魔入りました!入間くん202話ネタバレ感想!未来に向けた教育投資

wj‗nirakana 週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

4/17からEテレで第二期アニメ放送も始まり、21+22号まで「外伝」も連載された大人気の異世界アドベンチャー!カワイイだけじゃない、悪魔らしい不気味さや怖さ、乱暴さや大胆さも美しい背景と共に魅せていく作品なのです!

クズ両親によって悪魔・サリバンの元へ売り飛ばされてしまったお人好しな少年・鈴木入間。サリバンは入間を孫として受け入れ、自らが理事長を務める「悪魔学校(バビルス)」に入学させることに。入間が人間であることは絶対内緒の中、初日から首席とタイマンを張った挙句親友になったり数々の厳しい課題を乗り越えたりすることで魔界に馴染み、自分がどうしたいかという目標や野望もハッキリしてきた入間。その成長も垣間見られるのが読者をひきつける魅力です✨

魔界のトップである「13冠」にも失踪者がいたり今の魔界は不安定。だからこそ若い力が必要だと三傑であるサリバンたちは自分たちの孫を魔王候補として選出すると決意。レディ・レヴィの孫レイヂベリアールの孫ラズベリィ、そしてサリバンの孫入間。魔王にふさわしいのは誰だ・・・?そしてそこで異論を唱えたのは・・・?

今回はそんな「魔入りました!入間くん」202話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

魔界塔(バベル)333階にて、レイヂとラズベリィが揉めているような雰囲気を感じ取って飛び込んできた入間。まさか入間が魔王候補の令孫であることは知らない2人は入間にどちらが魔王にふさわしいか決めて貰おうと自己紹介を始める。

レイヂは祖母・レディ・レヴィが学長を務める水中艦校「レビアロン」に在籍中。規律を重んじ品行方正な生徒育成を行う格式高い学校の入学式に、レイヂは首席なのに寝坊で2時間遅刻。そのまま首席挨拶を始めるといった奔放っぷりに教師陣は抗議したが「見ず知らずの生徒より自分の睡眠の方が大事。私は私の規律で行動している」と悪びれず。それからも傍若無人な振舞いを行ううちにいつしかレイヂは「司令」と呼ばれるようになっていました💦

そんなレイヂを「暴君ボーイ」と表現したラズベリィもまた自由奔放な性格。祖父・ベリアールが学長を務めるマグマの川に囲まれたタワー学院「ジャカポ」に在籍中。勉学以外にも賭けや喧嘩などの勝負が各階で行われており、最下層から勝負を勝ち抜いて上階に上がっていくという無法地帯バトルタワー。その中でベリアール直々に特権を与えられた60~66階に君臨する「階層主人(マスタープール)」の部屋に、入学式をバッくれて侵入したきたのがラズベリィでした。言いたいことは先輩にしかないと、「入学したら全員ブッ潰して66階まで俺が全部使う」と宣言。当然怒りを買い追いかけられ、その後も騒ぎを起こしつつも62階までを所持する最年少階層主人になっていたのでした。

アピールタイムが終わったからどっちがふさわしいかジャッジして!と2人に言われ、入間も自身の武勇伝を語り始める。困惑するレイヂと笑い飛ばすラズベリィの後ろからオペラが入室。そこで初めて2人は入間がサリバンの令孫で魔王候補だと気づいたのでした。

一方13冠のいる665階ではバールが孫を魔王候補にする意見に異議を唱え・・・!?

魔入りました!入間くん202話ネタバレ

「教育」の話をしよう

三傑の孫たちを次期魔王候補に挙げたことに異議を唱えたバール。得意の雷を身体に纏わせながら三傑であるサリバンににじり寄る。

アマイモンがバールに無礼だぞと声を挙げるも、バールは「そりゃ反論するだろ。自分より低ランクのガキ見せられて新しいボスだっていきなり言われても納得できねぇよ。そうだろ?👿」と敵意むき出しでサリバンに食ってかかる。サリバンの「悪魔学校」を潰そうとしているバールですからね・・・😰

するとそこへ「そう急くな、雷の」と、ベリアールがバールの肩を叩いた。どうやら三傑にはきちんと孫たちを選出したのに理由と考えがあるみたいで無理矢理言うことを聞かせようというわけではないのだとか。そして話を振られたサリバンが言うのは「僕らはもっと可能性を追うべきなんだ」という意見。

「13冠」はもちろん言わずもがな優秀な悪魔。順を追えばこの中から魔王を選出するのが妥当だと言えよう。だけど、優秀だからこそ互いに削り合っては損というもの。魔界が不安定な今こそ唯一無二の魔王が必要で、早いなら早く決めて魔界を動かすべきだというわけです。

かつての魔王「デルキラ」は他を圧倒する魔王であった。そんな彼の威光に焦がれ追うだけだった我々ではデルキラの代わりはできない。だったら「13人の優秀な悪魔から魔王を選ぶ」のではなく「13人の優秀な悪魔が魔王を育てる」のはどうか・・・という話なのです。魔王デルキラにつき従い働いた、彼をよく知る優秀な悪魔が「魔王」を育てる。13人はそれぞれ個性的で優秀で得意なことも違うからこそ、その中で潰し合いが起きてしまったら確かに「損」だと言えます。

「これは教育と言う名の、未来に希望をもたらす話なんだよ」
その言葉とサリバンの威光に思わず息を飲み目を見張る13冠。三傑は「これからの魔界」が進む道を見据えた上での判断を下したのです。「この会議もいつもと同じメニューじゃ飽きるじゃろう、我々からのスパイスじゃ」とベリアールとレディ・レヴィはケラケラ笑う。三傑でありながら教育機関をまとめる「教育者」ならではの視線ですね!✨

魔王を教育、育成・・・「英才教育か」
またバールが不敵に笑う。一体何を目論んでいるのやら・・・

可能性を増やす!?

