SANDA21話ネタバレ感想!2種類の子供が革命を企てたら

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2021年7月34号から始まった、「BEASTARS」で一躍話題となった板垣巴留先生の新作「SANDA」。

獣人の世界での種族の差などを描いた前作「BEASTARS」とはまた違い、未来の日本を生きる中学生と大人のすれ違いや窮屈な社会での苦しみや「若さ」「老い」というものを考えるリアルな世界を描きます。「BEASTARS」5期(最終期)もアニメ放送が決定!

2080年の日本は貧困化と、15歳未満が人口の0.1%という超少子化に伴い、学校が規制ばかりの管轄下で子供を管理保護するという寒い時代。そんな中、ごく普通の14歳の三田一重がある日「サンタクロースの末裔」であることを同級生の冬村四織に強引に明かされる。その理由は突然行方不明になり死亡扱いとなっている親友・小野一会を捜して欲しかったから。サンタクロースに復帰してもらい実家のケーキ屋の経営を持ち直したい同じく甘矢一詩も加わり、大人の「ダメ」を時に冒しながら小野を捜す。

第二次性徴した身体を持ったことに恐怖を覚えて逃げ出した小野を排除しようとする大渋学園長と命を懸けた戦いをするサンタの三田。追い詰められた所に突然現れたのは、95歳の理事長・鉄留十予だった。この登場で新たな動きがあるのか・・・?

そんな「SANDA」21話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

学園長と直接対決中のサンタの三田。冬村、甘矢、小野が信じて眠ったおかげで莫大な力を得て学園長を沈めた!

すごいパワーだ、3人でこれだけならもっと大勢に信頼されたらサンタとして現役復帰も・・・
なんて考えていた時、何食わぬ顔で立ち上がった学園長。整形でほぼ人造人間となった学園長にとってサンタの攻撃は心を挫くほどではなかったのだ。

杖で三田の腹を突きながら「一番苦痛だったのは内臓の総とっかえだ、毎日吐いていた」と呟く学園長。負けじと顔を殴るが学園長はネジを吐き出しながら「次に苦痛だったのはここだ」と背中を捲った。破損するだけで血も出ない学園長に今一度緊張する三田に容赦ない背中への斬り付け!続いて足も斬り付ける。あらゆる整形の痛みに耐えてきたその苦しみを味わわせてやると言わんばかりの攻撃だった💦

サンタが不死身でも痛みに耐えられるかは別。あらゆる痛みに耐えて来た私にそれほどの覚悟があって挑んでいるのか?この勝負は君が音を上げることでしか終わらないぞ。返り血で天井まで赤く染まった洗濯室で学園長が勝ち誇ったように叫ぶ。と。

いつの間にか座っていた・・・おばあさん!?「気にせず続けなはれ」と言いながら湯飲みを持つ手は老いて震えている。一体このおばあさんは誰!?三田が困惑し、学園長は徐に近づいていく。その時甘矢が気付く。そしておばあさんも湯飲みを置き・・・

キック一閃!学園長の杖の刀を折った!!
「若くいたいなら私のように身1つで歩いてみんかい。若作りに躍起になって仕込み杖でなんて相変わらずくだらぬ男よの、大渋」

実はこの人、大黒愛護学園の主、「鉄留十予(てつどめ・とよ)」理事長だった!!御年95歳!!💦
理事長の登場でどうなる!?ちなみに湯飲みには酒が入っていたようです😅

SANDA21話ネタバレ

止めたのは小さな姿

サンタクロースの三田と学園長が死闘を繰り広げていた時に突如現れ、学園長の剣を一蹴りで折ってしまった95歳の鉄留理事長。

「もう喧嘩はおよし」そう2人を見ながら落ち着いて言う理事長に三田は「人ってここまで皺々になれるのか・・・!」と驚いていた。
というのも、2080年という時代には外見の老化は5~60代で止まるのだそう。食事や環境の変化による進化というものらしいが、それでも内臓と手だけは実年齢と共に死ぬまで老いて行くのだそう。だから大渋学園長は外見変化が止まった頃に内臓をすべて取っかえたが手だけはそのままだったようです。

自ら率先して老いているのか?この体で一体どうやってあの一撃が出せたんだ?三田の理事長へのなぜ?が止まらない。そんな中、折られた剣を持って学園長は「とんだ邪魔をしてくれたな理事長。しかしまぁ若さこそ至上のこの時代にそこまでありのまま老いていられるものだとこの期に及んで自分が最強だとばかりに憎まれ口を叩いている。一度丸めて広げた和紙ですらあんたの肌より綺麗だ、同じ90代でここまで差がつくとはな、と止まらない。

「その辺にしときなはれ」理事長は冷静に言う。そして再び素早い動きを見せた。何が起きたかわからないといった表情の学園長。冬村たちも何をしたのかわからなかった。少し遅れて三田は「足払い」だと気付いた。その瞬間、学園長はドカッ!と地面に尻をついた。

「お互い関節が痛む年頃だろ。特に人体改造で縫い目だらけのお前はテディベアみたいにそこに座っとるのがええわ」そう言い返しながらペッとツバを吐き捨てた理事長。どうあがいても学園長は理事長には敵わないといった感じだった。そのまま理事長は三田に理事長室まで送っていけと命令した。その背中に「あの、理事長!」と冬村が呼びかけた。

「私・・・」と小野が不安そうに言葉を発した。後ろを向いたまま「あんたはしばらく保健室で休みなはれ」と理事長。そして「よくぞ無事だったねェ小野一会」と安堵の言葉を送った。恐らく小野もその言葉に安心したことだろう・・・

