魔入りました!入間くん257話ネタバレ感想!痛みを感じたからこそ

週刊少年チャンピオン

2017年3月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「魔入りました!入間くん」。

クズ両親によって突然魔界に売り飛ばされ、悪魔・サリバンの元で孫として保護され「悪魔学校(バビルス)」に悪魔の生徒として通うことにになった人間の少年・鈴木入間。最初は謙虚だった入間も個性豊かな悪魔たちと様々な苦難を乗り越えることによって成長し、自身の欲や目標も見えてきた様子。早いもので1年が経ち2年生になった今、昇級を賭けた1年生との合同試験「心臓破り」に長らく奮闘してきたけど、敗退が続出し残りはわずかに。

アトリに見つかり後輩の力を借りたが風船は割られ敗退となってしまったサブノックチーム。だがアトリはサブノックへの攻撃をやめず、興奮した顔でサブノックを痛めつけ続ける。するとサブノックは徐に何かを口に入れた瞬間、爆発的な力を発揮しアトリを容赦なく串刺しに!!サブノックは悪周期を解放したのだった・・・!💦

そんな「魔入りました!入間くん」257話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

屋上でアトリに見つかり攻撃を食らったサブノック!しかし寸での所で盾を生成し攻撃を防いだ。しかし消耗しているサブノックではピンピンしているアトリに到底敵わない。

即席の盾で何とか攻撃を受け止めるが、アトリの細い腕からは想像できないような、何本もの大槍に突かれているような重い攻撃を感じる。どうしたら・・・と思っていると、突然後輩のプコくんがサブノックの前に出て、アトリが向かってくる瞬間に消えた!そして離れた場所に再び現れた。これこそプコくんの家系能力「瞬間移動」!本人の魔力依存が強いが触れているものと同時に瞬間移動が可能!

これを使えば逃げ切れるか・・・と、もう一度向かってきた時に再び発動!しかし今度は移動先の前にアトリは現れた!!先を読む能力、もしくは隠密系の能力・・・?そう考えている間にアトリはもう1つの風船を割った!!これでサブノックチームは敗退・・・のはずだが、アトリは攻撃をやめなかった。サブノックの体に強烈なキックを入れて吹っ飛ばす!!壁に叩きつけられたサブノックから離れ、「もう風船割れてます!どうして先生!?💦」と訴えるロンロン。

だがアトリはサブノックの頭を掴んで何度も壁に叩きつけた・・・恐ろしい光景に後輩2人がただ青ざめる中、アトリは思うのだった。
あーあ、こんなおいしい状況を作る君が悪いんだよ。適度に弱くて頑丈な君が。怒られるかな潜入失敗かな、でも・・・「もう少しだけ・・・♡」それはただ破壊衝動に駆られる悪魔そのものの姿だった。それを見たサブノックは「死」を感じた。

「死」を感じると、咄嗟に最良の策を思いついたりする。サブノックは徐にポケットに手を入れ、丸薬のようなものを口に入れ噛んだその瞬間。黒い柱のようなものが爆発的に生成された!それはアトリの体を貫き離れさせる。さらに中から大きな槍を投げ、アトリを躊躇いなく串刺しにする!!そして現れたのは、髪が黒く染まった物々しい雰囲気のサブノック・・・

サブノックは強制的に「悪周期」を解放したのだった!!どうなるサブノック!?💦

魔入りました!入間くん257話ネタバレ

サブノックの秘密

時は遡り、1年生の頃のサブノック。バラム先生と話している場でバラム先生はサブノックが「今までに悪周期になったのが1回」という事実に衝撃を受けていた。悪魔にとって悪周期は定期的に解放しないとストレスになるようで。

人間で言うと16歳くらいのサブノック、その中でも悪周期が1回しかなく、その詳細をきちんとまとめておりバラム先生に見せる。思わずバラム先生は顔をしかめ「すごいね、今までよく抑えてきたね。メンタルケアに体の調整大変だったでしょう」と気遣う。しかしそれにはもちろん理由があって。

「己の悪周期は家系の色が濃く出るので・・・悪周期のサブノック家の力には頼りたくないのです」
だからこの頃に「バラム先生による修行」はまだ控えたい、という気持ちを吐露していたらしいサブノック。その時はバラム先生も甘んじて「わかったよ」と受け入れた。何よりも生徒の気持ちを優先してくれるいい先生です🙏

しかし最近になって「考えが変わった」と再びバラム先生の部屋を訪ねたサブノック。それは入間が「魔王研究師団」に見学にやってきて一緒に魔王について考え、改めて自分が「どうして魔王を目指すのか」を考えたことがきっかけのようで。「以前は家系の血に振り回されるのが嫌でしたが、今は血の力に向き合うことで成長できるのではと思った」「だから悪周期解放の修行をお願いしたく思います!」と頭を下げに来たのだった。

そこでバラム先生が取り出したのが、前回サブノックが口にした薬だったのだ。「サブノック専用の悪周期解放薬」しかしこれを使うのは修行の時ともうひとつ、「命の危機に瀕した時」だけと約束してくれとバラム先生。というのもサブノック家の能力、そしてサブノック自身が持つ「真の力」はとても強力で危険なのだと言う。

悪魔「サブノック」。彼らは代々魔王軍の武器創作を任されてきた一族。創造された武器は魔界一の強度と殺傷力を誇り、さらにサブノック一族だけにしかない武器の特色があった。それが「痛み」だという・・・

