嫌悪に陥るけど冬村を知るほどかわいく思えてくると。今は子供を可愛がるような気持ちだけど爆発しないとも限らない、だから俺は金輪際恋も結婚もしないと言い聞かせる三田。すると「あの子には何て言うの?」と甘矢。あの子とは・・・

三田は赤ん坊の頃に少子化対策のために義務として決められた婚約者「風尾二胡」がいたのだ。婚約者同士は校舎の掃除を義務づけられているらしいが二胡はほうきをへし折って「今日はサボっちゃえ」とか言うブッ飛んだ女子。言葉遣いも行動も品がなく、三田もあまり会いたくない相手なので二胡のためにも結婚する気がないことを話そうと決意。結婚は義務とはいえ結婚するまでは自由恋愛だし干渉し合わない関係はあまりにもドライだった。「恋愛結婚」なんて化石なのだ。

「お前とは結婚できない」
そう言ったのにこの日は台風。この時代の台風は強い勢力を保ったまま1ヶ月ほど停滞する危険な天災。しばらく外に出られない、と言うと「何で?今のうちに危険を冒さないとマトモな大人になれないよ」「ただでさえ保護管理されてるんだから今のうちに怒られたり暴れたりしないと私は不安」そう言って二胡は台風の中飛び出して行った。

猛烈な風雨による轟音の中から二胡が呼ぶ声がする。カッちゃんと呼ぶのは二胡だけ。最近「さんだ」と呼ばれると「サンタ」と呼ばれてる気がしてビクビクしていた。婚約者同士の「下の名前で呼ぶ」という決まりが何だか落ち着く。台風の爆ぜるような音が俺からサンタを引きはがすような感じで足が動いた。二胡を呼ぶと二胡は三田を見つけて抱きついてきた。

「この台風は神のおっさんの仕業だとか学校で噂されてるけど私はファンタジーなんか信じない。私の現実が一番最高だもん」
その言葉とさっきの言葉が三田にこだまする。俺はサンタを諦めてもいいのか・・・?

「あれ?コイツ理想の奥さんだなって顔してる。まさか台風の中来てくれるなんて見直した。うちらクソいい夫婦になれそうだね」
台風より突然に現れた嵐。三田はサンタになるのか、子供のままでいるのか。

SANDA14話ネタバレ

まさかの連続な日々

三田見なかった?と冬村が甘矢に尋ねる。そういや部屋を出てったきり・・・と甘矢が言ってふと目線をずらすと「あら?」

「おはよー!!爆イケクソ夫婦のお通りだよー!道をあけろー!☆」
二胡が三田の手を強引に引っ張ってそう騒いでいるのでした。三田は冬村たちと鉢合わせてしまい気まずい雰囲気に💦三田が慌てて冬村に取り繕うように「あとで話が」と言うと冬村は気にしてないような素振りで「おはようちっちゃい夫婦」と言った。

すると「おはようでっけぇ女!!」二胡が冬村にそう言い放った瞬間三田のネクタイをこれ見よがしに直し始めた。でっけぇ女って私のことか、と2人をぼんやり眺めながら思う冬村。すると二胡は今度は突然三田のネクタイを引きちぎり、「結婚指輪はめるまではこれで我慢ね」とネクタイを交換した。教室でも二胡は「今時恋愛結婚なんて攻めてるでしょ?あんたらも婚約者とは早めによろしくやっときな」と胸を張って騒いでいる。

そんな二胡に辟易しているような三田を甘矢が引っ張り出し「結婚できないってケリつけるんじゃなかったの?」と問いただすと三田は「あいつの将来考えると言い出しにくくて💧」ともはや旦那モード。恋愛は自由だけどもうちょっと立場をわきまえた方が、と甘矢に釘を刺されてしまったので三田も慌てて今日中にケリつける、とほぼ無理な口約束。うーん思春期・・・💦

所詮14歳じゃそうか、当分言えないぞと甘矢。そういうもん?と冬村。嫌に冷静だけどあんたたちも14歳でしょ(笑)
そういえば冬村の婚約者って誰?と甘矢が尋ねるも「さァね」と冬村は逸らして去って行った。やはりこの時代は誰しも義務の相手がいるようですね💦

立場を自覚。子供と恋愛なんてダメだって、俺はサンタだってわかってる。でも、俺だってたまにはガキに戻れる瞬間があったっていいだろ?授業中、机に突っ伏して悶々と悩む三田の背中に紙が飛んでくる。開いてみるとウ●コの絵が。振り返ると二胡が舌を出して笑っている。それに舌を出して応える三田。その前にも廊下にいる三田に急に膝カックンして振り返るといたずらに笑う二胡がいる。

こういう青春は二度と送れないと覚悟した矢先のこれは正直普通に嬉しい!!
二胡というちょっとブッ飛んだ子という所でいささか素直になれない三田だが、異性とわちゃわちゃできるのはやはり思春期は嬉しいよね・・・

そんな時先生から「急遽就任された先生を紹介する」と通達が。そこにやって来たのは・・・

「今日からこの学年の体育講師を務めます、柳生田三郎です」

驚き目を見張る三田、冬村、甘矢。三田=サンタだと知っている柳生田が校内に合法で入って来た・・・!

