SANDA44話ネタバレ感想!鍵になるのは不甲斐ない大人!?

SANDA

2021年7月34号から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「SANDA」。

時は2080年の日本。国の貧困化に伴い文化の一切が滅び、超少子化の影響で「若さこそ至高」と謳われ15歳未満の子供は学校が一斉管理するという時代。ごく普通の14歳の少年・三田一重は実は「サンタクロースの末裔」で特異能力者。それを強制解放したのは「親友・小野一会を捜してほしい」と願った同級生の冬村四織。たまたま三田の能力を見てしまった同じく甘矢一詩最初に三田と相対したスパイ柳生田三郎と共に三田の能力や学園の秘密を探り、小野一会との再会も果たした。

のだが、その小野は「未熟なうちに睡眠を摂ったこと」体が成長に追いつかず亡くなってしまった。誰にも心を開かず耐えていた冬村だったが三田が寄り添ってくれたおかげでようやく悲しい気持ちを吐き出せたのでした。今回から新章!一体どんな展開が待っているのか・・・!

そんな「SANDA」44話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

未成人式の日から1週間。冬村は一言も話さなくなってしまったが、三田と甘矢以外からしたら「変わらない日常」だった。冬村はいつも無愛想で目は爬虫類みたいに動かない、マトモにコミュニケーションしようと思う方が無謀だと、そういう存在だった。

でも、未成人式の夜に突然動かなくなった小野を理事長室に運んだ時「死に至る成長痛」と理事長は手を合わせた。この時代、初めて睡眠を摂るのは18歳以降。未熟な14歳で睡眠を摂ってしまったことで細胞が暴れ、小野の体はその痛みに耐えられず亡くなったのだ。声をかけようとしても黙って席を立つ冬村に三田はいても立ってもいられなくなり・・・

トイレまで追いかけ三田は包丁を差し出した。「俺を刺せば血が出ていくらでも変身するから思いの丈をぶつけて、頼む!」そう訴えると冬村は包丁を受け取り・・・自分の髪の毛を切った!!💦三田が驚いていると「私はもうサンタに頼らない。願い事が叶ったらあとは失った時に絶望するだけ!わからない!?小野は死んだの!!サンタになんか一切関わりたくないし三田に話すこともない!!もうほっといて!!」三田に包丁を突き立てて冬村は叫んだ後出て行ってしまった・・・

何だそれ!?俺はそんなに無力か!?
悔しくなった三田は赤ジャージを引き裂こうとするがびくともしない。あいつなら簡単なんだろうけど・・・赤色なんて嫌いだ!!冬村にどうすることもできない無力さをただ悔しがるだけだった・・・

その夜、どうにも落ち着かない三田は朝4時に教室へ向かった。すると窓際に冬村がいた。黙って席に座って「早朝の教室って青白いな」と呟いた三田。赤色なんて存在しない、誰もいない青白くて静かな世界に飛び込んだみたいな空間で三田は「・・・これはクラスメイトとして言うんだけどさ」と口を開いた。

「小野は幸せだったよ、冬村と出会えて」
「あっそ」ぶっきらぼうに答えた冬村をもどかしいような気持ちで三田が見つめていると・・・

突然冬村の目から大粒の涙がこぼれた。そして涙は滝のように溢れ、冬村は顔をくしゃくしゃにして泣き始めた。誰にも言えなかった悲しみを、初めて吐き出せたらしい冬村。三田は小さな体で背伸びをして冬村を抱き留めた。

小野ごめん、「アフターケア」はサンタじゃなくて14歳の俺が引き受けていいかな。大きな力も体もないけど、14歳だけの青白い世界が確かにあるから。冬村の気が済むまで三田はそばで泣かせてやるのでした。

SANDA44話ネタバレ

そういえばスパイ

今回から新章。なのだが初っ端から「箸がない💢」とブツクサ言っていたのはスパイとして学園にやってきた「赤衣の特捜隊」リーダー・柳生田。カップ麺を食べようとしたけど箸がないのでボールペンで食うかとか言ってる所に・・・

「柳生田先生」と声をかけたのは大渋学園長だった。出張から帰って来たようでずん、とすごい圧で柳生田を見下ろしながら「あとで学園長室へ」と言ってすぐ引き返した。引きつり笑いで「嫌ですぅ」と柳生田が言った時にはもう学園長は退室していた・・・

