弱虫ペダル654話ネタバレ感想!素直な気持ちが君を前進させる

wj‗nirakana 弱虫ペダル

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

連載当初、総北高校に入りたての1年生だった小野田坂道が、ひょんなことからロードバイクとロードバイク乗りの今泉俊輔、鳴子章吉と出会って自転車の魅力と己のポテンシャルに気づいて自転車競技部に入った所から始まったこの作品。個性的でそれぞれの強さを持つ先輩やライバルたちと触れ合いながら成長し、もうすぐ3年生になる小野田たちの前に立ちはだかったのは、かつての仲間だった川田拓也。

総北のレベルは落ちている、俺にだってインハイ優勝できると信じてやまない川田は、特に下に見ていた小野田にハンデ付のレースを仕掛ける。幾度となく行く手を阻んだ障害を乗り越え、小野田は川田に追いつくことができたが、勝負を諦めたくない川田は涙を見せ、小野田は「キャプテン」の重責を改めて嚙みしめることに。

2人のレースの行方は!?
そんな「弱虫ペダル」654話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

川田が絶対来ないと思っていた小野田は追いついてきた。だが小野田は今泉と鳴子がいたことに喜び話込んでいる。目線の先にはゴールの神社の屋根が見えて来た。

レースはまだ終わっていない、このまま隙をついて俺がゴールまで行けば俺が勝つ!!勝ちを確信すると笑う癖を自分で押さえて、ゴールラインを踏むまで笑うなと律しながら川田は最後のスパートをかけて走り出した!!

それを見た小野田は「追いかけた方がいい?」と予想外のセリフ。そりゃそうやろ、と鳴子が言うも小野田は「勝ちたがってたしこのまま気持ちよくゴールさせて上げた方がいいかも」と笑う。小野田はとことん小野田だ、そう思いながら小野田の背中に手を置き笑う今泉と鳴子。だけど。

言葉を伝えるために強さを示さなきゃいけない時がある。川田は小野田に勝負をふっかけて理不尽なこともたくさん言った。言葉で否定しても納得しない奴のために形で体に入れてやるんだ。川田は今、自分の価値を知りたいんだ。恥も外聞もかなぐり捨てて全体力と心をむき出しにして勝ち負けを知りたがっている。それをわからせてやるのがキャプテン小野田の仕事なんだ。

川田が負ければ泣きじゃくってまた辞めると言い出すかもしれないけど突きつけてやらなきゃいけない現実っていうのがある。やさしい小野田には酷な役割だけど、それを踏まえた上でみんなが決めた「キャプテン」という役割。小野田はやり遂げるため、キャプテンとして川田を抜きにかかる・・・!

12kgを背負って走ってるとは思えないロケットダッシュ。オタクな小野田が昔から貴重な壊れやすいフィギュアを大事に背負って自宅から秋葉原を通っていた経験が今生きているようです。あっという間に川田に追いついた時も懐かしさで笑顔を見せる小野田に、勝つことに固執する川田は再び心を乱される。どうしてお前はこんな時に笑っていられるんだ!?

残り200m。川田のすぐ後ろを小野田は張り付いている。今がゴールだったら勝ててた、勝ててたのに!俺は負けたくない、負けたくねぇ・・・そう言った川田はぼたぼたと涙をこぼしていた。そして昔、TVの向こうのスーパースターに憧れていた思い出が蘇る。

川田の過去とは?そして小野田との勝負の行方は・・・?

