SANDA8話ネタバレ感想!ひと時の子供時代と強行手段!?

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2021年7月34号から始まった、板垣巴留先生の新連載「SANDA」。

時は2080年の日本。15歳未満の子供が人口の0.1%しかいない超少子化社会で大きな学校が子供たちを一斉管理するという世界。92歳の整形魔人・大渋一二三学園長が牛耳る「大黒愛護学園」に通う三田一重は実は、大昔に滅びたクリスマスの文化の象徴「サンタクロース」の末裔。サンタを解放するにはいくつか条件が必要だったが、それを解放したのは三田の同級生・冬村四織。冬村は「行方不明になりそのまま死亡扱いになっている親友・小野を見つけてほしい」願いがあり、その様子を見ていた同じく甘矢一詩「三田の力でクリスマス文化を復活させて実家のケーキ屋を持ち直して欲しい」という願いがあった。3人で三田の能力を探りながら小野を見つけるヒントを探す。

「嘘をつくと物が落ちる」という能力が磐石なものになったことで学級会を開く三田と冬村。他の生徒が小野への関心があまりに薄いことに反比例するように冬村の思いは強くなる。そんな時に見かけた後ろ姿は、まさか・・・!?

そんな「SANDA」ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

「小野は死んだんだ」と言う言葉で教壇の本が落ちた。誰かが嘘をついている。そう思った冬村は「今誰が言った!?」と凄んでみせたが三田はその事実にプレッシャーを感じ倒れてしまった💦

同室の茂木や前列の生徒が三田を心配して駆け寄るが、三田は朦朧としながら「みんな本心か?物が落ちて嘘を見抜けるんだぞ」と疑心暗鬼を全面に出す。14歳にこの能力はキツい。甘矢に大丈夫?と言われてもそれも疑わしいし、物が落ちる音が心臓が潰れる音に聞こえると三田。舌打ちしながら冬村は徐に机にフラスコを並べ「人間なんて1日200回嘘つくと言われる動物。あんたがビクついてる嘘がどれだけちっぽけかわからせてやる」と立ち上がった。

「小野のことなんてどうでもいい。1ヶ月行方不明なんてとっくに死んでいる」
そう冬村が言った瞬間、机のフラスコが落ちて割れた!そのまま冬村は落ちたフラスコに近づき「誘拐されてるとしても探す術ないし忘れよう。容疑者がクラスにいても私には関係ない」と言いながらガラス片に拳を叩きつけた!!💦

さっさと忘れて前に進もう。小野は死んだことにしよう、みんなで消し去ればいい。
冬村の脳裏には小野との思い出。忘れるなんてできるわけがない冬村は、悔しさからかガラス片にパンチを繰り返す。指に破片が刺さり流血している。慌てて止める三田と甘矢。

三田、約束する。私はこのくらいの覚悟がなきゃあんたに嘘はつかない。あんたもサンタクロースなら、つく側も傷ついてるような嘘じゃなきゃ無視しろ
そう言って血だらけの手を三田の胸に突きつけた冬村。白いシャツが赤に染まりサンタの姿になりながら三田は「これが俺の学生生活とサンタクロースの両立!?心臓が持たない・・・💧」と新たなプレッシャーが。すると急に冷静になった冬村が痛みを訴えたので保健室へ。

4時間の処置を終えて、教室を片づけて今日は寮へ戻ろうと3人。小野は生きてると思ってる奴もクラスにいることがわかっただけでOK、あんたたちには引き続き協力してもらうと教室を覗くと、誰かいる。

窓辺に立つ長い髪、メガネの少女・・・
小野!?どうしてここに!?

