SANDA11話ネタバレ感想!子供たちよ大人の「美」の時間だ

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2021年7月34号から連載が始まった、板垣巴留先生の新作「SANDA」。

2080年の日本、国も貧しくなり15歳未満の子供が人口の0.1%という超少子化社会の中で、大人と子供、その両方を持つ主人公の目線で世の中を見つめるヒューマンドラマ。前作「BEASTARS」とはまた違った、大人と子供の確執や意識のズレに悩み立ち向かう姿がリアルに描かれています。

少ない子供を管理する大黒愛護学園に通う三田一重は実は昔滅びたクリスマスの文化の象徴「サンタクロース」の末裔。なぜ解放条件を知っていたかは謎だが、親友・小野一会を探してほしいと強制的に三田の能力を解放した同級生・冬村四織。そこへ実家のケーキ屋をクリスマスの文化を復活させてほしいと同じく甘矢一詩も加わり、サンタの能力を探りながら小野の行方を追う。

小野が生きていたとわかった2日後に小野の学園葬を強行しようとする学園長。そこに「赤衣の特捜隊」を招きサンタクロース捕獲を目論んでいた。そのリーダー・柳生田に三田のことがバレて襲われてしまい、応戦する三田。考え方から体まで大人になってしまう事実に不安ばかりだった三田だが、本当の大人である柳生田に挑発されたことで開眼。裸一貫で大人に勝てるか三田!?そして小野の葬式を阻止できるか!?

そんな「SANDA」11話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

柳生田に撃たれ、サンタクロースの姿をバラしてしまった三田。サンタの本性がガキだったとは、などと驚く柳生田の腕を掴んでアンタは何者だ!と力任せに体育倉庫にブン投げた三田!!

力加減がわからなくてスマン💦と慌てる三田だが、柳生田も負けじと「このマークに見覚えないか」と腕の柊のマークを見せるが再び力任せに押さえる三田。しかしあろうことか柳生田は三田の金的を決めた。鈍い痛みと共に「めっちゃ嫌なこと」を思い出した三田・・・

サンタクロースの能力に目覚めた時、しれっと下半身も確認していた三田。灰色の毛と共に「大人の」アレが装備されていた。見なかったことにしようとその場は誤魔化したが、実際実戦となった今、自身の凶器のような能力と大人のパワーに一気に不安になる三田。俺は危険人物だから捕まえに来たのか?と柳生田に尋ねてみたが、柳生田は三田の顔にツバをかけバーベルで殴って沈めた。

「自惚れるな。アンタは危険人物でもなんでもねぇ、ここにいることが問題なんだ」
もうこの国に夢や希望を与える存在なんていらない。決められた教育を生活をこなして終わりゆく国に絶望しながら言う通りに動く子供だけが必要なんだ。そんな時に伝説と言われたサンタクロースが現れたら悪影響だろ」

すると三田は突然「ホーッホッホッホ!!」とあの特徴的な笑い方をしながら全裸になった!!
「過去のサンタが殺人でも犯したのかと思ったらそういう理由なら問題ない。俺は自分が疑わしくて、この大人の姿が嫌で鏡を見ないようにしていたが・・・サンタが夢や希望を与える『だけ』の存在なら俺は子供たちのために全力で闘える!!

心配する冬村と甘矢の横から腹を括った三田が裸一貫で柳生田を圧倒する!!!

その爆音を聞いた三田たちのクラスメイト・井沢が銃声かとなぜか目を輝かせる。不謹慎だよ、今は死んだ目しときなとクラスメイトと話しているのは参列の場。間もなく小野の葬式が始まってしまう・・・!

SANDA11話ネタバレ

大人って幻?

