アクタージュ(10巻)ネタバレ・感想☆『羅刹女』上映開始!

アクタージュ

あなたはその演技力と画力に魅せられるでしょう…

週刊少年ジャンプで連載中の「アクタージュ」!

今回は「次にくる漫画大賞」でも賞を獲得した漫画「アクタージュ」。

今回は10巻のネタバレと、「アクタージュ」を無料で読む方法を紹介します!

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アクタージュ これまでのあらすじ


女優を目指す女子高生・夜凪景。
彼女は『メソッド演技』という役を演じる際、自らの過去を呼び起こし追体験する演技法を無意識のうちに身に着けていて、天才的な芝居を見せつけます。
しかしこの方法は一歩でも間違えると「自分自身を見失い、最後には心を壊す」という代償を持った恐ろしい演技なのです!
しかしその才能に魅せられた映画監督・黒山がそんな景を役者の道にスカウトすることから作品は始まっていきます。
 今回夜凪景が挑むのは一つの演目を日程に分けて演じる人物を変える「ダブルキャスト方式」で講演される『羅刹女』主役に抜擢された景は、自分の憧れであり友人でもある千世子と同じ役で芝居の中で戦うこととになります…

アクタージュ10巻ネタバレ

scene80 残り14日

 

 阿良也が演じる孫悟空は、羅刹女から芭蕉扇を奪い取るため、夫である牛魔王に化ける。
 つまりこの舞台一人二役を演じる難しい役なのです。そんな難しい役を演じる阿良也は千世子と二人っきりで練習に励んでいるところから10巻は始まります。
 彼は以前、景と共演したとき「自分を見失いそうになる」経験をしましたが、今は、心の中で彼の師が友人が支えてくれます。
 「あの人だったらこう言ってくる、何より心の中の皆の声が自分を自分だと忘れさせないでくれる」と語り、阿良也流の処世術を見出していて、それを千世子に伝えます。
 しかし千世子は別の問題を心配していますが、「大賀美陸なら問題ない」「舞台には舞台のやり方がある、舞台なら俺の独壇場だ」と豪語します。
 そのころ噂の大賀美陸は、演出家の山野上花子と一緒にこちらも二人っきりでバーで酒を飲んでいます。
 酒も進む中、演出家として山野上は、「弱さを演じてくれ」と指示します。
 しかし「観客は大賀美陸の弱い姿なんて望んでいない」としその指示を一蹴し、「次の稽古でそれを証明する」と豪語します。
 町では千世子と景が出演する「デスアイランド」の広告を見る共演者の若月と烏山、若月は「自分は才能ではなくて、話題の為に呼ばれたのか」と落ち込む中、烏山は「俺たちは運がいい、幸運こそ役者に一番必要な能力だ。あとは実力を見せてやればいい」と語ります。
 そんな言葉に励まされ、舞台の本番公演開始まであと14日に迫っていきます…

scene81  サイド甲

本番まで七日間を切り、景は「父親の記憶を使う」と決めてから芝居を一変させ、共演者からは「まるで修羅のようだ」と評されます。
 彼女は自身の役である「羅刹女」という女性を象徴する感情である「怒り」を日々研ぎ澄ませていました。
 その中で、自分を役所の道に進ませてくれた黒山の事務所に久々に顔を出しに行きます。
 黒山は自分と違うキャスト陣での演出をしているため、別チームで仕事をすることとなり距離をあけていましたが「敵には慣れていたほうがいい」と言って昔のように振舞います。
 山野上花子は、景以外の出演者を集め話があるといいます。
 父親という夜凪景にとって、忌々しい記憶を使うことに決めた彼女にとって、今までの「羅刹女」を超える仕掛けを用意したと皆に告げ、それを実行したときに彼女の精神状態はどうなるか見当もつかないので、共演者の皆さんが支えてほしい、それこそが舞台の成功の鍵にになると語ります。

scene 82 告白

ついに講演初日を迎えた舞台「羅刹女」先に夜凪景が主演のサイド甲が演じることとなった。
 夜凪景は時の人という人気も相まって、客席は満員御礼という状態。
 しかし客席には所詮素人といい、景を軽視する声も少なくなかった。
 一方控室では千世子が主演を務めるサイド乙の面々も集まっており、景の演技に注目していた。
 全員の衣装合わせが終わり、一堂に会した出演者の面々を見て、原作者であり演出家である山野上花子は思わず涙を見せます。
 しかし「自分の仕事はこれからだ」といい再度景に「負けたくない」という気持ちを確認する。
 そして花子は景にある告白をしました。
 
