2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。
世代が変わっても、お話の中では卒業してしまったキャラクターも根強いファンがいる「自転車漫画の金字塔」。コラボカフェなどが行われる時は先輩キャラのグッズも必ず登場していますwキャラクターだけでなく、ロードバイクの仕組みやレースのルールなどもわかる、自転車情報誌として読んでも面白い作品です!🚴
運動音痴でアニメや漫画好きなオタク・小野田坂道が総北高校に入学して数日後、激坂と言われる裏門坂をママチャリで鼻歌交じりに登坂していた所をロードバイク実力者の同級生・今泉俊輔に発見されレースを仕掛けられる所から運命は動き出します。レースに負けた後、小野田のホームである秋葉原で出会った同じく同級生・鳴子章吉と車を追い抜いた経験から、小野田は自身のポテンシャルと自転車の魅力に気づき、自転車競技部に入部しドラマがスタートします。
そんな世代に在籍していた川田と桜井が再入部してインハイへの切符を奪わんと杉元に勝負を仕掛けた!決死の勝負を繰り広げ、先にゴールしたのは・・・本当に川田だったのか?
そんな「弱虫ペダル」644話ネタバレを紹介します。
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前話までのあらすじ
杉元と川田の勝負を見ようと後輩たちを置いて追いかけて来た鏑木。だけど本気の勝負をしている2人には追いつけず、「川田が杉元さんにサクッと抜かれる所見たかったな」と残念そうに吐き出していました。
その当人たちは最後のアップダウンを越えて大詰めの勝負へ!杉元は脚がピンチだし川田も全身が悲鳴を上げているが、川田はあくまで勝ちに固執しているし、杉元も絶対追い抜くという意思だけで走っていた。最後の右カーブの直前、今ルールを破らないと誓って内側を通るのをやめれば許すと杉元が最後の訴えをするが、川田は「道交法の神にでもなったつもりか!お前に許されなくたっていいよ」とまたも内側を走った!
これが最後の忠告だった。残りは左カーブと直線。杉元にも有利な地形。「覚悟しろ川田!!」
一方ゴール前で段竹が今泉と鳴子にゴールはどこにしてるのかと尋ねる。駐車場直前の横溝のグレーチングをゴールラインに見立てていると教えられた段竹。そう、杉元と川田もそこをゴールに見立てて勝負しているのだ。最後の左カーブを抜ければグレーチングまでは70mの直線!絶対に追い抜く!杉元の意思は固いままです。
川田はしつこくついてくる杉元にイライラ。何でついてくるんだ、えらそうに正義ぶりやがって。逆に何で右カーブの内側を通ってはいけないんだ?車が来れば止まるだけ、勝ちの方法が転がってるなら拾わない方がバカだろ!?自分のルール違反を正当化しつつ勝ちに執着する川田。
そんな川田を追いかけながら杉元は「ここで追い抜かなければ今までやってきたことが嘘になってしまう」と、悲鳴を上げている脚にムチ打って走る!!
そんな2人をゴール前で待つ今泉たちも捉えた!最後の直線、ほぼ横並び状態から少し前に出たのは杉元!このまま杉元が突っ切るか・・・という所で急に足を止める杉元。無理が祟ったのか足にアクシデントか・・・?その瞬間を不敵に笑って今度は川田が抜き返した!そして・・・!
天に手を突き上げ「勝った・・・」と呟いたのは川田だった。
本当に川田が先にゴールしたのか・・・?
弱虫ペダル644話ネタバレ
変えられない「事実」
杉元と川田による本峰山の勝負。その結末をゴールで待つ今泉、鳴子、段竹が見ていた。頭を下にしてうなだれていたのは紛れもなく足を押さえている杉元だった。
何を、何をやってるんだ僕は!残り30m、あと少しの所で加速しなきゃいけない所で、川田を躱した所で繰り返してきたダッシュの代償が出てしまった。一番のチャンスだった所で自分で棒に振ってしまった。この勝負は絶対に勝たなきゃならなかったのに・・・!
杉元の少し前で「しゃあ━━━らぁ━━━!!ずおっしゃああァァ!!!」と雄叫びを挙げている川田。その後ろでただうなだれる杉元。どんな勝負でも常に勝者は天を仰ぎ拳を上げ、敗者はうなだれ地面を見つめるのだ。これは自転車が始まってからずっと変わらない。どんなに信じられなくても、川田が杉元に勝った瞬間なのだ。みんな見ていたのだ。キャプテン・小野田を除いて。
これが勝利というものか。あの杉元を下して何も言えないようにしてやった。これが、この感覚が勝つってことか!!