SANDA8話ネタバレ

追いつけなかった真実

冬村がフラスコを割った教室を片づけようと戻って来た所に立っていたのは、捜索中の冬村の親友・小野だった。

固まる3人。小野、だよな?と恐る恐る近づく三田。だが小野は思いつめたような表情を浮かべたと思った瞬間教室を飛び出して行った!追いかけるぞ!と三田は教室にあった赤いジャージを掴んで廊下へ飛び出した!サンタの能力を使った方が小野を捕まえるには早い、と三田はサンタに変身しながら階下へ降りて行った小野を追いかける。

追わないのか?と冬村に問う甘矢だが、冬村は何を思っているのかずっと目を見開いたまま固まっていた。
その間も三田はサンタの能力のソリを足から出して手すりを滑って小野を追いかける。どうして逃げる?何があった?何か危険な予感がするけど・・・そう思いながら手すりから豪快に飛び降りた三田だけど、そこに小野はいなかった。

その後も校内を捜してみたけど小野は見つからなかった。
校舎外側の塀に座り込む三田と冬村、その横の自販機でココアを奢ってやると甘矢。こんな奇妙な夜には甘くて温かい飲み物だ、と2人の分も買ってやる。ね、と言いながら三田の横に座る甘矢だが、気まずい空気が流れている。

あれから冬村は一言も発しない。何だか3人して「小野」と言う名前を出すことも怖くなっているみたいな妙な空気が流れている。冬村の無表情からは何も心情が読み取れない。状況が飲み込めていないのか、小野を捕らえ損なったことに怒っているのか、やっと見つけた友達が急に逃げたことがショックなのか・・・

何か言ってくれ、冬村!そう思いながら三田はココアの缶を開けた・・・

初めての笑顔と暴挙?

小野を見つけた、でも小野は逃げた。そして見失ってしまった。奇妙な展開に押し黙る3人。静寂を破るかのように三田が缶を開け口に持って行くが・・・

ココアは口に入らず三田の胸元にダーっとこぼれてる💦甘矢が飲めてないぞ!💦とツッコむと何を勘違いしたのか三田は甘矢のせいだと怒る。自分でこぼしたんでしょ、僕にまでかけないで!💦と何かわちゃわちゃし出す男子2人。トマトジュースだったらまたオッサンダになってたからまだよかったじゃん、オッサンダって何!?呼び分けられるでしょ、嫌だよそんなの!💢とかやりながら冬村にハンカチ持ってないかと尋ねると・・・

冬村は今まで見せたことのない笑顔を向けていた。初めて見る冬村の女の子らしい笑顔にキョトンな2人。
バカだな2人とも、ふふ・・・wと笑ったと思ったら、「ちょっと待って、さっきのって小野だったよね・・・完全に小野だったよね?嘘みたいw」

そう言って空を仰ぎながら大笑いし出した冬村。あの14歳らしからぬクールすぎる冬村が子供らしく大笑いしている姿を初めて見た三田と甘矢。笑い続ける冬村を、美しい風景でも見ているかのように見つめる2人と、離れた木の間から烏が1羽見つめていた。そうだ、そうなんだ。小野は生きてたんだ。幻じゃなかった。どうして逃げたのか、何があったかなんてどうでもよくなるくらい冬村は小野を・・・

「でもどうして逃げたんだろ!?」そこはやはり気になるみたいだけど😅
相変わらず変な子だよ、とまた笑い出した冬村。三田は笑う冬村をじっと見つめ、笑い声に耳を傾けていた。三田にとって女の子の笑い声はたまに泣いているみたいに聞こえてヒヤヒヤするのだとか。その夜は冬村が落ち着くまでずっとそばで笑い声を聞いていた・・・

その頃。体育館には豪華な祭壇と献花台、グラスを置いたテーブルが並べられ、天井には国旗と学園の旗が垂れ下がり、その中央には小野の大きな写真が飾られていた。その煌びやかな舞台を見つめるのは学園長。これは一体・・・?

「小野の学園葬!?」
寮の男子部屋で同じく同室の歌川から説明された。身内での葬儀が行われなかったから改めて学園で執り行われることになったとか。この日の放課後、全員正装して体育館に集合しろと学園長からのお達しがあったと。そんな、小野と遭遇した2日後というタイミングで!?思わず顔を見合わせる三田と甘矢。

おかしい、一体何を隠している!?
学園長は胸を張って清々しい顔で準備に取り掛かっている様子。行くよ、と言いながら三田は歯を食いしばる。次の課題は「学園の闇」を明るみに出すこと、か・・・?

