地縛少年花子くん71話ネタバレ感想!花子くんの素直な願い

Gファンタジー

Gファンタジーで連載中の『地爆少年花子くん』かもめ学園高等部に通う八尋寧々は、恋に夢を見る少女、また寧々と強力な縁で結ばれた学園七不思議七番様こと、花子くん。生前の名前は柚木普。生者と怪異の関係を描いたオカルトファンタジーラブ&コメディ漫画。

寧々の寿命がわずか、その事を知った本人よりも周りが真剣に考える。

特に光はミツバの事もありグルグル考えがまとまらなかった。その時に夏彦に寿命の解決には六番がいいと提案して…

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前回のあらすじ

彼岸に落ちた葵と茜を助けに輝はやってきた。

そこで葵の祖先の話と生贄の話学園七不思議の話を現世へ帰る道で話をしていた

何の為に学園七不思議が存在しているか。それを考えたことがあるかと問われた茜はただのオカルトだと答えるが、輝が学園の七不思議は特殊で、学園を守護する七柱と答えた。

だがその七不思議を次々と役割を崩壊させる事が起こっている。

その原因は茜ならわかるだろ?と意味深に言った。

話しながら現世へと続く道、振り返ると二度と帰れないと忠告して先導を行く輝。

その後を茜と葵が手を繋いで着いていくと、葵が暗くて見えないねと返せば茜は先に光があると振り替えず答えた

これに葵は何かを感じたのか突然茜に「キリンが好き」と答えた。そしていろんな好きを言って茜は何が好き?と聞けば「僕はアオちゃんが好きだよ」と悩まず言ったことで葵はぐしゃりと顔をゆがめて最後「私も好きって言えばよかった」と顔に手を覆って小さく暗闇中で呟いたのだった。

現世に戻って来れたことに茜は喜び帰ってこれたねと後ろにいるはずの葵に声をかけたが握っていた手には彼女の手はなかった。

葵は彼岸に落ちた事で、寧々と寿命をごっそり移動してしまったのだった。

この事に花子くんは喜びつつも、「淋しくなるなぁ」一人呟いたのだった

この記事では地爆少年花子くん第71話ネタバレをご紹介します

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地縛少年花子くん71話ネタバレ

葵はもう生者じゃない

「アオちゃん」

振り返れば見渡す限り葵の姿は見当たらない

どこにいるんだと茜は慌てるが輝は表情を暗くする

「赤根さんはここにはいない 戻って来られる状況じゃなかったからね」

あの場所に足を踏み入れた時点で、葵は生者ではなくなっていたと説明するが茜は理解が追い付かず「は?」と溢す。

生者じゃなって何…言ってるんですか…アオちゃんが戻って来れないって冗談…と震えながら言うが輝の表情は冗談を言ってる顔をしていなかった。

それに気づいて、知っていたのか?最初からと問えば「まあ…ね」と溢す。

輝の返事に、ぶわっと怒りが込み上がり輝の胸倉をつかみ殴りつけ壁に押し付ける。

「なんで…なんで何もいわなかったんだよ‼」

蒼井に言ってどうにかなることじゃなかったから 気が済んだ?