弱虫ペダル654話ネタバレ

思いだけじゃ進まなくて

小野田との勝負の最中、ぼろぼろと泣き出した川田。脳裏には小学生の頃憧れた、TVの向こうのスーパーヒーローの姿が映っていた。

学校から帰るとTVがついており、何万人もの歓声を浴びながら祝福され手を振るそのスポーツ選手の姿に釘付けになった。母親が声をかけるのにも気づかず「カッケェ・・・✨」と呟いた。彼は一体どこまで強くなるのか、この若さで無敗の記録を伸ばす進化が止まらない向かう所敵なしだと賞賛の嵐だった。圧倒的な立ち振る舞いに目が離せなかった。

ランドセルを置き靴下を脱ぎながらも目はずっとTVに向いていた。彼はテニス選手で小さい時から苦労もあったけど努力の積み重ねでここまで来たと言っていた。だからいつか自分も彼と同じようにTVに出たいと思った。そのヒーローインタビューで言っていた「Thanks everybody.」を口癖にし、彼のマネをして地元のテニススクールに入った。

最初は筋がいい、フォームが綺麗、ボールの取り方が外国人ぽいと褒められてその度サンクス!とか言ってたけど、いざ試合に出たら全く勝てなかった。その度にあれこれと注意されたりアドバイスされるのが嫌いで負けるのが嫌いになった。終わったことをくどくど言われるのがウザかった。形だけマネしても試合で通用するわけじゃないことにも気付かず、とにかく格好だけマネしてアドバイスは聞かなかった。

そうしたら結果が出るのは周りばかりになって自分を褒める人がいなくなった。そこでも川田は「俺に注目しなくていいのかよ。俺は将来スーパースターになる男なのにもっと注目しろよ!!としか思わなかった。憧れの彼は10歳で州のジュニア大会2位だったとか記事を読むと焦るばかりだった。それから中学に上がって自主トレなども始めたけど、時々勝てるくらいになっただけで結果は芳しくなかった。県のベスト8までは行ったものの最後の試合は不戦勝だった。

こんなんじゃダメだ、俺は圧倒的に勝たなきゃいけないんだ。
そう思った川田はテニスは人口が多いからと自転車に移行した。テニスみたいに何試合もすることなく数百人で一気に走って1位を獲ればいいから俺の性に合ってる!総北は強豪だしメンバーになれればスーパースターも近い!そう思うと総北入学も楽しみだった。

そして小野田たちが入部する前日に入部、次の日ウェルカムレースというあの日になったわけだけど・・・。

吐かせろやりきれない思い

スポーツで圧倒的に勝って誰もが賞賛するような存在になりたかった川田は、テニスから自転車に移行して総北へ入学。実力者の今泉には敵わないとしても、そこから勝ち続けて伝説になる!と意気込んでいた。

勝つために「市街地は巡行で」を無視し、いくつか禁じ手も犯した。全部勝ちたいからやったことなのに、初心者のはずの小野田に追い抜かれた。追い抜く時くらいこっち見ろよ!そう捨て台詞を心の中で吐いてから、再びテニス部に入ったけど先輩との関係が悪く自転車部に再入部した。これが今までの川田のいきさつです。

そして今。あの時追い抜かれた小野田が絶対無理だと思っていたのに追い上げてすぐ後ろに張り付いている。残り100m、負けたくない、負けくねぇよ・・・!川田は未だ負けたくない気持ちを全面に押し出して走っていました。

負けたら誰にも褒められず注目されないゴミムシ以下だってことも、人一倍やってきた筋トレやランニングも全部無駄に終わることを知っている。ちくしょう、努力したら夢は叶う、頑張れば報われるって嘘じゃないか小5の時の担任よぉ!何度も聴いたヒットナンバーよぉ、俺だってメチャクチャ努力したんだ!なのに何で俺には順番回ってこないんだ!俺には才能がないですか?なければそこで終わりですか!?💦ルール破ってギリギリのことだって勝ちたいからやったんだ!それはダメなのかよ?

平凡な奴がでかい夢見ちゃダメなのかよ!!!

