弱虫ペダル634話ネタバレ感想!わからずとも、ただ躍進

wj‗nirakana 弱虫ペダル

2008年2月から、週刊少年チャンピオンにて連載されている「弱虫ペダル」。

自転車漫画と言えば?と言われ真っ先に出てくるのがこの作品!?というくらいの「自転車漫画の金字塔」!アニメ、実写ドラマ、舞台、アニメ映画、実写映画、小説とメディアを総なめし、世の中に「スポーツバイク」というものを知らしめた作品と言っても過言ではありません!

アニメや漫画が好きで運動音痴なオタク高校生・小野田坂道。
入部希望だったアニメ研究部が廃部寸前!?再建するため奔走していたある日、激坂と言われる裏門坂をママチャリで鼻歌交じりに登校していた所をロードバイク実力者で同級生の今泉俊輔に発見され、レースを仕掛けられます。ロードとママチャリ、もちろん負けてしまう小野田ですが、その後小野田のホームとも言える秋葉原で同じく同級生の鳴子章吉と出会い、車を追いかけたことで自転車の楽しさと自身の能力に気付き、自転車競技部に入部します。

個性的な先輩、同級生、後輩、ライバルたちと時にぶつかり時に協力しあいながら成長し力をつけていく小野田。そんな小野田は新世代のキャプテンとなり、初めてのレース「峰ヶ山ヒルクライムレース」では優勝を飾りました✨そんな中、峰ヶ山に行くつもりだった箱学・真波山岳は箱根のレースに出場し、はたまた遠く京都では新キャプテンが発表される所・・・!

今回はそんな「弱虫ペダル」634話ネタバレを紹介します。

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前話までのあらすじ

峰ヶ山ヒルクライムレース高校生の部、優勝は地元・総北高校だった!

地元民が総北の優勝に沸く中、優勝を決めた本人である段竹は優勝に気付けていない様子。途中で意識が飛びつつとにかく新開悠人に並ぶことだけ考えていたので結果を自覚できていなかったのだ。その隣で悠人は「クソッ」と悔しがっていたが段竹には見えていない。

そうか、小野田さんが俺らを追い越してゴールを踏んだんだ。と振り返ったら小野田は後ろにいる。段竹に手を振りながらよかった~と安堵の表情。ということは、俺が勝ったのか。あの新開悠人に。

その瞬間、やっと優勝の味を噛みしめガッツポーズを取った段竹。今やっと気づいたのだ。そのくらい激しい真剣勝負をしていたのです。信じられないけど、夢みたいだけど、皆さん俺がやりましたよ!!!

優勝した段竹を真っ先に迎え入れて労う今泉、鳴子、手嶋、青八木。あとで追いついてきた小野田も同じように労いを受け、段竹と固い握手を交わす。同じ頃、箱学・高田城がテントに着くと、中には特に落ち込んだりしているわけでもない悠人がぼんやり座っていた。

「すいません、ギリギリんとこで負けましたぁ」
飄々とした様子で言う悠人に高田城もクールに賢く立ち回れと言ったはずだと釘を刺す。しかし悠人にもプライドがあって「セコい勝ち方はできない」「あの程度の相手は力で引きちぎる」勝ち方へのこだわりがある。新開悠人ブランドに懸けて、次に段竹がインハイに出ることがあったら真っ先にツブすと宣言するのでした・・・

壇上には1位段竹、2位悠人、3位小野田が立っている。不利な布陣でも勝利を引き寄せた小野田。自分はアシストに徹してほとんど無名の選手を起用する、当日の選手交代にも動じなかった新キャプテン・小野田坂道真波山岳のライバル。

そんな真波は箱根の地元レースに参戦し、コースレコード更新という快挙を成し遂げていた。挨拶に行けなかったという旨の動画を取ってわざわざ総北メンバーに見せてくれる高田城。動画に頭を下げる小野田にツッコミをしながらも、初めての「キャプテン」としての大仕事を終えた小野田を「頑張ったな」と改めて褒める今泉、鳴子、手嶋、青八木でした。

一方その頃、遠く離れた京都伏見高校でも「新キャプテン発表」を行う所で・・・?

