SANDA9話ネタバレ感想!大人と子供、互いに残酷でズルくて

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2021年7月34号から始まった、板垣巴留先生の新連載「SANDA」。

話題の超大作となった前作「BEASTARS」とはまた違った、未来の日本の大人と子供、そして社会を描いたドラマチックな作品。これから大人になる子供たちと、子供を経てきた大人たちの相容れない関係でのしがらみや、それでも信じたいもどかしさなどをリアルに描きます。

時は2080年。人口の0.1%しか15歳未満がいない超少子化社会では、大きな学校が子供を完全に管理する時代。その代わり、子供が大人を殺してもお咎めなしという残酷な現実も。そんな中、大黒愛護学園に通う三田一重は、クラスメイトの冬村四織にサンタクロースの末裔であることを明かされてしまう。この時代にはもうクリスマスの文化は滅びているが、冬村は行方不明になった親友・小野をサンタクロースの力で捜してほしいと三田の能力を解放したのだ。そこへ「クリスマスの文化を復活させて実家のケーキ屋の経営を持ち直したい」と同じく甘矢一詩も加わり、3人で三田の能力を模索しながら学園内を調査する。

せっかく再会できたのにまた行方をくらましてしまった小野。そしてそんな小野の学園葬をあえて派手にして強行しようとする学園長。小野の秘密と学園の闇を暴いて三田たちは小野を見つけられるか・・・?

そんな「SANDA」9話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

教室に確かに立っていた小野。恐る恐る三田が近づくと、小野は思いつめたような表情をしながら教室を飛び出した!三田は咄嗟に赤い服を持ってサンタで小野を追いかけたが、冬村は固まったままだった。

なぜ逃げる?何かあったか?聞きたいことがあるが何としても小野を捕まえないと、と三田はソリで手すりを滑って追いかけたが、小野は姿を消した。その後校舎内を探してみたがどこにも小野はいなかった・・・。

校舎外の植え込みに腰掛ける三田と冬村に甘矢はココアを奢ってやる。あれから冬村は一言もしゃべらない。小野が生きていたことは確かだけど、小野が逃げたことがショックだったのか、小野を捕まえられなかったことに怒っているのか・・・気まずい空気が流れる。三田がココアを開けて飲もうとするが全部こぼれている。それを甘矢がツッコむと三田は甘矢のせいだと怒る。トマトジュースだったらオッサンダになってたね、そんな呼び方嫌だ💢なんてやりながらふと冬村を見ると・・・

冬村はかつて見せたことのないような少女らしい顔で笑い出した。お前らアホだな、と言った後、あれ小野だったよね?生きてたよね?と空を仰いで大笑いする冬村を、三田はずっと見つめていた。女の子が大声で笑う時って泣いているようにも聞こえるから。
その頃、体育館では盛大な飾りつけを行う学園長の姿が。晩餐の席も設け、その中央には小野の大きな写真が。これは一体・・・?

三田たちが小野を見つけた2日後の今、小野の学園葬を行うと同室の歌川から聞かされる三田と甘矢。きっと学園は何かを隠している。三田たちは学園葬には出ずに張り込みで調査をすることに。
未だ学園葬の意味がわかっていない生徒も多い中、強行しようとしている学園長は楽団員たちに喪服が赤い理由を雄弁に語る。若い魂が若いまま天に召されるのは痛ましいと同時に尊いこと。彼女のためにも明るく送り出そう、と言う。

大人たちの不自然な会話を探るために張り込む三田。何でここまで豪華にする必要が?とそこに「三田くん、そこで何をしているのですか?」と声が。やばっ、バレたか!?

「この葬儀ぶち壊すよ」そこには爆弾をたくさん抱えて完全武装の冬村と、付き合わされる甘矢の姿が。学園の秘密を暴けるか?そして葬儀を取りやめることができるか・・・!?

SANDA9話ネタバレ

これは恋?それとも?

小野は生きていた。なのに学園葬を強行しようとする学園長。それをぶち壊すために冬村は爆弾を大量に用意してきた。

爆弾作りが得意でも未成年なら何の罪にも問われない、この時代に生まれてよかったとか言う冬村に「おい!!」とツッコむ三田と甘矢。もう爆弾は禁止だ、大勢の生徒が巻き添え食らうぞ!?と説得する三田に、本当は生きてる子の葬式が行われようとしてるんだから止めないとと悪びれず言う冬村。わかるけど方法があるだろ、と言いたげな顔をしながら突然黙る三田。

何?と冬村に凄まれ、いや💦と返答するも、三田はなぜか冬村から目が離せない。今日はやたらと冬村に見入ってしまう。じっと冬村を見つめていると「やるのか?」と指を鳴らし始めた冬村。年頃の女子なのにロマンもへったくれもない冬村に「もうやだこのヤンキー😫💦」と思わず叫んでしまう三田😅

でも実際オッサンダの姿はクラスではテロリストとして認知されているし学園長にも目付けられてるはずだから派手な行動はせず慎重にね、と冷静な甘矢。サンタの能力を悪用しようとする組織とかいるかもだしこれ以上のリスクは負わないことだよ(キリッ)と分析する甘矢に14歳の三田は男心くすぐられる展開だ!とムズムズ。それっぽく盛り上がる男子2人に作戦練るよ!と一喝する冬村。

一方その頃体育館では、学園長が物々しい集団を集めていた。屈強な男たちが同じ服に、同じ右腕に彫られた枯れた柊の葉。そう、彼らこそが「赤衣の特捜隊」なのです。捕獲対象はもちろん全能の老人「サンタクロース」。わざわざ生徒の学園葬にこんな物騒な集団を呼びつけたのには理由があるみたいで・・・?

