異世界転生ものはすっかり現代の物語の手法として確立されていきました。
けれどそんなブームの少し前からこの異色作は始まっています。
主人公は生きたまま、世界が変わる。
そして、その変わり果てた世界を復興させる。
武力も体力も魔法もない……いや、それらを作り出す、科学の力で！
全面科学監修つきの超大作！
SF科学冒険譚、科学を見る目が変わります！
前回までのあらすじ
現代、突如として降り注いだ石化の光によって全ての人類は石像となった――およそ3800年、ストーンワールドと化した地球で、一人の科学少年が目を覚ます。
科学の力を使って文明を復興させようと奮闘する主人公・石神千空は様々な出会いを通して少しずつ石化の謎へと近づいていく。
石化の元凶・ホワイマンが月にいることを突き止めた千空たち。さらにNASAの科学者、天才数学者等々力強い仲間が加わり、月への特攻が現実味を帯びてきた！
ついにクラフトは宇宙へ。人工衛星により全ての元凶ホワイマンの姿を捉えることに成功！ そして宇宙船も片道特攻の予定が、初の民主主義投票により往復できるものを開発することに……。
世界中の英知を集めて、世界中の人間が協力して作り上げた往復ロケット。様々なアクシデントを乗り越え、人類は再度月面へ。時を越え出会う人類石化の黒幕、それは――。
この記事ではドクターストーン、228話のネタバレを無料で紹介します！
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ドクターストーン 228話 ネタバレ
始めましてじゃなかった
月面へと降り立った三人の目の前に現れたのは、人工衛星で確認した蠢く黒いモヤ……の正体。
……言っていい！？ 言っちゃうよ！？！？！ 読んでから来た方が良いよ！！！
……忠告はしたからね！！！
人類石化の全ての元凶、ホワイマンの正体……。
それはおびただしい量の石化装置――メデューサそのものでした。
かつて南米で見つけた山ほどの石化装置。その量をはるかに超えているのではないでしょうか。重力の少ない月面をふわりユラリと漂っています。
未知との遭遇
地球から持ってきた石化装置がひとりでに浮き……そして千空が語りかけます。
ずっと目指していた全ての元凶、得体の知れないラスボス……だったはずが、「それ」はずっと千空たちの、人類のすぐ傍にいました。宝島にも、アメリカにも、千空が旅したほぼ全ての所で……。
「石化装置（メデューサ）、テメーが、テメーそのものが、機械生物ホワイマンだ………！！！」
ダダーーーン！！！！！！！！！！💥💥💥💥💥（勝手に効果音をつけたくなるこの気持ちを分かってほしい）
「死にたいのか」の真意
電波を使って、石化装置――いえ、ホワイマンが語りかけてきます。
「ＤＯ ＹＯＵ ＷＡＮＮＡ ＤＩＥ？（死にたいのか？）」
その言葉に隠されたメッセージは、決してホワイマンからの「何かしてきたら殺すぞ」という意味ではなかったのかもしれません。むしろ、死を否定するその光は、ホワイマンにとって救済とでも言えるものだったと受け取ることも可能です。
月面でホワイマンとバトルと思いきや、なんとか会話ができそう……？ となれば、もう石化光線を出すのをやめるように交渉・説得すればこちらの勝ちです。さてさて、会話のその先、対話にはなるのでしょうか？ 交渉の基本は、とにかく贈り物というのが鉄則です。こちらに敵意がないこと、できれば仲良くしたいことを直球で伝えていきましょう。
ゲンが来ていれば……と思わなくもないですが、まあ交渉だけなら……ううーん、スタンならできるのか……？🙄🙄🙄
とはいえここは、主人公の見せ場です。
ホワイマンの「目的」
贈り物、交渉……ほんの小さな石化装置に向かって。それはとんでもなく無茶なことのように見えました。しかし千空は科学の基本「再現性」を信じ、語りかけます。
「死にたいのか？」という疑問を投げかけるということは、ホワイマンにも死は避けるべき事象であること。そして彼らの――石化装置の心臓部の再現には、既に成功しています。
既に死んでしまった、壊れてしまった石化装置を元に戻すことはできないことを丁寧に前置きして、千空は続けます。
「テメーらの生命のエネルギー、ダイヤ電池は補充してやれる」
そして、こちらの要求も直球に。
「勝手にぶっ放すんじゃねえよ石化光線！」
わ～、相変わらず交渉下手だな～🤗🤗🤗とはいえ、回りくどいことをして伝わらなかったら意味がないですもんね、分かりやすくて良いと思います。
そういう生き物
石化装置の山から、ダイヤ電池の起動音が聞こえると、別なひとつがそれを止めました。
ホワイマン「たち」も、それぞれに意志があるということなのでしょう。それははた目には非常に不気味な光景に見えます😨
そんな危険因子を残しつつ、交渉は進みます。
千空はホワイマンの本質を理解し、言葉を続けました。
ホワイマンの目的とは「自分が死なないようにすること」そしてそのために「人間または他の生き物に自分のメンテナンスをさせること」さらには「人間が滅びては困るので石化装置で永遠の命を与えることで自分のメンテナンスをさせ続けること」――これが、ホワイマンの目的。千空はそう推理しました。そして、それはおそらく正解なのでしょう。全ての疑問がするすると繋がっていったのでした。
地球上にも別な生き物に寄生して生きる生物というのはたくさんいます。しかしホワイマンのそれはあまりにも未知で、理解不能で、だからこそ、美しくすら見える……。
「機械の、寄生生物だ。おおなんという、エレガントな生き物だろう……！！！」
ゼノの感嘆と共に、たどたどしい日本語でホワイマンは話し始めました。
「全ての情報を伝えるます。お前がたを石にした、数千年前のあの時から――」
ドクターストーン228話・まとめ
くぅ～～～～～ッ！！！！！ なるほどね～～～～～！！！！！
何が起きるか分からない月面で、あの量の石化装置を目の当たりにした気持ち、機械生命体だと認識した時にさんざんバラシて分解した時のことを思い出したりもしたのでしょうか？ 治すことはできないけれど、動力を入れてあげることはできる……それはある意味、贖罪のようなものでもあるのかもしれません。いや、こっち先にメチャクチャ石化させられてるんだが！？！？
ちょっとだけ予想
何を言うことがありましょうか！ 全ての謎が明かされる……やっと、その時が来ます！
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今回は、ドクターストーン228話ネタバレを紹介しました！
が…
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