弱虫ペダル655話ネタバレ感想!戦って見えた新たな世界と価値

wj‗andera 弱虫ペダル

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

連載当初、総北高校に入学したてだった小野田たちもついに3年生世代に。アニメ研究部を再建しようと思っていた小野田坂道がひょんなことから同級生・今泉俊輔にロードバイクのレースを仕掛けられ、その後小野田のホーム・秋葉原でたまたま出会った同じく鳴子章吉と自転車で車を追い抜いたことで小野田は自転車の魅力に気づき、総北自転車競技部へ。個性的な先輩やライバルたちと様々な苦境を乗り越え成長する姿は、今でも読者の心に印象深く残っていることでしょう🚴

小野田が入部した頃に自転車部に在籍していた川田拓也が突如自転車部に再入部したかと思ったら、無茶な方法で杉元を負かした挙句小野田をキャプテンから陥落させようと目論んでいた!しかし小野田は一途に自転車に乗り続けてきた実力があるし、「見学」に来た今泉や鳴子に信じてもらえていたおかげで、不可能を可能にした上で川田を追い抜いた。そして、川田の強みも見ていた。川田は何を思う・・・?

そんな「弱虫ペダル」655話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

小学生の頃の川田。ある日学校から帰ると、TVにテニスのスーパーヒーローが映っていた。何万人から賞賛され手を振って応えるその姿に川田少年は「カッケェ✨」と憧れ、自分もそうなりたいと近所のテニススクールへ通った。

その選手のフォームなどをマネしていたおかげか、最初は筋がいいとか外国人ぽいと言われ、選手がインタビューで言っていた「サンクスエブリバディ」を口癖にしていた。しかし試合に出ると勝てなかった。負けた時に過ぎたことをあれこれ言われるのが嫌で負けるのが嫌いになった。その内周りばかりが結果を出し、川田は褒められなくなった。憧れの選手は10歳で州2位を獲得してたとか読むと焦った。中学になって少しは勝てるようになったけどベスト8止まりで最後は不戦勝だった。

どうにかして圧倒的に勝ちたい。そう思った時に出会ったのがロードレースだった。
テニスみたいに何試合もせず、大勢で一斉に走って1人が勝つ。これだ!そう思って総北に入り自転車競技部に入部したが、ウェルカムレースでは初心者の小野田に追い抜かれた。抜く時くらいこっち見ろよ、そう捨て台詞を吐いて総北のテニス部に入ったが劣悪な環境でストレスが溜まっただけだったので自転車部にまた入った。

だから負けたくない。負けたらゴミムシ以下の負け犬、誰にも褒められず相手にされないことを知っている。今までやってきた努力も無駄になる。努力したら叶うんじゃないのか?どうして俺に順番来ない?才能がなきゃ終わり?ルール破ったのだって勝ちたいからなのに。平凡なやつがデカイ夢見ちゃダメなのか!!??

そう叫んだ瞬間、小野田が追い抜いた。あのウェルカムレースの時と同じように、また俺を無視して行くんだろう。そう思った瞬間。
「最後の川田くんの加速、凄かったです。追い抜けないかと思ったよ」

こっちを向いてニッコリ笑って褒めた小野田。12kgのハンデを背負って不利な差をものともせず圧勝していった小野田・・・なんてカッケェんだ。初めて川田が小野田に対して素直になった瞬間でした😊

弱虫ペダル655話ネタバレ

素直な感情と敗北

無理だと思っていた差をひっくり返して圧倒的な速さで川田を追い抜いてゴールした小野田。そんな小野田を「見学」しに来た今泉と鳴子も追いかけ、小野田を労う。

小野田を囲む今泉と鳴子とまだ息を切らしている小野田の光景を見て川田は「小野田坂道・・・スーパースター・・・」と無意識に呟いた。かつて憧れたあの選手の姿を小野田に重ねているのです。あんなに下に見ていた小野田とインターハイ、ハリボテの勝利だと思ってた。運だけで手に入れた勝利だと思ってた。でも本当に実力で闘ってインターハイを2連覇したんだ、小野田は。