殴った事で気が済んだかと返せば茜は怒りが頂点に上がる。

もういい!と乱暴に手を離して歩き出す後ろ姿に「どうするつもり?」静かに輝は聞く

決まってるだろアオちゃんのとこに戻るんだよきっとまだ間に合う…

言うと同時に口から血を吐き床に膝をついてしまう

ゲホゲホむせる茜に輝は「無理だよ」と手を掴むが放せと

あんな場所に一人になんかできるか」と血を大量に流しながら立ち上がろうとするところを

輝が床に叩きつけ殴る。

「その死にかけの身体でなにができるって?」

ため息交じりで言う。

「大体僕らが通って来た道はもう閉じてるよ。戻るのは無理」現実を受け止めるように言うが茜はうるさいなと血を流しつつ

顔に手を覆い「なんで僕だけ連れて帰って来たんだよ…」

悲しんでいる時に、輝は静かにそのままじっとしててねと

襲ってくる怪異を退治しようと剣を構え来いと振りかざした途端怪異が、音を立ててバラっと崩れていく

パラパラ崩れるのをみて輝は茜の首根っこを掴みズリズリ引きずる。

「立って蒼井 さっさとその怪我直さないと時計守に会いに行くよ」

もう時間がなさそうだと緊張が走る横顔に茜も緊張したのだった。

断絶の音

場所は変わり学園内のどこかの窓で花子くんは1,2,3,4と数字を数える後ろ姿。

「5匹」

足の下にいる怪異の数を数えていた様子だった

そしてすぐにバラ…バラバラと怪異が崩れていく。

そんな時寧々が「あ、いた!」と花子くんてば急にいなくなっちゃうんだもん

スミレちゃんと捜したよ、六番さんを見つけて葵を助けてあげなきゃ!と

言うが花子くんは黙ったままの様子に寧々は「どうかした?」声を掛けた。

花子くんは窓辺に座ったまま「そろそろだなあと思ってね」

そろそろという言葉に急にチャイムが鳴りだす。

「なんで…こんな夜なのに ねぇ花子くん何が始まるの?」

と鳴り響く鐘と同時に花子くんをみればいつもの表情じゃない笑みを浮かべ

「断絶だよ」

月夜に照らされながら鐘の音は断絶だと答えた途端、花子くんの左側が軽くパキッと音を立てて剥がれるように頬と髪が崩れた

怪異が消える

欠けて行く花子くんに寧々は驚く。

窓辺に座っていた花子くんは下りて、

「贄の娘が捧げられたことでヒトと怪異の世界はこれより明確に分かたれる」

コツコツと近づく度に花子くんの身体は欠けていく。

何の話?と寧々は言うと花子くんは寧々の手を引っ張り抱き寄せ

「俺たち怪異はここから消えるってこと」

抱きしめて伝える。

「でも…これはもうヤシロには関係のない話だ」

欠けていきながら花子くんは寧々をぐっと抱きしめ目の焦点は何処か遠くを見ている表情。

説明をしている花子くんに抱きしめながら寧々は、ねぇ…何言ってるの…?

