魔界の主役は我々だ！138話ネタバレ感想！あいつは「主役」だよ

2020年1月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔界の主役は我々だ！」。

入間くんと時を同じくして悪魔学校に入学した1年生悪魔・シャオロン。
幼馴染のインキュバス・ウツや個性的な同級生のトントン、ゾムらと共に魔界でビッグな存在になるため頑張るもどこか空振り気味😅そんな時、ルーキーハントに来た「我々師団」の当時の団長・グルッペンに頭を掴まれ、無理矢理団員になってしまった4人。だけど途中ロボロも加わり我々メンバーとして日々を過ごすうちに5人と先輩2人にとってかけがえのない場所･･･だったのに、グルッペンの突然の離反、宣戦布告により我々師団は新旧に分断！だけど戦争の決着はつかず。現在は完全に分断した状態で活動していたが、久しぶりに接触･･･！？💦
実在する動画投稿チーム「○○の主役は我々だ！」のメンバーをキャラクター化し「魔入りました！入間くん」の世界に飛び込ませたスピンオフ作品！本家○○チームのチャンネル登録者数が100万を突破しており、これも悪魔と契約した結果･･･！？😈

収穫祭で大技を使ったシャオロン。悪魔でも精神的にキツそうな家系能力をシャオロンはうまく使えてるなぁ･･･とライバル・白尾師団に一目置かれたけど、やっぱりポイントをどちらが総取りするかで揉めて･･･結局力尽きてリタイアした8人💧しかも「白尾師団は全員で6人」とまさかの真実が💦でも「今度は全員をボコボコにする！」と宣言したシャオロンでした。一方で白尾師団を刺客として送ったグルッペン率いる新師団は･･･？

そんな「魔界の主役は我々だ！」138話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

コンプレックスだった家系能力をフルに使って巨大な頭級獲物を沈めたシャオロン！それに喜び興奮しメンバーが褒めちぎると･･･

シャオロンはきゅるん･･･🥺と弱体化💦「憎悪喰い」だから褒められると逆に弱くなっちゃうのよね😅
でもさすがに獲物が元気な状態じゃ俺の能力全開でも倒せなかったぜ、美味しいとこかっさらってごめんねぇwと煽って「腹立つけど怒ると余計強くなってめんどくさい」と分析される😅でもやっぱりシャオロンの天性なのか、どんなに険悪になってもすぐ笑ってじゃれ合えるいい関係なようです😊

実は収穫祭の作戦会議中に「俺も本気出したい」と仲間に家系能力の説明をしてたとウツ。僕なら精神的に苦しいあの能力を上手く使えてるなとナカムが感心するのをウツも感慨深そうに聞く。と、「この獲物のポイントはどうする？」と収穫祭の本題へ。全部で10500Pを8人で分けるなら･･･と白尾師団は言い出したがこれは争奪戦。仲良く分けっこではなく総取り合戦開始！？報告筒まで運んだ方が勝ちとかやってるけど･･･

収穫祭での生徒たちの主なパターンは2つ。1つは初日は飛ばし過ぎずサバイバル環境に慣れることから始める者。そして･･･
もう1つは初日から飛ばしすぎて早々にリタイアする者･･･💧シャオロンたちは全員体力魔力共に使い果たしリタイアしてしまった💦奇しくも「優勝は目指しません」が現実になってしまった😅

こうなったのも白尾師団の妨害のせいだ！とロボロは怒っているけど、結構盛り上がってたみたいだし楽しかったし、共倒れで痛み分けじゃん？とトントンが宥める。が、「全滅はしてない」とナカム。実は白尾師団は全員で6人。妨害組3人と収穫組3人で分かれており収穫組はまだ生き残ってるらしいとのこと。試験そっちのけで妨害も何だなと･･･とある意味賢い方法を取っていたようです😅

ナメやがって～！！💢とロボロの怒りは頂点だけど、シャオロンは逃げる白尾師団に「今度は全員連れてこい、ボコボコにしてやる！🔥」と宣言し、ナカムも受けて立つと去っていった。これにて彼らの収穫祭は終了！👏

魔界の主役は我々だ！138話ネタバレ

見てた先輩たち

少し遡って収穫祭でシャオロンたちが悪戦苦闘していた頃。校内ではチーノとショッピがどこかへやってきた様子。そこにいたのは、元師団仲間で団長のグルッペンと、新師団メンバーのエーミールとチャバンちゃん。どうやら新師団室で中継を見ていたグルッペンたちの所にチーノとショッピもやって来たようです。

