BEAST COMPREXⅡ最新刊ネタバレ感想!狭い空間に宇宙

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2021年6号から17号まで、週刊少年チャンピオンにて連載された「BEAST COMPREX」。

板垣巴留先生の超大作「BEASTARS」の原点にして珠玉のオムニバスが、スピンオフとして短期集中連載されたのが「BEAST COMPREX」です。前作と同じで様々な「獣人」が生きる世界でのお話。種族だけでなく性別、境遇、環境で様々な悩みや苦しみ、しがらみがある。その苦悩と共に流れる一生という時間をリアルに描いていく作品。読者の皆様は「ヒト科の動物」として獣人たちの世界を考えてみるのも面白いと思いますw

週刊少年チャンピオン未収録のお話や「BEASTARS」の登場キャラのお話も掲載されています。背景に前作の主人公・レゴシがいたり前作からのファンには嬉しい展開も。
今回はそんな「BEAST COMPREXⅡ」のネタバレを紹介します。

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BEAST COMPREXⅡネタバレ

7話・・・ブタとクジャク

7話目は「醜い」とされるブタ・オイゲンと美しくもチャラい印象を持たれがちなクジャク・ガーベラの話。

すべての動物は必ず死ぬからこそ美しい。種族はもちろん、性別、境遇の違いが千差万別でそれぞれに異なる美しさが見える。醜いと言われるブタのオイゲンはだからこそ「剥製技師」という仕事に喜びと誇りを持っている。今日も亡くなったシマウマの女性を剥製として残しておきたいというシマウマの旦那からの依頼を引き受けた。

そんなオイゲンの元に突然やってきた美しいクジャクの警官。彼が現れた瞬間、オイゲンは「私はいつこんな傑作を生み出しただろうか」と思ってしまうくらい彼は美しかった。彼という「生きた作品」にただ圧倒され、オイゲンの店はグレーだからマークしなくちゃならないと意地悪く言う彼に仕事に誇りを持っている話をすると、彼はいたずらに笑って尾羽を差し出した。「メスを誘うチャラついた尾羽だと邪険にされるがな」と言うも、オイゲンは「だからいいんです、動物の姿形にはすべて意味がある。だから皆等しく美しい」と尾羽を受け取った。

それからというもの、クジャクの警官は毎日オイゲンの店にやってきて2匹は仕事終わりに飲む仲にまでなった。クジャクの彼は「ガーベラ」と言った。オイゲンの仕事を悪趣味だと言ったお詫びがしたいと言うガーベラにオイゲンは、剥製を入れるケースに入ってみてほしいと言った。まさかな、と言いつつ上裸でケースに入るガーベラを改めて美しいと思うオイゲン。

すると「俺を本物の剥製にしてくれないか」とガーベラがオイゲンに頼んだ。17地区というガラの悪い肉食獣が住む地区に異動になったんだとか。ガーベラという名は力強く咲き誇る生涯を送ってほしいと母がつけてくれた名前だが、こうして保存でもしない限り永遠に咲き続けることは不可能だ。咲き続ける術もわからず親の言いなりになった空っぽの俺の時間をどうか止めてくれ・・・!

「わかった」その夜、オイゲンの住む「コーポ伏獣」に響くハサミを研ぐ音。オイゲンの思いと「見送り」とは・・・?

8話・・・シバイヌとシバイヌ

8話目は「カワイイ」ブランドで生計を立てるシバイヌ・ムギとそんなムギの行きつけのコンビニ店員のシバイヌの話。

年末に売られるカレンダーをニヤニヤ眺めるサラリーマンたち。キュートなシバイヌ・ムギの写真付きカレンダーの売り上げは群を抜いて1位。しかしそんなムギの正体は・・・食っちゃ寝生活の小太りな中年オヤジ犬だった!

