吸血鬼すぐ死ぬ240話ネタバレ感想!あの時の思いは今も確かに

吸血鬼すぐ死ぬ

2015年6月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「吸血鬼すぐ死ぬ」。

2021年アニメ化するよ!!制作はマッドハウスさんロナルドドラルクの担当声優はそれぞれ古川慎さん福山潤さんという大人気声優!お2人によるボイスメッセージも公開されているんだけど、何月にどこで放送されるの?続報が待たれます!(笑)

吸血鬼と人間が共存する世界の「新横浜」というニッチな街。
そこで吸血鬼退治を生業とする「吸血鬼退治人(ヴァンパイアハンター)」として事務所を構え、自伝作家として二足の草鞋を履く若くしてやり手なロナルド。そんな彼の元にある日「吸血鬼ドラルク城に子供が入ったまま戻らないので助けて」という依頼が。真祖にして最強と謳われるドラルクを倒せば一躍有名人だ!とばかりに意気揚々と城の扉を開けると・・・

ドアに挟まって砂になってしまった吸血鬼が!?
そう、彼こそが「すぐ死ぬ」吸血鬼ドラルクだったのです。

物理はもちろん、悪口でもすぐ死んでしまうドラルクにツッコミが追い付かないロナルド。城に入った妙にふてぶてしい子供に2人しておちょくられ、追いかけっこをしているうちに城に仕掛けてあったトラップが暴走!全員脱出はしたもののドラルク城は大破・・・

行き場を失ったドラルクがロナルドの事務所に転がり込むことによって、吸血鬼とその敵であるはずの吸血鬼退治人の奇妙な同居生活が始まったのでした。個性強すぎのハチャメチャなキャラクターばかりだけど、意外とシリアスな過去を持っている者も多くて・・・?

今回はそんな「吸血鬼すぐ死ぬ」240話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

横断歩道で反復横跳びをするババア吸血鬼を確保した吸血鬼対策課。こんなの捕まえてると何で吸対入っちゃったかなと思うなんてグチをこぼすサギョウに、俺は吸対に入った頃を思い出して懐かしくなるぞと半田桃。今回はそんな半田くんの過去のお話。

半田桃は人間の父・白(あきら)と吸血鬼の母・あけみから生まれたダンピール。ダンピールは嗅覚で吸血鬼の気配を察知できるので吸対や退治人に就けやすいが、半田少年は吸血鬼の母を思ってかあまりいい印象はなかった様子。この世界独自の課外授業で吸対の人が防犯具の使い方などをレクチャーしにくる機会の時に「あなたたちは吸血鬼の僕のお母さんも捕まえるつもりですか」とキッパリ言い放ったほど。

「危険性のある吸血鬼を捕まえる仕事で、みんなやあなたのお母さんを守る仕事でもある」とその時は言われ、母にも「悪いことをした吸血鬼を捕まえる仕事だし、私たちのために吸対の人は頑張ってくれてるのよ」とは言われて理解はできたが、どこか腑に落ちないまま中学生になったある日。半田家の付近で起きた吸血事件の調査のため吸対の人間が母を訪ねて来た!

現本部長のカズサがまだ一隊長だった頃、ダンピールの半田の能力に感づいて「被害者が小柄な女性のような姿を見た」という証言を元に聴取するも、半田少年は母を守るためカズサたちを睨みながら「お母さんに何の用ですか!お母さんを疑ってるんですか」と母の前に立ちはだかる。そしてお母さんを容疑者にはさせないと、一人で事件のあった場所を見に行くことに。

掃除機をかけていて気付かない母をかいくぐり、事件のあったあぜ道で探知能力を駆使し調査する半田少年。しかし何も見つからず帰ろうとした時、草むらの奥から吸血鬼の気配が。するとそこには、スライム状の顔?を持つ不気味な集合体が!どうする半田少年!💦

吸血鬼すぐ死ぬ240話ネタバレ

優しい少年と真実

吸血事件の犯人だと大好きなお母さんが疑われているかもしれない!それがたまらなく悔しい半田少年が、事件現場をダンピールの能力で探っていると吸血鬼の気配が。するとスライムを繋ぎ合わせたようなおかしな生体が!しかしよく見るとその生体の下敷きになっている人の手が!

