魔入りました!入間くん258話ネタバレ感想!先生の誇りと「蜘蛛」

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。早いもので1年が経ち2年生になった今、昇級を賭けた1年生との合同試験「心臓破り」に長らく奮闘してきたけど、敗退が続出し残りはわずかに。

悪周期を解放したサブノックには、「サブノック家の能力」「バラム先生の教え」が込められていた。それを自分の欲のために利用したアトリに再び追い詰められてしまうが、偽物の先生から助けてくれたのは本物の先生だった・・・!

そんな「魔入りました!入間くん」258話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

2年生に進級する前、サブノックはバラム先生の部屋で「今まで悪周期になったのが1回」と告白し驚かれていた。悪魔は定期的に悪周期解放しないとストレスが溜まりより凶暴になったりするためです。

しかし当時のサブノックは「家系能力が色濃く出るのが嫌」という理由で悪周期解放の修行は断っていた。が、入間と魔王について話し合ってから考えが変わり、血の力と向き合うことで強くなれると思うから修行をしたいと改めて先生にお願いした。その時先生が出したのが「サブノック専用の悪周期解放薬」使うのは「心臓破り」後の修行の時と命の危機に瀕した時だけにして、と釘を刺された。

というのも、サブノック家は代々魔王軍に武器を生成し献上してきた家系。「最強」たる所以は強度と殺傷力以上に「痛み」を持つことだった。サブノックが全身全霊を込めて生成した武器はかすり傷1つでも地獄の苦しみを与え最悪の場合死に至るほど。その痛みはサブノック自身にも伝わり、「快楽」に繋がってしまうのだ。

まさに今、アトリを攻撃しながら悦楽に浸るサブノック。それを見たアトリも興奮して甘んじて攻撃を受ける。やめろと訴えるほど伝わる痛み、もっと痛みを・・・と考えていると、ふと後輩たちがその「痛み」に苦しんでいる姿が見えた。そこで思わず手を止めてしまい、「萎えるだろ」アトリに返り討ちにされてしまった💦

いつの間にかアトリは薬を奪いサブノックの口にあてがった。「これ食べれば元気になるならもっと戦って興奮しよ?悪魔の快楽に正直になろう、大丈夫、先生が全部受け止めてあげるから♡抵抗できないサブノックの脳裏に「先生」という言葉が響く。あの「先生」は、「君が1人で薬を使う時が来ても心配しないで。僕が必ず駆けつけてあげるから」と言ってたっけ。

すると、その言葉通りバラム先生がアトリの首を掴んで渾身のパンチを食らわせた!!!
「何やってんだお前・・・ッ!」怒りのバラム先生、アトリに制裁を下せるか!?

魔入りました!入間くん258話ネタバレ

欲の悪魔の囁き

悪周期解放したサブノックに容赦ない攻撃を加えるアトリ。そこへ駆けつけたバラム先生!「睡眠(スイーピー)」でサブノックを眠らせ、「保護繭(グランココン)」に包んで後輩2人にサブノックを動かず守るようにお願いする。サブノックも黒い悪周期の姿から元の姿へ戻って行く。

その前にアトリも植物で捕縛していた様子。太い植物の根でアトリの動きを封じ「生徒への暴行に対して弁明はあるか?アトリ」と呼び捨てで釘を刺した。アトリの言動を見て「もう新任教師などではない」とバラム先生も遠慮がなくなっています。「ランク8『守護の白鴉』バラム・シチロウ・・・あんたが出て来るとは予想外で・・・」アトリは捕まったまま不敵な笑みを浮かべて呟いた・・・

とその瞬間。「超嬉しい♡」その時にはバラム先生の首元にアトリの手刀が伸びていた!!寸での所で躱したバラム先生だが、少し髪の毛が切られてしまった💦この期に及んでアトリは自分の欲のままに動こうとしている・・・バラム先生もいよいよ本腰を入れる。

首を狙った鋭利な拳に見えた、疑いようもない明確な敵意。特に主人・バールに「気を付けろ」と言われていた2人の教師のうち1人と相まみえることに興奮が抑えられないようで、即座にまた向かってくるアトリ。「実は俺ッ、戦る(やる)ならアンタがいいって第一印象から決めてたんだ!!」力任せにバラム先生に拳を突き立てるアトリ。バラム先生もさすがの身のこなしでアトリの攻撃を躱していく。

「アンタは無慈悲な目をしている」
上空からバラム先生めがけて降りてくるアトリは、紅潮した顔でそう言った。生き物を優しく包んだ手で同じように生き物を捻り潰せる。容赦のない男の目だ」そう言われたバラム先生の目は確かに生気を感じられないようなドライな目をしていた。

「なぁガーゴイル!アンタの悪周期は一体どーなっちまうんだい!?潰すか壊すか、どんな欲に溺れるかわかんないけどさぁ!きっとアンタ才覚あるよ♡
バラム先生をも懐柔しようとしているのか、ニヤニヤ顔を崩さずアトリはドカドカと攻撃を食らわせながらずいずいと近づいて来る。バラム先生が生気のない目をしていたのは、向き合っているのが「アトリ」だからだよ・・・🔥

一枚上手は「教師」

「アンタ才覚あるよ」そう誘惑するように、自身の「ガーゴイルの悪周期の乱れる様を見たい」という欲を吐露したアトリ。その目はまさに「悪」という意味を持つ「悪魔」そのもののギラついた目をしていた💦

