青のフラッグ8巻(最終回) ネタバレ・感想! それぞれの選択

少年ジャンプ+

少年ジャンプ+で連載されていた青春漫画『青のフラッグ』完結巻です。

男女の三角関係から始まり、人を好きになったり羨んだり遠ざけたりそれぞれの関係に悩み、進路にも悩む高校三年生の一年を胸が痛くなる青春群像劇でみせてくれた作品です。

「親友か 恋人か」

どちらもいないから関係ない、と思っていた主人公。

恋愛感情を知って、昔仲が良かった幼馴染と再び交流するようになり、受験一直線に向かう中思ってもみない人から想いを告げられます。

個人的に主人公・太一の幼馴染であるトーマに対する複雑な感情の描かれ方にものすごく共感してました。

仲がよかったはずなのになんとなく「部類」が違う人間に思えてきて距離ができて、でも本人を嫌いなわけではなく、他の友達と一緒にいるのが嫌ってこれ自分も学生時代に経験あって今振り返ると全然たいしたことじゃないのに、当時は結構頭抱えていたように思います。

この記事では青のフラッグ8巻のネタバレを紹介します!

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青のフラッグ 作品紹介

  • 作者    KAITO
  • 出版社   集英社
  • 掲載媒体  少年ジャンプ+
  • 巻数    全8巻

青のフラッグ 8巻 ネタバレ・感想

これまでのあらすじ

同じクラスの空勢二葉と付き合い始めた主人公・一ノ瀬太一

太一の幼馴染・三田桃真(トーマ)は太一のことがずっと好きですが、その気持ちを隠して太一と二葉を応援しています。

そして二葉の親友・伊達真澄も二葉への想いを隠し苦しんでいました。

進路に悩みながら大学受験を目指す太一と二葉ですが、高校最後の文化祭の最中、事件が起こります。

トーマが八木原マミ(トーマのことが好きな女子)に好きな人を打ち明けるところをマミのことが好きなケンスケと友人のシンゴが偶然聞いてしまい、喧嘩に発展します。

そしてトーマが太一のことが好きという噂が学校中に広まってしまいました。

謹慎となったトーマに会った太一は、正面切って「ずっと好きだった ごめんな」と告白されますが、どうしたらよいのか分かりません。

噂がまったく収まらない中、謹慎が明けたトーマが学校へ登校する日が来て……。

トーマと向き合う二葉

トーマの登校日、太一はインフルエンザで学校を休んでいました。

トーマを見つけた二葉は問います、なぜ太一に告白したのか?と。

けじめと答えるトーマは、更にかつての二葉の気持ちに気づいていて太一が二葉とトーマをくっつけようとしていたことを知っていたと二葉に伝えます。

トーマが以前、自分と二葉が似た者同士でオレが二葉だったらなぁと言っていたことを二葉は思い出し、

でも違う・・・よね トーマくんは・・・私になりたかったん・・・じゃない・・・よね・・・

でも私は今もトーマくんになりたい

『青のフラッグ』8巻より

この二葉の発言でトーマはキレます。

二葉は今もトーマは自分の憧れという意味で言ったのでしょうが、私もこの発言はキツイと思いました。

二葉は家族も親友も恋人もいて恵まれているのに不幸ぶってんじゃねえよ、と大声を上げるトーマの言葉に二葉も認めます。

そこから、でもトーマくんはかっこいいんだもん!となり、なぜかお互い褒めあうというよくわからない喧嘩に(*_*;

思いっきり褒めあった(?)後、トーマは二葉にもっと自信持って、太一は二葉を選んだんだしと励ましますが、ここからまた太一の話に…。

太一はまだ選んでいない、トーマのことで悩んでいると二葉は伝えます。

二葉の「差がないと不安だけど差があると哀しい」つまり太一のことは恋愛の好きという意味で他の人とは違う「特別」だけど、自分が誰か一人を選ぶことで悲しい思いをする人がいるのならそれは哀しい、というような意味合いです。

自分の大好きな人達が笑ってて、幸せでいてほしいと願っていると拙いながらも想いを吐き出した二葉に、トーマは返します。

オレも願ってるから、大事だからと。

その後、マミやケンスケ達と会ったトーマは彼らとも仲直りするのでした。

トーマがくれたお守り

インフルエンザが治り登校した太一が見たのはいつもの皆に囲まれて笑うトーマでした。

しかし、太一が着替え中にトーマが入ってきたらからかわれたり、無視すれば「トーマはもう友達じゃねぇの?」と言われたり周りの太一への反応が変わってきていることに気づきます。

真澄は人望の差かしら、とズバッと言ってますがこの周りが他人の事情にあれこれ噂したり口出ししたりするのは彼女の言うようにちょうどよい娯楽のようなもの。

真澄は太一は悪くない、と彼女なりのいつもの”いや言っていること分かるんだけど、なんか小難しい″言い方で太一にエールを送ります。

そして、その翌日からトーマは学校に来なくなり、理由は就職の準備の為でしたが周りが太一に送る視線は変わりません。

太一は追い込まれて自分の部屋で荒れます。

その時ふと目に入ったのは誕生日にトーマからもらった手作りのお守りでした。

お守りの中を開けてみると、そこには親友パワーと書かれた紙とトーマの絵が書いてあるコマが出てきました。

子供のころにトーマとすごろくで「親友パワーでみんなを幸せにする」と書いたことやこれまでのトーマとの思い出が溢れてきて涙する太一。

そしてトーマに電話しますが、つかまらず二葉と一緒にトーマの家に向かいます。

二葉ともようやくゆっくり話すことができましたが、トーマは住み込みで働く為すでに家を出て引っ越ししていました。

今は受験も控えていて余裕はないとは分かりつつも休日に二人はトーマに会いにいくことにします。

太一の想い

太一はトーマと話し合う場に二葉にいてほしいといいますが、二葉はトーマと会った瞬間にダッシュ!

