SANDA6話ネタバレ感想!「嘘」を逆手に取って前進しよう

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2021年7月34号から連載が始まった、板垣巴留先生の新作「SANDA」。

話題になった超大作の前作「BEASTARS」とはまた違った、未来の人間の歪んだ社会の中で生きる大人と子供の殺伐とした関係をリアルに描くドラマです。遠くない未来の日本では今以上に冷え切った世の中になってしまうのか・・・そうならないようにと願って板垣先生は描いていると感じますけどね。

時は2080年。全人口の0.1%しか15歳未満の子供がいない超少子化社会。子供を国の宝として大きな学校が集めて管理しており、子供が大人を殺しても無罪というあまりにもドライな世の中で14歳の三田一重が実は大昔に滅びたクリスマスの文化の象徴「サンタクロース」の末裔であることが同級生の冬村四織によって明かされた。というのも、冬村には行方不明のまま死亡扱いされている親友・小野をサンタクロースの力で見つけてほしいという願いがあった。サンタクロースの能力を見せた所をうっかり同室の甘矢一詩に見られてしまったが、彼にも叶えてほしい願いがあった。そんな彼らの前に立ちはだかった学園長と、繋がりがあるらしい「冬村隊長」・・・大人と子供のバトルが今始まる!?

そんな「SANDA」6話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

サンタクロースの三田の姿を揶揄しながら怒りを見せる学園長。老体はお互い様だろとツッコむ三田に私は究極の若さの上に成り立っていると虚勢を張る学園長に三田は「あんた一昨日の夜何食べた?」と尋ねる。

取り留めもない質問に固まる学園長。しかし三田は「5秒以内に答えられなきゃあんたの若作りは意味ないってことだ」とカウントダウンを開始。思わず考え込んでしまう学園長、その間に三田は甘矢も寄せておく。0、時間切れだと言った瞬間「あ」と学園長。しかし三田は冬村と甘矢を抱えて柱を直下滑していった!!頭上から「湯豆腐だ!!」という声が聞こえる。

三田は途中の階の廊下に飛び込み、屋上へ脱出。「さすがは全能の老人・サンタクロース」と呟く学園長。
ソリを生やしたままで走れない三田を引っ張りながら屋上へやってきた所で甘矢がわざと明るく切り出すと、突然冬村が甘矢の頭を掴んで柵に叩きつけた!!スタンガンで気絶させて冬村と三田を拘束した上に秘密を見た愉快犯の甘矢を殺すしかないと凄む冬村。大人の三田が思わず青ざめていると、甘矢は使命があったと訴える。

甘矢の実家は老舗ケーキ屋だが、超少子化な上に国が貧乏なのでケーキを買う人が激減、経営が傾いていると。でもサンタクロースがいるってわかればまたクリスマスの文化が復活して経営も持ち直せると。だから三田にサンタクロース現役復帰してほしいと。
そんな話信用できないし、お前も大人も信用できない。子供もいつか大人になって学園長みたいな異常な大人になるんだから誰も信用できないと訴える冬村に、三田は「本当だ、俺には見える」と指をさした。

目線の先に「甘矢パティスリー」の看板が。老眼は遠くの方がよく見える、ある意味「能力」だと三田。老いるって衰えるばかりじゃないぜ、と言う三田に思わず感謝する甘矢。その前に確認事項をする、と三田はぷちっこグミを食べて14歳の姿に戻ってまとめる。

この秘密はもう誰にもバレたくない。学園長に目をつけられたかもだけど、秘密を守ってる間は2人に何もないよう守ってやる。約束だ。

サンタクロースを信じてくれる2人の子供のため、改めて闘志を燃やす三田だけど、そうするといよいよ冬村がサンタの秘密を知っていたことが気になる。三田以上に三田の秘密を守るのに必死だし・・・?

その頃、学園長はどこかに連絡をしていた。
「あなたたちが血眼になって探しているサンタクロースですよ。赤衣の特攻隊の出番です、冬村隊長

冬村!?隊長!?この人物は一体!?学園長との、冬村との関係は!?

SANDA6話ネタバレ

新たな能力開花?