「ねぇ冬村さん。男の人の裸って本当にこんななのかなぁ」

まだ小野がいた頃の思い出。冬村と小野は同室で同じベッドにうつ伏せになりながら美術の本の「ダビデ像」の写真を見ていた。驚き顔を覆いつつ「子供が大人の裸見るのは芸術品でも禁止なんだよ」と注意してるけど目だけは覆っていない冬村w禁止されると余計気になるじゃん、と小野は気にせず本に目を落とす。

虫歯菌を入れちゃいけないから結婚するまではキスしちゃいけないとかもそうだし、大人は子供に厳しすぎだよと小野。昔の若者は結婚前から好きな人とキスしてよかったんだよと言う小野に「あんたキスしたいの!?」と驚き尋ねる冬村。

「冬村さんはしてみたくないの?」「してみたかったら問題だし考えたことない」
そう言いつつ見つめ合う2人。見てはいけない芸術品の男性器の前で冬村は奥歯を噛みしめた。小野が徐々に顔を近づけて来る。必死に食いしばってたら奥歯が痛んできて、いっそ既にお互い虫歯があればなんて考えたけど・・・冬村は顔を背けてしまった。何もかも禁止されて言う通りに動く、所詮私たちには神話だ。

と思っていた。神話のはずだったんだ。
でも今、目の前で大人の男が全裸で闘っている。サンタクロースも、大人の全裸も、人のぬくもりも、時折心に立つ荒波のようなものも全部、現実にはないものと思うようにしてた。なのに今目の前で脳に幻を焼きつけている。冬村は甘矢の目を覆いながら、闘う大人の三田をただ見つめていた。

「冬村の笑顔のため・・・」木に背中を預ける柳生田の頭上にパンチを叩きこむ三田。そこへ柳生田の銃弾が肩に撃ち込まれる。が「いてて・・・」とボヤくだけの三田に柳生田は改めて驚く。そんな柳生田に「俺は今ここで捕まるわけには行かないんだ!!」とソリキックをお見舞いする三田。木がスパッと切れて落ちる。その様子を見て、神話だと思っていたことが現実になっていると実感する冬村。

ほぼ不死身なんて聞いてない、こんな巨体と戦闘力じゃまともな地上戦は不利だと思った柳生田は体育館の外の階段を駆け上がって銃を放つ。が、2発目の銃弾が三田のこめかみをかすっただけで当たらない。子供の姿を見られた以上柳生田を逃がすわけには行かないが、小野の葬儀を止めたい三田たち、焦りが見え始める。そんなことは知らない柳生田の銃は弾切れに。

「サンタさんが戦うのは子供たちのためか。なら俺は・・・金と名誉のためだ!!
柳生田は銃を捨て三田に殴りかかって来た!!どうなる!?

無駄に生きるな?上等だ

三田と柳生田が戦っている頃、体育館では学園長が葬式の開始の挨拶を始めていた。最初から「この葬儀では手を合わせるという行為をしてはなりません」という葬式のセオリーを一気に覆す発言。

幼い頃は神様や天国の存在を信じたくなるものだが時間の無駄。そんなものを長い歴史の中で信じてきたからこそ人間はここまで落ちぶれたのだ。超少子化社会を生き抜くためには一切の無駄を排除して、この葬儀では笑顔で彼女を送り出しましょう、と話す学園長。黙って聞いている生徒たちだが、誰もがそう思っているわけではなさそうという空気も否めない。この葬儀の意味もわかっていない生徒も一定数いそうだし・・・

「なに、悲観することはありません」その空気を知ってか知らずか、学園長は続けます。
小野一会はただ若くして亡くなった、それは老いて醜くなってから亡くなるよりはるかに尊い終幕と言えます。御自身の今の存在価値を噛みしめて、貴重な学生時代を合理的に生きるべきです。生徒たちはみんな一様に俯いているが、この言葉に何を思うのか・・・納得している者、納得いかない者、みんな揃って同じように、というわけには行かなそうだけど・・・

この葬儀では神に祈ることは厳禁とします。そう学園長が言った瞬間。
ズドォン!!!突然全裸のサンタクロースが落ちて来た!!!その衝撃で小野の写真が飾られた祭壇が破壊され写真は傾いた。

突然の出来事に、学生たちがまず驚く。三田たちのクラスメイトの井沢は思わず隣の女生徒にしがみつく始末。
それからゆっくりと振り返った学園長。そこには祭壇を潰した全裸の男が確かにいた。紛れもなく、捕獲しようとしているサンタクロースだ。どうやら柳生田との戦いを体育館の天井で行っており、何かしらの衝撃で天井を突き破ってしまったようです💦