二葉は太一とトーマ二人で話してほしいと伝え、海岸沿いに出た二人は話し始めます。

太一は自分が願う幸せは、大学合格してなりたい自分を目指すこと、そしてその隣に二葉がいてトーマがいる、オレの親友としてと伝えます。

中学の頃、トーマと一緒にいるのが嫌だったこと、自分が惨めだったことと今までのトーマに対する気持ちも吐き出したうえで、やっぱりトーマといるのが好きだ、ちゃんと話そうという太一に、トーマは

「フッた相手と友達でいつづけんのってけっこうキツイよ」

とほほ笑んで返すわけです。

この返し、トーマ優しすぎでしょと思ったんですが、ここで太一を突っぱねることが出来ないトーマがトーマすぎて切ないです。

ここで友達でなんかいられないと言えるぐらいならこんな今まで悩んでないわけですが。。(:_;)

二葉と合流した太一は、二葉が変わりたいと泣いてもがく姿に助けてやりたいと思っていたけど、それは自分も変わりたかったからと気づきます。

その時に最善と思える選択をすること、人生はその選択を積み重ねていくことなのだと思います。

で、その後太一と二葉がどうなったかというと、二人は年後に別れたことが明かされます。

それぞれの選択

二葉と別れた経緯は明らかにされていませんが、太一曰く互いの幸せの形のために別の道をいくことにした、とモノローグで語られてます。

その後二葉と再会したのは5年が経ってからで、この時点で太一が選んだ道はまだ読者には分かりません。

二葉から結婚式の招待状を受け取る太一(20代半ば?)がようやく出てきます。

そして最終話はなんと終始一人称視点で物語が進んでいきます。

結婚式場にてゲストで一ノ瀬と書いているので、ああ太一の視点だなと思うわけです。

ところが、なんか違和感がある…式場に真澄は夫(トランスジェンダーの方と思われます)と来ていて、その会話も二葉との会話もんん??と思うもそのまま読み進めていくと、

駅で待ち合わせをした太一が登場します。

ということでトーマ視点であったことが明らかになるわけですが、最初ちょっと混乱しました。。

太一はオメガくんの結婚式に行っていたようで、二葉の挙式と被ってしまっていたのです。

たわいのない会話をして、トーマが言った言葉に照れる太一が印象的です。

帰るか、と太一が差し出した左手の薬指には指輪があり、ここで完結しています。

太一とトーマがパートナーとして生きる未来…個人的にはそうきたか~!!と何より驚きが最初に来ました。。。が、時間が経つにつれ自然な選択にも思えてきました。

私はこのまま二葉と太一が結婚していたら別に否定の意味ではないですがそれこそファンタジーじゃん!少女漫画じゃん!って突っ込んでいたと思います。

この結末には色々意見が出ているようですが、この『青のフラッグ』は自分の選択は他人から見たらどうか?自分はこう思ったけどどう思う?を繰り返してぶつかって悩む高校生たちのお話でした。

また人の感情はシンプルに好きや嫌いといった分かりやすいものだけでなく、複雑で割り切れない感情も沢山あります。

描かれていない空白の期間、ある日を境に恋愛関係になるのではなく幼馴染で親友という特別な存在のトーマに太一が応えたいと思うようになった末にあの最終話があるのかな、と私は想像しました。

青のフラッグ 8巻 Twitter口コミ・評価

感想は色々ですね…。まあ私も太一たちの進路が何も触れられていなかったのは少し残念だったといいますか、気になるところではありました。進路の悩みも丁寧に描かれていたので。

自分が太一やトーマや二葉だったらどうするかとか考えたり周りの登場人物も皆すべてではないけど共感できる部分を持っていてだからこそ結論を出したり解決するのが難しいのだと改めて思った作品でした。

青のフラッグ 8巻 まとめ

誰かを好きになる気持ち、羨んだり苦手に思う気持ち、そういう気持ちに言葉はあれかもしれないですが振り回されて一生懸命前を向く高校生たちの物語でした。

LGBTの要素もありながらもやっぱり最終的には登場人物たちの思いが交差する青春群像劇だったと思います。

見事な心理描写も引き込まれましたが、作者さんのあとがきにもあるようにつたなくてもとことん人と向き合って話し合う登場人物たちが非常に印象に残りました。

話し合いってたしかに大事だけど大人になるにつれ腹割って話すのってものすごく体力気力を消耗するので簡単じゃないとも思いながら読んでました。

太一たちと同じ年齢のころに読んでいたらもしかしたら違う感想持ったかもしれません。

そんなことも頭によぎり、色んな思いがよみがえったり懐かしく感じたりする作品でした。

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今回は、青のフラッグ8巻ネタバレを紹介しました!

が…

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8巻はいつも明るく穏やかだったトーマが抑えていた本音で二葉にぶつかる場面は必見だと思います。

太一と二葉からは、人気者で何も悩みがなさそうに見えていたトーマ。

人は人の一面しか見えないので、だからこそ太一のちゃんと話そうという言葉が印象的です。

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