理事長を送る三田は、廊下を歩きながら何を思うのか・・・窓を打つ台風の雨は弱まってきたようだった。

悔し涙と綺麗な子供

理事長を送っていく三田は悶々と考える。この人に助けられてしまった、自分1人だけならきっと学園長に負けていた。

学園長の「自論」が脳裏に響く。大人になると涙もろくなるのは、苦しみや悲しみなど様々な経験をしてトラウマを抱えるから。大人になって涙もろくなるとしたら俺も今からトラウマを抱えて前に進めなくなるのか?だとしたら大人になるってやっぱり・・・大渋の言ってたままじゃないか。

三田は負けた悔しさ、己の非力さ、誰も救えなかった現実に思わず涙していた。悔しくて情けなくてグスンと鼻を鳴らしながら腕で目をこすった。そんな三田に「おい」と理事長が声をかける。「年寄りに階段昇らせるつもりか?おぶらんかい」三田は言われるがまま理事長を背中におぶった。持ち上げる時に「揺らさんどくれ!」と一喝され、言いなりになるしかない三田💦

台風は去ったみたいだや、と言う理事長の言葉を背中で聞きながら「何て軽いんだ」と思う三田。90年以上生きてきたであろう体がまるで生まれたての子供のようだ。温かい。この安心するような困惑するような感じは・・・と思っていると「ヘタクソ!降りる!降ろさんかい」とまた一喝。振り回されっぱなしの三田です💦何なんだ、と思っていると「名前は」と理事長が尋ねて来た。

「サンタクロースです」と言うと「面白い名前だの」と言う。涙を拭いながらすみませんこんな姿、まるで子供だ、と自分を卑下する三田に理事長は「真っ当な人間ほど大人と子供を往復するものだよ」と優しく投げかけた。その言葉に思わず目を見張る三田。なぜ惹きつけられるんだろう、もっとこの人の言葉を聞きたい。

小さい体で少し意地悪で、いざとなったら本当のことしか言わない・・・この人はまるで、綺麗な子供。
そう思った時、三田がとった行動とは・・・?

光と影の「変化」

理事長は95歳でありながらまるで子供だった。そして美しかった。その姿を見て三田は突然びたん!と両手を床についた。

「強くなりたいです・・・!」
理事長の見下ろす先で急に手と頭を床についた三田。このままあいつに負けっぱなしで子供1人も守れないサンタでいるのは嫌だ、みんなに信じてもらえるような強いサンタになりたい。「俺に戦い方を教えて下さい!」三田、そしてサンタの心からの願いだった。

理事長は少し考えてから「大渋の手術痕をあたしゃ何年ぶりに見たかわからんよ」と言った。歩きながら「ありゃあいつが相当動揺しないと現れんやつだ。お前さんがそこまで奴を怒らせたのなら大したものよ」としみじみ語った。そして・・・

「あたしゃそんな体力なくしちまったが・・・お前さんこの学校を変えられるか?

窓を打つ雨も止まり、白んできた空には切れ切れの雲が飛んでいた。完全に台風は通り過ぎたようだった。
三田は理事長を真剣な眼差しで見つめる。その顔を見て理事長も「よし」と言った。2人の「革命」が始まる・・・?不思議な師弟関係が結ばれた所で理事長は「お前さんが今まで壊した修繕費の計算でもするかね」とそろばんをはじき出した💦どうやら理事長にはお見通しだったようです・・・😅

その頃、大渋学園長は1人学園長室で全裸で突っ伏していた。見ると部屋中に使用済みの注射器が散乱していた。
「学内にいるのはわかっているサンタクロース・・・必ず見つけ出してお前を殺す!!

とにかく全身にドーピングしまくってサンタクロースの息の根を止めることに燃える学園長。理事長と手を組んだ三田に次はどう仕掛けるつもり・・・!?

SANDA21話感想・まとめ

突然登場した「理事長」という存在がどう働いてくるかドキドキしてましたが、やはり生徒側についてくれるようなポジションでしたね。三田は「綺麗な子供」と形容していましたが、小野や三田にかけた優しい言葉には「母」を感じるような温かみがありましたねw

人というのは子供から大人を経てまた子供に戻るのだ、と私はいろんな人を見てそう感じていましたが、それはいわゆる「老人」と呼ばれる人たちが子供のようにワガママを言ったり、それでいて「自分はこういう経験をした」と押し付けてくる、老人特有の「短所」を見てそう思っていました。でも三田はどちらかと言うと95歳の理事長の「長所」を見て子供だと形容しましたよね。その感覚の違いは社会の違う中で生きているからでしょうか。シワシワの老人というのを見るのも珍しいようですしね。

そしてそんな理事長と、若さに固執する学園長が並ぶと理事長は「子供」で学園長は「ガキ」という感じがしました。ただ逆らうだけ抗うだけでは成長しないし、元より「成長=老い」としている学園長は体と一緒に心も「ガキ」のまま92歳まで生きてしまったんでしょう。いくら見た目が若くてもガキな92歳ってカッコ悪い・・・そう思ってしまいました💦そんなこと言ったら「お仕置き」されそうですね←

自分が「サンタ」である自覚を持ち強くなりたいと望む三田と、どんな手を使ってもサンタを消したい学園長。再び相まみえるとは思うけど、果たして次なる戦いはどうなるやら・・・
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の21話ネタバレを紹介しました!

が…

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心情や環境の変化と共に天気の変化を描く手法はさすがだと思います!これは前作から引き継いでいる魅力ですよね☆

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