SANDA3話ネタバレ感想!時代背景がもたらす残酷な現実

wj‗nirakana SANDA

2021年7月21日34号から連載が始まった、板垣巴留先生の新作「SANDA」。

舞台は未来の中学校。ごく普通の小柄でかわいい14歳「三田一重(さんだかずしげ)」が実はサンタクロースの末裔だったということが判明。大昔の伝説となってしまったサンタクロースの能力を使って行方不明になった親友を探して欲しいと言って来たのは三田と同級生で学級委員の「冬村四織(ふゆむらしおり)」。三田の能力解放条件をなぜ知っていたか不明だし、能力を試すためなら包丁や爆弾など手段を選ばないミステリアスすぎる冬村に、三田は翻弄されつつも応えてやろうとする。

マンガ大賞、手塚賞を受賞した話題の前作「BEASTARS」とはまた違った展開の人間の漫画は、これからどのように進んで行くでしょうか?そしてサンタの能力で親友は見つけられるのか・・・

そんな「SANDA」3話ネタバレを紹介します。

ネタバレの前に絵付きで楽しみたい方!

U-NEXTの無料トライアルを利用したら、今すぐ無料で読めますよ!(^^)

600円分のポイントがもらえる/

前話までのあらすじ

冬村の強引な「解放条件」によりサンタの末裔であることが判明した三田。でもおじさんになってしまって元に戻れなかったらどうする!?そんなことを心配してトイレに篭ってしまった三田。大人にとっての煙草のようなものである三田にとっての精神安定剤「ぷちっこグミ」を食べると、いつもの姿に戻った三田。・・・

三田がサンタになったことにより教室が破壊されたので理科室で授業が行われることになった三田のクラス。その中で三田は「約束しといて何だけど自分でもサンタのポテンシャルや能力についてわからないからどこまで協力できるかわからない」と不安を冬村に吐き出す。すると「サンタの能力を知るための策は打ってあるから気負わなくていい」と冬村。その策とは・・・

「理科室に爆弾を仕掛けた」・・・え!?💦
子供のためにどんな能力を発動するか試すため、私を脅すなり皆を避難させるなり爆破を待つなり好きにしろと冬村。三田は試されているのだ。冬村はハッタリを言わない。そう思い「この部屋に爆弾仕掛けられてるから逃げろ」と言ってみるも、自分でも何を言っているかわからないし案の定誰も信じてくれない。嘘かもしれないけど、怯えるくらいなら探す方がマシだと思った三田。

何とか先生に席を立つ許可を貰い床を這う三田。今は作文の時間、「あなたが今欲しいもの」についてみんな真剣にペンを走らせている。俺だって欲しいものを書く普通の中学生でいたかったのに、もう戻れない。こんな時、本物のサンタクロースならどうするか。そう思って教室の後ろに立ち何かを掴んだ三田。

先生が振り向いた瞬間、「動くな!!」冬村を人質に取った大柄のおじさんが!!100億用意しろ、この生徒と引き換えだと言って全員を教室から出した三田。そう、先程三田が掴んだのは赤いジャージ。赤い服を着るだけでサンタの姿になれるなら便利だと改めて思う三田に「根性あるじゃん」と冬村。そして徐に上着をめくると、冬村の体に時限爆弾が2つ巻きつけられていた。

私はいつでも本気、こんな爆弾から生徒を助けられないようなサンタの力なんか借りないよと相変わらず生意気な口を聞く冬村。でも三田は気づいていた。「今あなたが欲しいもの」冬村の所から書く音が聞こえなかったのだ。小野という親友、宝物を突然失った時の悲しみがそばにある時の喜びより大きいと知っていたから書けなかったのだ。その宝物を取り戻そうと思う三田、ふと「爆弾解除したか!?」

ドカン!!!
教室に次いで理科室が爆発!!!しかし三田は冬村を机に押し込み、自分だけ炎を被ったのだ!!驚き机から覗き込む冬村、そこには燃え盛る三田が「お前の度胸を買った!マジで小野見つけて煙突使って届けてやる!サンタクロースとの約束だ!!」と吠えていた。どうやら三田は期待以上にサンタクロースで、暖炉の火は平気なようだ。

現在わかっているサンタクロースの能力は、「赤い服を着るとサンタクロースになる」「ぷちっこグミを食べると元に戻る」「火に強い」の3つ。これらの能力を使って小野を探せるか・・・!?