表情を青くしながら言うが、花子くんは言葉を止めない

「だってヤシロはこれから怪異に関わる記憶…俺のこともアオイちゃんのことも忘れて幸せにいきていくんだから」

そして寧々の顔を固定して、右手を額に触ろうとするところで

寧々は

「やめて!」

バチィと鈴の腕輪の力で花子くんの手を雷で焼く

ビリビリとする右手をみながら「あの子のか余計なものを…」と寧々の右手についてる鈴の腕輪の存在を嫌に思う。

壁にドンと身体が当たり、寧々は額に手を当てって

「花子くん…いま私に何をしようとしたの…?」

忘れるってどういうこと?それに葵のこともって…

少し離れた花子くんは寧々に質問に答えず静かに見つめる。

この事に寧々は怒りをあらわにし花子くんを睨みつける表情を浮かべた。

ヤシロの願いを叶えた

寧々は何も言わない花子くんに、いつもそうと怒りを込める。

誰にも何も言わないでひとりで勝手に決めて…

「また何かしようとしてる?今何が起きてるのか…ちゃんとわかるように話して!」叫ぶと花子くんは間を置いてはーと息を吐く。

「ヤシロの願いを叶えたんだよ」

二人の距離は机が二つ分の距離だった。

その言葉に「私の願い…?」

直ぐに花子くんは願ったろ?俺に

「本当の世界でもっと生きたい…」

雲の上で花子くんの手を握って寧々が言った言葉を花子くんは言う

100歳まで伸びたかはわかんないけどと言えば

「私…寿命伸びたの?」

驚く横顔の寧々に花子くんは明るく「伸びたよ嬉しくない?」と明るく返す

そんなことないけど、本当なの?どうしてそんな急に?と寧々は戸惑いを隠せないで聞くと

「アオイちゃんが代わりに死んだから」

身体が欠けていく中でとてもいい満面の笑みで寧々に事実を告げる。

この言葉に数秒寧々は固まり、やっと「え?」と出た。

何言ってるの花子くん、だって私の寿命と葵は全然関係ないそれに花子くんだってこれから一緒に葵を助けにいくはずで…

動揺に饒舌に言葉がスラスラ出てくる

「ねぇ嘘…だよね…?」

確認の為に問えば、花子くんは表情を変えず黙る。

それに寧々が青ざめ、ますます顔色を悪くする寧々

うそ…だって 私そんなこと望んでない…

涙がぼろぼろと零れていく。

あの時願ったのはそんな事じゃないと。

自分が言ったことは葵も、花子くんもいる、これまで通りの世界で生きたいってそのつもりで葵が私の代わりにしんじゃうなんてダメ…

今までの日常を思い出しながら言う。

「そんなの嫌…!」最後は叫ぶように言う。

この言葉に「だろうね」と分かっていたと足も欠けてきた花子くん

距離をつめて「でも俺アオイちゃんよりヤシロの方が好きだからさー」

泣く寧々に「ごめんねでもダイジョーブだよ俺ももう消えるし」

いつもの至近距離で欠けていく両手で寧々と目を合わせる

「今すぐとはいかなくても いつか忘れられるさ」

清々しいまでの笑みに寧々は感情のまま平手打ちを花子くんにぶつけようと右手をばっと泣きながら勢いよくあげた。

いかないで

殴られる覚悟だった花子くんは目を瞑って衝撃に備えていたが寧々の手が寸で止まり

それでも花子くんの身体は欠けていく。

振り上げた右手が小刻みに震え拳を作り、左手で花子くんを掴むと

「いかないで…」

小さく呟くような声で言う寧々。

花子くんは驚き固まる

そして、必死に花子くんの服を掴み右手は拳を付けて泣く寧々の姿に

名前を呼ばれることで花子くんは何かが込み上がるがぐっと口を噛みしめ瞳を閉ざして我慢する。

「…ずっとあのままでいられたら良かったね」

その言葉の後ろではトイレで花子くんを光と寧々が挟んで笑い合う姿。

「いや」

帽子をとり、もう手もボロボロに欠けてゆく中

「俺も…ヤシロと一緒に生きてみたかったな」

ぎゅっと崩れる身体で花子くんは寧々を抱きしめながら言う

その言葉とともにパラパラと寧々の前で花子くんはカケラとなって落ちて行くのを追うように寧々は床に膝をついてパラパラと欠けた残骸を見下ろして

「なんで…」

教室に悲痛な声が響いたのだった…。

地縛少年花子くん71話まとめ&感想

今回も痛いお話でした。

エソラゴト編で寧々が願った事と花子くんが受け取った願いが全く違いましたね

すれ違いすぎのカップルです。

輝はやっぱり最初から葵が生者じゃないと気づいて謝ったと言う事と腕輪のお守りを渡したのだと言う事ですね。

茜くんはどんなに血が流れようとも、葵の所に行こうとするのを止めるシーンは来るものがありました。

しかし、まずはこの状況をどうにかしなきゃいけないと判断した輝にどうなることがハラハラします。

茜くんは葵を引きずり穴へ落ちた事を後悔しなきゃいいんですけど…と私はそこが心配です

今回の表紙「誰も知らない誰にも教えない」というセリフとともに上の電球が割れる破片を舐めてる花子くんですが、その電球はきっと七不思議の七柱を表してる気がします。

いつも電球で紹介されてますからね!

電球は怪異なのでしょう。

タイトルは「断絶」

こんな未来寧々ちゃんは望んでなかったのは明らかに分かっていた花子くん。

葵の命をもらうのはもっと望んでなかったけど、それよりの花子くんは寧々ちゃんが好きだから寧々ちゃんの寿命を伸ばした。

やっぱり期待通り病んでますね。

寧々ちゃんはそれでも強く花子くんを叩く事もなくしがみ付いて「いかないで」というあのセリフがぐっぐぐっと来ますね!

花子くんも望んではいなかったのかもしれない。

寧々ちゃんの本当の願いも理解してたけどでも寿命を早くどうにかしたかったのでしょう

寧々ちゃんが言うように花子くんは一人で決めちゃうのはよくないと思います。

でも最後に崩れ落ちるときに寧々ちゃんに本音をぽろりと溢した花子くんのセリフも涙を誘います

花子くんは本音を言う時は帽子を外して寧々ちゃんを抱いたり向き合う癖がありますからね。

帽子をはずしたということは心の底からの願いだったのでしょう。

あの崩れ方は依代を壊したときの三角のガラスのようですね。

急いで輝が時計守の所へ行きますが間に合うといいのですが…このままだと全部の怪異は崩れるのでしょう。

いつかは忘れるって言葉の悲しい。

離れるのも悲しい。だからこその寧々ちゃんの「いかないで」は心をえぐりました。

展開が全く読めませんがお先真っ暗すぎます!

これで終わっちゃわないよね!?なんて焦りますが重要な花子くんが何故七番になったかという謎も明かされていません。

そして単行本14巻が11月27日に発売決定しましたね‼

どこまで収録されているのでしょうにへ。

本編はとてもシリアスですが、花子くん関連グッズがいろいろ出てきてますね!

今回はもっけのクッションを悩んでる私ですが予約締切が10月28日

迷ってる暇がない気があああああ。

次号12月号とても楽しみです。ではでわまた次回!

地縛少年花子くんを無料で読む方法

今回も悲しい花子くんのネタバレ71話をご紹介しました

やっぱりこういうのは絵で読みたいですよね?というより読んで下さい先月号から‼

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花子くんの絵はとても独特でカラーも魅力的です。

今回は巻頭カラーです!

花子くんの絵はとても独特でカラーも魅力的です。

今回のポイントは、寧々の願いを叶えたという花子くんの表情や最後に寧々に願う花子くんの言葉を絵で見て欲しいです。

次号表紙&巻頭カラー12月号です!それまでエソラゴト編を是非読んで欲しいです!!

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