13冠よりランクの低い若い学生を魔王候補とし、13冠や優秀な悪魔たちで育てていく。その意見にはバールも面白そうだと納得。しかしその次について出た言葉は・・・

「だったらその魔王候補ってやつを俺にも提示させてくれよ」
またもバールの乱暴な意見にザワつく13冠。しかしサリバンは「いいよぉw」と二つ返事Σ(・ω・ )!13冠で育てるんだから13冠たちの意志も汲まないとだし、可能性が広がるのは大歓迎だからおすすめの子がいたらぜひ推薦してほしいとのこと。な、なるほど・・・💦

ウチには血気盛んだけど活きのいいのがいるぜ、うちも良い若魔がたくさんおるべ、などと盛り上がる中、悪魔学校に優秀(親バカ?)な子供がいるアンリとアムリリスは・・・
「ウチのアメリが」「うちのアリスちゃんが」「「魔王に!??」」
お父様と呼ぶ魔王アメリ・・・悪くないなどと考えるアンリと、いつもイルマくんのこと考えてるアリスちゃんは魔王向きじゃなさそう・・・なんて考えてしまう親たちですwまだ候補を列挙する段階でかなり白熱している13冠の集い。

「俺もこいつが魔王になったら面白そうってやつが1人、いや2人ほどいるからさ。楽しみだねぇ競わせるのが」
そう言ってサリバンを睨み上げるバール。その目線を見下ろしながら「期待しているよ」とサリバンも重々しく応えるのでした。

じゃあちゃちゃっと味見と行こうぜとバールが仕切り始めた。そう、「13冠の集い」を盛り上げる「スパイス」が来ているのです。333階から665階に昇ってきた、魔王候補3名。「13冠による面接」が始まる・・・!

魔王候補が語る未来

13冠の座る机の前で、右手を後ろに回し左手を胸に当て跪く3人の候補。そんな若い可能性たちに13冠は一気に厳格な雰囲気を出し「ようこそ、ヒナたち🔥」と迎え入れた。

その雰囲気に圧倒されながらも候補3人は礼式に沿って左手を地面につき頭を垂れて1人ずつ挨拶を始めた。
「魔海学園レビアロン2年、ランク6。レヴィアタン・レイヂ」
「地帝学院ジャカポ1年、ランク5。ベリアール・ベリィ・ラズベリィ」
「悪魔学校バビルス1年、ランク5。イルマ」

「「「13冠にご拝謁賜ること深く光栄に存じます!!!」」」

令孫3人の挨拶が終わった所で13冠のリーダー・バルゼビュートが口火を切る。「君たちに質問したいのは1つだけ。その身が魔王となった暁にはどのように魔界を統べたいと考える?」

重々しい雰囲気の中、まず挙手したのはレイヂ。「我がルールを創りそれに全悪魔を従わせる、規律の整った自由な魔界です」
その勢いに思わず13冠たちからほぉ・・・と歓声が挙がる。そして「即座に挙手して端的で適切な回答・・・天才?一等賞!」とカメラで連写するレディ・レヴィwアンリが「面接中のお写真はお控えに」と宥めますwww

そして次に振られたのはラズベリィ。元気に挙手し「強いヤツが上に立って弱いヤツがジャリを食う、バカでもわかる楽しい魔界にします!」と発表。そして「素直で華がある逸材?最強伝説!」と大量のお小遣いを差し出すべリアールwアンリがまた「面接中のお小遣いは」と宥めてますwww

そして最後、入間に「キミならどのような魔界を創造する?」と振られた。師匠のバチコ、アメリ関連で入間を知るアンリは固唾を飲んで入間見守る。「僕は・・・」入間が思い描く魔界とは・・・?

魔入りました!入間くん202話感想・まとめ

魔王候補3人、三傑の令孫が邂逅した前回。そしてバールが異論を唱え一触即発か!?と思いきや、あくまで淡々と、そして理にかなった合理的な展開で圧倒されましたwさすがは「優秀な悪魔」ばかりが集うディナーです・・・!

バールの目論みはさておき、バールの言い分にも納得はできるんですよね。魔界はランクがものを言う世界。確かにレベルが低く経験や知識も浅い若者、しかも学生を候補に挙げ、そう遠くない未来にいきなり若王が生まれてしまうわけだから。でも、サリバンたちはその「可能性」「伸びしろ」に賭ける判断を下した。前任の真似事じゃ政はうまく行かない。だったらあえて「知らない」若者を存分に使う。それはとても合理的なことなのではないでしょうか。人間界もそんな風になったらまた変わるかもしれませんよね?優秀な者の中だけで競い合いしたって呉越同舟ですよねぇ・・・

そして前回まで子供らしくあれこれ言い合ってた令孫がかしこまって挨拶する所はなかなか緊張しましたw13冠だけの話し合いを見てると忘れがちですがめちゃくちゃスゴイ悪魔たちの集いですもんね💦でも三傑が一様に孫大好きなのが何か微笑ましかったです🤭それにしても、信念が通っているレイヂやラズベリィの意向はやはりどこかバランスのとり方が難しそうな案ですよね・・・ここで入間くんの意見が待たれる所です!読者の腑に落ちるようなことを言ってくれるのかな!?w

また一波乱ありそうな魔王候補会議。入間が目指す魔界とは・・・?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の202話ネタバレを紹介しました!

が…

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13冠のみで話している時と、孫3人が来た時の雰囲気の変わり方がスゴイ!お気楽に見えるけど超一流悪魔の集いですからね!

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