2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
もはや自転車漫画と言えば？と聞かれれば必ず出てくる！？「自転車漫画の金字塔」！連載当初からのメンバーが変わってもずっとキャラクターと同時にストーリーも自転車も愛されている作品です！実写映画化、ドラマ化、もちろんアニメ化もされています。弱虫ペダルを読んで、見てスポーツバイクを始めたという方も多いのではないでしょうか🚴
アニメや漫画好きで運動音痴な高校生・小野田坂道。
廃部寸前だったアニメ研究部を復建するため奔走していたある日、激坂と言われる学校の裏門坂を鼻歌交じりにママチャリで登って登校していた所を、ロードバイク実力者の同級生・今泉俊輔に発見され、レースを挑まれます。当然負けてしまうのですが、その数日後小野田のホームとも言える秋葉原で同じく同級生の鳴子章吉と出会い、一緒に自転車で車を追いかけたことで小野田は自転車の魅力と自分の可能性に気付き、自転車競技部に入部します。
世代が変わって小野田が「先輩」と呼ばれていますが、総北のスピリットは確実に受け継がれています！現在大学生の先輩たちも登場することがあり、ファンには嬉しい展開も節目でお披露目されたりしますｗ
今回はそんな「弱虫ペダル」631話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
「見えた！」ゴール前で待つ総北メンバー。500mまで小野田たちが来ていることを、数々のレースを経験してきたメンバーはわかるのだ。そして総北の状況が芳しくないことも。
その予想通り、依然新開悠人が10mほど総北の先を走っていて間が埋まらない。しかし小野田と段竹は「発射」に向けてカウントダウンを始めていた。あと40秒で段竹は1人でゴールを任される。緊張して心臓が跳び出そうだけど、そんな場合ではない。この日のために小野田さんと何度も練習してきた。その様子は観客たちにも伝わっているようです。
大丈夫だ段竹竜包、心臓を飲みこめ！！！残り15秒･･･！
ゴール前の観客たちにもいよいよ先行している3人が見えてきた。まだ悠人が先行しているけど、観客たちの期待はやはり総北。残り300mで悠人との距離も徐々に埋まってきた！残り3、2、1･･･0秒！！！
「合図ですか？」大会前の練習中、「最後の合図」について段竹に相談を持ち掛けた小野田。発射する時に背中を押したいけどできないこともあるから何か合図を出したい、何がいい？と言われ、最初は何でもいいと返した段竹だが、「俺のワガママ言っていいですか」とセリフのお願いをしたようです。そのセリフとは・・・
カウントダウン0の瞬間、小野田は段竹の背中をバン！と叩きながら、
「オーダーだ、山頂を獲れ！段竹竜包！！」
かつての総北キャプテン・金城真護を彷彿とさせるセリフで段竹を送り出した小野田！！
熱が湧き出て力がみなぎる段竹！「不思議と何も怖くねぇ･･･！！はしゃぐぜ一差ァ！！！」
「吠えろ段竹！！」落ちて行った鏑木も、後ろから段竹の背中を押す･･･！
弱虫ペダル631話ネタバレ
解き放たれた段竹！
小野田に言ってほしかった言葉で送り出された段竹！ガルァァ！！と吠えながら前を行く新開悠人に食らいついていく！！
観客たちも小野田がエースでなかったことに驚きながらも飛び出した段竹に行け！追え！行ってくれ総北！とエールを送る。振り返った悠人もこれは予想外だったようです💦残り300m切った所でいきなり仕掛けてきた段竹、マジで俺とやり合う気か！？上等だよ！と再び加速する悠人！しかし、ビリビリと肌で感じるプレッシャーに違和感を覚える。
さっきまでとは違う、段竹、お前のプレッシャーなのか･･･？
まるで今まで枷に手足の動きを封じられていた奴が解き放たれたようなプレッシャーだ！！
まさに猪突猛進、力や熱が全身にみなぎり滾る段竹！ひたすら前に向かって走る！もう何も怖くねぇ！！
「新開悠人ォ！！」今までとは違う雰囲気で突然悠人の名前を叫んだ段竹！思わずドキッとする悠人。
「俺は今からお前を抜いて･･･山頂を獲る！！」
そう言って悠人の横についた段竹！！残り250ｍで段竹は悠人に並んだ･･･！！
心の入ったお願い
残り250ｍ地点で並んだァ！！と叫ぶ観客たち。総北を応援している地元民が多いので、総北が少しでも有利になると嬉しいようですｗ