そう誘惑した後アトリから出たのは「元祖返り」という言葉だったが、言い終わらぬうちにバラム先生は鋭い鳥の脚でアトリを蹴り上げた。アトリの鋭い手刀にブシュッと切り傷が走る。「元祖返り」悪周期でも特に質の悪い時期で、自我が保てず欲のままに暴虐の限りを尽くすという現象。悪魔学校の最初の刺客・キリヲ先輩が「元祖返り」の兆しを見せていましたね。アトリはただバラム先生の元祖返りを見たいだけで口走ったのでしょう。

「一緒にするな」蹴り上げた逆さのポーズのままバラム先生はアトリを睨みつける。アトリは切り傷から出た血を乱暴に払い、両者ズンズンと足早に向かってくる。臨戦態勢を整え、両者腕を振りかぶる中「一緒だろーが」とアトリの言葉が響く。アトリは手刀を、バラム先生は大きな握り拳を構える!いささかアトリが早かったか、バラム先生の顔面にアトリの一発が入る!💦

「アンタも俺も悪魔だ😈」
アトリの攻撃でバラム先生の鉄のマスクが剥がされ、大きな牙が剥き出しの醜い口元が露わになる。「ッ僕は・・・!」そう言ったバラム先生の手から植物が!先程振りかぶった拳はアトリに直接攻撃ではなくアトリの背後から確実に仕留めるためだった・・・!

「悪魔で、教師だ・・・!」
アトリが気付いた時にはもう頭上にとてつもなく大きな植物の拳が振り下ろされていた!!そしてドンッ!!!とアトリを踏み潰した・・・!

先程剥がされたマスクを拾いながら、地面に沈められたアトリを見下ろしバラム先生は釘を刺すように言い放った。
「宝を狙う敵には、凄惨たる『教育』を」バラム先生の「教師としての誇り」をかけた鉄拳制裁だった・・・!👊

次なるピンチ

「悪魔学校」の教え。「宝(生徒)を狙う敵には凄惨たる教育を」を実行したバラム先生。強烈な一撃を食らってさすがにアトリも動かなくなったか・・・?💦

ひとまず息を整えてからバラム先生は携帯電話を取り出し「バラムです。はい、魔関へ要請を」とどこかに連絡し始めた。が、その後ろで何かがヒュンヒュンと動き出した・・・異様な気配にバラム先生も動きが止まる。何とアトリを包むように糸のようなものが飛び出していた。先生が訝し気にその光景を見つめていると、糸はどんどんアトリを包んで繭のようになった。そして全身包み終わると中から手がメリッと音を立て繭を破った。

繭から手がズズッ・・・と連続して飛び出し、再びアトリが立ち上がった。その姿は四肢に加え新たな4本の腕が生えていた・・・腕6本に足2本、そして糸。それはまさに「蜘蛛」の姿。「蜘蛛」は魔界に存在しても「蜘蛛の悪魔」はバラム先生でも知らなかった蜘蛛の悪魔なんて存在しない、だけど今目の前の敵は存在している。予想外すぎる展開だった。

面食らっているバラム先生に向けアトリは「フッ」と息を吹いた。するとたちまち綿のような糸がバラム先生の顔に纏わりつき、バラム先生の視界を奪う💦その隙にアトリは屋上から飛び出し、校舎の屋根を忍者のように飛び移って行った💦しまった逃がしてしまった、とバラム先生も焦りを見せる💦アトリがこのまま他の生徒にも危害を加えたら、ガーゴイルとしての名折れ・・・!💦

その予感は的中し、アトリは音速移動をしながら「時間切れかぁ~。でもせめて何か持って帰らないとねぇ~」とニヤケ顔で獲物を探す。そしてターゲットに選んだのは・・・

「ど~こだ入間ちゃ~~~ん?♡」
入間だった!!💦バールに「コイツだけは生け捕りにしろ」と言われていた「人間」入間にロックオンしてしまったアトリ。入間は気付けるか!?まさか拉致られたりしないよね・・・?💦

魔入りました!入間くん258話感想・まとめ

あのバラム先生でも十分に太刀打ちできないアトリって何者!?というか「六指衆」って何なんでしょう!?アトリが蜘蛛になれるのも本来の姿じゃなくてバールが工作したように見える・・・一体どんな技術を持っているんでしょうか!?💦

バラム先生は登場した時から性格や見た目にコンプレックスを持っているからこそ、自分が「教師」という役割を持っているならその責務を誰よりも真面目に真っ当しようとしているんじゃないかと思います。マスクの下の口元の傷も自身の過去の過ちを省みるためそのままにしているし、入間がうっかり人間だと言った時に「おあいこ」と見せたこともあって今回マスクを剥がされても慌てたりしなかった。前回のサブノックに引き続き、入間と出会ったことで先生にも変化があるというのが何かいいですよねw

そしてアトリの「欲」を出す姿もここまで来ると偽物な気がしてきた💦自分の欲のために好き勝手やってたのかと思いきや、「入間自身や入間の何かは持ち帰れ」というバールの命令を聞き入れる姿勢見せてるし・・・アトリという悪魔もよくわからなくなってきました💦今後六指衆の1人1人の性質や過去も明らかになるでしょうか?そして何となくですが、入間を狙うアトリから庇ってくれるのが同じくスパイの「シーダ」な気がする・・・

アトリの目的は?そして入間はアトリから逃げられるか!?
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の258話ネタバレを紹介しました!

が…

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