おぉ、これはこれは。後輩の応援のために中継を見に来るなんて殊勝なことだねとグルッペンは敵らしく言うが今は後輩たちを応援する先輩仲間。「グルさんたちこそ」と静かに返すショッピ。そして話題は新聞師団の速報にも書かれていた「新師団からの刺客」について。1年生の大事な試験の時までようやりますわ、今回の刺客は何で釣ったんです？やっぱカネですか？😎とチーノが悪い顔で揺さぶりをかけるが「ヒト聞きの悪い！白尾師団はそんなんじゃない」とエーミールが反論。どっかの誰かさんと違って彼らは協力的ないい子たちです！と言われ「言われてるぞショッピ」とか言ってるチーノ。いやお前だよ！💦

そのツッコミに「何だやんのかぁ？💢」と青筋を立てるチーノ。そういうわけじゃ、今回は争うつもりないしこれ以上はやめましょうとエーミールが諫めようとした瞬間「こいつ裏でチーノを『格下のカス』つってたぞw」と悪いグルッペン。言ってないよ！？💦と反撃するもチーノはもう頭に血が上ってしまい「俺たちもやるしかねぇよなぁ！？収穫祭・番外編をよぉ💢」とエーミールの髪の毛を収穫しようとしてる💦面白がってビデオを回すショッピとグルッペンもニヤニヤ笑ってるし💦

と、「さっきからうるさいなぁ･･･」とチャバンちゃんがイラつき始める。そして「みんな収穫祭見たくないの？？見たいよねぇ！！(圧)」と鶴の一声。「お前が一番うるさいよ」とグルッペンは懲りないけどエーミールとチーノの痴話喧嘩はストップ。「今シャオロンがいいとこなんだからさぁ！」の言葉に画面を見やるグルッペン。すると･･･

突然何かに気付き、ガバッとモニターを掴むほど画面を食い入るように見つめるグルッペン！一体どうしたというのか･･･？💦

悪魔が羨む悪魔

収穫祭の中継を見ていたグルッペンたち。突然グルッペンは画面に食いついたかと思うと「あいつついに使ったな･･･家系能力『憎悪喰い』･･･！」と体を震わせるほど興奮している様子。

シャオさんの家系能力！？初耳やぞ一体どんな･･･とチーノが言いかけた時「あーアレねハイハイ」「あぁグルッペンさんが言ってた例の」とショッピとエーミールは当然のように知っているといった様子。･･･アレ？もしかして知らないの俺だけ？ショッピまでいつの間に！？💦とチーノが困惑する中「とっくに知ってた」とショッピ。どうやら我々師団が分裂前、シャオロンの入団が決まった頃にグルッペンがシャオロンの素性を調べるようにショッピに頼んでいたらしい。

ショッピの家系能力はあらゆる情報を盗み見できる「魔具操作(ハッキング)」という能力。だから調べる際に悪魔学校の入学者データベースに侵入しようとしたがセキュリティが強固すぎて突破できなかったからシャオロンやウツのスマホから個人情報抜いて回り道で死ぬほどめんどくさい作業だったと今グチグチ言ってる･･･いや普通に国家レベルの犯罪やってるよね･･･💦

それにしても、確かにグルッペンさん好きそうな能力だけどそこまでして調べるなんて随分ご執心ですねとエーミール。すると「そりゃなんたって、あいつは私の家系能力を『弾いた』からな」と言ってグルッペンはシャオロンたちの入学式の頃の話をし始めた。
入学早々喧嘩を始めた血気盛んな新入生たちに家系能力『疑心暗鬼』をかけたグルッペン。この能力は他者に対する「憎悪の感情」を増幅させ闘争心を煽り、敵味方問わず暴力的抗争を発生させる魔術。その術にかかった生徒の輪が広がって行きシャオロンにもかかった手応えがあったのだが･･･

シャオロンは己の理性で抑え込んでいた家系能力を解放してしまったらしい。その一瞬のうちにグルッペンの魔術にかかり憎悪が増幅した悪魔たちの膨大な感情を喰らい、グルッペンの精神干渉を無意識に弾いてしまったのだとか。その後シャオロンの家系能力の詳細を知ったグルッペンは興奮で震えが止まらなかったという。

これほどまでに「悪魔」と冠するにふさわしい男と出会ってしまったのだと。
他者を食い、他者を制したシャオロン。意識的にできたら確かに悪魔的な能力･･･！😈

知られざる苦労

理性で能力を封じていたはずなのに、グルッペンの悪戯心がトリガーとなり悪魔的な能力を見せつけたシャオロン。それに同じく悪魔のグルッペンは魅せられてしまったようなのです。

