魔入りました！入間くん262話ネタバレ感想！大人になれなかった男

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました！入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。早いもので1年が経ち2年生になった今、昇級を賭けた1年生との合同試験「心臓破り」に長らく奮闘してきたけど、敗退が続出し残りは3チームに。

入間の背後からアトリの恐ろしい腕が伸びる。生徒を守るため、カルエゴ先生も使い魔姿のままアトリの攻撃を防ぐが、入間がアトリの糸に絡めとられてしまった！！このまま誘拐されてしまう･･･と思ったその時、アトリの「脅威」となったのは、アトリの仲間であるはずのシーダだった･･･！

そんな「魔入りました！入間くん」262話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

小さい頃からクズ両親のせいで危険な仕事ばかりしてきたせいか、入間が本能的に身につけてしまった能力。見た目からしてよくない場所によく入って行って嫌な気配を察知する能力が身についてしまった。その時に「脅威とは常に隣にいる」ということを忘れてはならないとも覚えたはずだった。

だから今、アトリの腕が伸びてきた時にいち早く体が寒気を覚えた。避けられないと思ったから入間は「先生！！！」と叫んだ。それに応えるようにカルエゴ先生は使い魔姿でアトリの攻撃を防いでくれた。入間は吹っ飛び先生は「下がれ」と叫び、アトリはｽﾞﾙｽﾞﾙと現れた。アトリ「先生」のはずなのに、試験で敵として演じている姿とは思えない禍々しい雰囲気と見たこともない6本の腕･･･

「退けよ番犬、やっと見つけたんだから」凄むアトリを必死で牽制するカルエゴ先生だが使い魔姿では限界がある。「いいから退けって。そんなふわふわでそんなお荷物抱えきれないだろぉ」アトリはとにかく入間を捕まえるために先生を挑発し他の生徒も巻き添えにしようと迫ってくる。それを察知した先生は「爪檻(ビュウラ)」で生徒たちを囲むが、アトリの腕が食い込んでおり入間の襟を掴んでいた！！

入間も咄嗟に「悪食の指輪」の力を使おうとするが、アトリの糸があっという間に入間を包んでしまう。「しー、いい子にしててねイルマちゃん」追いかけようとするアスモデウスとカルエゴ先生の姿がだんだんと糸で見えなくなっていく。だが「脅威とは常に隣にいる」というのは誰しも共通だということが起きた。

入間を連れ去ろうとしたアトリを思い切り蹴ったのは･･･シーダだった！！！
なぜアトリの仲間のはずのシーダが？アトリvsシーダの戦いやいかに！？

魔入りました！入間くん262話ネタバレ

「教育」に本腰

蜘蛛の姿になったアトリが入間を誘拐しようと糸で絡めとった、所をキックで防いだのはアトリと仲間だったはずのシーダだった！！シーダはアトリの身体がゴキキと唸るほどの強烈な一撃をお見舞いした💥

ドォン！と吹っ飛ばされるアトリから入間を奪い、大丈夫！？と声をかけるシーダ。捕縛された苦しさから咳払いは出ているものの大きなケガはなさそうな入間は、シーダを「先生」を見る目で「、はい」と返事をした。シーダ先生、と言いかけた所で「シィ･･･」と重々しい声が。見ると吹っ飛ばされたアトリが怒りに震えにじり寄って来ていた💦

「シィダお前よくも･･･シィダァッ！！！」
感情をむき出しにして牙を見せながら吠えたかつての仲間にシーダも身構える。どんな手を使ってくるか･･･と思われたその時、一瞬で色の濃い炎がアトリの周りを取り囲んだ！アトリが驚き見上げると、そこにはイフリート先生が炎の魔獣を従えて見下ろしながら「よぉ不審者」と煙草を燻らせながら涼しい顔で言い放った。もう先生たちにはアトリは「不審者」として伝わっているようで･･･

イフリート先生も容赦なく「地獄の業火」をアトリに食らわせる！強烈な炎に思わず呻くアトリだが何とか炎から脱出。だがその先に突然大きな植物の茎が立ちはだかり行方を阻んだ。「通行止めですよ」ふいっ、と登場したのはガトリングスイセンを従えたスージー先生。見るとアトリの周りには大勢の先生がたちまち取り囲んでいた。みんな「宝」である生徒に手を出したこと、生徒の実力向上のための場をメチャクチャにしたアトリを絶対に許せないのだ。

ブルシェンコ先生、モモノキ先生、マルバス先生･･･名だたる先生たちの間からカツン、と足音を立ててやってきたのは･･･？

「最強」に仇為す

「不審者」アトリにもう容赦しない先生たち。そしてそんな先生たちの間からしずしずと現れたのは･･･理事長で「入間の祖父」・サリバンだった。付き人のオペラも一緒です。

サリバンはふっと入間たちに目をやる。本当の孫のように可愛がる入間を糸で捕縛し、そのために生徒や先生がボロボロになって守った。そんなことが自分の学校であってはならない。「残念だよ･･･」そう呟いてしばらく黙った後、その場にいた生徒全員が全身震えるほどの寒気を覚えた。そう、サリバンが怒りに震えているのが体に伝わって来たのだ。