人気ぶりが凄くて年末のカレンダー撮影だけで1年食い繋げるムギだが、オスでありましてオッサンである自分にそろそろ限界を感じてきている様子。しかしネコのマネージャーは「これからの仕事のためにも少しくらい体を気遣え」「そろそろ加工が追い付かない」と「ブランド」としてのムギへの忠告をうるさくする。嫌気が差しつつも行きつけのコンビニで毛ヅヤが良くなるお菓子を買ってみるムギ。

そんなムギに明るく新商品の説明をしてくれる若い店員も同じくシバイヌ。俺にもあんな時期があったな・・・どうしてこんな生活してるんだっけ?フリーターやってた27歳くらいの時に外歩いてたら純血かと声を掛けられて今に至るのか・・・などと反芻する。今年は年末の撮影だけでなく新しく出てきたモデルとの顔合わせもあるからと再び駆り出されたムギ。

新しく入ってきたポメラニアンのモデルに尊敬してます!と言ってもらえたもののどこか諦めているムギは「本性隠して愛想振りまくなんてお互い大変だよな」なんて煙草を吹かして言ってみせる。それを危惧したマネージャーが整形も勧めてみるがムギは断固拒否。とうとう「ネコ科が太っても愛嬌があるがイヌ科が太ったら惨めなだけだ!」と吠えられ、逆に踏ん切りがついたムギ。普段からモデルの顔でいようと帰路につく。

と、声をかけてきたトラのサラリーマン2匹。「えームギちゃん!?オッサンじゃん!?」「もう世代交代だとか言われてたじゃん、愛され顔にも限界がって・・・」好き勝手言うサラリーマンをムギは怒りの鉄槌とばかりに投げ飛ばした!

「愛され顔愛され顔って・・・俺は誰にも愛してくれなんて頼んじゃいねぇんだよ!!!

ムギの本音の叫びが繁華街にこだまする。それを次の日バッチリ週刊誌に撮られたことでいよいよムギは引退と腹を括るが、マネージャーは「お前を見捨てない、路線変更も考えといてくれ」と一言。大量の酒、煙草、ジャンクフードを買い込んだムギに、あの若いシバイヌ店員が言った言葉とは・・・?

9話・・・カラスとカンガルー

9話目はアルビノ種のカラス・エビスと同じくアルビノだが曰くつきのカンガルー・オリオンの話。

「0地区」。それはアルビノ種や全身真っ白な動物のみが住める「守られた地区」。建物も道路もポストも全部が真っ白。ここに住む動物は自分たちを「ブライト」と呼び、真っ白な体を持つことに誇りすら持っていた。が、アルビノカラス・エビスはそんな街に嫌気が差していた。

集会が開かれるということでしぶしぶ集会所へ向かうエビスに話しかけてきた男。恐らく0地区のシロクマが数日前襲われて亡くなった事件についての話だろうと予想。だが行ってみるとやはり自分たちは珍しい体を持つからこそ希少価値があり狙われやすいが、こうして街として守っているから素晴らしい、と新興宗教のような会になった。うんざりしていると、後ろに見慣れない若いカンガルーの少女がいることに気付いたエビス。一緒に来た男に話を聞いてみると、エビスが彼女のことを知らないことに驚いた様子だった。

彼女は通称・オリオン。見た目はブライトだが太ももにオリオン座のような模様があるからそう呼ばれていると。何でそんなこと知ってるの?とエビスが尋ねると、「彼女この地区に住むためだったら誰とでも寝るから」

集会の後、公園の砂場でヤケを起こしたように泥浴びをするエビス。オリオンの話を聞いたからなのかわからないけど、どうしようもない衝動に駆られ真っ白な自分の体を染めていくように泥浴びを続けた。「何してるの?」突然エビスに声をかけてきたのは件のオリオンだった。君こそ何してる?とエビスが聞き返すと「泥浴びしてるカラスを見てる」と返答。

ほら、やっぱり中身のないパッパラパーな女じゃないか!でも・・・美しい。しかしオリオンは大人たちの抑圧に従い「この地区に住むすべてのオスと関係を持てば0地区に住むことを許可する」と言われてその通りにしている。僕は君をオリオンと呼びたくない。そう思った瞬間、エビスはオリオンに泥を投げつけ、「オリオン座があるならどれだけ汚れても平気だろ!?なんちゃって・・・」パチン、と夜空に響く音・・・