 「私はあなたのお父さんとお付き合いをしていました
 
 突然の不倫の告白に戸惑う景、周囲も固まる中でさらに追い打ちをかけます。
 
 「あなたのお母さんのお葬式の夜も、私は彼といました
 感情を抑えきれず、思わず頬を叩いた景に花子は「その感情は舞台の上で見せてください」と冷静に告げる花子、羅刹女の感情をさらに高める仕掛けを発動させたのです。

scene 83 大切なのは

演出家の花子から告げられた忌々しい父親との関係、トラウマを刺激され、声を荒げる景。
 共演者たちも、用意していた仕掛けがこれだと気づくも、こんな精神状態では芝居が出来るのかと戸惑っている。
 しかし花子に「景さん心中お察しします。
 でも勝ちたいんでしょう?
」と焚きつけられ、言葉をしまい舞台に向かいます。
 共演者は高校生にしていい仕打ちではない!と花子を非難するが、大賀美は「それでも役者だ」という言葉で場を納めます。大賀美自身はそんな手を使っても限界を超えさせようとする姿勢を見て「人としてはどうしようもうがないが、俺の演出家としてはそれくらい傲慢な方がいい」という。
 花子の言葉が事実かだけはいまはどうでもいい。
 今大切なことは一つだけ。
 この「怒り」を羅刹女に使うこと。
 飲まれずに利用することを決意します。
 そのすさまじい怒りを纏った景を見たスタッフも思わず言葉を飲んでしまう。
 一方客席では、開幕時間が過ぎても一向に幕が上がらず、何かトラブルでもあったのかと異変を感じる客席と控室にいる千世子達。その時、観客が舞台とは真逆の後ろを一斉に向き始める。観客席の後ろから羅刹女が登場してきたのだ。
 羅刹女が纏う、そのすさまじい怒りを感じた観客は無意識に役者から目を逸らしてしまう。
 「あぁ腹が立つ、腹が立つ」まるで神に命を握られるような感覚の中、舞台の幕が上がる……

scene 84 ヒーロー

ああ腹が立つ。あの人は毎年毎年妾のところへ。ああこの怒りどうしてくれよう」圧巻の演技を見せる景。
 時に泣き出しそうな子へ視線を向け客席にまで干渉する傍若無人ぶりを見せ、恐怖で会場全体を支配していた。
 何とかギリギリのところで精神状態を保っていて、この調子ならば演じきれるかもしれない…… そんなさな稽古の時とは背景の絵が変更され、花子自身が描いた絵に置き換わっていた。

わざと火に油を注ぎ、演出家の花子は景をどんどん追い詰めていきます。
 なんとか舞台を続行させたが、以前危うい状態は続いている。
 そんな中、大賀美陸が演じる孫悟空が颯爽と登場した。
 観客は「あの大賀美陸が来てくれた!もう安心だ!」とスターの登場に胸を撫で下ろします。
 そして、この物語は私たちのヒーローが世にも恐ろしい女を倒してくれる物語なんだと

scane85 開戦

舞台の幕が上がり、孫悟空と羅刹女の芭蕉扇を巡った殺陣が始まります。
会場全体をその圧倒的な怒りの感情で支配している夜凪景扮する羅刹女は、以前の稽古の時とは比べ物にならない程の威圧感を放ち、自分自身をも食われる側だと自覚させられた大賀美。
これまで必要としてこなかった大見得を切ったりと、細かなテクニックを使い全力で打ち合いを演じます。
そして、大賀美自身はこの殺陣の本質は羅刹女(景)と孫悟空(大賀美)の観客の奪い合いであること、そして孫悟空が雰囲気に飲まれてしまったら、舞台はこのまま終幕のまま、羅刹女の振りまく恐怖に支配されたまま終わってしまうことを自覚していました。
そして彼は「観客を味方につける」芝居をし、更に打ち合いを深めていきます…

scana86 必死

羅刹女が刀を振るえば観客が慄き、孫悟空が如意棒を振るえば観客は安堵する。
そんな正負を繰り返す目まぐるしい芝居を繰り広げる中で、必死に感情を制御し演じてる景を見て共演者達もそれぞれの役である、三蔵法師、猪八戒、沙悟浄を演じ、景の全力に応えると決めます。
 大賀美は、羅刹女の怒りを通して、自分の過去を思い出します。
 例えば自分が所属事務所を抜けたとき、ふざけた常識を突き付けられたとき殴る以外の選択肢を持っていたならば…
 例えば自分が、もう一度やりなおせるって時に拒絶以外の違う答えを持っていたら…
 例えば自分が「もう少し頑張りませんか?」という言葉にもう少しだけ耳を傾けていたら…
 例えば自分が何もかも狭すぎると決めつけて、もう少しだけ日本という舞台から諦めずにあがいてたなら…
 もっと早くこの国でこういう日に出会えてたのか?
 そんな思いを反芻しながら、一通りの殺陣を終えた大賀美。
 しかし、素晴らしい演技をした反面、これが限界だと阿良也と黒山は言い放つ。
 それは、彼自身が「演じ分け」をしない役者であることが原因であると、まもなく観客は大賀美の存在に慣れ始めてしまうということを予言される。そして一抹の不安を抱えたまま、孫悟空は目的の芭蕉扇を手に入れ、舞台は一時幕を下ろすこととなる。