おじさんと青春

学園長曰く、「小野一会(おのいちえ)が死亡してからサンタクロースは偶然とは思えない頻度で突然姿を現した。彼女の死と関係があるに違いない」そうで。

今日の葬式にも必ず現れるはずだから、あなたたちは葬儀スタッフとして会場を見張りつつ心して捜してくれと学園長。その「赤衣の特捜隊」赤前長・柳生田三郎(やぎうださぶろう)はやる気なさそうに返事をする。立ち位置も主戦力なのに後ろにいることに怒りの表情を作る学園長だが、柳生田は「後ろに人がいるの嫌で」とヘラヘラしている。

柳生田は51歳。20年前に現れたサンタクロースに深手を負わせただけの主戦力はもうゴミ同然の老人に片足突っ込んでるし、とはなから諦めている様子。簡単にサンタが現れるなら誰も苦労しないよと髪はボサボサ、無精ひげのおじさんは群れることなく学園をブラつく。潜入とはいえ学校にいると無敵のようだった子供時代を思い出すな、やだやだ感傷的になっちゃって、と外で煙草を咥え時間潰ししようとすると。

「三田、今日なんでやたら私のこと見て来るの?」
冬村の声が聞こえた。柳生田の場所から三田たちの場所までは等間隔に植えられた木の間隔なのでわずか数メートル。今時体育館裏で生徒が青春かよ、と様子を伺う柳生田。

いや別に何で?と答える三田に「ケンカ売る気でもないのにジロジロ見て来るなんて失礼だ」と突っぱねる冬村。んだよその倫理観、悪かったな嫌な思いさせて💢と三田が反論するのを聞いて甘酸っぱい雰囲気だと思わず耳を傾けてしまう柳生田。黒髪の子が好きなのか、頑張れよ少年・・・と思っている前方で三田は「俺たぶん思い出したいんだと思う」と思いつめた表情で冬村に語り掛ける。

「あの夜、冬村はどんな風に笑ってたか、どんな声を出してたか」
三田にとって「小野が生きていた」ことより「冬村が大声で笑った」事の方がよっぽど奇跡だったのだとか。こんなこと言われたら余計笑いにくくなるよな、という三田の言葉に後ろで聞いてた柳生田は「うわーめっちゃ健気じゃん!!」とキュンキュンしてしまう。厄介な女子に惚れると辛いな~とか思いながらも三田の告白?は続く。

「サンタクロースの呪いが解放された時、俺決めたんだ」

うんうん何を!?と興奮気味に聞いている柳生田は「赤衣の特捜隊」。言っちゃって大丈夫か三田・・・!?

現実は残酷で

冬村をなぜか見つめてしまう三田。その理由を思いと共に告白する三田を「赤衣の特捜隊」柳生田が興奮しながら告白しろ!と聞いていた。

「これからしんどいこともたくさん待ち受けてる、予感はしてたけど」それでも・・・
「今はただこの子の笑顔が見たい、子供は笑顔でいなくては」サンタの使命と重ねながら、三田は「俺がまた冬村を笑わせる。そのために俺はサンタの末裔に生まれたんだと思う」と言い切った。

ずっと祈るように聞いていた柳生田もうんうんと首を振って冬村の返事を待つ。さっきまで座って聞いていた冬村も三田の真剣な言葉に立ち上がる。立ち上がった冬村に三田は「そのためならいくらでも協力するからお願いだ」と続けた。すると「私も言わなきゃいけないことがある」と冬村。

私・・・と言いかけたその瞬間。
銃弾が三田の腕を掠めた!!!三田の左腕から血飛沫が舞う。倒れ込む三田、驚き叫ぶ甘矢。冬村が驚き振り返ると、そこには銃を構える柳生田の姿が。

「いやぁ~~もう最高!!おじさん年々こういう青春ものに弱くなってるわ~~~w」

呻く三田は白いシャツが血で赤く染まりサンタの姿に。その姿で確信した柳生田は冷静に「見ちゃったものは仕方ない、涙を押し殺してサンタ捕獲とさせてもらいますよ」と銃を収納。「ほんと、お仕事って辛いよと不敵に笑いながら右腕の柊マークを見せる。固まる冬村と震える甘矢。

大人って残酷・・・このまま三田は捕まってしまうのか!?

SANDA9話感想・まとめ

まさかの急展開!5話で学園長が「赤衣の特捜隊」の名前を出してていつ「冬村隊長」と共に出て来るかと思ったら、まさかの角度でサンタにアプローチしてきましたね💦これで言いなりになるような三田たちではないと信じたいですが💦

それにしても「絶対的権力者」というだけでこうもあらゆる組織を動かせる学園長が怖すぎます💦柳生田が「ゴミ扱い」されると言ってた老人であるはずの学園長が「乱暴にしないで私は老人だ」と訴えたり「世の中は自分の思い通りだ」とでも思っている感じは、やはり権力や財力など持っているものがあるからでしょうか。現実にあった権力者による事故が無罪になりそうだったあの事件を皮肉っているのでしょうか・・・?

そして三田の冬村への思い。冬村の笑顔が見たい、その言葉は紛れもなく「愛」で、サンタの使命からというのもあるでしょうがしばらく一緒に過ごしてきて少なからず冬村を特別に思う気持ちもあるでしょう。冬村は三田を男としてはないって思ってるみたいだけど、恋とかそういうのを超越した関係だと思いましたwそれを「青春」の一言で片づける柳生田にどこか穴というか詰めの甘さを冬村たちには見つけてほしいものです・・・!ずっと「三田、サンタって言わない方がいいよ💦」って思って読んでました・・・😫

いろいろ秘密があるみたいだけど、こんな所で屈しないでほしい!小野のフルネームもわかったし!
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の9話ネタバレを紹介しました!

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