華やかなぶち壊し

小野は生きていたことを知っているのに、学園長は小野の学園葬を強行しようとしているらしい。きっと何かを隠している、三田はそう思いながら・・・

準備完了だ、と言う学園長は何やら兵隊のような正装に身を包んでいる。1生徒の学園葬に楽団まで呼んでおり、楽団の大人たちも正装として「赤いスーツ」を身に纏っています。こういう時のために大人は赤いスーツを用意しているのだとか。何だか若者の不幸を待っているようで引っ掛かりますが💦

すると突然「この天子時代、未成年の喪服が黒ではなく赤なのかご存知ですか?」と尋ねた学園長。昔は大人も子供も黒だったのは知ってますが、と答える楽士。「子供の死は明るく送り出すべきだからです」と学園長。超少子化社会において価値ある若い魂のまま天に召されるのは痛ましいと同時に非常に尊いことでもあるから、学園葬は音楽あり宴ありの華々しいものにしましょうと。彼女のためにも、と小野の写真を見る学園長は何を思っているのやら・・・花を持たされ参列する生徒たちもイマイチ状況わかってないみたいだし・・・

その頃、甘矢と三田は体育館へは行かず偵察の準備をしていた。甘矢が冬村の様子見て来ると言った所で三田は生徒たちが出入りしていないドアから聞き込み。大人たちの不自然な会話があるはずだ、と思いながらも葬儀がお祝いみたいに豪華なことに違和感を覚える。サンタになって学園がおかしいとつくづく思う三田。

まぁ赤い正装なんてしたら正体がバレちゃうし参列しない、と思いながらそっと体育館の中を覗き込むと「三田くん、そんな所で何をしているのですか?」と声が。やばい、学園長!?

と振り向くと、赤い喪服に爆弾を縛り付け、両腕に爆弾を詰め込んだ箱を抱えた冬村が。その姿を困ったような笑顔で見ながら爆弾の箱を持たされている甘矢もいる。

「ぶち壊すよ、この葬式」
真実を知っている者たちだけが学園に立ち向かう!どうなる学園葬!?

SANDA8話感想・まとめ

捜していた小野があっさり見つかった!?と思ったけどやはり何か小野も隠しているようでしたね。学園が言うなれば一つの「大きな独裁組織」であるからこその犠牲者なのでしょうか・・・?

きっと小野は何か学園の秘密とか鍵とかを握っていて独裁者である学園長に幽閉され、その約束が果たされなかったとか失敗したとかで小野が「死ぬことになった」とかではないでしょうか?生徒としても、そしてこの時代の日本人としても生きていくことを許されず、学園葬をすることで完全に存在を消されそうになっているとか?だから葬儀が行われる2日前の夜に教室から外の風景を見ていたのでは?それを冬村たちに見られて都合が悪くなったから逃げたのでは?真相はわかりませんが、学園にも小野にも仄暗い闇がありますよね・・・

そして初めて屈託のない笑顔を見せた冬村。誰もが小野に関心を持たず、出所の分からない「死んだ」という噂を鵜呑みにして忘れることにした空気にただ一人抗い続けた結果、生きている親友の姿を見ることができた。当事者になれば笑う気持ちもわからないでもないかもしれません。ただ三田が思っていたように、冬村は心のどこかでは泣いてたかもしれません。嬉しくて切なくて、見つけた嬉しさと声も聴けずまた姿を消した悲しさと。

冬村の激しい性格を良くも悪くも制御しているのは三田と甘矢で、奇妙だけど出会えてよかったのでは?と思います。
そしてまた激しい突破方法を敢行するつもりの冬村。学園葬をぶっ壊して小野を見つけられるか!?
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の8話ネタバレを紹介しました!

が…

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初めて見せる冬村の少女らしい笑顔は、いつものクールすぎる顔とは打って変わりすぎ!?美しい光景なことが手に取るようにわかりますw

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