人気作が次々と大団円を迎え、世代交代を感じさせる2020年夏の週刊少年ジャンプ。
そこへ堂々帰還したのが「べるぜバブ」「腹ペコのマリー」を代表作に持つ田村隆平氏による海洋マンガ！
ギャグのようなそれでいてストーリー物のような、一言で言い表せない深い魅力がつまった目が離せないイチオシ作品です！
前回までのあらすじ
主人公・鮫島灼熱（さめじまボイル）はハードボイルドな警察官。大都会新宿での不祥事を経て左遷された先は、小笠原諸島姉ヶ島！ そこで出会った相棒はまさかの人外？！ そしてその人外をパパ上と慕う謎の少女……刑事×少女×海、深海のごとく誰も見たことのない物語が今始まる――。
海の教団との激闘を制し、相棒と引き換えに島に平和が戻った。神託の巫女の正体、その父親、そして、未来とは。
この記事では灼熱のニライカナイ、47話のネタバレを無料で紹介します！
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灼熱のニライカナイ 47話 ネタバレ
三人の父親の話
月日は流れ、姉ヶ島で暮らす一人の女の子。制服に身を包み背中のカバンにはイルカとサメのストラップが揺れています。髪はポニーテールになっていますが、特徴的な一束が上を向いており全体的にくせっ毛の印象。
そんな少女が語る「三人の父親」は……一人はマジメで、もう一人は強くて優しい……人？🐬
チャコちゃんと呼ばれたその子は、一人目の父親も父親と認めているのですね。パパ上だけだと泣いていたあの頃のチャコちゃんから、心も体も成長しています。二人目に関して「大好きだった」と言っているあたり、一人目との格差は否めませんが……それでも、あんなことがあった父親を少しでも許して、認められているのなら、それでチャコちゃんが今まで幸せに育ってきたのなら……これ以上のことはないでしょう😭😭😭
時は流れて
まーもうお気づきでしょう。教団の事件から10年。それぞれの成長のお話です。まとめ回です。
あの時のサメと同じように、新宿から左遷……異動でやってきた新人・鰯水くん。
まあ、なんて珍名なんでしょう！！！ 早速検索……架空の名前でしたね（アプリ調べ）がっかり😞ちぇ
メインキャラには海や水にまつわる名前がついていたので、きっとこれからの姉ヶ島での主役級に成長するのでしょう。これからに期待。頑張れよ。
そしてそんな鰯水くんが挨拶している署長はなんと宇海ちゃん！！！ わあ！！！😲😲😲
日本一署員の少ない警察署とはいえ、相当大変だったと思います。もっとも、この姉ヶ島出身ということでいくらか有利だったとは思いますが……公務員の偉くなるための試験って、すご～～～く大変なんですよね。それも警察なら尚更。落ち着いた宇海ちゃんの雰囲気。本当に大変な10年だったのでしょう。頭が下がります。それほどまでに姉ヶ島を良くしたい、守りたいという気持ちがあったことは想像に難くありません。
鰯水くんの案内役に選ばれたのは、葉村さん……ジュラちゃんですね。髪を切ってさっぱり、警察の制服もよく似合っています。
そんな10年後の姉ヶ島。
警察のさらに上、さらに奥
オルフェの葬式の後、岬と呼ばれる女性はサメの前に姿を現しました。岬さんはサメの新宿時代のペア長（コンビ組んで色々教えたり教えられたりする偉い方の人。すっごい怖い）だそうで、サメは目も合わせられないくらいのトラウマがあるそうです。岬さんはＩＯＰＯという、海機捜のさらに上層部の所属でした。ひょえ～、めちゃくちゃ偉いじゃん。
神室くんを引き取り、海神の断片を回収するという目的があって来たそうですが、さらにもう一つの目的が。
優しくチャコちゃんを見守るその目線。まさしく母親のそれでした。
教団の事件はまだ終わっていないと語るジュラちゃん。行方不明の幹部というのは、かつての相棒の事を指しているのでしょうか……。
チャコちゃんの母親である八重ちゃんは、ＩＯＰＯのメンバーだったようです。なぜ今まで姿を現さなかったのか、神室くんの目の前から消えた理由は謎のままです。極秘の任務とは言っていますが、警察組織の人間でもない八重ちゃんを使うのに姿を消すようにって……人さらいでは……🙄🙄🙄
それでも、八重ちゃんには八重ちゃんにしかできないことがあったようで。
「海神の心臓」を探しに南極で暮らす八重ちゃん。チャコちゃんは、姉ヶ島で育つことを選びました。
二代目のイルカ
そうして姉ヶ島で立派に大きくなったチャコちゃんは、父親の恋愛事情の心配をするまでに育っていました。八重ちゃんとも連絡は取れているようで、母子仲は問題ない様子。友達にもいい加減くっつけと言われるラブラブっぷりのようですが、真相やいかに。
宇海ちゃんもデスクに飾られたオルフェとサメ、それからチャコちゃんを抱いた宇海ちゃん自身の写真を見てまんざらでもない様子。いつの間に撮ったそんな写真……。
家族写真を横目に、短かったけれど幸せだった時間を想います。
ジュラちゃんはそれをどう説明したのか、鰯水くんは「イルカの刑事」と「その二代目」という言葉に狼狽えるばかり。う～ん、確かにイルカの二代目と聞いたらイルカだと思うよね。でも、実際はサメ🐬🦈🐬🦈🐬🦈
事件現場に到着した二人は、しっかり年をとって体重ではない貫録を得た深作くんに指示を仰ぎます。鰯水くんもその姿に彼がサメかと勘違いするほど。
島の日常、そして
黒い手袋にワイシャツとネクタイ。サングラスで高笑いするサメの姿に鰯水くんは言葉を失います。そんな鰯水くんをよそにジュラちゃんがホイッスルを鳴らすと、イルカが三頭整列。
「みんなっ！！ 鮫島さんを援護して！！」
おおう、鮫島さんはどれだ！ 右腕の影響で、もしや彼も……。
そんなことはなく、しっかり人間の姿で年を重ねたハードボイルドがそこにいました。海の上に立っているように見えますが、オルフェウスと呼ばれたイルカに乗っています。
そのまま波乗りしてサメの海人に飛び蹴り一発！ 周囲の悲鳴と共に事件は解決しました🏄♂️🤸♂️🦈
そんな姿を見て、チャコちゃんは三人目の父親をこう評します。
「バカでスカしてて、時代錯誤なハードボイルドだけど」
「頼りになるげんこつおやじ」
灼熱のニライカナイ47話・まとめ
まだまだ謎が残っていましたが、解決への足掛かりが散りばめられた良いまとめだったのではないでしょうか？！
サメは結局何者だったのか、由香理ちゃんや沖浦さんの行方、八重ちゃんが消えた理由……オルフェは結局戻ってこなかったけれど、それでも島の皆で幸せに強く暮らしましたと。物語の全てを見たかった気持ちはありますが、きっとこれで良かったのだと思います。思います。うん。そういうことで……。
お疲れさまでした！ 良い話でした！
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今回は、灼熱のニライカナイ47話ネタバレを紹介しました！
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