SANDA3話ネタバレ

社会情勢と暗雲

「ふーん、男子部屋ってこんな感じなんだ」冬村がズボンにキャミソール一丁という超大胆な私服で三田たちの寮の部屋にやってきた。手には「ぷちっこグミ」の箱が。

例のアレ、とグミを持ってきただけで去って行った冬村を見て、他のルームメイトはザワザワ。多感な14歳という年代に「男子部屋に女子が私服で来る」ということは一大事。三田が女子を男子部屋に連れ込んだ!?私服の冬村を!?と問い詰めるルームメイト、三田は「事務所を通して・・・」とか言って男子らしいバカ騒ぎをしていますw

一話にも出て来た茂木一、イケメン枠?甘矢一詩、ぽっちゃりの堂園一慶、坊主に眼鏡の歌川一織、そして三田一重。男子の名前に「一」が必ず入ってますね。もしかすると全員一人っ子なのでしょうか?
というのも舞台は2080年、天子5年の15歳未満の数は約5万人という超少子化社会。三田たちが通う大黒愛護学園では数少ない子供の寝食と教育をすべて管理し保護している。同じような大きな学校がいくつかあって手分けしているという社会背景があるのです。

通りかかった数学の年配の教師が歌川に「プリント出していませんよ」と声をかけ、歌川は「忘れてたごめん先生」と、敬語とタメ口が逆になっている世界。僕らは甘やかされていると思う三田は、食堂のメシがショボくなってるとグチるルームメイトたちを「子供は宝だ」とニコニコと見守っている。サンタクロースを解放してから三田は大人としての感覚も持ち始めているようです。

最近はこいつらが可愛くて仕方ない三田は「いっぱい食えよ」とか言いながら自分の肉を分けたりしている。最近の三田なんか変だよな!?さっきも冬村がエロい私服で来たのに無反応だったし、急に大人びちゃっていつものバカでうざったい三田はどこ行った!?と騒ぎ立てる歌川たちの言葉を受けても、冬村がどんな格好で来たかなんて全く覚えていない三田。サンタになってから冬村も異性というより子供としか見ていないようです。

でもそれって、俺の心の中までサンタクロース化してるってこと!?
そう思うと急にゾッとしてきた三田。1人で部屋の自分のベッドにうずくまっていると、ルームメイトの甘矢が話しかけてきた。さっき変な空気にしてごめん、と三田が謝ると「友達が大人になると自分も成長しなきゃって焦るだけさ。みんな今のままでいたいんだ、三田はおかしくない」と宥めてくれる甘矢。みんな理解があればな、と三田がボヤくと・・・

「まぁ僕は君の正体知ってるからね」

・・・ん?
その瞬間、三田の首にスタンガンを当てた甘矢!!!気を失って倒れた所で廊下から堂園が「風呂行くぞ」と声をかける。三田はベッドに運んでおくよ、と冷静な甘矢がまさか三田を気絶させたなんて誰も思うまい・・・

三田たちに意外な所から現れた、敵!?💦

残酷な現実と子供

甘矢に気絶させられどこかへ運ばれた三田。気が付くとジャージを着せられサンタクロースの姿で理科室の椅子に縛り付けられていた。

誰かー!と叫ぶ三田の後ろから「その姿ででっかい声出すな」と声が。見ると冬村もなぜか捕まって縛られていた💦でも冷静に「目の前の男案外乱暴だね」と呟いた冬村。「理科室爆破した君らに言われたくないなぁ」とそこには甘矢が立っていた。

サンタクロースって本当にいるんだ、と言う甘矢の言動が信じられない三田。やむを得なかったと言う甘矢になぜ正体を知っているか聞いてみると、あの騒動の時窓から見てたと。他の皆は廊下に出た瞬間逃げたけどあんなの見るでしょ、と悪びれない甘矢の言葉を聞いて「普通に不覚💧」と三田。しかし特に何をするでもない甘矢に何をするつもりか一応セオリー通り聞いてみる。バラされるか、売られるか・・・

「僕の要求は・・・特にないよ」

そう言って徐に椅子を出して座りながら「子供はみんな要求したがりだと思ってた?この時代の子供について学んだ方がいいよサンタさん」と甘矢。他人を支配しているこの時間を楽しんでいるだけの、言うなれば「愉快犯」という感じでしょうか💦

というのも、子供が貴重なこの時代、未成年が成人へ何をしても許される社会なのだそう。例え未成年が殺人をしても相手が成人なら少年愛護法に守られて無罪になるそうで、実際大人を惨殺した次の日に平然と授業を受ける生徒もいる世界。ならばおじいちゃんをどうするかだ、と怪しげな一言を吐く甘矢に、「大人として」三田は「俺も中身は14歳だが冬村だけでも解放しろ」と諭す。しかし冬村は「ダメだ、三田に手出しは許さない」と興奮気味に否定した。

今時ここまで信頼し合っている大人と子供珍しいよ、と言った甘矢は不敵な笑みを浮かべこう言った。
「わかった、ここで三田と冬村がキスしたら解放してあげるよ。簡単でしょ?」

中身は14歳だが大人と子供のキス。ただでさえ難しい条件にさらに厄介な条件が重なる状況をどう打破する!?