咄嗟に助けなきゃと近づこうとする半田少年の後ろから、「待て!今行く後は俺に任せろ!」吸血鬼対策課の一隊長・カズサが声をかけた。しかし半田少年は「人が襲われてるんだ!」とカズサの制止を無視して下敷きになった人の手を引っ張る!すると中から老人が呻きながら出てきた。「坊や・・・逃げとくれ」と老人が言うので一緒に逃げようとするが、老人は恐ろしい吸血鬼の姿だった!それでも半田少年に「私から逃げとくれ」と手を伸ばしながら逃亡を促した・・・

その瞬間カズサが半田少年を庇う!老人に腕を噛まれ吸血されたカズサ・・・!
「喉が・・・乾いて・・・」と呻く老人、倒れ込んだかと思ったらその背中からスライムのような生体がボコボコと増幅した!!老人を取り込んだまま、その生体は大きな生体になって血を求めているようだった・・・😱

あれは一体!?と驚く半田少年を抱きかかえたままカズサは「悪いな少年」と言いながら説明する。
吸血鬼には眷属を生み出す能力を持つ者がいる。あのおばあさんは吸血鬼でスライムは彼女の眷属。でも彼女は能力の制御ができておらず、眷属だけが出て来て暴走しているという状態なのだとか。

大きくなった眷属が半田少年に振りかぶろうとした瞬間、ビシュッビシュッ!!と2発弾が跳んできた!前話でカズサと共に半田家に調査に来ていたヤギヤマ隊員が麻酔弾を狙撃したのだ!その瞬間他隊員からの無線が入り、現場にカズサ隊が全員集合したことを知らせた。そこからカズサは隊長らしくテキパキと隊員に指示を送るのだった!

華麗!プロのお仕事

大きくなった眷属の頭上から飛び出してきた女性隊員!「デカブツの真ん中に対象!傷つけないように眷属だけ削げ!!」とカズサの指示が飛ぶ!その通りに華麗な剣捌きを見せ、眷属たちがバラけていく!

そして他の2人の隊員を呼び、バラけた眷属を銃型の捕縛網を発射!バラけた眷属は力を失い、おばあさんを取り込んでいる方もだんだん小さくなって行った。すかさずおばあさんを引きずり出し、我を失っているおばあさんの首元に麻酔を打った!思わず「あっ」と言ってしまう半田少年だが、眠らせただけで「的確な処置」をしていただけだったことに何となく気づく。というのも、カズサが「よし丁重にな、VRC(吸血鬼研究センター)呼んどいたから5分で来る。眷属が塵になった所に薬剤撒くぞ~」と後処理までの手回しが完璧だったことも理由でしょう。

そして間もなくVRCの車が到着。現所長、この時代は高等研究員だったヨモツザカは実はカズサと同い年の腐れ縁。体力がないので肩で息をしながらも「吸血鬼能力の突然発現だ。制御が効かずに吸血衝動と眷属生成を繰り返したのだろう」と分析。急に呼び出すのやめろ愚物、と悪態をつく傲岸不遜っぷりはこの頃から健在だったようです💦

ほどなくして気が付いたおばあさんも落ち着いた様子で担架に寝かされながら「突然体から変な生き物が出てきたと思ったら喉が渇いてたまらなくなって人を噛んでしまった、パニックになって隠れたけど夜にはまた出て来て、坊やも吸対のお兄さんもごめんよおかしな能力のせいで」と申し訳なさそうに謝る。母が疑われたことが許せない、吸対に負けないと飛び出したけど事件に責められる者がいなかったことにやりきれない表情で立ち尽くす半田少年・・・

その横から「とんでもない!」と割って入ってきたカズサ。
眷属は使いこなせば家事を手伝ってくれます。吸血鬼ってのは超自然的な能力があったりなかったり今回みたいに突然現れたり、そこにいる大天才(ヨモツザカ)や吸血鬼当人にも生態がわからんものなんです。だから吸血鬼と人間が共存する時、望む望まないに拘わらずどうしてもトラブルは起きます。それを何とか社会に繋ぎとめるのも吸血鬼対策課の仕事の一つ!便利屋だと思って今後いつでも頼ってください!