ハァ？並んでねぇよ！と悠人は心の中でそう言い聞かせる。ほぼ横並びの段竹の前輪を睨みながら悠人も意地で「つか獲らせもしねぇよ！！」と叫び再び加速！これには観客たちも悠人のスタミナと技術、意地でも総北を引き離してやるという圧力に目を見張る。それでも総北ガンバレ！の声はやまない。
悠人のパワーに少し圧倒されそうになる段竹。しかしこちらも再び奮い立たせ、獲る！！と悠人にしがみついていく！！
残り200ｍ！もうゴールゲートが見えている！！総北への期待が高まる声がどんどん大きくなる･･･！
ずっとしがみついてくる段竹に悠人も少し怖気づいている･･･？
何だよこいつ、最初だけ勢いよくてすぐに失速するかと思ってたのに失速しない！？一体なぜそこまで･･･
段竹にももちろん理由があるわけで。
俺は小野田さんに言葉貰ったんだ。文字の並びは確かに俺があの日頼んだものだ。だけど、はっきりと耳から背中から伝わってきた！今のは小野田さんの心の入った言葉だった！！！だから段竹は走れるのです･･･！
全力で言葉に魂を乗せて段竹を送り出した小野田も、小さくなっていく2人の背中を見ながら坂を駆け上っていました。
「段竹くん･･･最後･･･お願いします！！」
その言葉が聞こえてか、段竹は諦めない！段竹の背中を、総北の皆が押している！！
待てよ、決着はまだだ
段竹は小野田に、落ちていった鏑木に、他のチームメイトに魂貰っている。山頂を獲れと任されている。だから諦めるわけにはいかないのだ。諦めるつもりもないのだ。
アアァ！！と叫びながらものすごいプレッシャーを放って悠人を追い抜こうとする段竹！そんな段竹を見ていよいよゾワッとする悠人。
おい待て、まさかお前、段竹の分際で俺にマジで並ぶ気かよ！！
そう思った時には悠人の横にいる段竹！その様子を見て喜ぶ観客たち。段竹は悠人を追い抜くだけでなく「いち早くゴールを獲る」ことも考えての必死の追い上げを見せているが、悠人は「ざっけんな！つってんだよ！！」と段竹を落とすためだけに走っている様子。再び悠人が加速すると、観客たちもうわー！と頭を抱える💦
「･･･まて」顔からボタボタと大粒の汗を流しながら段竹が呼び止めた。
「まて･･･よ、待てよ新開！！！」
獲る、並ぶ、並んでみせる！！
ガル、ガルッ！と吠えながら、身体を左右に振って悠人にじわじわ追いついていく段竹！俺は、俺が！山頂を獲るんだ！！「ガルァ！！！」
そして再び悠人に並んだ！！両者譲らないという必死の形相で睨み合う！！
残り100ｍ！両者最後の直線、バリアゲートの中に入った！段竹は悠人にピッタリ張り付きほとんど横並び状態！！
最後のゴールに向けてスプリントが始まる！！勝つのは段竹か、悠人か！？
弱虫ペダル631話感想・まとめ
残り300mからゴール前直線までの200ｍで1話引っ張ってしまう白熱のバトル！これは連載当初からの渡辺航先生の手法です(笑)必死に一進一退の攻防を繰り広げる様子は文字では語れない、スピード感溢れる大きな誌面で見ないと伝わらない熱狂です･･･🔥
さすがは前回、キャプテン金城さながらの「オーダー」を出した総北だけあって、金城がよく言っていた「俺は諦めない男だ」のスピリットは後輩たちにもしっかり受け継がれているようですね。だから段竹も悠人を追いかけることに全力を出せているのでしょう。金城と段竹は直接会っていないかもしれないけど、きちんと意志が伝わっている所が熱いですよね･･･！💪
そしてなぜ悠人はここまで段竹を見下しているのでしょう？知らない名前に負けるかもしれない、そのプレッシャーに耐えられないから？こんな悠人だから「仲間のため」に全力を出す段竹に負けてしまうのか、こんな悠人でも技術が勝ってしまうのか･･･敵しか見えておらずその敵を蹴落とすことに必死な悠人と、敵を追い越してゴールを見据えている段竹の勝負の行方は･･･！？
「お願いします」「吠えろ」と言われている段竹！ラストまで駆け抜けられるか･･･！？
次回も楽しみです！
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今回は、「弱虫ペダル」の630話ネタバレを紹介しました！
が…
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段竹が吠えながら悠人に食らいついていく様子はぜひ漫画で味わって下さい！熱、湿気、風、プレッシャーが如実に伝わります🔥
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