「随分好き勝手をしたようだね･･･」サリバンの足元から禍々しい黒い煙のようなものが沸きあがる。煙のようであり炎のようであり、風のようであり生き物のようである黒いそれは、たくさんの目をギラつかせてアトリを掬い上げた。動けないアトリにサリバンは「教育者として」進言する。

「アトリくん、キミには何が狙いだったのかすべて話してもらう。こちらには吐かせる時間も方法もたっぷりあるし、改めてキミを『バビルスの敵』として歓迎しようじゃないか」
「吐かせる方法」の言葉でマルバス先生が思い切りニコニコしているのが、怖いけど今は頼もしい･･･黒い煙に捕まって頭を垂れるアトリの口からは血が流れていた。だが。

「ンフッ、フフフ･･･」と突然笑い出したアトリ。「こんなことした俺をまだ生かしてお話しようって？ハッハッハ、これだから今の魔界も今の悪魔も大嫌いなんだ」サリバンたちの前で身をよじりながら高笑いするアトリ。だが即座に目を剥き「くたばるがいい」と凄んだ。

「デルキラに『決して魔王になれない器』と呪われた男よ」
その瞬間、サリバンの表情が一気に変わった。サリバンの脳裏に浮かぶ記憶。魔王デルキラの爪から滴る血。デルキラ在りし日の、付き人だった時代のサリバンは、デルキラの前で顔を覆い膝をついていた。その姿はボロボロでひどいケガをしており、デルキラはそれを庇ったから血がついていたのか･･･

誰にも言っていないサリバンとデルキラの秘密。アトリの挑発に乗ってしまったのか･･･？💦

あの時のあの人

「決して魔王になれない器」という言葉でサリバンを挑発したアトリ。その真意はわからないけど、サリバンは今までにないほど感情が暴れ出している様子･･･💦

ギチチッ、とサリバンの黒い煙がアトリをものすごい力で掴む。感情のせいで魔術のコントロールが効かなくなったしまったらしい💦「サリバン様、サリバン様！！」とオペラが必死で叫んで制止しようとした。だがサリバンは心があの日に行ってしまったのか、険しい表情のまま動かない💦するとその時。

ォオン･･･と校舎を揺らすほどの音がした。遅れてズシッという圧力が全員にかかる。ォオン、オンオン、と不思議な音はずっと校舎中に鳴り響いている。これには先生たちもたまらず頭を押さえながら「な、何だ！？」「身体が動かせないっ」「魔術･･･？」「何だこの音はッ」と口々に言う。誰も体験したことのないような、校舎だけでなく魔界全土を揺らしているようなこの「音」･･･そこでサリバンがハッと気づいて上を向いた。

見ると、天井にヒビが入り、その瞬間円形の天井がバコッと音を立てて抜けた。自然にできたものではなく明らかに人為的なものだった。そして天井と共に勢いよく飛び降りて来たのは･･･あの特徴的な尾のような長い髪のついたツートンヘア、ストライプのスーツに身を包んだ大柄の「音魔」･･･手には指揮棒を持っている、この人は･･･！

「シャッセ、サリバン」
そう、元13冠の「ポロちゃん」ことアムドゥスキアス・ポロだった！！！ポロちゃんは音楽祭の後、アトリと同じくバビルスに送り込まれた六指衆・ウエトトと元生徒・キリヲに連れられてどこかに行ってしまって以来行方がわからなくなっていたけど･･･果たしてポロちゃんは敵か味方か！？険しい顔で睨むサリバンは何を思う･･･？💦

魔入りました！入間くん262話感想・まとめ

アトリが入間に手を出してから錚々たるメンツが勢ぞろいしましたね！サリバンだけでもかなりびっくりなのにポロちゃんまで再登場するとは！でもこのポロちゃんは信用できるのだろうか･･･💦

「魔王の器ではない」と呪われた、というのはどういうことなのでしょうか？そしてそれをなぜアトリが知っているのでしょうか･･･恐らく13冠のバールが何かしらの情報網で手に入れた、もしくは現場を知っていたと思われますが、あの「ボロボロなサリバンが打ちひしがれるように膝をついている」「それにデルキラは手を差し伸べたのか、はたまたデルキラが手を下したのか」･･･いろいろ考えてしまいますね。後者だった場合なぜ寵愛を受けていたサリバンにそんなことをしたのか？という疑問も出てきます。

そしてサリバンと同じくデルキラに信頼されていたポロちゃんが久しぶりに登場したのも意味深ですよね。音楽祭の後、ウエトトに「デルキラはいない」と言われ激昂していたポロちゃんだから、その後連れて行かれたのも「話をしただけ」だと思うし今回も感情が暴れたサリバンに冷水ぶっかけにきただけだと思うのですが･･･だからポロちゃんがバールに手籠めにされて「バビルスの敵」の柱になっているなんて･･･思いたくない･･･！💦

それにしても、サリバンやポロちゃんほどの強い悪魔ですら触れられたくない部分を煽られると感情的になってしまうのが何だか安心してしまいますねｗ大人になってもそういうことってあるんですよね･･･悪魔ですらそうなるんだから人間は仕方ない･･･💦そういえば「デルキラも人間だった説」も囁かれていますが･･･今回の事件でその核心にも迫るでしょうか！？
次回も楽しみです！