次の日の昼、ジューススタンドで働くオリオンに、事情を知っているらしきウマの男が誘いをかける。別にいいけど、と言いかけたオリオンを遮るようにエビスがジュースを買いに来る。何しに来たの?と聞かれたエビスの顔にはくっきりと手形がついていたが、エビスは「仕事終わるまで待ってる」と応えた。そして夜、オリオンはエビスに従いただ夜の街を2匹で歩いた。

「代々ブライトだったんだけど12歳頃から斑点が出始めて」そう生い立ちを語り出したオリオン。この街は守られていて危険がないから出たくない、というオリオンに「僕は嫌気が差している」とエビス。「でもあなたも街を出られていない弱虫の卑怯者」と跳ね返される。それでもエビスはオリオンともっと深い仲になるまで斑点を見ないと決めているのだ。ふと見上げると「あれってオリオン座?」

その瞬間、エビスに大きな袋被せられた!いつの間にか0地区を抜けて外の世界に来てしまっていたのだ。
「アルビノ狩り」とでも言うのか、2匹の小さな黒いネコ科の動物がエビスを生け捕りにしてどこかへ売り飛ばそうとしている様子。オリオンは驚きつつも、初めて見る「白くない世界」に目を輝かせていた・・・

げしっ!!と悪党2匹を無言で蹴り上げたオリオン。エビスの袋が取られ、その瞬間「オリオン座」が見えて・・・?

10話・・・オオワシとスナネズミ

4話目は若くしてIT企業のやり手のキャリアウーマンのスナネズミ・フィーナとそのヒモ男なオオワシ・ライカの話。

異例の雷雨続きで大型のネコ科がイライラしながら顔を洗う光景が風物詩となっているこの年。その上空を悠々と飛行するのはオオワシのオス・ライカ。背中にはやり手のスナネズミ・フィーナを乗せています。

仕事でいいことがあったらしいフィーナのためのコースを飛び始めるライカ。俺は雷の日は飛ばないからと言うライカに向かってフィーナは「私・・・結婚するのー!!」と叫んだ。その瞬間雷が光り、不時着してしまったライカ・・・。

「お願いです、結婚しないで下さい」家に帰ってからプライドなどかなぐり捨てた様子でフィーナに頭を下げるライカ。フィーナは同じくスナネズミの営業課のオスと結婚するそうだ。せめて大型の鳥とだろ!と駄々をこねるライカに「あんたにオスとしての魅力感じたことないから」と吐き捨てるフィーナ。どうしてもフィーナの結婚を阻止したいライカは「じゃあ俺雷の日も飛ぶよ!俺のヒモライフは絶対死守する!!」

次の日から雷雨の中、何度も不時着しながら飛ぶ練習をするライカ。その様子を見ながら「どんだけ働きたくないのよ・・・💧」と呆れるフィーナ。だがあまりにひたむきな姿に正直美しさは覚える。けど一向に飛べないライカをフィーナは宥めながら連れ帰る。

フィーナの小さな婚約者は俺みたいに送り迎えできるのか?酔わないように安定した飛行練習をしたりアクロバット飛行したり努力してくれるか!?と毎日同じ文句でフィーナを思いとどまらせようとするライカにもう耳タコなフィーナ。ライカは怖いのだ。雷も、フィーナの結婚も。でも何が怖いんだ?ヒモ生活ができなくなること?それとも・・・

「結婚なんてするなフィーナ!!!」ピカッ・・・⚡そう叫んだ瞬間、雷鳴が轟いた。

雷と同じような形で頭上から光が漏れる。これはライカが卵から生まれた瞬間の記憶のようだ。だんだん亀裂は広がり、笑う母鳥の顔が見える。生まれたくないよ、ずっと安心で楽チンな殻の中にいたいのに・・・その言葉と同時に、フィーナと食卓を囲む日が思い出される。俺は生まれた瞬間から怠け者だったのか。

そう思ったライカだが、初めて雷の中不時着せず飛行を続けられた。その眼前に広がっていた光景とは・・・?