ラストスパートとばかりに必死にペダルを漕ぐ川田!その様子を口を開けて驚いた表情で見ていた真後ろの小野田。だが川田の切なる思いが吐き出された瞬間に小野田は川田に並び、そこから抜かれるまでには時間はかからなかった。圧倒的だった。

また抜かれた。1年のあのレースの時と同じように、振り向きもせず注目せず俺に興味持たずに抜いて行くんだどうせ。どうせまた、「抜く時くらいこっち見ろよ」って俺に捨て台詞言わせるんだろ。

俺はゴミムシ以下の負け犬・・・そう川田が顔をしかめた時でした。

意外なスーパースター

悔しい思いを吐き出しながら懸命に踏み込んだけど、小野田は追い抜いてしまった。どうせ今までの奴らみたいに無視して行くに決まってる。そう川田が思った瞬間、頭上から「あの」と声が聞こえた。

「川田くんの今の、最後の加速・・・鬼気迫る感じで凄かったです。一瞬追い抜けないかと思ったよ」

小野田は川田の方を振り向きながらにっこり笑ってそう言った。それからは小野田は得意の高回転であっという間に頂上までの道を駆け上がって行った。小野田は振り向いた。そして褒めた。俺の予想に反して、今までの奴らとは違って、見下していたあいつは俺を見てくれた。

あっという間にゴールまでの道を駆け上がり、軽々とゴールラインを先に越えた小野田。その背中を今までしなかったような清々しい顔で川田は見つめていた。その後ろから、笑顔で今泉と鳴子も追いついてきた。小野田を信じていたから、そして川田の気持ちに変化があったことも感じ取ったのでしょうか。

圧勝された。12kgのハンデを背負いながらあんだけの差をひっくり返された。自分が渇望していた「圧倒的な勝ち」を、ニヘラでオトボケのラッキー野郎だとなじっていた小野田が見せつけた。川田はハッキリ文字にして「はーはー」と息をしていた。だが手が無意識に震えていた。この気持ちは。

「あいつ・・・カッケェ・・・✨」

かつて憧れたあのスーパースターへの思いと同じ思いを、あの小柄でメガネのオタク少年に向けていた川田なのでした。

弱虫ペダル654話感想・まとめ

長らく「嫌なやつ」の印象付けをしてきた川田が突然泣き出したことで一体どんな過去が?と思いましたが、川田は最後まで川田だった気がします。結構子供っぽかったような・・・?←

憧れる相手がいても目指す所が「TVに出る有名人になりたい」ミーハー的なもので、それに向けて努力しているのは確かだけどマイナス意見に耳を傾けない所が拭えない小物感というか、それでどれだけ喚いても自分で言っていたように「負け犬の遠吠え」になってしまいますよね💦でも最後に小野田に対して「かっこいい」と思えたということは、やっと素直になれたということでしょうか?川田に足りなかったのは「素直さ」だったかもしれませんね。

もしかしたら1年生の時だって小野田は終わった後に川田を労ったりすごいねとか言うつもりでいたのかもしれないのに、川田が自分のことでいっぱいになりすぎていたのかもしれないですよね。そして悪い方に思い込んだままここまで突っ走ってきてしまった。総北のテニス部の環境が悪かったのはきっと真実だと思うけど、もう少し川田が余裕を持って周りを見ていたら結果はもう少し出てた気がしなくもない・・・憧れた相手が早くに成功していたことで焦りすぎてたのかもですね💦まだ高校生なのに焦ることはないよ?💦

そして小野田の実力すごいですね💦純粋に自転車楽しい、すごいみんなと一緒に走れる喜びだけでここまで来たのだから・・・やはり本質は「楽しむ」ことなのか?動機は「TVに映りたい」という邪なものだったとしても「スポーツ」に絞って、しかもテニスか自転車かという2択でストイックにやってきた所は川田も一途な所があるんですよね。努力を信じてきた所もあるし・・・やはりちょっと不憫に思えたりします💦

ここから川田と総北自転車部の関係はよくなっていくかな・・・?
次回も楽しみです!

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今回は、「弱虫ペダル」の654話ネタバレを紹介しました!

が…

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今までの怖さやエグさと打って変わって弱音を素直に吐いた川田の姿を見たら、印象が変わると思いますよ・・・w

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