「井沢ー髪に糸くずついてるよ」そう言って女子・井沢の糸くずを取ってやる14歳の三田。きょとんとする井沢、急に女子の髪を触ったことにハッとして謝る三田。だが井沢は「ありがとう、優しいね三田」と言った。

その瞬間、誰かの筆箱がガシャーンと落ちた。あー、という顔をしている三田。
キーホルダー、飲みかけの飲み物、誰かの小銭。この頃俺の周りで物がやたらと落ちる。という話を休み時間の廊下で冬村と甘矢に話す三田。この3人はサンタの秘密を知っている仲として結束してますからね。廊下という不用心な場所で「これ絶対サンタの能力だ!」と叫んだ三田を抑え込む冬村。誤魔化すために通りがかった女子に挨拶する甘矢。

俺を信じてくれる子供2人がいるってだけで日に日にサンタの力が増大してる気がする、と声をひそめるように話す三田。にしても物を落とす能力って必要か?うーん、と考え込む三田がチラリと甘矢を見やる。そして唐突に「俺と甘矢って身長そんな変わらないな?俺161だけどお前は?」と三田が尋ねた。「170」と甘矢が答えると・・・

三田の後ろにある棚に飾ってあった花瓶が一気に全部落ちて割れてしまった。そして甘矢が軽い感じで気付く。
「もしかして嘘に反応するのかなー、本当は168」って、サラッとサバ読むな!俺は正直に言ったのに!💢と背が低いことを地味に気にしている三田は女子で182は大きい冬村の2cmが欲しいとおかしな八つ当たり😅

でもどういうこと?サンタは嘘を嫌うとか聞いたことないぞ?とここで甘矢が進言する。甘矢はケーキ屋なのでかつて繁忙期にしていたクリスマスの文化については細やかに調べているそうで、そこで行きついた甘矢の推理は、

「サンタクロースは悪い子にはプレゼントをあげない」というもの。それと嘘との因果関係は・・・?

嘘と大人の恐怖

サンタクロースは悪い子にはプレゼントをあげない、という伝承から導き出した甘矢の推理とは。

サンタは寝ている子供の部屋に入ってプレゼントを配る。その時にいい子か悪い子かを見抜く能力が必要で、悪い子だった場合物が落ちるという「記号」があれば、物音に気付いて起きた子に姿を見られるわけにもいかず悪い子の前から立ち去る。悪い子の定義が精細化してて「嘘つき」になったのでは?嘘は人の悪事の象徴だしね、というもの。

ドヤ顔をする甘矢の隣で冬村も嘘を見抜く能力だとしたらスゴイと珍しく前向き。だが三田は「不採用!」と謎の否定。
その定義が正しいとすると、さっき井沢が「やさしいね」と言った時に物が落ちたってことは内心井沢は「コイツ断りなく髪の毛触った、糸くずとかウソだろ」とキモがっていたということだろ!?と思春期男子全開なマイナス思考をしていた三田。大人の姿を得て薄れてきたとはいえ女子への気持ちが0になったわけじゃないし、そもそも人の嘘なんか見抜きたくない!と、サンタクロースになってもどこかまだ踏み切れていない部分があるようです😅

冬村何か適当に三田に嘘ついてみてよ、えー急に言われても、と甘矢と冬村が勝手にやっているのをしれっと聞いていた三田は「きゃーやめて!!💦」と言いながら逃げるように走り出した💦この話は気のせいだ!と逃げる三田を何で?小野の行方を知ってる奴を見つけるチャンスだよ、と言いながら追いかける冬村と甘矢。すると何かにぶつかる三田。

そこには学園長が立ちはだかっていた。思わず息を飲んで見上げる3人。サンタの姿で学園長の前に現れ、顔に傷をつけた光景が蘇る。しかし学園長は甘矢と冬村だけに挨拶をし捜していたと言った。周りの生徒もなぜここに学園長が?と何やらザワついている。顔の傷が消えてる、と固まっている三田にも気づいた学園長は2人をお借りできるかと聞いてきた。

そして「特に冬村さんには個人的にお話したいことが」と言って来た。
顔がこわばる冬村。「?」な顔の三田と甘矢。2人は気づいていないけど、冬村は恐らく前回出て来た「冬村隊長」の血縁者だから学園長にマークされたのでしょう。冬村は俯き、「三田、ずっとあんたに隠してたことがある」と意味深に呟いた。なに?と三田がこんな時に?という顔で尋ねると・・・