弱虫ペダル634話ネタバレ

あの男の葛藤

京都西部に位置する史跡や峡谷で四季を楽しめる観光地として親しまれ毎年国内外から多くの人がやってくる京都の嵐山。嵐山を起点として様々な景色を楽しめる観光有料道路「嵐山・高雄ルートウェイ」を横切る府道50号線は谷川の壁に張り付くように進み深い山へ分け入る。その古く険しい道を一人駆け上っているのは、あの御堂筋翔です。

スラリと長い体躯に見合う長い手足。特徴的な大きな目と綺麗な歯並びを見せながら、風光明媚な山道をひた走っていた。小野田や真波と同い年で小野田たちがインハイに出た時から総北も箱学もツブす宣言をし、確かに個人の力は小野田たち以上と言っても過言ではない強者で、小野田の先輩世代を追い抜いて1位ゴールを何度も獲ってはいるが、総合優勝はまだできておらず道中でリタイアしてしまっていました。

走りながら御堂筋は1年生時の先輩でキャプテンだった石垣光太郎の言葉を思い出していた。「お前に足りんもんは、頼る力や」タヨル、タヨル・・・とうわ言のように唱えながら舌を出しながらの特徴的な走りをする。ボクゥに足りないもの?タヨル?タヨルに力?何やのそれ。

そんなもん弱いやつの理屈や、力がないから頼って誰かの手ぇ借りるんちゃうの?
努力不足、ガンバリ足りんだけ。誰かの手借りて道のり楽したとしても純度が下がるだけ。タヨって何が生まれるの石垣クゥン!言うたまま遂行すればええんちゃうの山口クゥン!!

抗いつつも、一応先輩である石垣と山口紀之の真剣な顔が脳裏に浮かぶ。
この体(うつわ)を破壊するまで追い込んで削って削って強さだけ残して追求!トゥイキュゥウ!!できるのは己一人!!「己一人やろ・・・」

クセのある喋り方でひたすら山道を走る御堂筋。そのスピードはもはや何も感じさせない「無」の中で起こる時間の流れのようなすごい速さだけ・・・その中で御堂筋はおもむろに背中に手を伸ばすと・・・「なのにィ!」

バァッとタオルを広げた。「このタオルのように強固さを捨て、」そう言って御堂筋は頂上らしき場所で自転車を止めた。「押してなお体をひねって躱せと・・・」そのタオルを後頭部に被り、突っ走ってきた自身を休ませる。

「そうしてつつめ言うんか。トゥトゥまれろ言うんか?あたたまれ、あたため合えと?んなもん・・・」
「一番必要ない感情やろ。それが一体何を生む言うの・・・」

その瞬間、ふと「黄色い光景」が御堂筋の目に映った。
病床で大好きな母親が笑いながら、「大切なものはそっとつかむんやよ」と、大切なものを握る素振りをしていた。

御堂筋が小学生の時に亡くなった母が勧めたから、褒めていたから御堂筋は自転車に乗る。母に見せられなかった勝利のために走るのだ。「タイセツな、モノ・・・?」母と先輩たちを浮かべながら、御堂筋は天を仰ぎ何を思うのか。

「良心」の負い目

一方こちらは御堂筋が通う京都伏見高校の自転車競技部。御堂筋不在だけど、現キャプテン・水田信行が新キャプテンを発表する所でした。京都伏見高校自転車競技部の新キャプテンは・・・

船津和歩(ふなづかずほ)!!
御堂筋と同級生で一応インハイにも「駒」として出された1人です。一応拍手が沸き起こり、船津と共にインハイに出た相棒・木利屋(きりや)にもガンバレよとは言われているも、一部納得していない顔のメンバーも。確かに予想外な結果です💦