終わったな、行儀悪すぎたんじゃ?他に心当たりは?あるでしょ、と他の先生たちが好き勝手言う中、当の柳生田は「俺何かやらかしたっけ?💦」とドキドキ。最近生徒の前では下品な言葉遣いは控えてるしテストの採点ミスもしなくなったし・・・と思いながらしぶしぶ学園長室へ向かうと・・・

「任務の方は進んでいるかね?」
学園長の言葉に固まる柳生田。忘れてた!潜入捜査してたこと!!💦ってオイオイ😅まぁそれくらい三田たちと過ごす日常が楽しくて充実しているんだろうし、柳生田も今が一番幸せなんだろうけど・・・最初躊躇いもなく三田を撃ったとは思えないくらいズブですねぇ😅すっかり中学校教諭の魂が宿ってた、と柳生田にも自覚があるようで何とか表情に出ないように心を落ち着かせながら「実は難航してまして・・・」と思いつめたような表情で俯いた。

もちろん柳生田がスパイとして学園に来たのは「サンタクロースの捕獲のため」。容易ではないにしろ時間がかかりすぎだ、ということで学園長は「君らのボスから預かって来た」と何かを差し出した。それは「トナカイの血の結晶で出来た銃弾」だった。「唯一サンタクロースを死に至らしめる宝石」と学園長は形容したが、まさに宝石と見紛うばかり艶のある赤い禍々しくも美しい代物だった。

「サンタクロースとトナカイが特別な関係って本当だったのか」この時代では51歳の柳生田にとってもトナカイの関係まで伝説だったらしい。この銃弾は野生のトナカイの血だが威力は十二分にある、試してみようと言って学園長は先日のサンタとの決闘で手に入れた毛髪を取り出した。そして銃弾を毛にあてがうと・・・

ジリ、ジジッ・・・と音を立てながら毛が燃えて灰になってしまった。その光景をじっと見つめながら、柳生田の脳裏には三田のあどけない笑顔が消えていくような感覚を覚えた・・・

仲直り、なのか?

サンタ殺しのために「トナカイの血でできた銃弾」を渡された柳生田。毛くらいならあてがうだけで灰と化してしまう光景を見て柳生田は「何かシュールっすね」と呟いた。

そんな柳生田の眼前に突然銃弾を突きつけた学園長。「捕獲が難しいならいっそ殺せ。そういうことだ」さらに「危機感を持ってもらうため」と学園長は柳生田を正式な教諭として来週から2年3組の担任を命じた。何を隠そう、2年3組は三田たちのクラス。「教員免許が仇となったな、殺すまで解任はナシだ」トナカイの銃弾も特捜隊隊長からの「最後のチャンス」として渡された代物、学園長にとっては柳生田に苦痛を与えているつもりらしいけど、柳生田はただ複雑な気分・・・

「あ、あなたはこれ使わないんですか」徐に学園長に尋ねた柳生田。だが「それは奴を苦しめるには優しすぎる、そちらで有効利用しなさい」と学園長。さらに「まぁ子供たちにすっかり骨抜きにされたお前にもう期待はしていないが」と言い放った。使命か友情か。柳生田の心は瀬戸際にいた。

その対象である三田に担任の話をすると「やった!やったやった♪」と小躍りまでして喜ぶ三田。どうやら前の先生がトラブル続きに耐えられず辞めてしまった・・・のは建前であり本当なんでしょう。相変わらずこいつは能天気だな、と柳生田がぼんやり三田を見つめていると突然「あ、でも俺大事なこと忘れてた」と振り返った三田。

「柳生田先生はまだ俺を捕まえたい?」
ぽかんとする柳生田。そんな柳生田を三田は真っ直ぐな目で見つめる。それに耐えられず目線を逸らし「そんなズバリ聞くなよ」と言うも三田は「大事なことじゃないの?」と聞き返した。大人として、敵として苦しい立場の柳生田は「大事なことほどなぁなぁにしとくんだよ大人は💢」と吐き捨てて背中を見せた。えー、あんまよくないと思うけどと不満げな顔をする三田がつくづく辛い柳生田。

俺は「赤衣の特捜隊」で、このガキはサンタクロースなんだ。腹を括らないと・・・
「・・・今更捕まえたいわけないだろ、友達なんだから・・・💦」引きつり笑いでとりあえずそう言った柳生田の言葉を真に受けたらしい三田は「ほんと!?これ正式な仲直りじゃん!」とまたも無邪気に喜ぶ。