そんな小野田は自転車から降りようとして、背中のリュックに引っ張られて盛大にずっこけていた。冷静に大丈夫か?よく転ぶなと分析する今泉にスカしとらんで支えたらんかい!とツッコむ鳴子。冷酷氷男を甘やかさないでビシッと言わんとあかんで小野田くん!誰が氷だ心配しただろ?、態度で示せや!と漫才みたいな言い合いをする2人を笑って眺める小野田。

小野田、また笑ってる。そんな小野田のニヘラ顔を俺かっこいいって思ってる!?
思わず身震いした川田に気付き、今泉が歩み寄ってくる。川田はそんな自分が信じられなくて思わず下を向くが、今泉が立っていることに気付き再び顔を上げる。すると今泉は「満足したか」と聞いてきた。

小野田と鳴子も今泉の方を見やる。川田を見下ろす今泉の顔は厳しく冷たく見えた。
「お前が考え得るすべての策を使って小野田に挑んだ結果は、負けだ!」ときっぱり川田に言い放った。さらに「お前が方々で過小評価を言い散らしてきた小野田にハンデを背負わせた上で圧倒的敗北!お前の力はその程度の結果だとますますきっぱり。これには鳴子も負けた直後に負け宣告って、負けず嫌いの川田にはキッツイな!と困惑💦

でも今まで小野田も杉元も後輩たちも部のため、川田のために口をつぐんできた分、このくらい言い聞かせてやるのは当然でしょう。勝ちを渇望する根性はあったとはいえ、その分の代償が大きすぎます💦そんな川田に「小野田に言うことはあるか」と尋ねる今泉。

ハッキリと負けを言い渡された川田は下を向いて呻くしかないが、言い放った言葉とは・・・?

小野田の言いたいこと

小野田を見て素直にかっこいいと思った川田に容赦なく「負け」を突きつけた今泉。言いたいことはあるかと言われ川田は悔し紛れにこう叫んだ。

あぁ負けたよ!負けだ負け!!負けました参りましたって言えばいいのか!?勝ち誇りたいのか強さアピールか!?言ってやるよ、ぐ、あ・・・負けました俺は弱いクズですよ!!!

そう叫んだ後、わざとらしくはーはーと息を荒げる川田。負けましたという言葉の前に抵抗が見える所が川田の妙なプライドが見えますね💦そのまま空を仰いだまま川田は無意識に涙をこぼす。「どうしてそうやって皆マウント取ってくるんだよぉ・・・」

今泉としては川田が知りたがってた事実を伝えたまでに過ぎないが、プライドの高い川田にとっては他の誰かが賞賛されているのも自分がマイナス意見を言われているのもマウント取って自分をバカにして挑発しているように聞こえてしまうようです💦俺だってわーわー言われて注目浴びたい・・・川田の根底にあった素直な気持ちがやっと小野田たち3人に聞こえた瞬間でした。

すると「小野田はあるか」と今泉が尋ねてきた。びっくりする小野田だが、小野田が川田に言いたいことだとすぐわかった小野田は今泉の背中を見つめた後、少し下を向いた。死者にムチ打つ気か、と鳴子もさっきからなかなか残酷なこと言ってますが💦

膝で握りこぶしを握ってからむっくりと起き上がり「ひとつだけ」と立ち上がった小野田。あるんかい!💦と鳴子。言いにくいことだけど、と言いながら川田に近づく小野田の顔はあのプレッシャーを放つ顔と同じだった。その顔を見てこいつもマウントを取るのか!と身構える川田。どんな言いにくいことを言うのか、とまたハラハラと見守っている鳴子。

マウント、と川田が言いかけた瞬間、何かをバッと出した小野田。
「ごめん!!リュックボロボロになっちゃった💦」

ぽかんとする川田。これ大事なリュックなんだよ、ね?💦と恐る恐る尋ねる小野田。それを見て安心した笑顔を見せる今泉と鳴子。そう、これが小野田坂道。ずっと信頼してきた、納得して決めた「総北のキャプテン」なのです👍

何だよそれ、スゴんでくるかと思ったら違うのかよ、大事なリュックだけどどうでもいいよ、そんなの。
そう言いながら川田はぼろぼろと涙をこぼす。こぼしながら「すげぇ」と思うのでした。小野田は小柄だけど、でかい男でした✨

