弱虫ペダル628話ネタバレ感想！期待しているのは地元とチーム！

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

今や一番有名な自転車漫画と言っても過言じゃない！？アニメ、コラボカフェ、映画、ドラマ、舞台と様々な媒体で表現される自転車の世界とそれを通じて感じるキャラクターたちの成長が、世代が変わっても愛されている大人気作品なのです🚴

アニメや漫画大好き、運動音痴でちょっと気弱な高校生・小野田坂道。
廃部寸前だったアニメ研究部を復活させるため奔走していたある日、激坂と言われる学校の裏門坂をママチャリで鼻歌交じりに登坂していた所を、同級生でロードバイク実力者の今泉俊輔に発見される。プライドの高い今泉はママチャリの小野田にレースを仕掛けます。当然負けてしまうのですが、その後小野田のホームとも言える秋葉原で出会った同じく同級生・鳴子章吉と一緒に自転車で走った経験から小野田は自転車の魅力と自身の自転車能力に気付き、今泉と鳴子と共に自転車競技部に入部します。

個性的な先輩、同級生、後輩、ライバルたちとしのぎを削りながら自転車と己を知り、成長していく小野田たち。インハイ2連覇という偉業を成し遂げ新世代として初めてのレース「峰ヶ山ヒルクライム」もゴール目前！果たして総北と箱学の勝負の行方は･･･！？

今回はそんな「弱虫ペダル」628話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

「小野田がエースじゃないということは、小野田がアシストをするということ」。
高田城の心配通り、小野田は段竹を全開で引っ張ると宣言！恐らく飛び出した勢いでゴールを狙っている新開悠人を追いかけ、直前で段竹を切り離してゴールを獲らせる作戦なのだ！

小野田の1年生時からの得意技「高回転クライム」が炸裂！目で追えないほどのペダルの回転と同時に味方がゾッとするほどのプレッシャーが沸き出てくる！これから小野田さんが全開で加速する！段竹も必死で自転車にしがみつき、全開クライムの準備に入る！

あまりのスピードに視界や記憶も曖昧になる。本来レースは後ろ側が楽なはずなのに全然ラクじゃない。でもこれがインハイレベル。小野田は小さな体でこのスピードで二連覇した。小野田は普段の様子から想像できないほど、レースだとものすごく大きな姿に化ける。一番近くにいるのに一番遠い存在なのだ。

でも俺は追いかけさせてもらいます。今年のインハイ見て来年は俺もインハイ行くって決めたんで！！

苦しそうな息遣いの段竹を感じて小野田は振り返ってこう言った。
「苦しいですか、そういう時は支えてくれた皆さんのことを思い出して下さい😊」

ニッコリ笑ってそう言った次の瞬間、険しい顔でこのまま行くとむしろ加速していった！
一瞬スピード落とすかと思ったけどそんなわけないよな。確かに新開悠人は怖いくらい強い。でも俺には支え信じてくれた仲間がいる。鏑木や杉元兄弟。今泉、鳴子、小野田は練習中に自分をよく見てくれてて褒めてくれてた。嬉しかった熱くなった。それを俺が今度は皆さんに返す番だ！！

「小野田さんもう少しペース上げて下さい！！」その言葉に嬉しそうな顔をする小野田！
総北、新開悠人に追いつけるか！？

弱虫ペダル628話ネタバレ

期待を裏切る実力者

残り2kmで先に登ってきたのは、観客たちの期待とは裏腹に神奈川・箱学の新開悠人だった。

今年の今年のインハイでレギュラー出走して2日目ゴールスプリントして3位表彰台に上った1年生のスズメバチが、敵地である千葉の峰ヶ山で躍動している。地元民たちはそんな独走状態の新開悠人をのスピードに圧倒されつつもどこか納得行っていない様子。

総北を引き離した。来ない見えない、総北は追いついて来れない！あとはゴールまでこのペダルを踏み止めなければいいだけのこと！完全アウェーな空気の中、悠人は遠慮なく壁坂を吠えながらクライミングしていく！！ゴール前とあって観客も増えてきているが、全員がこの事実を飲み込めないでいるようです。よほど総北への期待が厚いんだなぁ･･･💦

残念だったな段竹くん！お前の「チャンス」俺が潰しておいたよ！！
高田城(ジョー)さんの思案も取り越し苦労ですよ！！このまま俺がゴールを貰う！！「残り1.5km！！」

あぁ神奈川が行っちゃう！千葉のご当地大会なのに、総北はどうしたんだ！？
後続は？まだ見えないよ、何やってんだ総北！来てくれ来いよ！！

･･･やだ。
来てくれたのむ！！総北！！！

地元民たちの熱い声援に応えるように、坂の向こうから現れたのは･･･！

期待されているチームと個人

来てくれたのむ総北！！の応援に応えるように、必死の形相の小野田がエース・段竹を引っ張って坂を上がってきた！！

驚きながらもパアッと顔が明るくなる地元民たち！！総北キタ！！総北追いかけろ！！いけぇ小野田ァ踏み込め小野田あぁ！！！新開悠人を見ていた時とは打って変わってものすごい期待をかけて沸き立つギャラリーたち！！さすが地元と、地元に認められる実力者・小野田です！！