scene87 消費期限

ああ、なんという屈辱。許せぬ、許せぬ、あの芭蕉扇は偽物…… つまり再び奴は舞い戻ってくる… その時こそ…
 一時孫悟空が不在となり、再び羅刹女の独壇場となり、再び彼女が恐怖で支配します
舞台袖に引っ込み衣装替えを行い、花子と最後の演技方針のすり合わせを行います。
演出家として、この後「羅刹女の夫である牛魔王に扮した孫悟空」を演じるためには、「弱さ」が必要だと訴えますが、これを「プライド」で拒否する大賀美は、また舞台に戻っていきます。
ああ美しい我が妻羅刹女よ!どうしたのだこの荒れようは!
 予想通り、ろくな演じ分けもせずに上から誑かすような演技を引っ提げて、再び舞台に現れた大賀美。会場の流れは、先ほどの登場と打って変わって、さほど盛り上がりません。それもそのはず舞台を見に来た観客にはわかりやすい芝居とも言えるが、派手な活劇を終えて、勢いが失速する場面に、演じ分けが希薄な大賀美という存在に慣れ始めてきていたのが原因でした。
 つまり元々大賀美が演じる牛魔王にとって観客を奪いあう状況において不利な局面だったのです。
 この局面を打開するには、大賀美が自分自身のプライドを捨てるしかないと、変化を受け入れなければ、舞台が崩壊すると…

scene88 俺の定義

先ほどまでの殺陣からは完全に失速した舞台
 「羅刹女よ!一人にしてすまなかった!私がいない間にあの猿め!
 この状況で大賀美が選択したのは、台本にはないお姫様だっこだった。
 元々この状況では媚びるように羅刹女の情に訴えて、芭蕉扇を騙し取る、つまり目立つことを優先するような芝居は裏目に出てしまっていた…
 「私はもう二度とお前を離さぬ
 そういいながらこれまた、台本になかったキスを羅刹女に迫ります。
 ここまで役者として、大賀美陸として総合的に作ったヒーロー性を失ってしまっていた、この舞台は夜凪景が暴走させた感情の受け皿として成り立っていたのにそれすら壊れていくのが目に映ります。
 「私はずっとあなたを待っていました。なのにあなたはどこにいましたか。その時誰といましたか
 激情に駆られる羅刹女はまくし立てるように言葉を紡いでいきます。
 「何を言う。私の一番はお前だ愛する妻よ。
 そして何も変わらず飄々と上から演じ続ける大賀美陸、いや孫悟空はもはや観客の目からは悪役に映り、演出・山野上花子の舞台は崩壊した……ように見えた。
 「ところで芭蕉扇は無事か……いや久しぶりに拝みたくなったのだ……
 ヘラヘラと笑いながら芭蕉扇を持ってこさせる牛魔王。
 芭蕉扇を手渡す羅刹女の目には涙が零れていた…… その感情は観客にも伝播する…
 このまま行けば羅刹女が… かわいそう…
 先ほどまで恐怖の対象でしかなかった羅刹女は徐々に観客と心を通わせていく…
 芭蕉扇を受け取ったとたん牛魔王から変身を解き孫悟空となった大賀美。
 そこにはもう殺陣の頃のヒーロー性は無く、悪役としての孫悟空が存在していました…
 そう、大賀美は「観客に嫌われにいった」のです。
 自分を曲げ、イメージを自ら壊して羅刹女を引き立てにいきました。

そしてもう、羅刹女は恐怖の対象ではなく観客の味方…

ここからは、主人公交代の時間です

アクタージュ10巻Twitterでの評価

アクタージュ10巻まとめ

 結論から今回も言うとメチャメチャ面白かったですo(*゚∀゚*)o
夜凪景演じる、羅刹女の感情が美しい画力と説得力のある演技描写によって、自分も物語の中の観客として劇を見ているかのような印象を感じました!o(゚∇゚*o)(o*゚∇゚)o~
 漫画として非常に続きが気になるところで終わってしまったので11巻が非常に楽しみですね(っ°∇°)⊃

アクタージュを無料で読む方法!

今回は、「アクタージュ」10巻のネタバレを紹介しました!

が…

やっぱり、絵と一緒に読んだ方が絶対面白いですよね!

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