「好きだよ」
・・・えっ!!?💦

冷たい空気に光る嘘

「好きだよ、初めて見た日からずっと」突然冬村が三田にそう告げた瞬間。

天井の蛍光灯が3本ほどピシピシ、ビシィッと音を立てて割れ落ちて来た!!!丁度その真下にいた学園長は思わず頭を抱え下を向いた!!周りにいた生徒も同じように頭を抱え下を向いている。その瞬間、冬村は三田の手を掴んで逃げ出した!!

そう、冬村は三田に嘘をついたのです。三田の「嘘を見抜く能力」を学園長で実験したわけです。蛍光灯3本壊すほどの嘘って、俺はどんだけナシなんだよ・・・💧と三田は地味に凹んでいるしこれには甘矢も同情せざるを得ないという表情😅でもこの能力を使えば小野の手がかりがわかるかもしれない、と学級会を開こうと冬村。

そして三田たちのクラス。三田と冬村が壇上に立って話始めたけど他の生徒たちは銘々好きなことをやって話半分といった感じ。それでもめげずに三田は小野についての話を聞き出そうとしています。小野がいなくなって一ヶ月と一週間、少しでも手掛かりになる情報を知ってたら挙手を、とお願いするが「今更になって生徒を疑うのか」という声が挙がる。

そもそもみんなも「小野は変わり者」という認識だったようで、深く関わろうとしていた生徒がほぼいないようで。先程三田と絡んだ井沢も「小野のことよく知らない」と他人事だし、小野はメガネ無い方がカワイイとか勝手なこと言い出すやつもいるしとにかくみんな小野に対して真剣ではない様子。

外出しないヘンな子だったよね、小野を捜すとか怖くない?死んだって先生たち言ってたじゃん?でも死体は見つかってないから?トイレ行きたいんだけど、私は小野好きだったけどな、でも一番大きく聞えて来たのは「小野は死んだんだよ」という声だった。親友の冬村は何を思うのか・・・。

その時、教壇に置いてあった本が落ちた。この中に「嘘つき」がいる・・・?そいつを問い詰めれば小野は見つかる・・・のか?

SANDA6話感想・まとめ

今回は「嘘」がキーになる展開でしたね。何か不思議な縁で結束した3人だけど、「学園長にマークされた」という曰く付きもあってか何だかんだ仲良くやってるみたいでちょっと微笑ましかったですねw

嘘は悪事の象徴、と甘矢は言ってたけどどうしても「嘘」というのは生きていく上で切っても切り離せない「必要悪」みたいな感じで。やたらに嘘をついて楽しんだり誰かを貶めたりする嘘はもちろんダメだけど、「嘘も方便」なんて言葉もあるくらいだし、井沢の本心は不明なままだけど「波風立てないため」「相手を傷つけないため」「身を守るため」に嘘というのはどうしてもつかざるを得ないもの。だから言うなれば「嘘」のつき方を間違えている子を「悪い子」とサンタクロースは定義する、ということなのか?嘘との付き合い方というのは難しいものです。

そしてまた現れた学園長。「冬村隊長」との学園長、冬村四織との関係が今回ではまだわかりませんでしたが、学園長は「嘘つきはトラウマと同様忌まわしい」と断言していたので何とも皮肉な今回の邂逅だったと思います。でもそんな学園長に「嘘」で対抗した冬村たちは、いい子ではないかもしれないけど嘘を上手く使っていると言えないでしょうか?

サンタクロースにとって「いい子、悪い子」って何なのでしょうか。嘘をつかないことだとしたらサンタクロースも「狂った大人」の象徴である学園長に対抗する存在としては屈折してこないか?と思うのですが・・・
そしてその「嘘」を使って本当に小野を捜せるのか?嘘つきがいたとしたら三田のクラス全員にそいつは嘘をついていることになりますが・・・果たして!?

次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の6話ネタバレを紹介しました!

が…

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3人であれこれ話している光景はまさに中学生でほっこりしますwシリアスの中でのフランクな描写が板垣先生は見事なのです☆

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