しかし当の船津はプレッシャーからかブルブル震え出し、新キャプテンとして挨拶するため前に出ろと言われた瞬間何かにつまずき、立てかけてあった自転車を巻き込んで転んでしまった。裏では口がよく回るけど表出ると何もできないタイプやからな・・・と相棒の木利屋は心配そう💦そんな散々な船津を見て、水田の同級生で御堂筋も思い浮かべていた山口が「やっぱマズいんやないか」勝手にキャプテン決めんのは、と進言。

すると水田は一呼吸置いてから「ほなどうすんのや!御堂筋に聞いて決めろ言うんやろうが当の本人はインハイ終わってから一回も部活に顔出しとらんのやぞ!!」とまくし立てた。船津や木利屋に聞いても授業終わったらすぐ帰りよる言うし、と水田がまくし立てる後ろで船津と木利屋は転んだヒジ切った痛い!大丈夫か?なんてやり取りをしています💦

「正直!!」水田は続ける。「俺の見立てじゃヤツはこのまま退部するつもりや思うぞ?」

その言葉に息を飲む山口。本当にそうかも、という思いと水田の願望なのか、というショックの顔にも見えます・・・
「そらそうや!2年連続同じような負け方してあんだけでかい口叩いて俺たちをボーズにしてまで!俺らに合わす顔ないやろ!!」本気で水田が不満を爆発させている様子にザワつき始める部室。でもあいつは2日目優勝したやないか、と山口が宥めるも水田は止まらず「練習も厳しくて軍隊や言うて何人も1年辞めて、俺たちは必死でついていったのに最後は1人残って1人で倒れたんや!!」と叫んだ。

それは俺たちが・・・いや俺があいつの『良心』になれんかったせいや!!
今度は山口が吠えた。山口はインハイ前、前キャプテンの石垣に「お前が御堂筋の『良心』になってやれ」と言われていました。なのに山口は石垣の言葉の意味がわからず、御堂筋に気圧されて散っていったのでした。初めて聞いた「良心」という言葉にきょとんとするメンバー。しかし見たこともない山口の迫力に水田は思わず口を開いたまま固まる。

「テニスやバスケットは試合をやればどちらかが勝つ。でもロードレースは200人出ても1人しか勝たない勝率1%未満の勝負や!けどヤツは勝つと約束し2日目勝ってみせた!ほとんど自分1人の力で!3日目力尽きてチームは負けたかもしれん、やけど!」

「一言でもヤツから言い訳を聞いたことがあるか?」

山口の凄味に思わず御堂筋のことを思い出す水田たち。その様子を冷静に見つめている、ちょっと曰く付きの1年生・岸上小鞠。元々御堂筋にしか興味がなかった小鞠ですが、インハイの山口を見て「美しい山桜」と形容しました。そんな山口は「あいつはいつも1人で闘っとるんや。3日目チームのオーダー任されて完遂してやっとわかったわ」「ヤツがレースのためにどれだけ準備して努力してきたのかを!!」と御堂筋を認めている発言。

見た目は冴えない山口が御堂筋を理解し認め、石垣が託した理由を噛みしめていた。だからこそ、今の自分たちが不甲斐なかったのです。

青天の霹靂!?

御堂筋はレースに勝つため1人で努力と準備を繰り返し、負けても言い訳をしなかった。それに気づいた時にはもう御堂筋は1人になってた、遅すぎたんや。

負けたのは俺たちのせいや。いつも文句や不満ばっかで一度もヤツに寄り添い助けようとしなかった俺たちのせい。山口も不器用なりに責務を全うできなかったことに負い目を感じていたのでした。
「けどな、そんなギリがあるからキャプテン決めるの待て言うんか?意見聞け言うんか?」もう長いこと待っとる!!と水田は再び吠えた。月例ミーティングでもキャプテン決まってないの自転車部だけだって嫌味言われてレース会場でも往生してて待てんわ!!もはや意地になって船津やれ!とまくし立てる水田。でもヒジが、と船津が混乱しているとじゃあ木利屋!と思ってもみない指名。結構ノリノリな木利屋に船津が不満を出すと何だかゴチャゴチャしてきた所に、