入部当初から渇望していた勝利を掴んで得も言われぬ快感が川田の体を駆け巡る。とにかく勝てばよかった川田には最高すぎる勝利でした。
その後ろから「あ!?」と声がした。杉元と川田の勝負を見ようと追いかけて来た鏑木だった。何だあれ!?待てよ何だ!!?と騒ぐ鏑木に段竹が杉元と川田が勝負をしていて俺らも驚いたんだと話すと「そうじゃない」と鏑木。
「何で川田が手挙げてんだ!?」あの瞬間は鏑木も見ていたのでした。悔しいけど、変えられない事実だった。
戯言と正義のあがき
ゴール後の川田と杉元。川田は勝った事実に酔いしれながらわざと杉元に聞こえるように「気持ちいい、めちゃ気持ちイー」などと言ってみる。
そして息を切らしつつも杉元の方をゆっくり振り返り、杉元が顔を上げた瞬間に憐れみのような目を向けた。そしてそのまま「右コーナーが何だって?」と嘲るように切り出した。
「僕が勝ったら態度を改めろとかブツクサ言ってたな?」そう言うと急に笑い出した川田。リーダーぶってたくせに、再入部初日の元テニス部の俺にずっと自転車で頑張って来たお前が負けた?マジで面白ぇマジで腹よじれるわ。ヤバイヤバすぎるこの事実はまさに、
「お気の毒だよ!!!」
あのウェルカムレースでのお返しとばかりに言い放ち、杉元の肩を強く叩いた川田。そして憎しみを込めてつねっています・・・
突然踵を返し今泉たちの元へ向かう川田。そして「見てたか、今泉が昔負けず嫌いが武器になるっつったろ?あの意味まじでわかったわ。杉元がちょっと失速したなって思って、気持ちで負けなかったから最後踏めたんだよ」とまるで子供のようにうるさくはしゃぐ川田。その後ろで杉元も自転車を止め、ただうなだれていた。本当に何をやってるんだ僕は。
そして遅れて現れた小野田が結末を見ていなかったと聞き小野田の頭をはたく川田。段竹が何か言いたげなのも無視し、トイレに行っていた小野田を罵倒した挙句「俺もやってけるからA班に入れてくれ」と今泉たちに交渉し始めた。あんな奴に負けたのか・・・
するとそこに鏑木が立っていた。いつになく真剣な面持ちで杉元を見ていた。
急に現れた鏑木に驚きつつも勝ったのは川田だから褒めてやれと促す杉元の言葉を遮って「不正でしょ」と鏑木は言い放った。
本峰山勝負してたけど最後で足がつっちゃって踏み込めなくて、と川田の話を出さない杉元に「あいつが服掴むとか石投げたとか何かやったんでしょ?じゃないとあいつが勝つわけないっす。俺杉元さんがどんなけ真面目にやってるか知ってますから」と話す鏑木。その言葉に思わず揺らぎそうになるが、杉元は語らない。
「隠さないで下さい!みんなの前で調子に乗ってるあいつのズルを暴いて下さい!事と次第によっては俺があいつをブン殴ります!!」
杉元当人より悔しそうな鏑木。鏑木の気持ちがわかるからこそ何も言えない杉元の手を掴む鏑木。杉元の答えは・・・
あくまで「自転車勝負」
川田の不正を暴いてくれと杉元の手を掴んで引っ張ろうとする鏑木。の手を掴み返した杉元。
「ありがとう鏑木。味方がいてくれるのはすごく嬉しいよ。でもね、先着したのは川田だという事実は変えられない。これは僕がもっと強ければ起こらなかった。殴って暴いても敗者に言葉はない」
「だからね、自転車で変えるしかないんだ」
杉元の真っすぐで覇気のある目に、鏑木も何も言えず、くそっと言いながら掴んだ手を頑張って離した。そんな鏑木に杉元は目元を腕で隠しながら「ありがとう」とまたお礼を言った。
お前はいい奴だ。だからこそ殴らせるわけにはいかない。手出されたって川田が言いふらして鏑木が大変なことになる、なるからね。おかしいなぁ、もう勝負は終わってるはずなのにやけに汗が出るな。
杉元の足元にポタポタと落ちる「汗」。そのそばで歯を食いしばるやさしい後輩。本峰山の頂上はあまりにもいい天気だった・・・
そして残してきた後輩たちも頂上に到着し、休憩を取った所で下山する時間に。鳴子たちが後輩に号令をかけている声をバックに川田は勝ちの余韻に浸るように今後のプランを考えている。杉元のジャージは洗ってから貰うことにして・・・やっぱ俺イケるなー!ガッツポーズまで作って自分の力を過信しているような川田の前に桜井がやってきた。杉元をやってやったぜすげーだろ!と威張る川田を「・・・あぁ」ととりあえず否定はしない桜井だが、何を考えているのか・・・
そして下山するというのにまだ飲み物をボトルに移し替えている最中の小野田を見下ろす川田は、
「次はお前だ小野田!!!」と小野田を潰す目標を掲げた。次は何をするつもりなのか・・・
弱虫ペダル644話感想・まとめ
いやはや・・・やはりと思いましたが川田が勝って杉元が負けてしまいましたね。そしてその事実を甘んじて受け入れるのが杉元だということもわかっていたからこそ鏑木とのやり取りが苦しかったです💦杉元は1年前鏑木に負けていますしね・・・
それにしても、本当に川田は何を目的として自転車に乗っているのでしょう?生意気な杉元や小野田を潰して自転車競技部を乗っ取るつもりでしょうか?そうでもなければあの高圧的な態度や野蛮な言動は出ないはずだし、少なくともこれで実力が開花したとしても部では浮いてしまう気がするんですよね。実際後輩たちの評判は最悪だし、桜井も一応相棒としてついて来ているみたいだけど何か言いたげだし・・・杉元が言うように川田を「自転車で」変えて行けるのでしょうか?
強引に部を自分の采配で動かすという目標が川田にあるとして、思い出されるのは京都伏見の御堂筋翔ですが、御堂筋は確かに強引で結果には出ていないとしてもインハイに出てはいるしマナーが悪いわけではないし後輩にも慕われています。しかし川田は運動部としての実力はあるかもしれないけど後輩が悔しい思いをするほど粗悪な態度を取っている。このまま川田が居座ると今まで先輩たちが築き上げてきた「自転車競技部」そのものが崩れてしまう気がするのですが・・・💦
どうにかしたいときっと誰しも思っているだろうけど杉元では敵わなかった。ではその役目はやはり小野田・・・!?
次回も楽しみです!
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今回は、「弱虫ペダル」の644話ネタバレを紹介しました!
が…
やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!
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杉元が悔しさを押さえ、それでも自転車と、自転車で向き合おうとしている姿の描写がカッコイイ!きっとあなたも涙するはず・・・
ぜひお手に取ってご覧ください!