2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。
クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。2年生になって初めての1年生との合同試験「心臓破り」を終えて、生徒たちも大人たちも様々なことがあった。そして激動の秘密の夜会「デビキュラム」も終わり、「魔界の新時代の幕開け」が起ころうとしている中、若く「人間」の入間は怖い思いもたくさんして･･･。
13冠の振る舞いにバルバトス家大頭領は怒り、入間も便乗。実際バチコも自分の置かれている状況に困惑していた。そんな時、バカ弟子の言葉に正直背中を押された。その心意気が伝わったのか、大頭領と入間は一気に意気投合w「褒め円陣する？」なんて言いながら、こっぱずかしさで飛び出してきたバチコは「13冠の任を受ける」と宣言。そんなバチコを見て大頭領は「自分が大頭領を降り、バチコを頭領に任命する」と衝撃発言！！だがバチコはこの重圧を甘んじて受け入れた！！✨
そんな「魔入りました！入間くん」313話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
13冠候補になった時、バチコは正直その席に座りたいと思った。しかし「魔王の席を廃してまで入れるのがあの実力不足の小娘か、サリバン様悲しむだろうな」といった野次が痛かった。
やっぱりバルバトス家3番目じゃ･･･と一度伸ばした手を引っ込めてしまったが、そんな時聞こえて来たのは「実績がないと言うなら僕が実績になる、それが師匠への1番の恩返しだと思う」というバカ弟子・入間の声だった。メチャクチャ言ってるとは思うが、入間だけはずっとバチコに諦めずついてきたし、全力で苦楽を共にしてきた間違いない「弟子」だった。アッチのやってきたことは、入間を弟子にしたことは絶対間違いじゃなかった･･･！
「一緒に怒りてぇだぁ？」大頭領が凄んできたかと思われたが･･･「よくわかってんじゃねぇか！」あれ？一気に意気投合？😅入間も「まず『褒め円陣』かな」って謎の提案してるし！大頭領もロビン先生も乗ってるし！💦こっぱずかしくなってバチコが飛び出してきたので結果オーライ？w
改めてバチコは正装になり、バルバトス家に迷惑をかけたことを謝罪。そして13冠の任を受けると宣言！今の混沌とした魔界で13冠に就くその重責や苦労も心得ているとのこと。そんなバチコを見て大頭領は頭巾を外し、素顔を露わにして「大頭領を降りる」と宣言！💦そして「現頭領を大頭領にし、バチコを頭領にする」と言った！！💦「この程度に負けてちゃ13冠など片腹痛いぞ？」
「ありがたく、受け継がせて頂きます！！！」
バチコ、13冠とバルバトス家頭領就任！！✨言葉通り本当に重責凄そうだけど、その門出にやっぱり「褒め円陣」だ！w
魔入りました！入間くん313話ネタバレ
飛び込め弓矢一族
入間がバルバトス家に乗り込んでいた頃、魔界塔ではサリバンたち三傑と13冠たちによる緊急会議が続けられていた。「事態は急を要する」とかなり深刻そう。魔界塔に大頭領からの弓矢がブチ込まれてからさほど時間は経っていないようだけど、13冠たちにとっては少しの猶予もないといった状態💦
「まずはバチコ嬢に非礼を詫びねばならん」ベリアールがそう言うも「しかし今バルバトス家に赴くのは危険です。大頭領のあの激怒ぶりを考えると、対応を少しでも間違えれば大戦争の幕開けになりかねない･･･」とレディ・レヴィが制止。サリバンも腕組みをして俯いていると、「私に行がせでください」と妖精王パイモンが挙手した。恐らくバルバトス家と関係がありそうなパイモン、「難しい役割なのはわがっでいます、しかしバチコとじっちゃに今話ができるのは私ぐらいしが･･･」と大役を担う覚悟を決めようとしていた。が、その時背後から「コンコン」と音がした。
パイモンが振り返ると、窓がガタガタと揺れており「あの〜すみませ〜〜〜ん。バルバトス家でーす！！」と、ロビン先生が魔界塔を覗き込んでいた！！💦バルバトス家専属の怪鳥に乗りながら暢気に話しかけるロビン先生の後ろには、まさに今魔界塔で話に挙がっていた大頭領の姿も。これには13冠たち青ざめた顔でびっくり！！💦扱いをどうするかと考えていた所に火種が来てしまったのだから💦
大頭領は魔術を使って壁を歪ませ「邪魔すんぜ」と魔界塔へ入ってきた。どうしてここへ！？💦と困惑している13冠たちを横目に「まぁもののついでにな、ほらよ届けもんだ」と言って大頭領は入間を差し出した。入間の姿を見て次に驚いたのはもちろん「おじいちゃん」サリバンだった。「イルマくん！？どうして大頭領と一緒に！？💦」あのサリバンも大頭領の前では何かしおらしくなっています💦
「ウチに押しかけてきたのよ、そんで、こいつのおかげでバチコと我が家の心は決まったぜ」
大頭領の決断って！？そして「入間のおかげで」ってどういうことだ！？💦魔界の偉い大人悪魔でもついていけない事態が、しかもいい方向に向かっている！？💦
魔界も変わろう
大頭領へどう謝罪するか、と頭を悩ませていた13冠の元へその大頭領がやってきた！入間を送り届け、「こいつのおかげで心は決まった」とその場で大頭領は宣言した。
「魔谷大戦が三英雄、バルバトスの名において･･･」
「ワッチは大頭領を退き、バチコを頭領とする。そして、13冠にバチコが指名された場合･･･」