恐ろしい捨て身の執念

「赤衣の特捜隊」リーダー・柳生田が教師として学園内に潜入してきた。「サンタはこの時代にいちゃいけない」と言って襲って来た、唯一三田の正体を知る外部の大人。

いつかまた来るとは思ってたけどまさか学校に直接来るか!?と青ざめる三田。柳生田は「近頃不審者が出るとのことで僕の専門の護身術を教える」と表向きはそういう名目でやって来た様子。だがすぐ「三田くんは学級委員でしたね。確認したいことがあるので放課後残れますか?」とマークしてきた。教師とはいえ急に入れるわけがない、どうやって入った?と三田はわからないみたいだが、実は・・・

学園長に呼び出された柳生田。学園長の椅子の隣には心臓の入ったケースがある。
「これは私の心臓だ。若さを保つため今は人工の心臓で生きているが・・・次サンタを捕らえなければこの心臓を君に移植する」

どうやら学園長、90歳の誕生日の時に自身の心臓を摘出して食塩水で保存していたようで。柳生田がサンタを見つけたのに捕獲し損ねた所を見た者がいたらしく、柳生田に厳しすぎるタイムリミットを設けて必ず捕獲しろと言い渡されたのだ。学園内にサンタがいることは柳生田が知っているし、だったら君が学園内に潜伏して台風が去る前までに捕まえろ、と学園長からの通達があったので学園内に入れたというわけです。

あと1ヶ月弱でサンタを捕まえなければ他人の心臓を入れられる。しかも90歳に人生が先送りされてしまう。食欲も性欲も気力も失った静かな生活が待っているだけだ、と学園長は言うけどあまりにおぞましいペナルティだった。柳生田は三田を放課後に呼び出し、窓辺で台風を見ていた。ここに俺が来た理由、呼び出した理由は言うまでもないだろ、と柳生田が尋ねると三田も「えぇまぁ」と答える。

「教えてくれサンタさん。急激に歳を取るってどんな気分なんだ?」
「そ、そうだな・・・俺の場合は若い姿でいる時より・・・」

「少しだけ悪あがきを覚えた」

三田は赤ジャージを着てサンタになっていた。全力で抵抗するぞ、という三田に柳生田も捨て身の覚悟で殴り掛かる。
移植されようがここで死のうが同じようなことだ。元より気力は薄れていた柳生田、ここでどうにかあがくか!?

一触即発多発!?

台風が去るまでの1ヶ月の間にサンタを捕獲できなければ90歳の心臓を移植する。そう言われた柳生田が捨て身でほぼ不死身の三田に襲い掛かる!

拳を顔面に向けた瞬間・・・ぷにっ。
!!??柳生田は思わず背筋にゾゾッと寒気が走る。三田はガシャーン!!と机にぶつかり伸びてしまった。あれ?三田、サンタじゃなくて元の14歳の姿だよ・・・?💦

驚きすぎて柳生田の最初の感想が「餅かよ!?」だった😅え?どうして子供に戻った!?子供殴っちまった最悪な感触だな💦と柳生田がぶつぶつ言っている所に三田が「何を今更、この姿の時平然と撃って来たくせに」と文句を言いながら起き上がった。銃なんてオモチャと一緒で引き金を引くだけだが打撃には実感があるだろガキは殴りたくねぇ!💦とわたわた慌てる柳生田の言葉にハッとする三田。

赤い服を着ているのにサンタにならない・・・?
もう一度脱いでまた着てみるがサンタにならない。初めてだ、一体どうして・・・?もしかして、サンタの力が弱まってる・・・?
サンタである証明ができなきゃ意味がない・・・急に脱力した柳生田は14歳の三田に「ごめんねほっぺ・・・」と謝る。三田も「いえいえ・・・」なんて返す。でもこれは何だ?やはり「恋」が関係しているの・・・?

その頃、寮では二胡がくつろいでいる所に訪問者が。寝転がったまま二胡が振り返るとそこには冬村が。

「私の三田にこれ以上手出さないでくれる」

・・・え!?💦何だか彼氏奪われた彼女みたいな発言だけど・・・ここでも何かバトル開始!?💦

SANDA14話感想・まとめ

前回、突然出て来た二胡という存在と婚約者制度が浮き彫りになってどう展開していくのかと思ったら、予想外の角度から来ましたね。柳生田が学内に潜入した鍵が学園長の心臓だったというのが本当にエグい💦

そしてやはり生まれてすぐに婚約者を決められる世の中で、全員に婚約者がいるみたいですね💦何とも寒い時代だけど二胡は逆手に取って婚約者と恋を育もうとしているわけで、それが三田のサンタを足止めすることになったのか?そして冬村の最後の言葉は「自分の目的の妨げになるから」という意味と、まだ何かありそうな気がしてならない・・・下手すると「冬村の婚約者も三田」とかだったりする!?少子化で男子が少ないとかだとあり得ない話じゃない・・・💦

そして柳生田が何だかいいように振り回される存在で何だか見てて切なくなりますね💦世の中の50代への当たりってよほど有名な人じゃない限りこんな感じな気がしますよね💦でもだからって90歳の他人の心臓を移植するっておぞましすぎる💦大人の価値が落ちぶれてしまったのか、柳生田だからなのか・・・上手く世の中をしたたかに合理的に生きないとただ都合のいいだけの存在になってしまうってこと?怖すぎませんか?💦

確かに14歳からいきなり60歳くらいのサンタになる三田と、51歳から90歳になるかもしれない柳生田はどこかリンクしているかもですね?この2人はきっと交わることはないだろうけど、手を組んで柳生田を現在の場所から助けてくれたりとかって展開もあるのかな・・・確かに14歳で立場をわきまえるとか難しいけど、メリハリはつけた方がいいかもね?三田・・・

二胡と冬村の間で翻弄される三田、サンタをこのまま消してしまうのか・・・?
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の14話ネタバレを紹介しました!

が…

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