11話・・・シマリス(とユキウサギ)

今回は週刊少年チャンピオン未収録の、シマリスの女性編集者・キムと正体を明かしていない小説家・イチジクの話。

ここはとある文芸誌の編集部。一番の売りにしている「イチジク先生」の短編小説が、スランプによりまだ原稿が上がらないと担当編集のハイエナは疲弊した顔で嘆く。するとヤギの編集者が「イチジク先生は弱い生物の繊細で生々しい描写が草食獣から絶大な支持を得ている。お前みたいなガサツな肉食獣とじゃすれ違いは起きるさ」と言った上で「例えばキムさんとかが取りに行ったら案外うまくいくかもよ」と目線を下に落とす。

そこにいたのは入社一ヶ月の新人・シマリスのキムだった。まだ新人で先生のことよく知らないから、と断ろうをするも「編集は真心だ!使える手は何でも試さないと!イチジク先生の短編が載るか載らないかでうちの文芸誌の売り上げがどれだけ変わるか!?」とハイエナの編集者に凄まれてしぶしぶ応じるキム。確かにこの圧力で来られたら相性云々を言われても仕方ないかも、とキムは外へ。

キムが事前に仕入れた情報によると、イチジク先生は「小柄なユキウサギの女性」。今時原稿用紙を使うなんて気難しい方なのかなと思いながら干し草と人参ケーキの手土産を持って「コーポ伏獣」へ。恐る恐る名乗ると・・・

そこには予想をはるかに上回る、下着姿の大きな獣が息を荒げて立っていた・・・え?イチジク先生ってユキウサギじゃ・・・?
思わず鞄を抱きかかえ「イチジク先生はどこ!?」と叫ぶキム。だがその獣は「まだできてないんだ・・・そちらの原稿、今夜が締切だったね」と応えた。黒ずんだ目の周り、何日も風呂に入っていないであろう獣臭。名乗られるより雄弁な姿だ、散らばった原稿用紙まみれの部屋に佇むこの大きなクマが紛れもなく「イチジク先生」だった。

何でユキウサギの女性だなんて噂が、とキムがこぼすと「君も僕の勝手なイメージでそんな手土産まで用意して、噂を信じてたんだろ」と言いながら、アイデアが霧散するから部屋に入るか入らないか決めろとイチジク。腹を括って踏み入れるキム。
実はキムは高校生の時にイチジクの作品と出会ってからずっとファンだったのだ。どの作品も舞台は現代社会で主人公は草食獣だった。こんなにも草食獣の心を代弁してくれるなんて、文学は弱者の味方だ。若いキムは涙を流し短期間で著作をすべて読んだ。

イチジクはツキノワグマのオスだったが心はアリンコのように繊細だったから前の肉食獣の編集者は嫌いだったとボヤく。原稿を貰うのが仕事のキムは筆を進めて貰おうと自分がファンであること、そしてなぜ肉食獣のあなたが食べられる側の恐怖を生々しく書けるのかと聞いてみた。

「美少女の物語を書く中年男性作家もいる」今まで机に突っ伏していたイチジクが口を開く。
「自分にないものに焦がれて0から1を生み出すのが作家だ。草食獣の魂を憑依させて自我がボロボロになるまで掘り起こすのが好きなんだ」

「簡単な仕事じゃない!」突然立ち上がったイチジクに思わずのけぞるキム💦
今は完全にスランプだと言うイチジクに大丈夫ですよ、と腰を抜かしながら宥めるキム。だが「君はわかっていない。締め括り方でどれだけ小説の完成度が決まるか。今までの書き方じゃダメなんだ、新たな活路を見出さないと」そう言いながらキムにじりじり寄ってくるイチジク。

「君が教えてくれ、真の恐怖を。今の僕には草食獣の魂は憑依してくれない。ならば・・・力ずくで草食獣を取り込むしかない。連載は実質君と僕の合作になる。編集冥利に尽きるはずだ

あぁそんな・・・ガリッガリッ・・・
「これか・・・!」そこには今までとは違う光を帯びたイチジクが軽快に筆を走らせる姿があった。キムの後ろに散らばっていた原稿にガリガリと「合作」を創り上げるイチジク。その「美しいラスト」とは!?