悪い子にはお仕置きを

大人の三田と子供の冬村がキスしたら解放すると甘矢。青ざめている三田の後ろで「そんなんでいいの?」と冬村。深いブチュ〜ってキスだよとか言う甘矢にムカつきながらさっさと済ませようと三田を促す冬村。

ルームメイトなのにお前の性根の悪さ気付かなかったぜ、俺に最も重い条件突きつけたつもりか💢とブルブル震える三田に「え?どこが重いの?」と軽口を叩く甘矢。しかし三田としては冬村は「子供」。子供に手を出すなんてタブーは俺の中のサンタの遺伝子が許さないのだとか。しかし条件を飲まずにこんなくだらないことで三田が留置所送りになってしまっては小野探しどころではないと焦る冬村はキスしろと強要。

その様子をキャッキャと笑う甘矢。早くしないと人来るよ?wとからかう姿はまさに「クソガキ」だった。
前言撤回、子供なんて残酷で暴力的でわがままで、全ッ然可愛くない!!!甘矢も、冬村もだ!!!💢

ならもう俺は理想のサンタクロースにはならん!
その瞬間、三田の足から何やら木の板が飛び出した!?そしてあっという間に椅子を破壊し、自分と冬村の縄を解いた!!
驚き振り返る甘矢、ぽかんと地べたに座る冬村。「ソ、ソリ?」冬村が呟くと・・・三田の足にはスキー板のようなものが生えていた。

「お仕置きの時間だクソガキ」
「ハハハ、どこまで楽しませてくれるの!?サンタさん」相変わらずの軽口の甘矢に、ソリの三田はどうお仕置きする!?

SANDA3話感想・まとめ

まだ回が進んでいないのでこれからわかっていくだろうと思ってはいましたが、まさかの「内部から」の邪魔が入りましたね💦板垣先生の展開は毎度「まさか」ばかりですね!w

今回で未来がいつぐらいなのか、社会背景がどんな感じかがわかってきましたね。板垣先生の予想では今から60年後には「四季がなくなる」「超少子化になって子供を管理する」「子供が大人に何をしても無罪」という世界になる、ということなのでしょうか💦そう遠くない未来で恐ろしい現実が起こり得るかもしれない描写がリアルですよね💦まぁこのまま行くと無法地帯待ったなしですがこの国・・・

そんな中で子供である小野が行方不明になるということも、そして見つからないからと死亡扱いになっているというのも妙な話ですよね。国の宝である15歳未満の子供が1人でもいなくなったら大事だと思うのに、探す素振りをしている大人もいないみたいだし、そもそもどうしてそんなことが何もかも守られている学校で起きたのか?事件の謎は深まりますよね・・・

甘矢という存在が出て来たことも何か事件に関係しているのでしょうか?わざわざ特異能力を持ったルームメイトを監禁してまで大人と子供の信頼関係をオモチャにするようなあくどい子供が、そして三田が冬村を人質に取った光景を冷静に見ていたある意味「大人びた子供」がどう関与してくるか・・・

まさか小野が外の世界で「無法者」になっていないことを祈りますが・・・😱
次回も楽しみです!

「SANDA」を無料で読む方法!

今回は、「SANDA」の3話ネタバレを紹介しました!

が…

やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!

U-NEXTの無料トライアルを利用したら、すぐにお得に読めます!(#^^#)

シリアスなシーンと砕けたシーンの温度差がものすごいんですよねw甘矢と三田たちの「椅子」が違うのにも注目です・・・

ぜひお手に取ってご覧ください!

  • 登録後、600円分のポイント+差額で今すぐ読める!
  • もし、作品が600円以下なら完全無料で新刊が読める!
  • トライアル期間中、動画.雑誌.漫画.書籍の無料コンテンツ見放題!
  • 雑誌は最新刊70冊が常に読み放題!
  • 週刊少年マガジン.サンデーは2冊無料
  • 全ての作品がずっと40%ポイント還元
  • 31日以内に解約すると完全無料!

☆とってもカンタン☆


タイトルとURLをコピーしました