と、高らかに笑ったカズサなのでした。そして・・・

半田が吸対に入った理由

吸血鬼と人間が共存する世界で起こるトラブルを、淡々と、でも的確に捉えていた吸対。しかしその後半田の肩を抱いておばあさんに「この少年は謝るより褒めてあげて。この子の優秀なダンピールの能力で我々はあなたを発見、保護できたんですから」と言ってくれたカズサ。

「そうだったのかい、ありがとうね坊や」おばあさんに優しい言葉を貰い、切ないような顔になる半田少年。その後おばあさんはVRCへ運ばれて行った・・・
現場に残ったカズサと半田少年。カズサからお叱りを受けるかと思いきや「謝ることがある」とカズサ。実は飛び出していった半田を見ていて止めても聞くまいと思ったから護衛もかねて尾行していたんだと。ポイントを絞って捜索はしていたものの半田の能力で思ったより早くおばあさんを見つけることができた、君は優秀なダンピールだ。

少年、いや半田君!吸対は常に優秀な人材を求めているが、今の君から見て吸対はどう映ってるかな?

「・・・カッコいい」

という思い出があって今の吸対での半田があるのだとか。
そんな話を後輩・サギョウとしていると「大通りに吸血鬼リンボーダンサーが巨大化して新横浜を暗黒の太陽で覆わんとしている」という出動要請が。ウエーまた変なの出てる💦僕だってカッコイイのと戦いたいというか狙撃シーンを見せたいのに、とブツブツ言ってるサギョウ。

の、後ろから「あれ?お兄さん吸対の人かい?」と声が。
「いつもありがとうねお兄さんたちのおかげで私楽しく暮らせてるよ」と話しかけたのは、あの時のおばあさんだ!眷属のコントロールもできて仲良く買い物をしたりできているようです!先輩の代わりにサギョウがお礼を言う。

こらサギョウ早く来んか!と後輩を呼ぶ彼の姿を、おばあさんはしみじみと見つめているのでした。

吸血鬼すぐ死ぬ240話感想・まとめ

ヤダ何この綺麗な終わり方!?普通にいい話じゃん!?

何てツッコミが出てしまうくらい、いつものギャグ展開とは違って正統派のいい話でしたね☆最初は吸対にいいイメージがなかった半田少年が、「トラブルには誰も悪くないこともある」という事件を通して吸対に興味を持って行く展開が素敵でした✨

吸血鬼対策課=吸血鬼は悪者としてやっつける、という仕事ではないことを実際の事件と吸対の活動を見て知った半田少年。かなりVIP待遇の社会見学ですよね!?普通一介の中学生のために警察の一部隊が時間割くことなんてしないと思いますが、半田少年の能力を買っていたこともありアフターケアまでバッチリやってのけたカズサもすごいなと思うわけで。チャンピオン本誌にはページ端にキャラクター紹介が書いてあるのですが、カズサはこの頃から新人ばかりだった吸対をまとめて戦闘も行えるようにした先駆者でもあったようです。凄すぎ💦本部長の器だったんですね✨

そして半田も中学生までは純朴な少年だったけど、内向的な性格を変えるために高校デビューを考え、今みたいなハチャメチャになったらしいです💦あんな優しくていい子がセロリとライバル・ロナルドに異常な執着を見せるなんて・・・時の流れは時に残酷です←

人にはいろんなドラマがあって今がある。素敵な半田くんの話でした☆
次回はどんな展開に!?楽しみです!

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今回は、「吸血鬼すぐ死ぬ」の240話ネタバレを紹介しました!

が…

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まだ純朴で真っ直ぐだったかわいい半田君を拝める!そして敏腕・カズサの思いもダイレクトに感じて下さい!いい男ですしね☆

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