それから、懐かしの顔

小野田が川田に言いたかったことは、大事なリュックをボロボロにしたことを謝りたかったこと。ただそれだけだったのです。

小野田という男は勝ち負けにこだわらず、その範疇の外側を走っているのさ。今泉が川田に教える。勝ち負けの外側なんて所があるのか、にわかに信じられないといった表情の川田に今泉は小野田が「川田が勝ちたがってるから勝たせてもいいのでは」と持ち掛けたことも正直に話した。そしてかつてのキャプテン金城が小野田を「総北の意外性だ」と言ったことも。

川田のリュックを勝手に開けて中に未開封の水が入っていることに気付いた鳴子が勝手に飲み出したことをやめなよと言いつつ笑う小野田。すごいなあいつは、マジのスーパースターだ。俺はあんな男に挑んだのか。そう呟いた川田は先程までのギラついた目ではなく、かつて憧れたスーパースターを見ていた時の純粋な目をしていました。

それから川田は4人で山を下り、部室に着いた時に小野田に騙し討ちのようなレースを仕掛けたことを謝り、杉元にも謝った。勝負の話を聞きつけた鏑木には散々文句言われたけどこれは自業自得ですね😅
そして数日後、野球部の欠員が見つかったとのことで桜井は野球部へ戻り、川田は「勝ち負け以外の価値を知りたい。その範疇の外側ってのを小野田を見て自分で確かめたい」と自転車部に残った。相変わらず鏑木にはタメ口で文句言われてますがね💦ちなみに杉元のジャージも洗って返したようですw

そして秋も深まって来た頃。今泉家の近所の「寒咲サイクル」で今泉と幼馴染で自転車部のマネージャーも務める寒咲幹が開店準備中。部も落ち着いたみたいでよかったと店前の掃除の手も軽やか。すると「すいませーん」と来客が。その客は高身長でサングラスをかけた見知らぬイケメン。でも学生らしい佇まい。

「ここに来れば小野田坂道くんに会えるって聞いたんですけど・・・合ってますかヨン♪」

この独特な語尾は・・・雉弓射(きじきゅうい)!
小野田が夏休み中に体験したMTBで「皇帝」と呼ばれている実力者!!お土産片手に小野田を訪ねて来たみたいだけど・・・他にも用事が!?

弱虫ペダル655話感想・まとめ

いやはや、長らく部を引っ掻き回してきた川田がきっぱり「負け」と言われて逆に清々した終わり方だったのではないでしょうか?このまま悪を貫いて捨て台詞よろしくまた別の部を彷徨う展開も予想してしまいましたが・・・←

どんなに姑息な手を使って邪魔しても、小野田の前では無力なのは小野田が崖から落ちる時に川田のリュックを心配していた所で読者の皆さんは予想できたと思いますが、何より意外だったのは川田が小野田に対してだけ純粋な気持ちを持てた所でしょうか。言いたいことある、と言ってリュックボロボロにしてごめん、と謝る所はやはり魅力であり「強み」でしょうね。それを「勝ち負けの範疇の外側」なんて表現する今泉がちょっと生意気ですね😁

川田がちゃんと小野田や杉元に頭を下げたのはいいけど、杉元も過去のことを川田に謝ったかな?川田がここまでになったのは若干杉元のせいもあるから・・・← 杉元が川田と違うのは早くに自分の過ちに気付いた所だと思いますが、せっかく川田も自転車部に残ったから杉元と同じようにインハイで小野田たちを救えるくらいのサポートを頑張ってほしい所です👍

そしてお久しぶりの登場、MTBの皇帝・雉くん!まさか小野田をMTBの世界にスカウトしにきた!?それかただ本当に小野田に会いに来た、ロードの世界をそれこそ「見学」に来ただけなのか・・・川田と雉が並んで小野田たちのインハイを応援する絵も見てみたいですけどね✨もしくはMTBに川田が魅せられる展開も無きにしも非ず・・・!?

これからの展開が気になる所!
次回も楽しみです!

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今回は、「弱虫ペダル」の655話ネタバレを紹介しました!

が…

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川田の表情の変化、そして小野田の笑顔の魔法に癒されて下さいw今泉と鳴子の言動が珍しく怖い?所も必見です・・・!

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