力いっぱいの地元民たちの熱い声援を背中にこれでもかというほど浴びた小野田と段竹、必死に悠人を追いかけながらも互いに「段竹くん！大丈夫ですか！」「はい！！」と声を掛け合いお互いを気遣い合う。尚も鳴りやまない総北コールや声援を受けながら、「残り1.5km」のプレッシャーを感じている2人。

「段竹くん！残り1.5kmを切っています！ゴールの準備はできていますか！！」
小野田の真剣な表情に一瞬身構えるが、ハンドルを握り直し「はい！もちろんです！！」と力強く応えた段竹！その返事に小野田はニコッ😊と笑いかけた。総北のチーム名物とも言える、小野田がレース中に笑った時は何かスゴイことが起こる前触れだと。

コーナーを曲がってすぐ、プレッシャーが変わった。
「段竹くん見えました！！先頭、新開悠人くんです！！！」

来ないと思っていた総北が、真後ろに来ていた。総北、先頭のスズメバチに追いついた･･･！

厳しい戦いへの「策」

単独飛び出してゴールを狙う新開悠人に追いついた総北！これには悠人も予想外だったようで嘘でしょどうやって？と面食らっている。

そう、「あの小野田さんをアシストにして」猛追してきたのだ。高田城が危惧していたのはそういうことだったのだ。それを高田城は幾度となく心配していたのだが、悠人は段竹のことを軽く見る余り聞いていなかった様子･･･💦

「ヤッバイね！！」そう叫んだ悠人と張り付く総北2人！先頭は3人の状態で残り1km･･･！

一方こちらは峰ヶ山山頂の駐車場。今回のレースのゴール地点です。
中継放送を聞きながら総北の今泉と鳴子、OBとなる手嶋と青八木がゴールの瞬間を今か今かと待っています。

ただいま先頭が残り1km地点を通過した模様です、ゴールまで間もなくです先に現れるのは一体どの選手でしょうか･･･という放送を聞きながら神妙な面持ちになる総北メンバー。だけど鳴子がパンフレットを丸めて「一体どの選手でしょうか？スカシさん」と今泉にインタビューする素振りをしてみせるｗしかし「フン乗らない」と普段通りクールな今泉です。鳴子に「スカシ」呼ばわりされても動じません(笑)

「いや実際予測不可能かもな」と手嶋。情報追いかけてるけど展開がめまぐるしくて鏑木も離脱してるし高田城もスピード落としてる、という手嶋の情報に、かつて鏑木と共にスプリント勝負をした青八木は思う所があるみたいで。

それぞれがいろいろ考えていると、小野田と段竹が先頭に追い付いたという情報が飛び込んできた。悠人も絶対的な自信を持ってるからゆずっちゃくれねぇだろうが･･･「どうするつもりだゴール前。お前たち『第3世代総北』に何か策はあるのか」と投げかける手嶋。真剣な表情を特に変えないまま、顔を見合わせる今泉と鳴子。

「策･･･すか」
「「ゼロじゃないっすね」」

いつもはいがみ合っている今泉と鳴子の意見がシンクロした。小野田と段竹を信じている証拠だ。
今泉と鳴子が言う「策」とは！？その「策」を総北は存分に出せるか！？

弱虫ペダル628話感想・まとめ

1人飛び出していった新開悠人を追いかけてついに追いついた総北。過去回から読んでいるファンとしては小野田が何度も笑っている姿を見てどこか安心はしていると思いますが、やはり「魅せて」貰えると滾るものがありますね🔥

悠人も十分クライマーとしては実力者だし段竹も前回「1対1じゃ勝てる気がしない」猛者なのですが、やはり総北の強みは「チーム」であることでしょうね。どうあがいても「自分が勝ちたい」悠人は高田城の言葉も聞かず段竹を見下すだけ見下して先に行ってしまった。これで負けるかどうかはわからないしそれなりに接戦にはなるでしょうが、果たして･･･

地元とはいえ観客が総北を応援しているのがいいですよねｗそれくらいインハイに出ること、インハイを2連覇することがすごいことなんだということがわかります。実は最後のゴール前で手嶋たちが話しているシーンでいわゆる「モブ」たちが総北メンバーをアイドルを見るような目で盛り上がっているシーンが描かれています。地元を盛り上げるために総北は自転車を通して貢献しているのか･･･すごいな！✨

そしてデコボココンビが言い放った「ゼロじゃない」の意味とは。小野田が奇想天外な糸口を見つける天才だと知っているメンバーだからこその言葉だと思いますが、一体どんな「策」なのでしょうか！？
次回も楽しみです！