「ああ･･･この男に大量の憎悪を喰わせまくったら、どんな化け物が生まれるんだろうなァ、見たい、見てみたいなァ･･･！🔥」指は画面にヒビを入れ、瞳孔は開き、涎まで垂らしてグルッペンはシャオロンの潜在能力の虜になっている。それをさすがにエーミールたちはドン引きして遠巻きに見ている･･･💧あのヘンタイは置いといて←

そもそもなぜシャオロンは家系能力を封じていたのか？と改めて疑問に思うエーミール。彼にピッタリの能力だと思うし、サバト回でシャオロンに対して結構な怒髪天衝いてたよ？そう思えば確かに･･･シャオロンはひどい女装でエーミールの恋路を邪魔しようとしてたから封じてたとはいえよく暴走しなかったよね･･･？しかしショッピも興味がないからそこまでは調べなかったとのこと。冷たいな･･･💦

「･･･まぁシャオさんの『人気者になりたい』って野望と、この家系能力の食い合わせの悪さを考えると、過去に色々苦労したんだろうなっていう予想はつきますけどね･･･」知らんけど、と言いながらどこか遠い目をするチーノ。いつもバカやってる悪魔でも思い悩み苦しんでいることを何となく察してしまうようです･･･

そしてシャオロンたちがリタイアした日の夜。収穫祭の救護テントにいるブルシェンコ先生を訪ねてきたウツたち。どうやらシャオロンは夜になってもずっと眠りについたままらしい。先生も他の生徒の手当をしながらシャオロンの様子を見てくれているみたいだけど、家系能力行使による消耗が予想以上に激しかったんだろうと分析。この後校内の医務室に運んで寝かせるという話を聞いて仲間たちも心配そう。でもきっとシャオロンなら大丈夫、と信じてウツたちはシャオロン宛ての着替えや軽食を先生に託し「また明日な！」と言って早々にテントを後にした。

先生も救護頑張って、ありがとな、というやり取りを聞いてか聞こえずか、シャオロンの脳裏には懐かしい夢が。
TVの前で「わーすっげぇ！六指衆かっこいいな！」と盛り上がっている幼少期のシャオロン。「俺も大きくなったら強くて悪くて人気者の悪魔になったるで！✨」お手製の剣とマントを身に着けてそんな夢を語る純真無垢なシャオロン･･･

これは他者からの憎悪を糧とする家系に生まれながら『人気者になりたい』という欲を持ってしまったとある悪魔のお話･･･
シャオロンの歴史が紐解かれる･･･

魔界の主役は我々だ！138話感想・まとめ

いやはや･･･いつものお気楽でバカ騒ぎして大笑いって感じの我々師団にこんな壮大なお話があったとは･･･ここでグルッペンを出すこと、我々師団を分裂させたことも全部計算し尽くされた展開なんですね･･･凄すぎる･･･✨

グルッペンvsシャオロンの予想外の能力バトルは、要するにグルッペンが悪戯で能力を使って喧嘩の輪を広げてしまい、その広がった輪の中に渦巻く憎悪の感情をシャオロンが逆に喰ってしまい、その時にとてつもない魔力を発動してグルッペンの意識を弾き返した、ということでしょう。シャオロンはその時は理性で家系能力を封じていたし、無意識のうちに能力を使ってしまっていたみたいだけど、意識がある中で使うことができたら「逆境こそ好機」とばかりに何でもできる能力だよな･･･殺伐とした魔界にふさわしい能力と言えるでしょう。

しかし相性抜群のグルッペンとシャオロンが組んで好き放題･･･ではなく、しかもシャオロンの中だけで正反対の「人気者になりたい」という野望を持たせた所に作者の功名な意図を感じるんですよね。悪魔は「欲」を糧に生きる生き物、しかしその欲が自身が元々持つ能力と違ったら？自分に合う能力のために「欲」を捨てるか、欲のために家系能力との付き合い方を考えるか･･･シャオロンが長く悩んできたのはその部分だと思います。チーノも詐欺師の家系な上に元々の能力が低く苦労したからシャオロンの苦悩も何となくわかるんじゃないでしょうか。

シャオロンの秘密が気になる所ですが、来週は特別編！久しぶりの南郷晃太先生によるトントンスピンオフ！🐷
次回も楽しみです！