人気作が次々と大団円を迎え、世代交代を感じさせる2020年夏の週刊少年ジャンプ。
そこへ堂々帰還したのが「べるぜバブ」「腹ペコのマリー」を代表作に持つ田村隆平氏による海洋マンガ！
ギャグのようなそれでいてストーリー物のような、一言で言い表せない深い魅力がつまった目が離せないイチオシ作品です！
前回までのあらすじ
主人公・鮫島灼熱（さめじまボイル）はハードボイルドな警察官。大都会新宿での不祥事を経て左遷された先は、小笠原諸島姉ヶ島！ そこで出会った相棒はまさかの人外？！ そしてその人外をパパ上と慕う謎の少女……刑事×少女×海、深海のごとく誰も見たことのない物語が今始まる――。事件の調査は忘れずに、今週も比較的日常回……？ です。
この記事では灼熱のニライカナイ、20話のネタバレを無料で紹介します！
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灼熱のニライカナイ 20話 ネタバレ
おかえり深作くん
8人が犠牲となり、公安が出張ってなんだか大ごとになっている教団の事件。先週はわりと丸無視されていましたがきちんと捜査はしているようですね。
由香理ちゃんは連れ去られる際、神室くんから「今日から君の名はラケシスだ」と言われていました。ジュラちゃんは事件解決のため、サメには全て話したのでしょう。その名前を検索しています。
教官の「由香理ちゃんは近々解脱するほど高位の教団信者だった」という言葉と、由香理ちゃん自身が海の底で話した「儀式」の話を考えると、由香理ちゃんは解脱して悟りを開き、一つ上の存在に変わったと思われます。ラケシスはその際につけられた戒名のようなものなのでしょうか。
ギリシャ神話の女神の名前で、深作くんによると「運命を割り当てる女神」だそうです。現状、これだけではさっぱり分かりませんね。
以前のウミニャン……アマビエ回で厨二病が治ったはずの深作くんですが、再発したようでまた眼帯にギリシャ神話と完全に元通りです。眼帯は二週間前にもしていたような気がするので、あっという間に再発してしまったのでしょう。完治する日は来るのでしょうか。
とはいえ、今回はその深作くんの厨二知識が役に立ちます。専門家って大事。
割と広くておしゃれなワンルーム
左遷されて姉ヶ島に来たサメは、以前より「オルフェより手柄を立てれば本島に戻してやる」と言われていました。だからなのか、それとも単に事件が難しいからなのか、サメは燃えています。片手での逆さ腕立てで体を追い込むサメですが、先週より部屋の様子が明らかになっているのに注目です。ボロアパートの外観に反して、綺麗なフローリングに立派なベッド、ワンルームなのでキッチンは狭いですが背の低い小さな机と、イスつきの大きめのテーブルを使い分けられる仕様になっているのもオシャレですね。
そんな男の一人暮らしの所へ、訪問者が現れます。
オルフェがお茶目に「来ちゃった」と言うと二言目にはチャコちゃんが「泊めて」
展開が早くて助かりますね。
引っ越しの経緯
オルフェいわく「路頭に迷っている」とのこと。オルフェとチャコちゃんは立派な平屋のおうちに住んでいましたが、先週のチカちゃん騒ぎで家が壊れてしまっていたのでした。なんと、先週はただの日常ギャグ回ではなかった……今週に繋がる立派なストーリーだったんですね。そうして家が壊れてしまった二人は、サメの家に居候をすることに。
他に頼れる人いなかったのか、チャコちゃんがそうしたいと言ったのか……。
だって離島だし、少なくとも宇海ちゃんは実家（町長さんとこの娘さんでしたっけか）暮らしだったはずですが、部屋の一つ二つ余ってそうだと思いませんか？ ちょっと不憫なような気もしますが、きっとチャコちゃんが希望したんでしょう。うんきっとそうだ。
そうしてその翌日、チャコちゃんは引っ越しをすると言ってニコニコ顔です。守りたいこの笑顔。
サメの家に引っ越したのであれば引っ越しは昨日だったのでは？ と思いきや、サメの部屋がドーンってなったから引っ越すとのこと。
宿直室に泊まっていたらしいサメとオルフェに事情を聞こうにも、サメも部屋がドーンってなったと説明します。
いったいどれだけのドーンだったのか……あれはそう、じっとりと汗ばむ空気も凍る……そんな夜だった……。
初日にして大ピンチ
そもそもサメの部屋に泊まろうとしていた二人でしたが、就寝前に「アレ」を見つけてしまったようです。それをチャコちゃんがザルで捕らえ、処遇を検討。お互いに戦う意思が固まらないまま、チャコちゃんがせっかく捕えたのに殺すのかという問いに、早速仲間割れしてしまします。どうしても殺すふんぎりのつかないオルフェは、捕らえたザルを床ごと切り取って捨てようとまで言い出します。
大屋さんに床を切り取る許可をもらいに行くと、大家さんは腹にダイナマイトのように殺虫スプレーを巻き付けて出動、恐怖にたじろぐチャコちゃんの声もむなしく、オバチャンスプレーがまき散らされてしまう――。
夏のホラー・アクション
次から次へと湧き出てくる「アレ」を退治する大屋さん。三人はたまらず外に避難しますが、揃って「もう住みたくねぇ」とお化け屋敷でも見るかのような顔です。お化け屋敷ならまだよかったのですが。
そこへ一仕事終えた大家さんが登場。傭兵さながらの格好で、まだガスが充満しているから気をつけろと注意喚起、した傍から、外で遊んでいた花火が部屋に飛び込み、どーん。
展開が早くて助かりますねぇ。本当に。
そうして先週のオルフェに続き、家を失ったサメも部屋を探すことに。バディものはやっぱり寝食も共にしないとですよね、これこれ。
新たな物件は海洋機動捜査隊の隊長さんが用意してくれた豪邸のようです。この電話の主は以前サメを焚きつけた公安七課の神宮寺さんということでよいのでしょうか？ 後ろ姿はスマートな白いワンピースの女性のように見えますが、見ようによってはツインテールにも見えます。宇海ちゃんがツインテールでセイラちゃんはショートカットなのでバランス的にも良いですね。そして「そろそろ私も姉ヶ島に拠点を移そうと思っていた」ということは、近々姉ヶ島でその姿が確認できるはずですね、これは色々盛り上がってきたのではないでしょうか？！
灼熱のニライカナイ20話・まとめ
こうして二週に渡って丁寧に主人公バディの家が破壊されたということが描かれてきました。丁寧だけど色々なことが怒りすぎて展開が早いように見えるのは、ベテランの業だなと思います。そろそろまた海洋生物出てこないかな～。
シェアハウスのバディと、ついでに教団の事件がどう進んでいくのか、次週こそ進展があると良いですね！
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