痛みを解放しても

サブノック家は武器創造の家系。その能力が持つ特色が魔界ではあまり意識は持たれない「痛み」だった。

「サブノック」が全身全霊を込めて創った武器は黒く変色し、通常の何倍もの痛みを生むという。かすり傷ひとつでものたうち回る痛み、そのあまりの痛みにもがき苦しみ最悪の場合死に至るほどだという。そしてその地獄のような痛みはサブノック自身にも伝達する。そしてその痛みは快楽へと変わる。今、本能のままに武器を生成してアトリを串刺しにしているサブノックもまた、欲望に満ちた悪魔の姿そのもの、原点回帰といった姿をしていた・・・その表情にますます興奮するアトリ。

思わず自分の肩を抱き身震いするアトリにサブノックは容赦なく武器を生成し続け、今度は大きなトゲ付きのハンマーを振り下ろす。並みの悪魔ではひとたまりもない攻撃をアトリは吐血しながらも「痛ぁ~いw」とヘラヘラ受け続ける。武器を生成し力任せに振り下ろすたびに伝わる痛み、もがき苦しみやめてくれと叫ぶほどの痛みがサブノックの体に伝わる。それが快楽へと繋がっていく・・・

もっと、もっと痛みを、と求める原点回帰のサブノックの耳に「きゃっ」と小さな叫び声が聞こえた。離れた場所で後輩のロンロンが痛みに苦しんでいるのが見える。自分の力の解放の犠牲になる者がいる。それは守るべきもの・・・思わず目を逸らしてしまうサブノック。

「んお~い。何止まってんだ、こっち見ろ」
頭上にアトリの顔があった。サブノックの顔を掴んで思い切り地面に叩きつけながら「萎えるだろ」と吐き捨てたアトリ。やはり「六指衆」は何枚も上手、悪周期サブノックも再び沈められてしまった💦

地面にめり込んで伸びてしまったサブノックの上にドカッと馬乗りになるアトリ。もはやここまで来るとアトリが何者なのかが気になって仕方がない・・・💦

正しい「先生」

悪周期を解放したが、元々欲のために悪事を働く「六指衆」アトリには快楽を味わう手段でしかなかった。再び沈められてしまったサブノックにアトリは馬乗りになり何かを取り出した。

「じゃじゃーん。何か知らないけどぉ、コレ食べたら元気になるんでしょぉ?」
いつの間にかサブノックの悪周期解放薬をくすねていたアトリ。ガラガラと容器を揺らしながら勝手にフタを開けひとつ取り出すと「せっかくこっち側に近づいたんだからもっと戦って興奮しよ?」とサブノックを悪魔らしく誘惑した。

「大丈夫、堕ちておいで。悪魔の快楽に正直になろう?もっと切って殴って刺してみなよ。先生が全部受け止めてあげるから
アトリは「先生」じゃない。先生はむやみに生徒の力を引き出させて自分の快楽のために利用しない。アトリはまさしく「悪魔」そのものだった。ニヤニヤと軽口を叩くその姿の下には、真っ黒な悪魔の欲望が混沌と渦巻いているようだった。

そんな判断もできず抵抗もできないサブノックの口に薬があてがわれる。先生・・・その言葉だけが脳裏にこだました。あの「先生」は、植物と本が所せましと並んだあの部屋で静かに背を向けながら「大丈夫」と言ってくれた。アトリと同じ言葉を言っていたはずなのに、「あの先生」の言葉には優しさと温かみがあった。

「でもねサブノックくん、心配しないでいいよ。万が一その薬を君が1人で使うことになっても・・・」
「その時は必ず僕が駆けつけてあげるから、大丈夫」

悪周期のサブノックの目に輝きが戻った。その瞬間、見覚えのある羽根が目の前で舞う。大きな無骨な手がアトリの首を鷲掴みし、渾身の一撃をアトリに食らわせた!そのパワーは圧倒的で、アトリを一瞬で沈めた。そこにいたのはバラム先生だった・・・!

「何やってんだ、お前・・・ッ!」
白鴉・バラム先生の逆鱗に触れたアトリの行動。天の助け、バラム先生は生徒を守れるか・・・!?

魔入りました!入間くん257話感想・まとめ

サブノックの家系、悪周期解放しても快楽感じられるアトリ、そして助けに来たバラム先生・・・衝撃的な事柄が多すぎて処理できないよ!💦でもバラム先生はやっぱちゃんと先生でしたね!カッコイイ!✨

サブノックは自分の家系にコンプレックスがあるし父親との関係もよくないのでいろいろ悩むことがあったんだと思いますが、最強の能力でも「痛み」を武器にしている力って強いと思うんですよね。やはり強くなるためには痛みを感じなきゃいけないし、痛みに寄り添えるからこそ相手の痛みも感じられて「最強の武器」を作ることができるんじゃないかと。ロンロンの姿に手を止めた所、そして入間と魔王デルキラの文献を読んでいた時「自分で痛みを感じることで戦争の痛みを知り、鎮められるのが王たると考えたのでは」と何だかんだ「痛み」を常に意識した言動をしてるんですよねw

そして「先生」と名乗っているだけのアトリと、心も「先生」として立場を全うしているバラム先生。任務を忘れてでも自分の欲を満たすため、アトリはサブノックはじめ生徒たちを「道具」として利用しているだけに過ぎないのが悪役として徹底してるなぁと思うわけで。その対比にあるのがバラム先生という描き方をしてましたよね。生徒を知り、危険を知るからこそ制約も設けるし助ける時はちゃんと助けてくれる。こんな先生に出会いたかったですよね・・・←

バラム先生来てくれたから大丈夫、と思いたいけどどうなのか!?そしてアトリを仕向けたのがサブノックの父の義理の弟・バールというのが何ともしんどいですよね💦
次回も楽しみです!

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今回は、「魔入りました!入間くん」の257話ネタバレを紹介しました!

が…

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アトリとバラム、その対比がとてもわかりやすく描かれているのが素晴らしい!黒と白、という色使いもさすがだと思います☆

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