「その任、しかと承る所存である！！」
この宣言に13冠は色めき立つ。バチコを13冠にしてもいいと、「本当にいいのか･･･？💦」とベリアールも恐る恐る尋ねるが「バチコとワッチで心に決めたことだ。二言はねぇよ」とさらりと言ってみせた元大頭領。これを見てアメリ会長の父・アンリは1人呆然と考えていた。
何だ、なぜこんなことが起こり得る？もしかしたら魔界全土を巻き込みかねない大戦が勃発するかもしれないという危機だったのだ。その戦争の火種を･･･この入間という少年が消したと言うのか･･･！？
喜ぶ者、納得していない者も見受けられるが、ほとんどの三傑がただ信じられないといった顔で黙り固まるしかない空間で、「ってわけだ三傑よ。ワッチらは覚悟を決めた」と大頭領は指をサリバンの方へ向けた。
「次はそっちが覚悟決める番だぜ」
そうズバリ言われ、サリバンは目が覚めたような顔になる。何か決まったことがあるのか･･･
「あいわかった」サリバンの後ろでベリアールとレディ・レヴィが頷く。「ではバルバトスへの正式な謝罪と今後の動きについてじっくり話し合いするとしましょう」ベリアールが大頭領を促す横で、レディ・レヴィは「さっちゃんは、お孫さんをお見送りしてらっしゃいな」と笑顔を向けた。
すごいことをしたとは言え、まだ入間がこの場に留まることは許されないみたい。久しぶりにサリバンと2人きりの時間･･･。
大胆な提案！？
三傑と13冠の前で、バルバトス家元大頭領は入間にも言った「大頭領を降りバチコが頭領になる」「バチコが13冠になる」という宣言を再び行った。魔界塔に送られた入間をサリバンが「おじいちゃん」として見送ることに。
廊下を歩きながらサリバンは「びっくりしたよ～！まさかバルバトス家にいるなんて！」と入間にいつもの感じで話しかける。ごめんなさい、と謝る入間にサリバンは「塔の下にオペラを呼んであるから気を付けて帰るんだよ」と頭を撫でながら言ってそのままじゃあねと戻ろうとした。残された入間がサリバンの後ろ姿を見る。どこか悲しそうな、思い詰めたような雰囲気が漂っていた。
「おじいちゃん！」入間が突然去っていくサリバンの背中に叫んだ。ん？とサリバンが何気なく振り返ったので入間はそのまま思っていることを投げかけた。
「あの、13冠って･･･14冠じゃダメなの？」
え･･･？あまりにも突拍子もない言葉にサリバンは面食らったような顔になる。
「いや、おじいちゃんがデルキラ様の椅子を守りたいって思ってることも、それがすごく難しいってことも、よく伝わってきたから･･･」「だったら席を1つ増やせばみんな喧嘩しないのかなって･･･💦」取り繕うように慌てたようにそう説明する入間。サリバンは一度俯いた後、入間の肩をガッと掴んだ！！え、さすがに怒った･･･？💦
「ふっ、フフッ、フハハハハ！！！w」
サリバンは突然子供のような顔で笑い出し、そのまま入間の肩を持ち上げて「高い高い」のスタイルに。そして「キミはとんでもないことを言うなぁ･･･！✨」と入間を見上げキラキラの笑顔を向けた。かと思ったら息を深くは～と吐き出した後「僕は･･･難しく考えすぎていたのかもしれないな」と下を向いて言った。そしてまた入間を見上げた。
「ありがとうイルマくん。僕はもう大丈夫だよ」
霧が晴れたようなスッキリした優しい顔になったサリバンを見て、入間もホッとした笑顔に。そしてサリバンは入間を降ろし、サリバン邸へ入間を帰した。
そして後日、改めて13冠が発表された･･･！
魔入りました！入間くん313話感想・まとめ
入間がいとも簡単にやってのけたことを、大人はできなかったというお話だったかもしれません。サリバンが最後に「難しく考えすぎていた」と言ったのは本当で、大人だからこそあれやこれやと考えて動けなかったというのを最初に見ていたのかも。だって入間が大頭領の心を動かしたのも「僕の大好きなバチコ師匠が選ばれないなんておかしい！」って純粋な子供の心でしたもんね･･･🤔
大人があれこれ悩んで無駄な会議の時間とかを増やすのって、結局は「物事の示し合わせ」が上手くいかないことが大人の世界には多いからってことなんですよね。あまり会社などの組織の会議というものの内情までは知りませんが、大人が何時間も揉めていることって子供の目線からすると「そんなことで？」みたいなこと多いんですよ。ずっとお互いが主張してるだけで平行線だったり、そもそもその話し合い自体が無意味だったり。魔界でもそんなこと起きるんですねぇ･･･意外と事情を知らない入間みたいな子を入れるとスムーズになったりして？
そしてサリバンと入間はちゃんと家族になってるんだな、というのがわかってほっこりしましたw子供らしい純粋さを持ちながらちゃんとサリバンのこと、サリバンが立たされている立場というのを自分なりに理解してる所もある。15歳くらいというのは一番子供と大人の了見がわかりやすい年齢なのかもですね。
大戦争が起きなくて、サリバンも元気になったようでよかった👍けど、新13冠に改めてバチコが入ることで激動の魔界は不可避･･･一体どうなる！？
次回も楽しみです！
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今回は、「魔入りました！入間くん」の313話ネタバレを紹介しました！
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