「ジャリッ」と一石を投じるように誰かが部室前にやってきた。ユラッと特徴的な佇まいに全員が口を開けて驚いた。
「ドゥしたのォキミたちィ・・・大声出してモメてぇ外まで聞こえとるよォ・・・」何と御堂筋が立っていた!!インハイの時に坊主にした髪が伸びてきてウニみたいになっていますが・・・山口は御堂筋がまだ諦めていなかったと部室に来てくれたことを喜んですらいるような表情。すると御堂筋の前に小鞠が進み出た。

「何か、次のキャプテン誰にするかで醜い押し問答してましたよ」淡々と話す小鞠にキモ、そんなもん誰でもええやろと淡々と返す御堂筋。しかし続けて「時に小鞠くぅん、ボクが留守にしてる間何もなかったァ」と尋ね小鞠は「えぇ特には」と返答。小鞠は御堂筋が部室に来ることを知っていた!?水田が尋ねても何も言わなかった小鞠に不満を垂れる水田。その横で山口は御堂筋の体がさらに絞られているのを見て「修行してたんか」と確信。山口も御堂筋を魅力的に見始めているみたい・・・?

まだキャプテンは俺が俺が、と言い合う船津と木利屋を見て御堂筋が笑った。
「キャプテンでそんなモメとるんなら、ボクゥがやろか?

え・・・えっ!!??本当に!!??💦
「そいでええわ。次の京都伏見自転車競技部のキャプテンはボクゥ、御堂筋翔くんや!!!」

まさかまさかの御堂筋自らキャプテン宣言!!メンバーの反応は・・・?

弱虫ペダル634話感想・まとめ

京都伏見の話キター!と内心喜んでいるファンも多いのではないでしょうかwあまりにも印象的な風貌の御堂筋翔の見た目は怖くても、母親との悲しい別れや不器用ながら先輩・石垣光太郎との信頼関係など深いキャラクターなので根強いファンも多いのです。同時に石垣や山口など京都伏見のメンバーにもコアなファンがついているのも確かですw

誰とも慣れ合うことなく1人で勝利をもぎ取ろうと執着している御堂筋がインハイで2年連続途中リタイアという結果でもう学校に留まる必要はないのでは?総北の巻島先輩みたいに海外レースに出るというのもアリでは?という見解もありましたが、御堂筋は今年も日本の夏に懸けているようですね。それは母との約束、「大切なもの」のためなのか、それとも少なからず石垣や山口の言ったことが響いているのか・・・それはわからないけど、キャプテンになってインハイに出るのを決めたからには御堂筋の成長も見たいものです。途中リタイアではなくゴールしてくれるかも・・・?

でも実際、年度が変わって総北と箱学でメインキャラである小野田と真波がキャプテンに決まった所で「京都伏見のキャプテンが決まる」さらにそこで山口の存在が出てきたのは強いと思います。今まではせっかくメンバーがいても御堂筋が強すぎるが故に頼ることもできず孤立した御堂筋に、その場でキャプテンだった石垣も何もできずに卒業してしまった。それを2年インハイ時に山口に託すも当時の山口には荷が重かった。でも山口が在籍しているうちに御堂筋の「本質」「魅力」を伝えた。そしてそれを聞いていただろうし小鞠という存在もあるのでいくらでも御堂筋は、石垣と山口が言いたいことを仕入れることができるでしょう。これをどう使うかは御堂筋次第ですが・・・レースに生きるといいなと思うわけで。

それにしても、水田と船津&木利屋の噛ませ犬っぷりは何とかならないものかwwwよく水田今までキャプテンやれてましたよね・・・←
次の京都伏見のインハイメンバーは誰でしょう?個人的に山口がもう一度出て欲しいと思ってしまいました(笑)
御堂筋キャプテンどうなる!?次回も楽しみです!

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今回は、「弱虫ペダル」の634話ネタバレを紹介しました!

が…

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