今朝の占い大当たりだ、と喜ぶ無邪気な少年を柳生田は本当に敵として見ているのだろうか・・・

懐かしい新顔

元々敵同士で出会った三田と柳生田。「担任」になるし仲直りだと大喜びの三田は後ろを向いて「今日の占い」なんて気にしている。

ラッキーカラー青だっけ?紫だっけ?とか言っている三田の後ろで柳生田はこっそり背中に忍ばせた銃に「トナカイの銃弾」を込める。そして靴下何色だっけ?と言いながら屈んだ三田の後頭部に銃口を向ける。あ~白だったか~とすっかり自分の世界に入る三田に引き金なんかもう引けなかった。柳生田は歯を食いしばりながらしばらく銃を構えただけに終わった・・・

そんな不甲斐ない自分が情けなくて職員室の机に突っ伏す柳生田。あれはイメトレだから、と言い訳していると「柳生田先生」と声が。見ると他の先生が「後任の新しい体育教師が入ったので業務説明を」と新任の女性教師を連れて来た。新任の女性は「兵藤」と名乗った。ここに骨埋めるわけにゃいかない、などと考えていた柳生田は形式的に挨拶をしてから名簿の棚へ。

名簿を探す柳生田の伸びた右腕には消えかかった特捜隊の刺青。しばらく見つめてから兵藤は「それ、刺青ですか?」と聞いてきた。へ!?と言ったのも当然、柳生田はいつもは包帯を巻いて刺青を隠していたようで、この日はたまたま巻き忘れていたのだとか。「何だか特別なマークみたいですね」と兵藤が尋ねるも、柳生田は半分消えた刺青を見て「いやぁ、特別でも何でもないよ・・・」と虚ろな目で言った。

「枯れた柊の葉」を模した「赤衣の特捜隊」のマーク。未成人式での生田目二海からの銃弾を受けサンタを守った故にできた傷が重なって本来のマークがわからなくなってしまった。まさに今の俺そのものだ・・・そんなことをぼんやり思っている柳生田の耳に「特別でしょ」と声が聞こえた。

「久しぶりね、柳生田」
隣の「兵藤」という女。腕には「枯れた柊の葉」の刺青・・・彼女は同胞だった!!この登場がどう展開していく・・・!?💦

SANDA44話感想・まとめ

板垣巴留先生の作品において「新章」になると一気に大人の世界に入っていくのがセオリーっぽくなってるけど、今回もそうなのかしら!?前作『BEASTARS』もレゴシが同級生を逮捕に導いてからは一気に大人の世界でしたよね・・・

やはり柳生田先生が一番この作品で人間くさい人間なんじゃないでしょうか?若さこそ至高の世界で別段若返りとかもしてなさそうだし思い切り不摂生してるし、そんでもって元のスパイを忘れて中学校教諭として真っ当な働きをしていて敵だったとはいえ三田たちとすっかり打ち解けている・・・そんな生活に甘んじている・・・「俺スパイだから」と割り切ることはできない性格だったんじゃないでしょうか?初めて学園に来た時から学校の雰囲気を懐かしんだり、敵だけど敵じゃない感じあったしな・・・だから三田を最初に撃った時衝撃だったんだけど💦

「トナカイの血はサンタを死に至らしめる」銃弾は毛を焦がしていたけど、だったら少し前に「トナカイを呼べ」と三田の脳裏に聞こえたアレは!?サンタとトナカイってどういう関係!?もしかして「血」になるとダメだけど「生きたトナカイ」は味方・・・とかそういう感じ!?もしかして「赤衣の特捜隊」は「サンタに恨みを持つトナカイ」の末裔で、従順だったトナカイだけが柳生田のように敵には成り得ない・・・とか?恐らく「冬村隊長」が「赤衣の特捜隊」隊長で冬村四織の親か親戚筋・・・物語は核心に迫っていきますね!?

そして柳生田の同胞「兵藤」。美人が柳生田の後釜として来たけど、ここの関係も気になる・・・どうかアダルトすぎる展開にはならないでほしいけど・・・← そして前回に引き続いてなのか「ラッキーカラー」に赤が出ない演出がニクい・・・
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の44話ネタバレを紹介しました!

が…

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