12話・・・オオカミとウサギ

今回は「BEASTARS」から、主人公のハイイロオオカミ・レゴシとその恋人のウサギ・ハルのその後のお話。

種族によってカップルのスキンシップはいろいろあれど、レゴシとハルはシンプルが一番。大きなレゴシの腕にしがみつきながらハルとレゴシは昼ご飯何を食べるか話し合う。不器用でやさしいレゴシはいつもハルに気遣って合わせてくれるが、たまにはワガママも言って欲しいのが本音。レゴシのスキンシップは少な目だし付き合って1年ほど経つのにキスも片手で数えられる程度。このままじゃ一生・・・

と、思っているとレゴシは急に顔を近づけて「来週成獣式でしょ、写真送ってね」と言ってきた。その流れでハルはとある提案をした。

成獣式の後にある妙な儀式に正装で参加してほしい。そう言われるがままレゴシは袴を着て振袖のハルと歩いていた。その儀式は「牙落式(がらくしき)」成獣前に草食獣が肉食獣につけられた傷を癒す儀式。加害者自身に清めさせることで今後肉食の脅威から守られるというおまじないのような儀式を執り行う。ハルはレゴシと初めて出会った時、腕に不本意ではあるが腕に傷をつけられています。

どんな顔して行けばいいかわからないだろうから無理しないで、とハルは言ったが義理堅いレゴシは参列を決意。そして同じように傷を負わせた者と負わされた者のコンビがたくさんいることに驚く。一番の大けがを負わせたアカシカ・ルイ先輩もいるのかな、などと思いながら、各々逞しく見えるなぁなどと考えるレゴシ。

それもそうか、彼らは放っておいても傷が治りやすい体質でありながら向き合って治すことを選んだ動物たちなんだ。

みんなどんな会話してるんだろう、モメるコンビもいるよな、なんて考えていたらレゴシたちの番。
聖水の入った水を掬ってハルの傷にかけてやり、配布された手拭いで拭ってやる。そんな儀式をしながらハルは「私たちが初めて出会った時の傷だよ。御利益なくなっちゃうから優しくね」と弾んだ声で言う。

「本当は儀式とかどうでもよかったんだ。何かこれって結婚式みたいで楽しくない?w」

得意げに話すハルに、レゴシなりの「儀式」とは・・・?

BEAST COMPREXⅡ感想・まとめ

2021年年明けから短期連載されたお話と、連載には載らなかったお話をまとめた巻でした。載らなかった11話はタイトルも何だか不思議な感じですねw

本当に種族それぞれに悩み、苦しみ、境遇があり、その中でもがき苦しむ様子や心情の動きを描くのが板垣巴留先生はお上手ですね✨巴留先生は物語を生み出すのに様々な場所、というより「印象的な建物」を見に行って物思いに耽るのだそうです。中には普通の人が近づくのを躊躇するような場所にも赴き「ここでは何リットルの涙が流されたんだろう」などと考え、ゾッとするような人間関係を想像するのだそうです。だからこそここまでリアルなドラマを描けるのか・・・!✨

キャラクターが織りなす「関係」「現象」、巴留先生は一応描く際に線引きをしているのだそうです。
「関係」はいくらでも掘り下げることができるけど「現象」はいきなり爆弾投下するような描き方が気持ちいい。確かに、「もしこれがドラマでここで次週に移ったら1週間モヤモヤする!」と思うような展開がどの話にも盛り込まれていますよね。巴留先生は現象を描く方がお好きなようですが、それは読者を翻弄するのが楽しいから・・・!?😲💦

ちなみに今回の最新刊は「コーポ伏獣」のオムニバスです。レゴシも含め、全員「BEASTARS」の13巻115話で自己紹介をしています。チャンピオンでの連載中、ライカとフィーナの話の次はイチジク(本名・ボーグ)の話が載ると思っていたのですが載りませんでした。巴留先生もこれには「時系列がバラバラ」と言っています(笑)

生々しくもどこか希望が残される「BEAST COMPREX」。Ⅲも発行予定だそうです☆
次巻も楽しみです!

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今回は、「BEAST COMPREXⅡ」最新刊ネタバレを紹介しました!

が…

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