天井の影で「ヤバ・・・」と思う柳生田。体育館の扉からそっと覗き込み「バカ・・・」と思う冬村。
体育館の中に落ちて来たことをゆっくり理解する三田。あくまでサンタクロースは裸だった・・・。

「神様」の祈り

裸一貫で体育館という決戦の場に降り立ったサンタクロースの三田。その姿を見て冬村は再び小野との思い出が蘇る。

「私たち本物を見ることは許されないけど、これ見てると大人の裸ってなんだか綺麗じゃない?
小野はそう言ったけど冬村は「股間丸出しで目の前に現れたら神話の人かと思って言葉出ないわ💦」と否定した。でも、過去の芸術作品にはたくさんの大人の裸を題材とした作品がたくさん載っていた。過去の人間は確かに、大人の裸に「美」を見出していたのだ。

そのせいか、生徒たちも驚きつつも嫌悪感を露わにする者はほとんどおらず、突然降りて来た裸の大人を「神様・・・!?」と印象を持つ生徒が多かったのだ。何か手を出されやしないかと見回す三田の後ろで、素で怒りを露わにしつつ手をかざす学園長。今すぐに慟哭して捕獲したい所だが、動かないし特捜隊にも「待て」の指示を出しているのだ。

サンタクロースめ、よりによって生徒の前に全裸で現れるとは!?
しかし今ここで赤衣の特捜隊と暴れられたら生徒に多大なトラウマを植え付けることになりかねん!!

「トラウマゼロ教育」を掲げる学園長の首を絞めているのはまさしく自分が掲げた「理想」だった。その中で三田のクラスメイトの男子たちは「あいつこの前のテロリストじゃね?」「でも様子が・・・」とザワつき始めた。すると「あ・・・」と三田が振り返った。

傾いた小野の写真を真っ直ぐにし、「せっかくだし言いたい事言うか」と小野の写真の前に向き直った。
「俺はお前がわからないよ。何を考えているのか、どこで何をしてるのか。でも・・・とにかく元気でいてほしい。じゃないと困るんだ

そう言った三田の顔は、大人のサンタクロースの顔に14歳の三田の顔が伺えた。三田は小野のクラスメイトだから。
そして「必ず見つけてやる」三田は小野の写真の前で手を合わせた。学園長が禁止した行為を心を込めて行ったのだ。その姿に冬村は心を波立たせているようだった。

「どうなってるのこの葬式・・・神様が参列してるよ」
これが超少子化社会を生きる子供たちの見た「神様」だった。まるで宗教画のような光景・・・

SANDA11話感想・まとめ

大人の三田が裸になったことでどうなるやら!?と思っていたけど、この社会だからこそ大人の裸にワーキャー言う光景が無かったということでしょうか?少なくとも今はまだ煩く騒ぐ人間多そうですよね・・・💦

芸術でも大人の男性の裸を見るのに躊躇してしまう冬村たちなのに、いざ本物を見てしまうと逆に動じないのでしょうか?もしくはどこかで「大人の裸は神聖なもの」という意識があるのでしょうか?はたまた今回は大人しかったけど次回で騒ぎ出すか・・・恐怖で声が出ないのかもしれないけど、絶対今の時代なら「キャー変態!!」「キモ~い!!」とか言われそうですよね💦私はそう騒ぐ輩大嫌いですが←

最近の漫画やアニメは愛の形もそれぞれだといろんな表現がありますが、小野と冬村はそういう関係もやぶさかじゃないのかも?だから禁止されていることもしちゃうし芸術品とはいえ大人の裸を「美」として見ちゃうし、その前でキスもできちゃう・・・そういう関係なのでしょうか?三田からしたら確かにワケわかんないでしょうね💦でもそんな小野が冬村は忘れられない大事な存在だし、三田は冬村の笑顔が忘れられないから絶対見つけたいし理解したい存在なのかもしれませんねw

そういえば怒りすぎて杖使わずに青筋立ててましたね学園長・・・学園長がひたすらサンタを憎む理由も知りたい所です。
次回も楽しみです!

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今回は、「SANDA」の11話ネタバレを紹介しました!

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